わたし達も安心で地域の方々も安心なこと

こんばんわ!  

中澤やすゆきです!

最近、妻が子供と一緒にドラゴンボールを見返しています。たくさんある魅力的な場面の中で、この時に見ていたのがセルゲームのところです。僕自身もドラゴンボール史上でセル戦が1番好きで、漫画やアニメを見ながら心を熱くしたことを覚えています。

敵ではありますが、実はセルのことも結構好きです。その理由は僕のモノマネレパートリーの中でも上位のクオリティだと感じているからです。小学生の頃に人知れずセルの声真似を修行して、自信がついたときには、友達の前で披露して笑いをとれるまでになっていました。これが僕にとっていい思い出になり、いつしかセルを好きになっていました。

そんなセル戦を見た妻が、

「悟空って素敵だよね」

と言いました。何を今更とは思いましたが、妻と2人でそのまま悟空について話を続けました。

悟空は小さなころから、心が優しくて、正義感も強く悪い奴は絶対に許しませんでした。それでいてとても強いのですから男の僕にとってもカッコイイ存在でした。

ここで話題になったのは、妻であるチチのことです。チチは基本的にいつも悟空に対して怒っているように感じます。セル戦の時には、

「セルなんてどうでもいい。地球の未来も知ったことではない。心配なのは悟飯ちゃんの未来」と言うようなことを言っています。

確かに悟空は地球のヒーローではありますが、チチにしてみたら、自由奔放な旦那かもしれません。敵が現れればどんな状況だろうとすぐに行ってしまいますし、一時期アルバイトをしていましたが仕事をしている様子はありません。二言目には、

「強え奴見るとワクワクする」

とチチが怒るのは無理もないのかもしれません。

妻に

「自分の旦那が悟空だったらどう?」

と聞いてみますと、

「ちょっと嫌かもしれないけど、友達思いだし、自分の好きな戦いで地球を救ってくれるんだから素敵だと思う。」

と僕が悟空と同じことをしたらチチ以上に起こると予想されますが、冷静な応えが返ってきました。

悟空は誰に頼まれた訳でもなく、自分がやらなければと思い戦い続けてくれました。その背景には地球を守る為、そして大切な家族を守るという使命があったと思います。結果的に自分が求めている、強い相手とも戦えたからいつでも良い顔で、見ている僕たちもカッコいいと思える存在だったのだと思います。

昨日は、これから新築工事が始まります高崎市下佐野町で地鎮祭が執り行われました。お施主様のご家族も参加してくださり、皆さんの笑顔が印象的でした。

これから建築がはじまりますこちらの土地は、奥様のお父様が所有されていた土地です。市街化調整区域なので、土地の開発行為を行わないと住宅をつくることが出来ない土地です。こうした開発行為だけでも費用や時間がかかりお施主様にとって大変なことなのですが、こちらのお客様の建物は店舗併用住宅になりす。

僕にとって、調整区域での店舗併用住宅の新築は初めての経験です。行政に開発許可を出してもらうにあたり、クリアしなければいけない壁がたくさんあることを知りました。

その中の大きな壁の1つが消火栓の設置です。建物の半径120m以内に防火水槽もしくは消火栓がなければいけないのです。そこで、開発許可を申請していただいている測量事務所さんに調べていただいたところ、該当するものがありませんでした。

ならばどうすればよいのかと言いますと、目の前の道路に消火栓を設置しなければいけないのです。それも工事の全てをお客様の負担で設置しなければいけません。

この内容がどうしても腑に落ちない為

「他に方法はないのか?」

「個人が家をつくるのに、そこまで行う必要があるのか?」

と行政に問い合わせはさせていただきましたが、これが決められたルールなのですから、測量事務所さんや僕が何を言ってもしかたありません。

お客様には、開発行為が必要な理由は事前にお話はさせていただいておりましたし、それにともない必要な工事があることはお伝えさせていただきました。しかし、この消火栓については僕の調べが出来ておらず、後からのお話になってしまいました。

お客様に進捗状況を含めて、消火栓の設置について説明をさせていただくと、

「それは大変なことですね。でも、工事を進めなくてはいけないので、わたしたちにはどんなことができますか?」

とお話をいただきました。続けて、

「もちろん、そこまでやらなくては行けないの?とは思いますが、お店をやる以上必要ならはやるしかないですよ。今まで無かった消火栓がこの場所に設置されれば、私たちも安心ですし地域の方々も安心して生活できますね。」

とおっしゃってくださいました。

お客様が消火栓を設置することは店舗をつくる以上絶対に必要なことでした。ですから、消火栓が設置されたら、例え個人負担だとしてもその消火栓は地域で使用できるものになります。結果が同じだとしても、そのような想いをもてる心がとても素敵なことだと感じます。

僕はまだまだ、お客様のような思いやりの心がもてていない状況ではありますが、言葉や行動で誰かの為になれるようになりたいと思っています。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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