こんばんわ!
中澤やすゆきです!
僕は高校時代にサッカー部に所属していました。この切口ですと、さぞかし上手そうに聞こえてしまいますが技術はありません。
ただサッカーをすることや見ることは本当に好きでした。中学校にサッカー部はありませんでしたので、部活としては高校からがスタートです。
小学生の時にテレビで見たワールドカップのブラジル対イタリア戦が僕の中で印象的で、面白くて、かっこよくて、サッカーへの憧れから入部しました。
憧れのサッカー部、2つ上の3年生はもはや神にしか見えず、1つ上の2年生もかっこよくて先輩達は本当に輝いて見えました。
よく覚えていますのは、夏季練習時の休憩時間、先輩達は基本的に上半身裸になるのですが、それがものすごく絵になるんです。皆さん軒並み、
鍛え上げられた良い身体つきで
#サッカー上手い
#上半身裸
#割れた腹筋
世の中にこれ以上はないくらいの条件が揃っていました。同じサッカー部というだけで、
#サッカーも上手くない
#筋トレなんて体育でしかやった事ない
#目立つ腹筋無し
な僕は上半身裸なんて恥ずかしくて真似できませんでしたので、こんな大胆なことをチャレンジすることはありませんでした。
先月から資料づくりを始めた
“自立循環型住宅研究会関東ゼミ事例大発表会”が先日行われました。
こちらの事例発表は、中澤建設でつくらせていただいたお客様の家の温度、湿度、二酸化炭素濃度などのデータを採らせていただき、そのデータをまとめたものを同業者さんや建材流通業さん建材メーカーさんに発表するという内容です。


資料づくりをはじめた時に感じたことは、
「これは自分の裸を見られていることと同じくらい恥ずかしい」という気持ちです。
お客様の大切な家づくりは、中澤建設が持てる力を最大限発揮して自信をもって取り組んでいます。とは言え同業界の自分よりもレベルの高い方々に発表するとなると緊張もしますし、発表の仕方もカッコつけたりして、背伸びをして自分のつくった家を良く見せたくなってしまいます。
でも、こんな僕にこの機会を用意して下さった中澤建設の軍師である吉田さんは、
「よく見せなくていいんですよ。取得したデータに問題があったとしたら、それを解決する為の方法を参加されている皆さんに教えてもらえばいいんですよ。家は建てて終わりではなくて、住みながら改善できるんですよ」とおっしゃってくれました。
この一言で、
「そうかそうか、背伸びしても意味が無いんだ。自分らしい発表をして、リアルな現状に対して色んなアドバイスをもらえばいいんだ」と肩の力を抜くことができ、資料づくりに対する意識は変わりました。
とても緊張しましたが、発表は無事に終わりグループディスカッションがはじまりました。この勉強会に参加されている皆さんは家づくりの勉強をしっかりとされていて、経験も豊富な方々です。


「階間(1階の天井と2階床の間)の温度と湿度は計測してみた方がいいですね。」
「ペレットストーブだけに暖房を頼らずに、エアコンを使ってみるのもありですね。」
「1階の天井と2階の床に貫通する穴を設けて、空気を循環出来ないですかね?」


と意見は書ききれない程いただきました。
改めて確認させていただきます。
この意見は、中澤建設の社員でもなければ、協力業者さんからもらったものでもありません。この勉強会で一緒に学んでいるお仲間の皆さんからいただいた貴重なご意見なんです。
お一人お一人が真っ直ぐな眼差しで、身を乗り出して、中澤建設の家づくりを考えてくださいます。
「家づくりは建てて終わりじゃない」
この意味が皆さんの言葉から伝わってくるんです。意見のメモをとりながら今起こっている出来事に胸が熱くなりました。
この勉強会、家づくりは、
“何の為に誰の為”にやっているのでしょうか。
今この場所にいる皆さんの家づくりをより良いものにしたい、その為に建材流通業さんや建材メーカーさんにも協力してもらうということは間違いありません。
でも大切なのはその先の話です。
僕達の仕事は目の前の事だけじゃなく、
“お客様、自分と家族、そして世の中の未来を考え幸せと笑顔を守る為”
にやっていると僕は思うんです。
事例発表はお客様のご協力なくして実現できないことでした。でも、もうしばらくお付き合いをお願いしたいと思います。
いただいたアドバイスをしっかりと実行してその効果をきちんと記録します。
そして1年後にお客様が喜んでくれていることを皆さんに必ずご報告したいと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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