こんばんわ!
中澤やすゆきです!
ひと月くらい前に、中澤家の長男がお世話になっている倉渕中学校から1本の電話をいただきました。
普段は真面目風にしている長男が何か学校で問題を起こしたのではないかと、震える手で通話ボタンを押すと電話の向こうからは教頭先生の声がしました。
倉渕中学校には、やるベンチャーウィークという職場体験に中学2年生が来てくれたり、10月に行ったやままつり2024では、吹奏楽部の生徒さんがステージに出てくれたりと、長男の学校生活以外にも大変お世話になっています。
その度に教頭先生がいつも対応してくださり、この日もいつもと変わらない明るい声がしましたので、何か楽しいお話だと予感できました。
教頭先生から、
「12月に倉渕中学校の生徒が、廃校になった小学校の活用方法や倉渕の水を商品化するなど、倉渕町の未来を考えたプレゼンテーションを行うので、ゲストティーチャーとして講評をしてもらえませんか?」
というお話がありました。
倉渕生まれ、倉渕育ち、今も倉渕町で暮らしている中澤やすゆき42歳、あまりの嬉しさに心が踊りました。倉渕町は、高崎市のオアシスと言ってもいいくらい自然が豊かな町です。そして、中澤建設、やままつり実行委員会、商工会青年部、消防団などの活動を通しても地域の方々の優しさに触れており、人の豊かさも大きな魅力だと思っています。
僕の大切で大好きな町を守っていくことは、僕達大人の課題だと思っていましたが、中学生も考えてくれているなんて心が踊らずにはいられません。自分が講評など出来る立場ではないことはわかっておりますので、僕の中では中学生と一緒に倉渕町の未来会議をするつもりで参加させていただきました。
皆さんが発表してくれるテーマは、
“倉渕の自然をいかした観光”
“倉渕の人と産業”
“倉渕のまちづくりと未来”
でした。中学生の皆さんは、劇と写真のスライドを交えたり、僕だって最近になってやっと使えるようになったパワーポイントを使いこなしてわかりやすく発表していました。
どうすれば倉渕町に移住する人が増えるのか?
どうすれば倉渕町を今よりも活性化できるのか?
倉渕町の魅力を発信する方法は何なのか?
と伝えてくれる内容の全てが地域が抱えている課題です。簡単に解決できることではないのですが、大切なのは、その地域で生活している1人1人が向き合うことなのかもしれません。
だからこそ、様々なアイデアを持ち、頭の中が柔軟な中学生がこのように倉渕町の未来を考えてくれているのです。この発表を聞いたゲストティーチャーは、プレゼン内容をどう改善すれば良いかを意見します。その意見を参考にしてブラッシュアップをし、長期間で実現に向けて進めていくことがこの取り組みのようです。
中学校側が用意してくれた僕達の役割は、発表に対して意見することかもしれませんが、中学生の考えを知った僕達大人の役割は違うことろにあるように感じます。聞いて終わりではいけないということです。
中学生1人1人が向き合ってくれている倉渕町の未来に大人1人1人だって向き合わなくてはいけないと思っています。今回知ることが出来た素晴らしい考えをどうしたら倉渕町の皆さんに届けられるかを少し考えてみたいと思います。
倉渕町の新築工事では、屋根の断熱気密工事で新たな試みに挑戦をしています。中澤建設が手刻みをしていることを強みとし、手刻みだからできる加工の工程を1つ増やしました。
建て方をしながらの施工になるので、3月に入社した建て方初体験のともさんにも、8月に入社した建て方に数回手伝いに行ったことはあるてっちゃんにも協力して貰わないといけません。
2人にとって慣れない環境でありながら、中澤建設にとって初めての試みではありましたが、断熱気密という家づくりにとても大事な工事に真剣に向き合ってくれました。
6月まで中澤建設で修行をしていた松島匠建さんの聖士さんも、前日の夜まで栃木県の小山市にいて、夜中に帰宅してから図面業務を終わらせて早朝の7時には倉渕町に手伝いにきてくれました。
1人1人が自分に出来る最良の仕事をしてくれたお陰様で無事に工事を進めることが出来、
「いや〜、丁寧な仕事。いい仕事ですね。」
とてっちゃんの笑顔が印象的でした。本当にその通りで試みに正解や間違いなどは無いと思いますが、納得できる仕事は出来たと思っています。
どんな仕事もどんな取り組みも1人1人が真剣に向き合うことが大事だと感じました。そうすることで、未来は必ず良いものになると信じています。
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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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