こんばんわ!
中澤やすゆきです!
先日、家族で会話をしている時に
「パパは、かめはめ波を出せたことある?」
と三男から質問をされました。かめはめ波と言ったら誰もが憧れる必殺技のひとつです。僕も子供の頃は悟空のような強さに憧れ、かめはめ波の練習をしていた時代があります。
それは僕だけでなく、幅広い世代で1度はやったのではないかと思い妻にも聞いてみると、
「あたしはやったことないけど、男の子はみんなやってたよね。」
と言っています。
それを聞いていた長男も
「俺も昔やったことあるし、何ならこの間友達とやったよ。」
と続きます。
中学1年生が友人とどんな心情で、かめはめ波をやろうと思ったのかはわかりませんが、1度夢に見たことは何歳になっても追いかけるのだと思いました。
子供とは言え、三男の質問は素直な気持ちからだと思います。
僕は本気でかめはめ波の練習をした訳ではありません。実際に、かめはめ波を見たことだってありませんが、出せないと証明できる根拠だって言える訳ではありません。
かめはめ波は1つの例ですが、疑問に対してしっかりと答えることを考えると、発言とは重く責任のあることだと感じます。
先日は、僕が建築に携わることになってから、今日に至るまでの道のりを発表する場に参加させていただきました。人にお伝えできるほどの生き方をしてきた訳ではないので、過去を振り返り、今の自分と向き合う大切な時間だと思い参加させていただいております。
あらためて自分の人生を振り返ると、本当に失敗ばかりのしくじり人生だったと思います。何が失敗、何がしくじりかと言えば、自分の未熟さ故にたくさんの方々に迷惑をかけてきたことだと思っています。だからこそ、思い出す度に赤面するような内容ですし、呆れられたことも、怒られたことも数知れずということです。
この事は決して美しく語れるものではありませんが反省するべき自分の人生の中で、自分の事を助けてくれた方がいて、叱ってくれた方がいて、見捨てずにいてくれた人や家族がいるから今の自分があります。そして素晴らしいお客様に恵まれ、救われていたことを感じます。
この日は、14年前に中澤建設で新築させていただきましたお客様のお店でランチするところからスタートしました。もともとは専用住宅でしたが、6年前に住宅の一部をカフェに変える工事をしました。
皆さんと食事をいただきながら、お客様との馴れ初めをお話させていただいたのですが、当時の記憶の中にお客様と僕で認識の違いがあり、まるで漫才の掛け合いのような会話がありました。
このやり取りを聞いていた皆さんもたくさん笑ってくださり、これもお客様とつみ重ねさせていただいた14年以上の月日があったからこそだと嬉しく感じられる時間となりました。

その後は、仲良くさせていただいているお仲間工務店さんのご自宅に移動して、事例発表をさせていただきました。

僕と一緒に2名のお仲間工務店さんが発表したのですが、この2名は数年前から一緒に1つの志しを持って歩んできた仲間です。楽しい思い出もたくさんありますが、僕の苦しい時代をお2人はご存知ですし、僕もお2人が大変な思いをされていた時代を知っています。その名の通り苦楽を共にした仲です。

だからこそ、お2人の発表内容は感慨深いものがありました。
“心に決めたブランド名とロゴを僕達に初めて見せてくれた時のこと”
“「俺には家づくりしかないんだよ」と本音を語りながら2人で食べたラーメンの味”
お2人の発表を聞きながら、色々なことを思い出して涙を堪えるのに必死でした。
今こうして、この場にいることも、三者三様で自分たちの家づくりを大切に出来ているのも、あの日あの時、恩人に助けられて、家づくりに対する1つの志しを持てたからだと思います。その志しは、家づくりを通じて人としての在り方を見つめ直すことにも繋がりました。
事例発表は自分の振り返りとは言っても、僕の話を真剣に聞いてくださっている方々がいらっしゃいます。だからこそ、自分の発言には大きな責任があります。上手にお話ができたのかはわかりませんが、自分にとって大切だと思うことをお伝えさせていただきました。

この様な貴重な経験をさせていただけたことに感謝しております。そして、発表を聞いていただきありがとうございました。
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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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