ドラえもんの道具

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

僕の得意技

僕は子供の頃から人知れずモノマネの練習を続けています。何の為に行っているかと言えば、練習の成果を人前で発表したいからです。その道のプロもいらっしゃいますので、あくまで素人の趣味です。

人を不快にさせるものは避けるようにしながら、マニアックだけど誰でも聞いたことがあるネタを日々練習しています。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、得意なところで言うとドラゴンボールのセルです。その他にも孫悟飯の幼少期やミスター味っこの味将軍、スラムダンクの赤木であれば、いつでも準備は出来ています。

そして忘れてはいけないのが昔のドラえもんです。何でも出来る訳ではありませんが、ドラえもんが幸せそうな時に見せる笑い声だけはできます。

確かこのドラえもんのマネが、僕がモノマネをやる様になったきっかけだったように思います。子供の頃、歳の離れた姉が2人いる環境で、リモコン権を持てない僕は見たいテレビをみられませんでした。

しかし、毎週金曜日の19時半から放送していたドラえもんは、姉達も好きな番組がないのか見ることができていたのです。

ドラえもんの道具

歌にもあるとおり、”こんなこといいな、できたらいいな”という想いを叶えてくれるドラえもんは様々な道具を出してくれます。その道具で、のび太くんを助けたり、みんなをピンチから守ってくれていました。

ドラえもんは、何でも道具に頼ってしまうのび太くんに、”道具に頼らないで自分でやってみること”を勧めていました。ドラえもんの道具があればどんな問題も解決できますが、道具はあくまで問題を解決する為のアイデアの1つです。

問題解決には、他にも色々な方法があるのですから、それを考える為のきっかけやヒントをドラえもんは僕たちに見せてくれていたのかもしれません。

養生

高崎市下佐野町の現場で、ベテラン大工の原田さんと渡部てっちゃんが天井の板張りを進めてくれています。

この板張りを始める前に、てっちゃんから

「現場で化粧になる木部をもっと養生しましょう」

という提案がありました。

化粧になる木部

下佐野町の現場で現時点で化粧になる木部は、大黒柱、梁、丸太梁、木製サッシなどです。

化粧になるというのは、そのものがそのままの姿でお客様の暮らしに生き続けるということです。

そんな化粧材は綺麗な状態を維持しなくてはいけません。その為、現場の中で仕事をしている皆さんは、化粧材に傷をつけないよう細心の注意をはらって作業を行ってくれている訳です。

しかし、長い材料や様々な工具を使う現場では、どんなに気を付けていても、無意識にぶつけてしまうことがあります。凹んだ木は、手当てをすれば元に戻すことができますが、事前に防ぎたいということが、てっちゃんからの提案でした。

てっちゃんの提案

てっちゃんは以前、家業の水道設備業を行っていました。僕がてっちゃんと出会ったのも、水上町の新築工事をさせていただいた時に、協力業者さんとしてがきっかけです。

てっちゃんの仕事に向き合う姿勢とお客様に寄り添う様子が本当に素晴らしくて、「いい跡取りさんがいる、いい会社だな」といつも感じていました。それから数年が経ち、そのてっちゃんが中澤建設の1人として現場で最良を考えながら仕事をしてくれているのです。

てっちゃんに木部養生をお願いして、後日現場に行った僕は驚きました。木部が守られている様子がとても素晴らしく綺麗だったのです。この理想的な養生は、頭で考えているだけの僕には実行できなかった仕事です。それを行動に移してくれたてっちゃんをすごいと思いますし、見習うべき仕事への姿勢だと思いました。

家具と建具

高崎市倉渕町の現場では完成に向けて、ともさんと僕で家具と建具工事を進めています。ともさんも以前は中澤建設の協力業者さんの1人でした。

ともさんの仕事やつくるものを見る中で、

「この人がいれば中澤建設の家づくりがもっと良いものになり、お客様により良い暮らしの提案ができる」と思ったのが数年前のことです。

山あり谷あり

それから諦めのわるい中澤が、3年間口説き続けて昨年入社してもらうことになりました。ですが、入社したからと言って、すぐに良い体制で仕事が始めらる訳ではありませんでした。

お互いの考え方にも少しの誤差があり、その帳尻を合わせることが難しかったのです。そうなると、相手に必要の無い気を使うようになり、発言を遠慮してしまうこともありました。しかし、それでは一緒に働いている意味がないのです。

なので、そんな時は仕事の手を止めて、お互いの思いを共有する時間をつくりました。話をしてみればモヤモヤしていたものも晴れていくものです。同じ想いがあるから一緒に働く道を選択している訳ですから大きな問題などありません。なので、この話をする時間は上手く動かなかった歯車を回す油になったことを感じました。

それからは、お互いの持てる知識を最大限に発揮して家具を仕上げていきました。ドラえもんの歌の様に、”こんなこといいな、できたらいいな”と頭に想い描いていたことが、家具工事を通してカタチになりました。

ともさんは、本当に素直じゃありませんので、普段から感情をおもてに出さないのですが、

「よかったよね」

と嬉しそうに言っていました。

父親と原田さんが守り続けてきた土台に、てっちゃんとともさんが入ってくれたことで、より良い家づくりを目指すことができています。頼りになる協力業者さんと手を取り合い、人を幸せにできる家づくりを続けていきます。

完成見学会のご案内です。

お客様の家をお借りして完成見学地会を開催させていただきます。前回のブログにも書かせていただきましたが、お客様と携わる多くの方々の想いが込められた素敵な建物が完成を迎えます。

人の想いと人の手がつくる家を体感していただけたら幸いです。

お問い合わせをお待ちしております。

日時 6月22日(日)

   10時〜16時

場所 高崎市倉渕町

 ※詳細はご予約時にお伝えさせていただきます。

見学時間 お1組様1時間でお願いします。

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中澤建設は山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。創業50年の大工工務店です。高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本にしています。新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしています。

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