こんばんわ!
中澤やすゆきです!
妻とまだ結婚する前ですが高校を卒業した僕達は初めて遠出デートをしました。詳しい日にちまでは覚えておりませんが、各々の新生活が始まり車の運転にも慣れてきた春先のちょうどこの時期だったと思います。
行き先の定番は夢の国だと思いますが、首都高速は初心者の田舎者には危険だという情報が僕の耳にも入っていましたので、そこにビビったこともあり、2人で決めた行き先は栃木県日光市です。
初めて目にする日光東照宮は、とても素晴らしく語り尽くせないくらいの感想があったのですが、その後に行った日光江戸村での出来事によって旅の思い出は全て江戸村になりました。
そもそも江戸村に行きたかったのは忍者への憧れが人一倍強った僕です。僕がその時代に生きていたならば、就職先に選んだのは間違いなく忍者です。そんな思いで江戸村を歩いていますと、お化け屋敷的な場所がありました。”彼女とデートでお化け屋敷”と言ったら男にとって最高のシチュエーションです。ホラー系が大嫌いな妻が、
「やっちゃん1人で入ればいいじゃん」と隣りで言っていますが、僕だって彼女を置いて1人でお化け屋敷に入るほど、変わり者ではありませんし、怖いですし、何も楽しくありません。しかしそこは、どうにか妻を説得して、中に入ることにしました。
建物の入り口には雰囲気のある老婆さんがいて最高の演出をしています。そんな老婆さんに妻が、
妻「中は怖いですか?」
老婆「地獄の世界です。」
妻「人ですか?カラクリですか?」
老婆「地獄の世界です。」
と掛け合いをしてから、
「やっちゃん、やっぱり1人で入りなよ。絶対に人のタイプだよ」と言っています。
この妻が気にしている人かカラクリが何かと言うと、お化けに扮した人に追いかけられることだけは絶対に耐えられないことから、人が脅かさないカラクリならば中に入るということの確認なんです。しかし、老婆さんも仕事です。子供ならまだしもこんなことを大人に教えるようなことはしません。
しかも、妻と老婆さんのやりとりの最中も、何人もの小学生がお化け屋敷に笑顔で出入りしています。しかし、妻の質問は続きます。
妻「お願いします。人かカラクリかだけ教えてください。」
老婆「地獄の世界です。」
妻「もし人だったら、追いかけてきますか?私カラクリがいいです。」
老婆「カラクリです。」
あまりに怖がっている妻に老婆さんは気をつかって小さな声で答えてくれました。カラクリだと言ってもらえたことに妻も安心し、いよいよ中に入るのですが問題はここからです。普通でしたら若いカップルがお化け屋敷の中を歩く時には、
こんな感じになると思いますが、僕達は少し違いました。中に入って早々に妻から
「何があるかわからないから、やっちゃんはあたしの背後を守って。あたしが前を歩くけどマジで押さないでね。」とかなり細かな指示です。言葉で伝えきれませんので、
こんな感じで僕が妻の背中を守りながら歩く縦列タイプです。お化け屋敷の中でこんな歩き方をする10代のカップルがいるでしょうか?それに加えて「わぁ〜、ぎゃ〜」と叫びまくっていますので内容も何がなんだかよくわかりませんでしたし、思い描くお化け屋敷デートとはかけ離れてしまいましたが、妻の背中をしっかりと守ることができました。
店舗の新築工事の仕上げや現場調査などが重なりましたので、伊勢崎の大工工事は原田さんと松島君にお願いして、ここのところ監督業務に徹しております。僕は大工という立場でもありますが、現場管理する監督業務も大切な仕事です。現場に入ってくれる様々な協力業者さんと打ち合わせをしながら、残しておいた工事をしたり、仕上げ段階で気になった箇所の工事を行います。
ここで僕に出来る事はあくまで大工工事です。その他の作業は協力業者さんの様子を後ろから見ることしかできません。この日も現場には、地元倉渕の設備屋さんである中澤設備さんが通水と排水のテストに来てくれました。
様子を見ていますと、シンクに貯まった水をじ〜っと見ていたり、床スレスレまで頭を下げて排水の接続箇所をじ〜っと見ています。息を飲むような時間が流れた後にうなずきながら小さな声で「よしっ」と一言。
水の出方や排水の状況を見ながら、水漏れが無いかの確認をしているのだと思います。中澤設備さんは人一倍丁寧で間違いのない仕事をしてくれます。それでも自分達が行った仕事に不備がないかの確認は決して怠らず、入念に行います。そんな仕事への向き合い方こそ、今までに様々な経験をされてきたプロであるからこそ出来ることだと思います。
僕はその姿を後ろから見ることしかできませんが、そんな後ろ姿だからこそ安心して仕事をおまかせすることができることを感じました。
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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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