こんばんわ!
中澤やすゆきです!
年末年始は、
本当によく食べました。
朝起きて、朝食にお雑煮とおせちを食べ、その後はこたつに入ってみかん🍊を食べる。
お昼に親戚の家に挨拶に行きますとご馳走を出してもらえます。
「まだお腹空いてないからいいよ」
なんて言いますと、
「そんな事言って〜、うちのだって美味しいから、ちょっとだけ食べてよ😊」と、モチが3枚入ったお雑煮を嫁と各1杯ずつ。横を見れば、子供はお菓子を食べまくっています。
夜に嫁の実家に挨拶に行きますと、
またまた嫁のお母さんが腕によりをかけたごちそうが並んでおります。
「今さっき、モチ3枚食べたんで、まだ食べられないです」
なんて言いますと、
「何〜?また、ダイエット😊
いいな〜、わたしも痩せたい。
どうにやったら……..」となりますので、美味しくいただきます。
「俺たち、食べ過ぎでしょ?」と嫁に言いますと、
「何言ってるん笑。
国民の9割がこういうお正月を過ごしているんだよ。
これが日本のお正月だよ」と、
まるで国民を代表するようなコメントが返ってきました。
年末年始の暴飲暴食は特別かと思いますが、生活によって体型が変化することは当然の事だと思います。
体質もあるとは思いますが、食べ方や生活環境や季節によって、人間の体は変化します。その体型を維持することが結構大変で、僕も食べ過ぎに注意しています。
木でも同じことが言えます。
木も生き物ですので、
丸太の状態でも
製材された角材でも、
薄い板材でも、
時間が経てば変化します。
曲がったり、反ったり、
膨らんだり、縮んだりと
湿度や環境、季節によって様々な変化をします。
木が生きている証ですし、これが自然素材である木の醍醐味だと思います。
変化するから見ていて飽きない、
香りがするから落ち着きますし、
手の平や足の裏で凹凸を感じるから
心地良いのだと思います。
中澤建設の家づくりは、
木の変化を五感で楽しんでいただくことをオススメしますが、極端に反ってしまうなど生活に支障が出ることは防ぐ必要があります。
ダイニングテーブルは、幅の広さを必要としますので、1枚板でご用意することは難しいです。
そこで、2〜3枚の板を合わせて1枚の板をつくります。
この時に、板が反り過ぎないように細工をしています。
これを「吸い付き桟」と言います。
昔から伝えられてきた技法です。
板の反りを抑える為に、加工した桟を差し込みます。
板に桟を差し込む為の加工をします。
差し込む前の板と桟です。
差し込みながら、少しずつ固くなるように微調整をします。
釘やネジを使わずにピッタリ差し込みます。
反対側から、もう一枚の板を差し込みます。
ビスや金物を使うことも良いのですが、木が反る力には勝てない事があります。
そんな時に吸い付き桟が力を発揮します。“木には木を“ですね。
この先の未来に技術が進化して、強い接着剤や便利な金物が出てくるかもしれません。
ですが、吸い付き桟のような先人達が考え、残してくれた技術を未来に繋げていく事、技術の継承を僕は大切にしたいと思います。
完成間近のテーブルは、
僕の住む倉渕から、山をひとつ越えた伊香保の地にお嫁にいきます。
それまで、故郷くらぶちの風を感じてもらいたいと思います😊