一言

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

普段の生活をしていて『ホッ』とする瞬間てありますよね。先日も家族で出掛けていて、

「あれ?俺携帯どこ置いたっけ?」となりました。

「やっちゃん、やっちゃったね〜!

パパ、やっちゃったね〜」と家族からなぐさめてもらいますが、当の本人は冷静ではいられません。

「あそこまでは使っていて、あの時はどうだったかな〜?💦」と回想して、とりあえずここまで来た道のりを忠実に逆戻りします。

この時は、立ち寄ったスポーツ店のキャンプコーナーのテントの中で、

「家もさぁ、こういうテント買って、キャンプとかしたいよね〜。みんなで一緒にママに買ってもらおうよ〜」と子供とワイワイゴロゴロしている時にポケットから落ちたようで、ゴロゴロした場所にポツンと置いてありした。

この携帯電話を発見した瞬間の

「よかった〜」という安堵感といったらありません。

そのほかにも、仕事や旅行で倉渕を離れた時の帰り道に、ある場所のある風景を見た瞬間にたまらなく心が落ち着くことがあります。

これも家に帰ってきた安堵感と同じで

この場所が自分にとって心落ち着く場所だからこその感情なのだと思います。

先週から伊勢崎市の新築工事が着工になりました。現場では基礎工事をしてくださいますさくらい建築工房さんの『根切り』という作業が進行しています。

それを見学していた妻が

「これは、どんな作業なんですか?」と質問をしていました。さくらいさんも

「ここを掘って、砕石を敷いて、均しコンクリートして、、、、ここは、家と地面を繋げる場所ですよ😊」と、きちんと説明をすると難しくなってしまうと思い、わかりやすく教えてくださいます。

作業中にふと使っている道具が目に入りました。よく見ると1つではなく同じものを何個も使っています。

これは売っているものではなく、ご自分でつくったものだということは一目でわかりますし、端材を利用していることもすぐにわかります。

便利な道具がたくさん普及している今、お金を出せば、万人受けするものはたくさんあると思います。でも、ぼくはこういう自分に合った使いやすいものを手づくりして、大切に使っている人がたまらなく好きですし、売っているものよりも、はるかにかっこいいと感じます。

この場所に10人の人がいて、何人の人がこの道具に気付くのか、そして気付いた中で何人の人が「いいね〜」と感じるのかを考えると本当に小さなことだと思いますが、僕にとっては大きな価値観の共有でした。

用達しがあり少し現場を離れる為、

「現場出るんですけど、また戻ります」と

伝えたところ、

「行ってらっしゃい」とさくらいさんからの一言でした。

「はい」とか「わかりました」と反応してもらえればそれで十分です。

でも、「行ってらっしゃい」たった一言のその言葉は、なんだかすごく『ホッ』とする瞬間でした。

改修工事などでお客様のお宅にお邪魔している時に、

「材料を取りに行ってきます。」と僕からお客様にお伝えする時や、その反対にお客様から

「中澤さん、ちょっと買い物行きたいんですけど、お留守番をお願いできますか?」ということはよくあります。

そんな時に

「行ってきます」「行ってらっしゃい」

「ただいま帰りました」「おかえりなさい」

こんなやりとりをさせていただくことがあります。これは、お客様と決めた訳ではなく、自然と出てくる安心できる言葉のやりとりだと思うんです。

現場でもこんなやりとりが行われるなんて、それを家づくりの基礎工事を施工されている方に言ってもらえるなんて想像もしていませんでした。

とても小さな出来事のたった一言でしたが、

心が躍るような嬉しい時間でした。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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