こんばんわ!
中澤やすゆきです!
お祭り
自宅から500メートルほど歩いたところに、僕が通った小学校があります。現在は、くらぶち英語村という山村留学の施設になっており、全国から集まってきた小中学生が暮らしています。
この英語村は宿舎のようなイメージで、平日の昼間は中澤家の子供達と同じように地元の学校に通っています。そして、それ以外の時間を英語村で過ごしています。
そんな英語村の目の前に、地域の氏神様がいる諏訪神社があり、春になって桜の花が咲く頃になると毎年お祭りが行われます。
懐かしい記憶
僕が子供の頃には、普段は見かけないような色々な屋台が道一杯に並んで、たくさんの人が集まり、地域の人口が3倍くらいに膨れ上がっていました。
小学校も、この日に限ってはいつもより学校が早く終わっていましたので、お祭りで遊ぶ為に急いで家に帰ったことを覚えています。大人になった今でも屋台を見ると心が躍りますが、当時は今以上に興奮していました。普段は目にしない食べ物だったり、くじ引きやカメすくいなど、非日常な世界がとても楽しかったです。
このお祭りは、今も変わらずに毎年開催されているのですが、しばらく前から屋台などは無くなり、人出も少なくなったことは知っていました。子供の頃の楽しかった記憶が残っているだけに、寂しい気持ちはありましたが自分には何もできません。
幼馴染と得意料理
そんなことを地元に残っている2人の幼馴染と話しているうちに、
「俺たちに出来ることをやってみよう」
となったのが今から数ヶ月前です。
何をやろうかと考えましたが、ここは僕たちが1番得意としている焼きそばしかありません。この幼馴染たちは、やままつり実行委員会の仲間でもあります。やままつり実行委員会は、以前から地域のお祭りで焼きそばを出店していました。
個々のこだわりの強さを武器にしているやままつりなので、焼きそばソースも市販のものを使いません。試食会を行い、数種類のソースをブレンドして全員が納得した味でオリジナル焼きそばを完成させました。
今回の出店で80人前の焼きそばを用意し、無料で提供させていただきました。美味しいものを食べてもらいたい気持ちなので、味には自信がありましたが、僕達は飲食のプロではありません。そして、お祭りを盛り上げることが目的なので、お金をもらう気持ちになれなかったのです。そんなことをしてはいけないと思われるかもしれませんが、3人が同じ気持ちでしたので実行にうつしました。

嬉しい反応と価値のある3000円
一回あたりに提供する焼きそばの量は少ないので、食べたい人にはおかわりに来てもらうやり方です。
「うまいです!」
と子供たちが嬉しそうに何回もおかわりに来てくれて、そんな様子を見られる僕達も負けないくらいの喜びを感じます。
会場にいる運営の方々も来場者も
「みんなが盛り上げてくれたから、いつもより人が来たよ」
「昔を思い出せるようなお祭りでよかったよ」
など、たくさんの嬉しいお声かけもいただきました。
翌日、学校から帰ってきた中澤家の子供たちが、
「お祭りに行った友達が美味しい焼きそばをたべられたって喜んでいたよ。
パパ達がやったことはすごいことだと思う。
俺も大人になったら人が笑顔になれるような仕事をしたい」
と嬉しいことを話してくれました。
80人前の材料費は9500円です。3人で割りましたので、1人大体3000円です。買い物や仕込み、当日の運営など、時間や身体をつかうことになりましたが、価値のある、意味のある使い方ができたように思えます。そして、共に活動できた2人の幼馴染の存在を大切に思えた時間にもなりました。

マルシェに初出店
昨日は中澤建設として初めてマルシェに出店させていただきました。前橋市にある空風珈琲焙煎所さんで行われた空風青空市です。主催は同じく前橋市のビコウカフェさんです。空風珈琲さんの店舗もビコウカフェさんの店舗併用住宅も中澤建設で施工させていただいているお客様です。
5月10日に中澤建設のワークショップ&ランチのイベントを控えており、そのチラシを置いていただきたく先日ビコウカフェさんにお伺いしました。その時に、
「お店で宣伝してもいいですけど、3日にマルシェを開催するから、中澤さんが手がけた建物がここにあるのだから、ご自身で宣伝した方が絶対にいいですよ^_^」
とお話をいただき、急遽空風青空市に出店させていただくことになりました。

今まで、やままつり実行委員会や商工会青年部など様々なイベントに出店したことはありました。しかし、中澤建設として自社を宣伝する目的でのイベント参加は初めての試みでした。
準備する期間もありませんでしたが、マルシェで自社を宣伝することがここまで難しいことだとは思いませんでした。出店内容が固まらずにとても悩みました。すると、下佐野町で新築工事をしているお客様にアイデアとお力添えをいただくことになりました。



お客様からのアイデア
中澤建設が木を加工する時に、木端・おが屑・カンナ屑と言った木のゴミが生まれます。木端は中澤家でお湯を沸かす為の燃料になり、おが屑は酪農屋さんが引き取ってくれて牛の寝床になります。その後に牛のフンとおが屑を混ぜて堆肥になり、畑や田んぼの栄養になってから土に帰ります。
しかしカンナ屑はというと、活用方法がなく産業廃棄物になってしまいます。木端やおが屑のようにカンナ屑も生まれ変われないかと考えていたところ、現在新築工事をしているお客様から素晴らしいご提案があったのです。
カンナ屑のことは、やままつりでお世話になっているボナーキャンドルさんもお仕事に取り入れてくださり、素敵に生まれ変わらせてくれています。

女性が輝く世界
マルシェの会場内に男性の方もおりましたが、女性の出店者さんが大勢いらっしゃいました。限られた時間の中で、自分の仕事を言葉と形で提供されている姿が輝いていて、僕にとって大きな学びになりました。

そして出店されている皆さんが素敵な方々ばかりで、主催されたビコウカフェさんのお人柄が映し出されているような素敵なマルシェに参加できたことを嬉しく感じています。
素晴らしいヒトトキをありがとうございました。

イベントのご案内です。
中澤建設の構造見学会第一弾としてイベントを行いたいと思います。
まずはワークショップとして、
“ヒトトキプレート”つくりを行います。このヒトトキプレートとは、中澤建設で自然乾燥している木材を使ってつくる木のお皿です。自然に育ったままの姿なのでカタチは様々な一点ものです。
このヒトトキプレートの上にのせるのは、お客様であるfanten manten(ファンテン マンテン)さんのお料理です。ビュッフェスタイルでお好きな料理をヒトトキプレートにのせて、食事をしながら中澤建設が家づくりで大切にしている、人と木のお話をしたいと思っております。
構造見学会の第二弾も5月中に計画していますが、是非とも第一弾の中澤建設とfanten manten(ファンテン マンテン)さんのコラボイベントに参加していたければと思っております。
ご予約お待ちしております。
構造見学会〜人と木と生きる会〜
日時 5月10日(土)
10時〜14時
場所 高崎市下佐野町
※詳細はご予約時にお伝えさせていただきます。
定員 7組様(1組様1〜3名程度)
費用 ヒトトキプレートワークショップ 5000円
ファンテンマンテンのランチ お一人様1500円


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中澤建設は山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。創業50年の大工工務店です。高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本にしています。新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしています。
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