こんばんわ!
中澤やすゆきです!
先日、家族でこたつに入っていると小6の次男から
「パパ、どっちが長く息を止めてられるか勝負しよ」
と申し出がありました。次男は勝てると思って勝負を挑んできたのだと思いますが、それは僕のことを大変低く見積っています。
僕は小学生時代に、8つと5つ離れた姉にテレビのリモコン権を奪われ、夜は退屈な日々を過ごしていました。そこで暇つぶしにやっていたことが息をとめる練習です。
日々のトレーニングを行った経験と最高新記録2分という実績がありましたので、次男に負ける気がしませんでした。
家族が見守る中で行われた勝負ですが、開始して30秒程経ったところで勝てないと察した次男が、くすぐり攻撃や変な顔で笑わせる作戦を使ってきました。結果は次男の作戦にはまってしまい引き分けで終わったものの歴史に残る名勝負になったと思います。
ほんの僅かな時間ですが家族でこたつを囲み、みんなの笑顔を見ながら過ごせることは心と身体にとてもよい効果があるように感じます。
ある研究者の方々が2枚の食パンを使って実験をしたそうです。どんな実験かといえば1枚の食パンにはマイナスな言葉をかけ続け、もう1枚の食パンには「ありがとう」と伝え続けたそうです。
すると片方の食パンにだけカビが生え始めたそうです。その食パンはマイナスな言葉をかけた食パンです。
マイナスな言葉がよく無かったのか、「ありがとう」の言葉によって食パンが長持ちしたのかまではわかりませんでしたが、「ありがとう」の言葉からは、その言葉以上のチカラがあることは間違いないのだと思います。
先週のことになりますが、(株)トヨタトーヨー住器さんが開催してくださいました、『”命”の基本仕様とブランディング=完全版=』に参加させていただきました。お話ししてくださったのは、日頃よりお世話になっております(有)オストコーポレーション北関東の吉田登志幸さんです。
僕は今から7年前にYKKさんにお誘いいただきセミナーに参加しました。当時、色々なセミナーのお誘いはあるものの、実際に参加はできていない状況でした。しかし、YKKさんの担当者の方は
「良い話が聞けるから、是非とも参加して下さい」
とわざわざチラシを持ってきてくれたのです。
その強い想いに惹かれて参加させていただいたのが、吉田さんの『”命”の基本仕様とブランディング=初級編=』のセミナーです。そのお話を聞いて、自分は変わらないといけないと思いましたし、中澤建設の家づくりも変わらないといけないと感じました。
それは今までの家づくりを否定する意味ではなく、このままでは中澤建設と関わってくださる協力業者の皆さんの仕事を未来に残せず、皆さんを幸せに出来ないと思ったからです。そして自分達が幸せでなくては家づくりを通してお客様を幸せに出来ないと感じました。
吉田さんが伝えてくださる内容の全てが心の底に沁みるお話でした。その時から吉田さんに色々なご意見をいただきながら、支えてもらうことになりました。お陰様で、今、中澤建設は自社の強みを生かしながら正しい家づくりを学び続けていられるのです。
セミナーには、中澤建設のトモ&テツの2人と一緒に参加させていただきました。ともさんとてっちゃんが中澤建設に入ってくれたのも、自分が変われたことで出会うことが出来たからだと思います。中澤建設の社員である2人には、これから一緒に進んで行く仲間として、吉田さんのお話をどうしても聞いてもらいたかったのです。
2人ともセミナーの序盤で、
「深い内容ですね」
「すごくいい話だね」
と嬉しそうにしていた様子が印象的でした。セミナーを聞いた後に個別では話をしましたが、3人で意見交換などは行ないませんでした。なぜなら吉田さんのお話を聞いてもらうことが目的だったからです。
吉田さんのお話を自分の中に落とし込み、自分がどう感じて、その後にどう生きていくのかと考えてもらいたいと思っています。僕自身がそうだったように、そうすることで、自分自身の幸せ、家族の幸せ、世間の幸せを見つめ直せると思っています。
そして先日は、吉田さんが主催をしてくださった長野県千曲市にある山崎屋木工製作所様の工場見学ツアーに参加してきました。工場で製作されているのは、中澤建設の基本仕様となっている玄関ドアのCURATIONER(キュレイショナー)です。
2011年の震災以後に山崎社長は、木が出来る可能性、余計なCO2を使わずに地域を活用する方法を社員さんと一緒に考え、木製サッシの製作を始めたそうです。気密性と生産性を考慮して高性能な加工機械を使っておられましたが、細かな仕事など機械にできないことは職人さんが丁寧に作業されているところが印象的でした。
社員さんが働いている様子を見させていただいていると山崎社長の想いが働いている皆さんにも伝わっていることを感じましたし、木製サッシそのものにもしっかりと伝わっているように思えます。そんな素晴らしいモノを大切なお客様の玄関に使わせていただけることはとても喜ばしいことです。
倉渕町の新築では、基礎工事が完了しましたので基礎内の清掃と敷地周りの養生シートを敷く作業を行いました。
現場の隣で野菜の出荷作業をされているお客様が手を止めて様子を見に来てくださいました。その時に、
「製法も場所も全く同じに作っていても生産者が違うと何故か味も変わってくるんですよね。不思議なことですよね」
とお話をしてくださいました。
もう何度も作られた野菜をいただいておりますが、白菜をいただいた時にあまりにも新鮮で美味しそうだったので、その場で生白菜を食べさせていただいたことがありました。
みずみずしく驚くほど甘くて、美味しい白菜でした。いつも笑顔で優しい口調でお話してくださるお客様がつくられている野菜ですから、その想いが野菜に伝わったのだと思います。
これは僕達人間でも同じだと思っています。
僕も、ともさんとてっちゃんも、貴重なお話をインプット出来たのですから、心を1つにその想いを家づくりにのせたいと思っています。
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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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