子供達の憧れの存在

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

自分が中澤家の三男と同じ6歳の頃は、スーパー戦隊に物凄い憧れをもっていました。普段は、一般人として生活しているけど、敵が登場するとその場にいる人々を守る為に変身をして戦います。一旦その敵を倒しても、必ず巨大化する敵に対しても臆することなく、スーパーロボの必殺技で敵を倒します。

ストーリーは様々な展開がある中で、毎話この繰り返しになる訳ですが、町を守り人々を守る為に敵と戦う姿がかっこいいから僕だけでなく多くの子供達の憧れの存在だったと思います。

それは、僕たち世代だけのことではなくて、現代の小さな子ども達から大先輩の方々まで、男女問わずに感じられる気持ちだと思います。

スーパー戦隊は敵と戦う正義の味方ですが、町を守り、人々や家族を守る為に日々働いているスーパーヒーローがいます。

昨日は、僕が所属します高崎市倉渕商工会青年部の主催で『はたらくくるま大集合』というイベントを初開催しました。同日、同会場ではくらぶちやまなみ祭というお祭りが僕が生まれる前から行われております。商工会青年部として地域の担い手である僕たちが倉渕町を盛り上げたいという想いで、今年からコラボをさせていただきました。

地域性もあり倉渕商工会青年部の部員は、ほとんどが農業・運送業・建設業のメンバーです。広い畑を駆け回る大きなトラクターや荷物を運ぶ大型トラック、地面を掘るためのショベルカーが集まる中で、強力な助っ人の方々も続々と登場します。

倉渕町をいつでも綺麗な環境にして下さっている業者さん、倉渕町を安全で安心な地域に守ってくれている警察や消防の方々もイベントに賛同してくださりはたらくくるまを持ってきてくれました。

会場を囲うように美味しい匂いを漂わせているのは、キッチンカーの皆さんです。初開催ということで来場者の見込みが未知ではありましたが、来てくださった方が美味しいものを食べて喜んでもらえるようにと出店してくださいました。

イベントの中では、参加型のアトラクションも行いました。1つは、青年部員がショベルカーで砂をすくい、桶の中に入れた砂の量を当てるクイズです。ピッタリ賞は、キッチンカーのどれでも1品無料チケットがもらえることもあり子供たちは大盛り上がりです。

「あ〜、1キロ違った〜」

と残念がる子供の悔しそうな表情が微笑ましく感じます。ピッタリ賞なんてあまり出ないと思いましたが、毎回出ていたことには驚きました。

「お母さん、ピッタリ賞でたー」

と子供も嬉しそうですが、報告を受けたお母さんの方が嬉しそうです。

もう1つの企画が、子供チームと大人チームでトラックに繋がった綱を7m引いてタイムを競うゲームです。登場した大型トラックは、伐採した木の幹や枝葉などを運ぶ車で、トラックから箱を下ろしたり、ダンプが出来る車です。

まずは普段見られないような動く様子を見てみたり、実際に箱の中に入る体験をしてその迫力を感じてもらいます。

そしてその後に総重量15tもあるトラックを綱引きします。まずは大人チーム代表として、力自慢の消防隊チームが参加してくださいました。

「よーい、スタート」

合図で始まった綱引きは、トラックを配置する場所の地面の傾斜などが関係して、最初は上手くいきませんでしたが、場所をずらすことで解決してからは各チーム順調にトラックを引いています。

7mを引くのに1分の壁は中々超えることはできない中で午後に入り、

「私たちもやらせてください」

と3人組の女性が来られました。もちろん喜んでと思い、会場にいる方々から集めさせていただき女性限定テームを結成しました。

ここで歴史がかわり、記録は大きく塗り替えられました。記録は1分を大きく切った22秒です。僕は綱引きは力が全てかと思っていましたが、そうではありません。綱引きは美しさと心で引くものなんです。

もうこの記録は破られないと思っていたところ、その後に子供チームが出した記録が20秒です。もう会場は大盛り上がりです。みんなで力を合わせて心を1つにした時の子供たちの力に心強さを感じます。

クイズや綱引きは参加してくれた方々に楽しんでもらいながら、はたらくくるまを知ってもらうレクレーションでしたが、協力して下さった皆さんも様々な工夫をして子供たちが身近に感じられるような体験させてくれました。

『はたらくくるま大集合』では、誰も特別なことなんてしていません。普段仕事で乗っている車両を見せてくれているだけなんです。動かしているのもパフォーマンスではなく日常的な動作で、町や家族を守る為に日々働いているありのままの姿なのです。

子供たちにその姿を間近に見てもらい、はたらくくるまに乗るスーパーヒーローと交流をしてもらうことも大切な目的でした。

緊急車両に乗って嬉しそうにしている子供を見ていたら消防士の方が

「わたしたちが一般の方々と接する時というのは、救助や緊急事態で相手が1番苦しんでいる時なんです。助けたい一心でそこに笑顔なんてありません。だから、楽しく子供たちと交流できるこのような時間は有難いことなんです。」

と嬉しそうに話しかけてくれました。

お伝えいただくまで気付きませんでしたが、確かにその通りです。はたらく皆さんが仕事をしている時は、真剣な訳ですから姿は一緒でもイベントと同じ表情や様子ではいられません。

だからこそ、このイベントには大きな価値と意義があるように感じます。子供たちの未来を守っている姿が憧れの存在でいられるように、大人たちが力を合わせることが大切です。『はたらくくるま大集合』がその架け橋になると思っています。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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