こんばんわ!
中澤やすゆきです!
中澤家では謎解きバライティーのテレビ番組が人気です。わかりやすく面白い内容になっていて、尚且つ視聴者が謎解きを出来るようになっていますので、考えながら楽しみながらワイワイと家族みんなで見ています。謎解きは、「あっ、そういうことなんだ〜」とわかった時にスッキリするから面白いのだと思います。こんな謎解きですが、僕の私生活にも未だに解くことが出来ないものがあります。
先日のことですが、家に帰るとドラマを見ている妻が感動して泣いていました。一応確認と思いまして、
「このドラマ見てたの?」と聞きますと、
「今最終回を初めてみてるところ」と妻が言います。僕には不可解過ぎて理解出来ないのですが、妻はドラマを最終回だけ見て楽しめるタイプなんです。
僕からしてみたら、いや、一般的に考えても1話から見始めて、山あり谷ありのストーリーがあって感動のフィナーレがドラマの醍醐味だと思います。最終回だけ見ても訳がわかりませんし、ましてや涙を流すなんて僕には考えられません。
「よく泣けるな〜」といつも関心しますが、25年間一緒にいる僕の見解としましては、おそらく妻の中で、登場人物に感情移入する事で、ドラマを楽しんでいるのだと思います。ドラマの作り手サイドからすれば迷惑な話だと思いますが、良く言えばこれは妻の特殊能力かもしれません。
伊勢崎市の現場では、大工工事が大詰めになってきました。こちらの建物には、お風呂場が2つあります。ひとつはユニットバスなのですが、もう一つは中澤建設のオリジナルです。
僕にとっては初めての挑戦でもありましたし、実際につくってみますと図面では見えなかった細かな納まりや、お風呂場というところから防水に関することなど様々な難問にぶつかります。自分で考えていても前に進めませんし、頭を抱えてしまいますが、そんな時に助けてくださるのが、協力業者の皆さんの存在です。
知識と技術はもちろんのこと、お風呂場では、滑らない床が必ずしもお客様の安全に繋がる訳ではないことなど、僕の知識を覆すようなことまで教えていただけます。
これも、“お客様の立場になる“という気持ちだからこその素晴らしい発想だと感じます。
先日は、お風呂場への出入り口になるアルミ製品の引戸を窓建材でお世話になっているトヨタトーヨー住器の星野さんが取り付けにきてくださいました。
お打ち合わせは、北岡さんとさせていただいたのですが、この納まりも中々難しく、実際に引戸が現場にある状態で納まりを決めた方が良いと言っていただけましたので、現場加工で納めることになりました。
この作業は専門家にしかわからない応用編で、納まりの為に防水には差し支えない箇所を切断する作業です。はじめから全てをカットすれば簡単に終わる作業なのですが、現場で作業する僕達大工のことを考えて星野さんは、あえて手間のかかる方法で少しずつ加工してくれます。カットしては入れてみるの何度も繰り返し作業していますと、
「結果的に全部カットしても同じでしたね
時間をかけてしまいすみません」とお話をしてくださいました。
「こちらこそ、最初から全部カットをきちんとお願いすればよかったんですよ」と僕がいいますと、
「いやいや、僕が初めからきちんと確認すればよかったんですよ」とおっしゃってくれました。
この時間もこの会話も、聞く人が聞けば
“無駄“や“何やってるの“と感じてしまうかもしれません。しかしそうではありません。お客様の為、次に作業する人の為の行動に無駄なことなんてありません。気持ちで動いている現場にはこういうやりとりがとても大事なことなんです。
星野さんは、現場に来て挨拶をしてくれた時も作業している時も見ているこちらが嬉しくなってしまうくらい清々しく仕事をされています。まだお会いしたのも数回目ですし少しお話したくらいですが、星野さんが素敵な人で、働いている会社様が素晴らしいところだということはよくわかります。
周りの人をそんな気持ちにさせてしまうところは星野さんの特殊能力なのだと思います。
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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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