こんばんわ!
中澤やすゆきです!
先日、妻と三男が庭で何かを探していました。このような様子を見ると思い出すのは、バージンロードというドラマでコンタクトレンズを落とした和久井映見さんと反町隆史さんが演じる主役の2人が出会うシーンです。トレンディドラマ好きの僕としてはテレビを見ながら1人盛り上がり、翌日に友人とドラマの再現をして更に盛り上がっていました。
妻と三男はコンタクトレンズではなく、どうやらサクラの木から落ちた種を探しているようです。中々見つからない様でしばらく真剣に探していると、
「ママあったよー」
「本当だね!こっちもあったよ」
発見できたようです。突然2人して種を見つけて何をするのか聞いてみると、
「中澤建設の作業場に木があったらいいと思うんだよ。だから、この種を蒔けば木が生えるでしょ。」と三男からの提案がありました。
中澤建設では、既存事業の工務店に加えて今年の3月から家具・建具事業を開始しましたので作業場の増築を行いました。敷地には道路との高低差があり、土留めをする為の擁壁をつくる必要がありました。
最初はコンクリートの擁壁を計画しましたが、
「何かひと工夫欲しいよね」と父親と話し合い、石を段々に並べて花壇にしようということになりました。そうと決まればすぐ動きたくなるのが、4月に81歳になった父親です。想いのままをカタチに素敵な花壇をつくってくれました。
その花壇の一角に1本だけ木を植えようと専用のスペースがあります。周りを見渡せば森林なので、木がたくさんある環境ですが、それでもシンボルになるような木を植えたいと父親と話しをして用意したスペースです。
その話を知る訳がない三男からの提案は本当に驚きました。「パパ達みんなも木が欲しいと思っていたんだよ」と伝えると三男も嬉しそうで、早速見つけた種を妻と一緒に土の中に蒔いてくれました。
その様子を見ていた母親が、
「その種から木は出ないと思うよ笑」
となんとも夢のない発言をしていましたが、そんな言葉に三男の心は折れません。
「サクラの木が出ないんなら、新種の木が出てくるはずだよ」
ととても前向きな発想です。
種を蒔いた場所は作業場の入り口で誰でもよく見える場所にあります。作業場で働いているみんなも作業の手を止めて、種蒔きしている様子を笑顔で見守ってくれていました。
これは働き方とは違うかもしれませんが、お客様を幸せにする家づくりをする為には、まずは働く人が自然と笑顔になれるような職場環境が必要なのだと思います。
妻と三男が種蒔きをしてくれた日は、ハローワーク高崎様が主催の事業主向け~来年春採用の新卒求人のための説明会に参加させていただいた日でした。
例年は妻が行ってくれているのですが、自分で行くのは今年が初めてです。書類作成の事など求人に関する様々な説明をしていただきましたが、僕の中で印象的だったのが、これから社会に出られる方々への言葉と心への気遣いのことでした。
これから一緒に働く人と繋がっていく中で、その人とも家族のような関係になりたいと僕が感じていても、最初から相手のことをなんでも共有することが必ずしも良いことではないということでした。でもこのことは、どんな相手に対しても対等な立場で接する為の基本的なことであり、相手への気遣いというなによりも大切なことだと感じます。
その他にも男女均等な採用についてや、障害者雇用について、自分が知らないことでしたが必ず知っていなければいけない責任ある雇用に関する情報を得ることができました。
それと同時に、中澤建設を未来に繋げる為の様々な可能性を考え想像することができる時間にもなりました。職場環境の根本にあるのは働く人が笑顔でいられることだと思います。
妻と三男が蒔いてくれた種と一緒に中澤建設も少しずつ成長していきたいと感じることができました。
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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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