温かい言葉

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

卒業シーズン

3月の卒業シーズンになりました。中澤家からも次男が小学校を卒業し、三男がこども園を卒園することになりました。子どもたちの晴れ姿を見るために仕事を抜けさせていただき、先々週は三男の卒園式に先週は次男の卒業式に参加してきました。

卒園式は数年ぶりでした。こども達みんなが大きな声で返事をしていて、小さな手でしっかりと卒園証書をもらっている姿はとても素敵でした。子ども達の歌が式のフィナーレです。しかしその前に妻には保護者代表謝辞を読み上げるという大仕事がありました。

中澤家にとって3回目の卒園式です。気持ちはいつまでも若手ママのつもりですが、もはやベテランの仲間入りをしている妻が謝辞を仰せ使うということで、数日前から中澤家は大騒ぎです。

保護者代表ということは、自分の思いというよりも保護者の皆さんの立場になった内容でなければいけません。これには文系女子の妻も頭を悩ませていたようです。原稿用紙に向き合いながら、お世話になった6年間を振り返っている様子は感慨深いものがありました。

こども園での生活は、子供にとって初めての社会になります。それは保護者も同様で、子どものことに関する不安や心配ごとは尽きることがありません。こども園の先生方は子どもたちと向き合いながら、保護者の心もサポートしてくださいました。そんな想いを伝えようと思っている妻は、

「本番は100%泣くからね」

と言っており、実際もしっかりと泣いていました。このような機会に長男から数えれば12年間分の感謝の気持ちを伝えることができたのでよかったのだと思います。

そして先日は、次男の卒業式です。ピカピカの1年生だった子供たちが、ひと回りもふた回りも大きくなり、在校生を引っ張っていく存在になるのですから成長は凄いものであることを感じます。その成長は身体だけではなく、心の中もだということを次男と交わす会話や行動からも感じることができました。

福引き

休日にサッカーの試合を終えた次男を迎えに行った時のことです。6年最後の大会に全部を出し切った感が満載の次男から、

「雨の中で体も冷えたしさ、たまには、温かいうどんでも食べて帰らない?」

と誘いがありました。冷たい雨が降る中で試合を頑張った訳ですから、もちろん賛成です。気になっていたうどん屋さんで次男と食事をすることにしました。

温かいうどんで身体を温めると言いながら、次男が選んだのが、つけ汁うどん。それについては気になりましたが、美味しかったと喜んでくれたので何よりです。満腹になったので帰ろうと思うと次男から、

「俺たちだけ外食したから、ママにお土産でも買って行こうよ」

と提案がありました。次男はママへのちょっとしたプレゼントやお土産を大切に考えています。

そこで帰りながらスーパーによってお土産を買うことにしました。わずか10分くらいですが、スーパーに到着した時に次男は夢の中に入る直前でした。疲れているのですから、僕1人で買い物へ行きました。この日は何やらキャンペーンで買い物した人ができる福引きをしていました。

買い物をした僕も福引きの権利を獲得しましたので挑戦したところ、なんとなんと特賞が当たったのです。

「カランカラン」

と鐘を鳴らし、

「おめでとうございまーす」

と大きな声で祝福をしてもらったのは有り難いことで、特賞も嬉しいのですが、ひとつだけ素直に喜べない状況がありました。実はこの時、僕は片脇に妻から頼まれて購入した生理用品をもっていたのです。別に恥ずかしがることではないことはわかっているのですが、特賞を当てることで祝福され、少し注目を集めてしまいます。

「よりによってこのタイミングかい」

とは思いましたが、これも偶然が成した大当たりでもあります。景品のいちごを有難くいただき車に戻りました。すると次男は目を覚ましていましたので僕からすぐさま、

「パパは福引きに運を使ってしまったよ」

と伝えると、次男から

「今日の運は福引きに使ったけど、

明日はまた、いいことあるよ」

と言われました。何気ない会話の何気ない一言でしたが、すごく自然で温かい言葉だなと感じました。そして僕には言えない言葉です。

考えてみると、子ども達は家にいる時間よりも小学校やこども園で過ごしている時間の方が多いです。勉強はもちろんですが、生きて行く中で大切なことを先生方から教えてもらえ、友達と生活することで様々なことを得られているのだと思います。そんな日々があったからこそ、温かい言葉が出てきたのだと思います。

卒業式

耐震工事

今お話をいただいているお客様ですが、ご夫婦で過ごすこれからを考えて現在暮らしている建物をどうするべきかをご相談いただいております。お子様は別の場所に家を建てられたようで、これからは夫婦でゆっくり過ごせればよいということです。

状況を考えれば、使用する空間のみ断熱工事を行うことが良いのでは?と思いましたが、お客様から

「この建物を小さくできるものですか?」

とお話がありました。

僕には全くない発想でした。しかし、これからの家づくりと向き合う中で、同じような状況は必ず出てくると思います。耐震補強工事が大前提にはなるとは思います。そして、調べなくてはいけないことも山ほどあります。減築をすることも1つの方法であることを感じています。

お客様が大切にしている建物に対しての向き合い方は、工務店がしっかりと考えなければいけないことです。その為には、住まわれる方が抱える不安や心配事を安心に変えられる工務店。温かい言葉をかけられる存在にならなくてはいけないと思っています。

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中澤建設は山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。創業50年の大工工務店です。高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本にしています。新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしています。

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