こんばんわ!
中澤やすゆきです!
中澤家の子供たちが着用している衣服は、僕達夫婦が購入したものがほとんどなく、ご好意でいただいたもので成り立っております。これは本当に有難いことで、体操服や制服、カバンにスポーツバックなど様々いただいておりますますので、自分達で購入したのは下着のパンツと靴下くらいじゃないでしょうか。
しかも皆さんが大切にご使用になられていたので、とても綺麗な状態のものばかりです。中澤家の長男と次男が年子なので、長男のあとに次男とこれまた上手く回せている状況です。
先日の朝、小学校に登校前の次男が体操服に着替えていました。ズボンの膝はかろうじて糸と糸が紡いであり、膝が「こんにちわ」をする寸前です。タグのところをみると、3人くらいの名前が消してあり次男の名前が書いてあります。
もう4オーナー目となれば、そうなるのもおかしくはありません。この体操服は十分活躍したと思いましたので、
「もうこのズボンは限界が近いから、違うの履けば?」
と次男に伝えると、
「このズボン、なんだか履き心地がよくて俺好きなんだよな~」と言い出しました。体操服の規格は決まっているでしょうから、このズボンだけ履き心地が良い訳はないと思いますが、「この服着やすくてよく着ちゃう」と思うことはあります。
私服も同様で、いただいた品々にお世話になり今までやってこれました。これまた、センスのある方々からいただいたものばかりで、僕たちにはとても選べない素敵な服ばかりです。そんな環境で育ってきた長男から先日、
「オーバーオールがほしい」と話がありました。今まではいただきものですが、家にある服を着ていた長男も中学1年になり、そういう意識が芽生えてきたのです。
僕も長男と同じ中1の頃から服装に興味を持ち出しました。正確に言うと8つと5つ離れた姉達から、
「やっちゃんは顔だとモテないと思うから、せめてオシャレじゃないと彼女できないよ」と言われ、姉が買ってきてくれたファッション雑誌を手渡され、訳も分からず読むことで興味をもつことができました。これは今で言えば、シスハラになると思いますが、テレビのリモコン権も持てない僕に入ってくる情報源は全て姉からでしたので言う通りにしました。
結果的にはそのおかげもあって、服に興味を持つことができ、センスなどはありませんが衣服に関して意識をするようにはなりました。雑誌を読むまではいいのですがあくまで写真や文章であって、本物を見られるお店が近くにはありません。そこで、年に数回友達とバスに乗って高崎駅周辺に買い物に行くのが楽しみでした。
お金もありませんので、新品など買えず古着屋さんに行って、自分で買える範囲の安価なTシャツを
「こっちがいいかな、やっぱりあっちにしよう」
と何回も何往復もしながらすごく悩んだのを覚えています。
この悩んだり考えたりする事で実際に手にした時に喜びになりますし、手にしたものを大切に着ましたし、愛着もありました。

先日は中澤建設のホームページからお問い合わせをいただきましたお客様が倉渕にお越し下さいました。お話をお伺いしますと、今住んでいる家を解体して新築をすることと、フルリノベーションすることでお悩みとのことでした。
妻と一緒にお客様のお話をお聞きしていると住まわれている地域と今住んでいる家、ご家族との時間をとても大切にされていることが伝わってきます。家づくりへの想いもお聞かせいただきながら、楽しく会話をしているとお客様より、
「ホームページで拝見した通り、ブログで書かれていた通り、思っていた通りのお2人ですね。」
と言っていただきました。
このお言葉が誉めていただいた訳ではないのかもしれませんが、思わず妻と2人で
「ありがとうございます」
と感激してしまいました。SNSの投稿もブログの内容もありのままの感情と私生活を書いてはいますが、読んでくださる方にどのように伝わっているかは自分達にはわからないことです。だから、”思っていた通り”というお言葉は僕達にとって嬉しい褒め言葉なんです。
お客様からのお話を聞いたあとに、中澤建設の家づくりの想いや木を大切にしていること、お客様の命を守る安全で安心な家づくりに必要な高気密・高断熱・高耐久のことを手づくりの資料をもとに説明させていただきました。

滑舌も悪いため聞き取りづらい僕の説明にも、頷きながらご夫婦で真剣に耳を傾けてくださることがとても嬉しく僕1人で夢中になって喋り続けてしまいました。ふと我に返えると隣りに座る妻の呆れて笑っている表情が目に入り自分の暴走に気がつきます。
もしかしたら、お客様にとったら僕の話よりも資料を手渡されて、読まれた方がわかりやすいのかもしれません。でも、お話させていただいたことは、
なぜ木を大切にしているのか、
なぜ自然乾燥木材を使う必要があるのか、
なぜ羊毛断熱材が良いのか、
など、中澤建設が基本仕様としている家づくりの話です。これは、数年前に恩人の方からアドバイスをいただきながら、悩んで考えて、また悩んで真剣に決めたものです。そこには大切にしている想いがあり、この想いだけは言葉にしないとお伝えできないと思っています。
お客様に呆れられたと感じてはおりましたが、中澤建設の現在の施工状況を考えた、着工時期やご予算の話をさせていただいたところ、
「次回もお願いします」
と嬉しいお言葉をいただきました。
次回は想いをカタチにさせていただきました、OB様のお宅を見学していただきます。このお客様とお客様に繋がっていただくことも素敵な瞬間で、中澤建設が大切にしているヒトトキになっております。
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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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