ありのままの僕たち

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

スマートホンの画面には様々なアプリが並んでいます。初期の状態から、使い易いように並び替えを行うので、1ページ目にはよく利用するアプリを並べる人が多いと思います。これが2ページ目以降になると、今まで開いたことがないアプリや時々利用するお店のアプリなどが並んでいます。

自分以外のスマートホンを見る機会などありませんが、この並べ方やアプリの種類から、使っている人の性格や好みなどが表れ、意外な一面なども見られて結構面白いのではないかと思います。

こう思ったのも妻とのやりとりがあったからです。僕のスマホにはTIKTOKのアプリがあるのですが、少し前にこのことを知った妻から、

「やっちゃん、TIKTOK見るの?

なんだかいやらしいね。」

と言われました。なんのことやら、いやらしい気持ちなど全くありませんが、妻はTIKTOKと僕を何かと勘違いしているように思います。

そりゃ、自分がスケベであることは否定するつもりもありませんが、TIKTOKはそう言うものではありません。

妻から謎の疑いをかけられ、笑わずにはいられずにいると、

「ほら、ニヤニヤしちゃって笑」

言われ、こうなるともうお話になりません。

そんな両親のやりとりを聞いていた長男が、

「いやいや、全然いやらしくないでしょ。

 結構面白いよ。」

とフォローをしてくれましたので僕の疑いは晴れた訳ですが、妻にしてみたら僕がTIKTOKのアプリを持っていることが以外なことだったのだと思います。

とは言え、僕がTIKTOKをフル活用できている訳ではありません。時折、キングダムを見て心を熱くしてみたり、モノマネのレパートリーを増やす為にみたり、頭の体操が出来るような動画をみたりしています。

そんなことをしていると、今まで知らなかった面白いことや初めて聞いたカッコいい曲など新しい情報を知れることもできます。そして、その仕入れた情報を妻や子供達と共有することが僕の楽しみになっているのです。

結果的に妻から疑いの目で見られ、長男からは、「また始まったよ」と思われてしまいましたが、これがありのままの僕たち夫婦で、そんな姿を見せられることは良いとことだと思っています。子供には見せられないとか、人には見せられない一面があってもいいですが、その一面こそがその人らしさなんじゃないかなと思うんです。

中澤建設では今、リノベーションと新築工事が進んでいるところです。高崎市下佐野町のお客様の家づくりは、手刻みがもう少しで終わる段階になり、使用する木材を実際に見学していただきました。

「これ、我が家の木なんですか?

 これが家になるなんてすごいことですね」

とおっしゃってくださったのは奥様です。

奥様に僕が言葉を返す前に、

「これが中澤建設なんですよ笑」

と代わりに言ってくださったのがご主人様です。

あまりに素敵だったご夫婦の様子を写したくて、僕がカメラをむけると、

「じゃあ、木を感じてみますね笑」

と素敵な笑顔をいただくことができました。

自社で自然乾燥した木材を自社の職人が手刻みをした様子は、お客様にしてみたら中々見られない中澤建設の一面なのかもしれません。でもこれは中澤建設にとってありのままの姿なんです。そして、そんな一面を見てもらえることが家づくりにはとても大切なことだと感じました。

倉渕町の新築工事では基礎工事が進行しています。現場のすぐ隣りにお客様の作業場がありますので、少しずつ変化している現場の様子をいつも嬉しそうに眺めてくださっています。日中は畑と作業場を行き来しておりますので、ご夫婦と小さなお子様が現場近くにいらっしゃるタイミングで、木製玄関ドアのお打ち合わせにお伺いしました。

僕が説明させていただいた後に、奥様にわかりやすく説明をし直してくださる様子が、素敵だったので、カメラを向けさせていただきました。

「いつもコンタクトだからメガネはレアですよ笑」

と奥様が言うと、

「じゃあ、もっと見えるようにしたら笑」

と楽しそうな様子がまたまた素敵なんです。

このような時間をお客様と一緒に過ごさせていただき、お客様と一緒に笑顔でいられることが幸せな瞬間です。そしてこれが、かけがえのないヒトトキをつみかさねる、中澤建設の家づくりです。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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宇宙パトロール部

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

覚えている方も、ご存じの方も、わずかだとは思いますが、僕は中学生の時に、「宇宙パトロール部」というトリオでコントをしていました。相方は、小学生時代からの同級生の原田くんと金子くんです。笑いに関して貪欲な3人の共通点と言えば、歳の離れた姉が2人いる、末っ子長男であるということくらいです。

この紹介をさせていただくと9割の方から、

「さぞかし可愛がられて育ったんでしょう」

と言われます。原田くんと金子くんがどうだったのかはわかりませんが、中澤家の姉達は僕に対して非常に厳しかったように感じます。

例えば、原田くんと金子くんがお姉さん達を呼び捨てにしていたので、僕も呼んでみようと次女のことを

「小百合」

と言ってみたことがあります。そしたらすぐ様、

「はぁ、何でやっちゃんに小百合なんて呼ばれなきゃいけないの?生意気!何様だと思ってるの?」

と怒られました。何様とまで言われると非常に複雑な心境ではありますが、姉の教えは調子に乗り易い僕には必要なことで、これは社会の厳しさを感じられるいい経験だったと思います。

末っ子長男という境遇が同じ3人が、人を笑わせることを目的として結成したのが宇宙パトロール部です。僕の家にみんなで泊まって夜な夜なネタづくりを行いました。芸人さんのネタを少しアレンジしたり、オリジナルのネタをつくったりと、見てくれる人に笑ってもらう為に自分達の笑いを考える時間は楽しいものでした。

全部で10個くらいのネタを用意して発表した舞台が倉渕中学校の文化祭の紅葉祭です。合唱などの様々な催しものをした記憶はわずかしか残っておりませんが、宇宙パトロール部が紅葉祭で笑いをとれたことははっきりと覚えています。

そんな思い出の舞台から28年の時を経て、先日倉渕中学校の紅葉祭にパトロールと称して見学に行ってきました。

校舎も新しくなったので当時の面影は残っていませんが、文化祭の雰囲気はあの頃と変わらない気がします。

しおりを見ると、丸一日盛り沢山の内容です。合唱やステージではダンスやテレビ番組で見たことがあるような出しもの、楽器演奏会、お笑いなど様々な発表を行っていました。その全部を見たかったのですが、仕事に戻らなくてはいけませんでしたので、先月職場体験「やるベンチャー」に来てくれたY君の発表を見させていただきました。

中澤建設で働く僕たちにとって、生涯忘れられないような素晴らしい時間でしたが、Y君はあの3日間をどのように感じていたのだろうか?是非とも聞いてみたかったのです。

倉渕町内で職場体験をした生徒の皆さんの発表は個性豊かなものでした。Y君も中澤建設で体験したことをすごくわかりやすく話してくれました。そして発表の最後にやるベンチャーを控えている1年に向けて、

「来年是非行ってみてください」

と宣伝してくれました。車ですれ違えば進んで手を振ってくれるし、学校帰りに作業場に顔を出してくれることもあります。こんな風に地域の中学生と交流を持てることは、中々ないことなので中澤建設にとって嬉しいことですし、仕事と同じくらい大切なことに感じます。

地元企業に職場体験に行った生徒の皆さんが、最後にまとめとして、

「個性を活かせる楽しさ」

「人と関われる楽しさ」

「やりがいを感じられた」

の3つを『働くこととは』という項目で発表してくれました。こんな風に思ってもらえたことが地元で働く1人の社会人として、とても嬉しかったです。職種も出会った人も違い、環境によって感想も様々だと思いますが、皆さんが発表してくれたことが働く意味そのものだと思います。

 倉渕の新築工事では基礎工事が始まりました。現場に入ってくれるのは、基礎工事を担当してくれる櫻井建築工房さんです。櫻井さんとは、所属しております商工会青年部の事業で出会って、その人柄と技術に僕が惚れたことでお付き合いをさせていただいております。

物腰も柔らかく、ひとつひとつの仕事が丁寧で、こだわりとプライドをしっかり持っておられる職人さんです。楽しみにしていた家づくりがスタートして、工事に対してとても興味をもたれているお客様に、今している作業は何なのかをご自身の言葉で、しっかりと説明してくださり、時折り笑いも含めてのお話がとても素敵です。

この日の作業を終わりにする際に、櫻井さんが資材をトラックから下ろしていたのですが、その置き方は見習うべき仕事の姿勢でした。下ろした資材が、どのように置かれていても気にしない人は気にしません。置き方によって基礎の仕上がりが大きく変わるかと言えば、それも関係のない話です。でもモノを大切にされていることは間違いありません。そしてその想いは見えないところで仕事にいきてくると思うんです。

櫻井さんが見せてくれた仕事への姿勢は、これからの時代に残すべきものだと思いました。ですので、来年になって中学生が中澤建設の職場体験に来てくれたら、櫻井さんから教えていただいた仕事への姿勢をしっかりと伝えらるように僕自身もモノを大切にする意識を高めていきたいです。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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温かな1日

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

修行時代に親方からよく言われていたのが、

「ヤス、歩く時は、次にやることを考えながら歩いて、ゴミが落ちてれば拾って、運ぶ荷物があれば移動する、ただ歩くんじゃねぇぞ。」

と言われていました。こうなると行動が慎重になるので次に何をするか考えてしまいます。そうすると「ボケっとしてんな。手を止めてる時間なんてお前にはないんだよ。」

と怒られます。いつでも親方が目を光らせており、何をしても怒られる状況に最初は戸惑っておりましたが、今になって思うことは素晴らしいことを教えてもらったということです。

仕事だけに限らず、常に考えるという意識はとても大切なことで、親方から教えてもらったことは自分の生き方としての基盤になっています。ただ、意識はしておりますが出来ているかは別の話です。

情けないのは僕の能力が追いついていないと言うことです。次の行動を考えながら道具などを取りに行った時など、別のことで話かけられると、

「あれ、俺は何の道具を取りに来たんだっけ?」

となることがあります。よ〜く考えれば思いだしますが、これでは大切な目的を忘れてしまうことになります。先のことを考えて行動することは大切ですが、何の為にその場所へ向かっているのかを忘れてはいけないと思います。

昨日は僕が仲間と一緒に活動しているやままつり実行委員会の主催のイベント「やままつり2024」が行われました。昨年は極寒の中開催されたので気候がとても心配でしたが、今年は天気も気温も最高なコンディションでした。

前日は僕が商工会の事業で1日倉渕におりませんでしたので、会場準備は2日前に参加出来るメンバーの7人で行いました。高崎市役所倉渕支所とあいまがわ温泉さんに資材を貸していただき、会場の安全対策を行い、やままつりオリジナルステージを設営します。メンバーの家の中からみんなで力を合わせてピアノを出した時にはあたりは真っ暗です。

僕は少し仕事にもどったのですが、他のメンバーは風対策の土嚢袋を作ってくれました。みんなが作業を終えたのは、夜の20時でしたので朝8時から始めた作業は少しの休憩だけで12時間行いました。これはイベントでは当たり前かもしれませんが、やままつり実行委員会はポスターデザイン、SNS投稿、ステージアーティストさんとのやり取り、出店者さんとのやりとり、看板作り、会場設営と出来ること全てを自分達で行っています。

大変なことはもちろんありますが、自分達で行うからひとつひとつにこだわりをもてますし、愛情を持てると思うんです。

今年は群馬三菱自動車販売さんご協力のもと、会場で使用するすべての電気をPHEV(プラグインハイブリッド車)から提供していただきました。そして僕が普段からお世話になっているインディゴピースホームさんが会社で使われているPHFVもご厚意で貸していただき、合計3台の車両で電力の提供を予定しておりました。

イベント開催の直前になり、イベントで使用する電力が3台の4500Wでは足りないことになってしまいました。電力が足りないのであれば発電機を使用するしかありませんが、ここで発電機を使ってしまったら、車両を提供してくださった2社のご厚意を台無しにしてしまいます。

出店者の皆さんもどうにか使用電力が少なくなるように考えてくださり、使う時間を工夫するアイデアや持っていく機器の変更など、ご協力のお陰で大幅に電力を減らすことができました。しかし、あとわずかではありますが足りない状況です。これ以上の節約は難しく悩んでいることろを助けてくれたのが三菱自動車さんです。

群馬三菱自動車さんには僕の倉渕の友人、関君が勤めています。電力が足りないことを関君に相談したら、

「ちょっと考えさせて」

の一言だけ伝えられ、次に連絡が来た時には

「なんとかなったよ」

ということでした。

当日は渋川市の店舗さんから試乗車を持ってきてくださいました。3台の試乗車と社員さんが倉渕に来るということは、その日は店舗での試乗も営業も出来ないと言う事です。イベント当日は、群馬三菱自動車販売の取締役も会場にお越しくださいましたので、今回のお礼をお伝えすると、

「関から頼みこまれましたよ。最後は僕が頼まれて、僕の仕事の予定なんて考えてないんだから笑

しかし、いいイベントですね。皆さんの活動は会社の方針にも合ってるから来年も言ってくださいね。」

と嬉しいお話を聞かせていただきました。自分の知らないところで、関君がやままつりの為に会社に働きかけてくれていたんです。普段はそういう姿を見せないけど、地域と仲間を想う気持ちに助けてもらいました。

会場にはたくさんのお客様がお越しくださいました。来てくださる方々皆さんが素敵で、写真を撮られていただく時に、SNSでの使用を尋ねると、

「大丈夫ですよ」

と心良く承諾してくださいました。

お客様と出店者さんとのすごく温かな交流が僕にとっては嬉しくて仕方ありません。

「素敵なイベントですね」

とたくさんの方々に言ってもらえましたが、それも

僕達やままつり実行委員会がつくってきたベースにイベントを一緒に作り上げてくれる出店者さんが心を込めて飾り付けしてくれるからだと思っています。

そのイベントにたくさんのお客様が来てくれて、楽しかった思い出をつくってもらい、自分達の活動に少しでもいいから何かを感じてもらえればいいなと思っています。

もちろん僕達やままつり実行委員会にとっても忘れられない大切な思い出が出来たことは間違いありません。

最後になりますが、ご協力してくださった皆様、出店してくださった皆様、ご協賛してくださった皆様に心から感謝申し上げます。

大変ありがとうございました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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「こんな事ってあるんだなぁ」

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

木材を自然乾燥している倉庫から、現場で使う材料を出そうとした時に珍しい光景が目に入りました。

カラーコーンの頭から見える僅かな穴に向かって成長したのだと思いますが、光も水分も限られた環境の中で、一筋の光に向けて生きている姿が、とてもたくましく見えて、

「こんな事ってあるんだなぁ」

と驚きました。

家づくりにおいて、大工工務店である中澤建設が木工事を行い、木工事以外の様々な仕事は、中澤建設が心から信頼を置いている協力業者の皆さんにお願いをしています。

中澤建設の大切にしている”ヒトトキ”の中のヒトのこととして、ホームページにも掲載しておりますが、お客様の家づくりは協力業者の皆さんと中澤建設の社員が心を1つにしてつくらせていただくことで成せるものだと思っています。

今から2年前にみなかみ町で新築工事をさせていただきました。

この時もいつもと変わらないチーム中澤建設で家づくりをさせていただく予定だったのですが、水道設備業者さんに関しては、ひとつ問題がありました。

水道設備は、行政との連携や自治体の指定業者が工事を行う仕組みなどがあり、作業はもちろんですが、手続きなども工務店に代わって色々と行っていただく必要があります。なので、地元の業者さんにお願いすることが好ましいのです。

みなかみ町での工事は初めてで、地元に知り合いの業者さんもおりませんので、お世話になっているお仲間の方に紹介をしていただくことになりました。ありがたい紹介ではありますが、このようなことは初めての経験なので、

「お客様の大切な家づくりに一緒に向き合ってもらえる方なのか?」

「中澤建設の家づくりに賛同してもらえるのか?」

と思っていたのは事実です。

実際に現地でお会いした時に、僕の心配ごとはなくなりました。年齢は当時34歳くらいでしょうか。笑顔が印象的で挨拶もお話してくださる言葉もとても丁寧な方です。その時点で難航していた上水道の取り出しの件も、お客様と僕が安心を出来るように説明をしてくれます。

ひとつひとつの対応が丁寧な方で、実際に作業されている姿もとても好感が持てました。お互いに初めて仕事をするもの同士なので、意見のズレが無いように何度も細かな打ち合わせをしました。時間はかかってしまいますが、自分にとってそれは心地よい時間(ヒトトキ)です。なぜなら、お互いが同じ方向を向いているからです。

この方のお父さんが社長をやられており、現場作業は弟さんと2人で行っていました。社長もお2人に現場をまかせていて、チカラを合わせて仕事をしている姿は素晴らしく、本当にいい会社さんで、僕にとっても目標になるような会社さんでした。

新築工事が終わった後も、お客様の家を一緒に守っていく仲間ではありますが、顔を合わせる機会が少なくなることはわかっていました。なぜなら、中澤建設には地元倉渕町と安中市に水道設備業の協力業者さんがいるからです。そんなことを思っていると

「中澤さん、僕の家づくりをお願いします」

とお話がありました。

想像もしていない言葉に正直驚きました。他にもたくさんの工務店さんとお付き合いがあると思いますが、冷やかしなどは全く無く真っ直ぐな気持ちでおっしゃっていることがわかったからです。

新築工事に使われている様々な木を見て、

「これいいですね、これもかっこいいな、こんなのどうやって使うんですか?」

と本当に水道設備業者さんなのかと思うくらい木に興味をお持ちでした。とても木が好きな方だからこそ、中澤建設の家づくりを好きになってくれたのだと思います。

定期的にご連絡をくださり、土地のご相談や建物の事など新築工事に向けて色々なお話をさせていただきました。ご自身の会社で施工されている業務に関するご相談もいただき、実際にみなかみ町の飲食店さんに夜間工事に行かせていただいたこともありました。

ずっと切れずに連絡を取り合っている中で、驚いたのは、お父さんが経営されている会社を弟さんにまかせて退社されたというご連絡でした。十数年やられてきた水道設備業から離れて、新転地で全く別の業種をして生きていくということでした。

ここまで積み上げてきた経験がもったいないとは思いましたが、ご家族や会社と相談されて決まったことだと思いますので、何も知らない自分が何か言えることではありません。仕事が変わったとしても、仕事への意識は絶対に変わらないと思いましたので、どこで働いたとしても活躍される方だとは思っていました。

転職されても、時々連絡を取り合って、土地探しのことからはじまり、近況報告や仕事の様子、木のことなど様々なお話させていただいておりました。そんな中で、今の仕事が自分には合っていないという相談をいただくことがありました。

お話を聞く限り、僕もその仕事を続けることは進められないと思いました。その話に続けて、これから挑戦したいと思っている仕事について相談を受けたのですが、僕は賛成することができませんでした。素晴らしい方ですし、自分にとって大切な方だからこそ道を間違えて欲しくなかったからです。

仕事を選択することは、奥様もお子様もいらっしゃっいますので、ご家族の人生を大きく左右する大切なことです。それ程重い内容を誰にも相談出来ずにいましたが、1人では抱えきれずに、自分が迷いそうになる時には必ず相談させていただく方にお話させていただきました。

実際に僕がいない状況でお2人で会っていただく機会も用意してくださいました。僕の大切な方同士が自分のいない環境でお会いするということに、

「こんな事ってあるんだなぁ」

と驚きの心境ではありましたが、いつかは会っていただきたいと思っていましたし、絶対に良いアドバイスをもらえると思っていましたので、とても嬉しい出来事でもありました。

いただいたアドバイスは十数年培ってきた経験と技術を活かして水道設備業で独立するべきだという意見です。もちろん僕もそれが1番いいと思っていたのですが、ひとつ気になるのは、それが心から本人が望む事ではないということです。経験と技術があるとは言え、仕事は自分がやりたいことをやるべきだからです。

出会ってから、その方が僕にずっと伝え続けてくれている言葉があります。それが、

「中澤建設さんのチカラになれる仕事がしたい」

ということです。その本当の意味とは何なのかを考えるように、僕の中である気持ちが生まれました。それは「この人と一緒に仕事をする」ということです。

中澤建設は大工工務店です。そして、今年の3月から新たな職人さんが仲間に加わり、建具家具事業も始まりました。水道設備業は、協力業者さんにお願いしておりますので、自社で行うつもりは一切ありません。一緒に仕事をするのであれば、大工と木工職人としてしか受け入れることはできないのです。

正直に自分の気持ちを伝えさせていただきました。年齢を考えても悩んでいる時間はありませんし、中途半端な選択は出来ないことはご本人も承知しています。自分1人の判断をせずに、ご家族としっかり話し合いをすることをおすすめしました。その間に奥様とお子様を倉渕にお連れすることもありました。

渡部哲矢さん。てっちゃんと呼んでます。

中澤建設の家づくりと僕の考えを理解してくださり、中澤建設の社員となって一緒に生きていくという決断をしてくれました。

僕の父親、ベテラン大工の原田さん、建具職人のともさん、僕と同じくらい木が好きな方です。真面目さは僕よりも少し上ですが、面白さで言ったら僕の方が上ですね。てっちゃんは、若さだけでなく中澤建設にとってとても良い風をおこしてくれました。この風は、この先の中澤建設にとって、無くてはならないものになると思っています。

倉渕町に毎日通っておりますので、地元の方々は見かけることがあると思います。作業場で仕事をしていたり、現場で仕事をしております。

中澤建設のテツandトモのテツということになります。

お会いした時はどうぞよろしくお願いいたします。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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無くてはならない存在

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

昨日は、地元倉渕小学校の運動会が行われました。中澤家の次男にとっては小学校生活最後の運動会になります。42歳になり涙腺が以前に増して緩くなってきた僕としましては、全校生徒78人が練習の成果を発揮して全力で取り組んでいる姿が微笑ましく感動的なものでした。

最終競技の全員リレーでは、3チームの中で最後にバトンを受けたアンカーの生徒さんが、前の2チームに追いつくことが出来ずにゴールをした後、悔し涙を流して立ち上がれることができない場面がありました。この涙は、本人にしかわからない様々な感情から込み上げてきたものだと思います。

そして、本気で真剣に自分の持っている全力を出した人しか流すことができない涙です。だからこそ、見ているこちらも感動しますし、僕にとっては運動会で1番印象的な場面になった訳です。

感動するだけにとどまらず、思わず涙がこぼれそうになったのですが、生徒さんの美しい涙の近くでその子の親でもない保護者が涙を流していたら、しかもそれが中澤親父ということになると、せっかくの感動的なシーンが台無しになってしまいます。

涙を流すものかと空を見上げると万国旗が掲げられ、色鮮やかな各国の旗が運動会に華を添えてくれています。考えてみると、この万国旗はどれくらい前から運動会の定番になったのかわかりませんし、なぜ万国旗なのかとは思います。しかし、運動会には無くてはならない存在であることに間違いありません。

僕が倉渕町で仲間と一緒に活動している『やままつり実行委員会』という団体があります。今から10年前に、誰から頼まれた訳でもないのですが、

「面白いことをして、地域を盛り上げたい」

と結成された団体です。倉渕町に住んでいないメンバーもいますし、職業も様々ですが、みんなが倉渕町を大切に想っているメンバーです。

2015〜2019年は、ウォーターマンフェスティバルという水を使ったお祭りを5年ほど開催しておりました。その後、コロナ禍で活動が出来なくなってしまった一昨年のこと、自分達の活動を続ける必要があるのかと皆の中で話がでました。

続けることはとても大変なことであり、辞めることはすごく簡単なことです。自分達の好きでやっていることですし、有名人のように

「どうか続けてほしい」

と思ってもらえるファンがいる訳でもありません。

だからこそ、”やるか、やめるかの”選択は自分達次第になる訳です。

そんな中、みんなで出した答えは、続けていこうというものでした。1人1人に様々な考えがあると思いますが、どんな理由があったとしても続けるという選択をしたことは大きな決断だと思います。

メンバー全員が集まれない現状ではありますが、仕事の状況や生活の環境だって、それぞれなのですから無理がないことが1番です。1人1人のこだわりが強く、個性が豊かすぎるメンバーですが、それこそが最大の強みです。だからこそ、このメンバーでしかできないことを行うことがやままつり実行委員会の在り方だと思っています。そして、メンバーの全員が持っている共通の想いが、

「こどもたちに生涯忘れられないような思い出をつくる」

この気持ちが根本にあるから、活動を続けていられるのです。そんなやままつり実行委員会が主催するのが

『やままつり2024』です。

高崎市と高崎市倉渕商工会に後援になっていただいたことで地域と連携をとり、参加される方にとって安心なイベント運営が行えます。

環境に配慮したイベント運営を考えており、会場で使用する電気は群馬三菱自動車販売様と電気自動車(三菱)を社用車としている工務店様が会場に電気自動車を持ってきてくださり、車から電気を供給してくださいます。

やままつりオリジナルステージを彩ってくださるのは、昨年同様にボナーキャンドルさんです。火が灯る前のステージコーディネートも素敵ですが、夕暮れからのキャンドル点灯では幻想的な世界が生まれます。

そんなステージで出演してくださるのは、倉渕中学校吹奏楽部や普段はこどもにピアノを教えている先生、そしてプロとして活動されているアーティストの皆さんです。

美味しい食べ物や飲み物で会場にいる方々を楽しませてくれるのは飲食店や物販店の皆さんです。普段はご自身のお店でお仕事をされている方々が、この日は特別にやままつりの会場で出店してくださいます。1番心配される食中毒が絶対に起こらないように、この日限定のメニューで来場される皆さんが安心して食事ができることを考えてくださっています。

ワークショップやこどもが楽しめるようなイベントで、会場を一緒に盛り上げてくださるのは、僕も所属している倉渕商工会青年部や地元野球チーム、サッカーチームの皆さん、地球の環境問題に対する省エネルギーの重要性を発信している団体様、こどもの遊び場を作り出すプロの方といった心強い皆さんです。

これだけ多くの方々が、お越しくださる皆様に楽しんでもらえるように想いを込めた準備をしてお待ちしております。

そしてこのイベント『やままつり2024』が開催できるのは、地元倉渕町、高崎市の企業様のご協賛があるからこそです。実行委員のメンバーで協賛金の集金にお伺いさせていただきました。企業様にとってイベントに協賛したところで何のメリットも無いと思います。ですが皆さんは、

「大変だけど、頑張ってね」

「地域の為にありがとう」

と心温まるお声かけをしてくださいます。年齢を重ねるごとに、お金を稼ぐ大変さとその意味を深く感じるようになってきました。だからこそ、協賛金をいただくことの重みをいままで以上に感じることになりました。

何か特別なお礼ができる訳ではありませんので、

「ありがとうございます。

      大切に使わせていただきます」

という言葉しかお伝えすることができませんが、企業様が僕達やままつり実行委員会に託してくださったと思い、全力で来場される方々に楽しんでもらえるイベントを開催したいと思っています。

やままつり2024は、10月12日(土)11時〜です。

ご協力してくださる皆さんと一緒に実行委員会一同でお待ちしております。参加される皆さまやこどもたちにとって忘れられないようなお祭りにしますので、是非是非是非とも遊びに来てください♪

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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明日からでも変わること

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

妻が僕の変化に気付いているのか分かりませんが、半年ほど前から歯ブラシの握り方を変えました。今まではジャンケンのグースタイルで歯ブラシを持っていたのですが、読んでいた本から歯磨きは優しくするべきだと教えがあり、えんぴつを握るように持つと歯にも歯茎にも良い効果があるとのことでした。

そんなことは全く知らず、歯磨きは力いっぱいするものだと思っており、ふと思い出したのはかつて妻が念仏のように言っていた「歯は一生モノなんだよ〜」という言葉です。

妻の言葉にどれほどの意味があったのかわかりませんが、健康をリアルに考える年齢になり、食べ物が身体の中に入る入口なのですから歯の大切さはわかります。

それからは、えんぴつを握るスタイルでの歯磨きを習慣にしました。最初は抵抗がありましたが、力が入らない分以前よりも丁寧に歯磨きをするようになります。そして、僕の歯磨きはもう少し変化することになります。

今から数ヶ月ほど前に、中澤建設の恩人の方がSNSの投稿で、脳の働きについてお話をしておりました。その内容を拝見しますと、どうやら人間は脳を100%使えていないとのことでした。そして、脳は40〜60歳で本領発揮をするとのことです。その為には普段していないことをする。身近なことだと、歯磨きを右利きの人は左手でやるということです。

これは、大変貴重で面白いことを教えていただきました。そして自分の能力の低さが、脳を100%使えていなかったことが理由なのかもしれないと少し安心します。

その日から僕の歯磨きは、左手でえんぴつを握るスタイルになった訳ですが、実際はとても磨きづらいです。ぎこちなくなりますし、上手にできないですし、時間もかかります。

時間の使い方が上手くいかずに忙しい朝などは、利き手でやってしまうこともありますが、基本的には毎朝、そしてどんなに眠くても寝ぼけていても夜は必ず左手でやるようにしています。

どんな効果があるかわかりませんし、まだまだ初めたばかりですが、意味があるから伝えてくださっているお話ですし、生活の姿勢を少し変えるだけで出来ることなのでこれからも継続したいと思っています。

先日は、仲良くしていただいております工務店さん、建材流通店さんと定期的に開催しております「利根ヨットスクール」が行われました。今回は、いつものメンバーに加えて、栃木県よりスペシャルゲストがお越しくださいました。

皆さんが建築従事者ではありますが、住宅の性能や商材の話などは一切交わされません。ここに集まる皆さん、高気密高断熱の住宅性能や許容応力度計算による耐震等級3の家づくりは、新築される全ての建物に対してにされています。もちろん建材流通店さんも高性能な住宅商材を扱い、様々な角度から私たち工務店をサポートしてくださいます。

住宅性能になりますと、会社ごとに設定している数値も様々ですし、仕様も違いますのでこの会では共有することはありません。この会で交わすのは、志しや目標に対しての取り組み方や姿勢、想いという内容です。

それもただ共有するのではなく、この先どのように進めていくことが良いことなのか、修正するべきことは何なのかを伝え、受け取ることを大切にしています。

お客様に高性能な家づくりをご提供させていただくことだけが僕たちの家づくりではありません。それだけではお客様の幸せを考えられていないということになります。じゃあ、どうすればよいのかを語り合うことがこの会の大きな意味だと僕は感じています。

「明日からでも変わることが必要なんだよ」

とおっしゃっていたのは、先輩工務店の社長様です。その言葉のひとつひとつには僕も心から共感させていただきました。僕がまだまだ知ることができないような素晴らしい経験をされている先輩工務店さんでも、今に満足することなく変わることを大切にされているのです。

変化は決して簡単なことではありません。誰でも自分がしていることが正しいと思いたいですし、正しいと思っているから選択をして実行しています。

なんでもかんでも変えることが良い訳ではありませんが、変わるべきだと意見をもらったのならば、それは変わるタイミングであり、変われるチャンスだと思うんです。そして、自分自身を見直す機会なのです。

この会では、笑いの絶えない時間もたくさんありますが、その時間と同じくらい厳しい意見が飛び交うこともあります。志しと想いが同じお仲間の皆さんと過ごす時間ですので、笑いからも厳しさからも得られることの大きさを感じます。

生活習慣でも仕事でも、常に変化を意識することが必要です。でもその変化には、人の力が大きく影響していることを忘れてはいけないと感じることができました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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中澤建設の未来

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

長男が中学になってもサッカーを続けていますので、休日の送迎や平日の迎えは僕が行けるように努力しています。片道およそ40分くらいの道中なのですが、長男がお気に入りの音楽を聴いたり、会話をしたりして、僕としては結構楽しい時間を過ごしています。

そんな長男から、

「日本の高度経済成長期って何があったの?」

と聞かれました。突然で予想してもいない内容の質問に正直戸惑います。それもそのはず、この質問だけ切り取ると中澤家の長男が賢そうに感じますが、いつもの会話内容と言ったら、

「もしも高崎市の烏川を境に右と左に分けたらどっちに住みたいか」など、本当に他愛もない話ばかりなんです。

だからこそ、高度経済成長の言葉が出てくるなんて全く想像しておりません。長男がどこまで深みのある答えを期待していたのか分かりませんが、僕だって下手な話はできません。とは言え、学業という名の勉強を怠ってきた為知識不足なのも事実です。

背伸びしてもボロがでますので、保険として自分が生まれる前の出来事だということを冒頭に添えて、自分の言葉で説明をしました。

その話を聞いた長男から、

「そういうのがあって、今みんなロボットになってるの?ファミレスとかもご飯を持ってきてくれるのみんな人じゃなくてロボットだもんね。」

と言われます。

僕の説明から、「ここに結び付くのか?」とは思いましたが、大きく言えば外れてはいないことに安心します。続けて長男が、

「このままAIが進化をしたら、全部ロボットがやってくれるから、中澤建設だって仕事がなくなっちゃうんじゃないの?」

と言いました。

長男なりに父親の仕事を心配してくれたようです。そんな長男に「AIの力を借りなくても大丈夫だよ」と言いたいところですが、僕自身が日常生活でAIに頼りっぱなしです。

目的地の場所を探す時はすぐにスマホを手に取ります。言葉の意味を調べるときもスマホ、天気予報もスマホ、スケジュールも今は全てスマホの中のAIに管理してもらっています。

考えてみれば、このAIの進化も多くの人が仕事をしたことで生まれた賜物なのだと思います。たしかに頼り過ぎることに問題もあるようには感じますが、AIの能力を借りながら自分にしか出来ないことをやることが大切なように感じます。

先週は毎年恒例になりました、高崎市の体験活動「やるベンチャー」で、倉渕中学校2年生の生徒さんが3日間の職場体験に来てくれました。

生徒さんが中澤建設に来てくれるようになって今年で3年目になります。初年度から僕が決めていることは、出来る限りリアルな仕事を体験してもらうことです。なので中学生がいるからと仕事内容を意識し過ぎないようにスケジュールを組みます。

その為、中澤建設の職場体験はお客様のご理解とご協力がなければ成り立つことはありません。ちょうど職場体験に重なるお客様には事前に、中学生が一緒に現場に入らせていただくお願いをさせていただきます。

僕からの急なお願いにも関わらず、お客様の皆さんが心良く承諾してくださることに感謝以外の言葉が見つかりません。

初日は、朝から僕と一緒に雨樋修繕の現場調査に伺います。僕が脚立に登り寸法を測って、Y君がメモをしてくれます。道具が必要になった時も、

「僕取ってきます」と言ってくれて、離れた作業車に向かって走り出す姿には正直驚きました。無事に調査を終えて、2人でお客様に挨拶をさせていただくと、

「頑張ってね」

のお言葉にY君も嬉しそうです。

それから向かったのは、リフォーム中の現場です。お客様と一緒に迎えてくれたのは、Y君が好きで好きでたまらないワンちゃんです。僕もその事は知っていましたし、お客様にもお伝えしてありましたので、

「ちょっとワンちゃんと待っててね」

と伝えるとすぐさま近付いて、まるで付き合いはじめの恋人同士のようにベタベタしています。

微笑ましい光景ですが、このままでは中学の先生に職場体験の報告ができませんので、しっかりと作業もお願いしました。

お昼は一緒に現場でお弁当を食べてから、中澤建設の社員で年齢が1番近い、渡部さん(てっちゃん)の車に乗り作業場に戻ります。歳が近いだけに、車内ではどんな会話で盛り上がったのかと想像するだけでニヤけてしまいます。

作業場に戻ると、建具職人のともさん指導のもと、次の日に行く現場作業の練習です。一見クールなともさんのシュールな笑いが中学2年生にもハマっていることが僕にとっては面白くてたまりません。

2日目は、前日にした練習の成果を試す建具工事です。この建具をつくったともさんと妻が見守る中で息をのむような緊張の瞬間です。

作業を終えたY君にともさんが一言、

「成功です」

と言った時は、Y君も嬉しそうでした。仕上がった建具を積み込みして、妻が作ってくれたお弁当を持って、Y君・ともさん・妻の3人は現場に向かいました。(ともさんは愛妻弁当です。)

僕は会社で待機しましたので、現場でどんなドラマがあったのかを直接見ることはできません。だけど、それが大切なことだと思っています。職場体験は生徒さんと僕ではなく、生徒さんと会社が1つになって行う活動だと思っています。だから、僕自身も会社の一部なのです。

それを深く感じたのが3日目の出来事です。実はこの日に僕の大切な友人のお父さんの告別式が行われることになりました。この日は家具づくりを予定しており、午前中に僕と図面を書いて、午後に社員大工の原田さんご指導のもと絵に書いたものを実際につくってもらおうと思っていました。

そしてもう一つ、妻のまかないランチをみんなで食べる予定でおり、そのランチに使うご飯を釜で炊こうと思っていました。ここで問題なのが、釜でご飯を炊くことはそれほど難しくはありませんが、僕以外に中澤建設の誰もやったことがなかったのです。初めて釜でご飯を炊く場面で経験者がいないのは、大問題です。

僕にとって大きく感じていたこの2つの問題を助けてくれたのは、一緒に働く会社のみんなでした。大工の原田さんは僕が出来ないとわかると、ダンボールとえんぴつを持ってきて、

「ここにつくりたいものの、絵とサイズを大体書いてみて。何か部屋に欲しいものないの?」

と優しくY君に寄り添ってくれています。

釜でご飯を炊くことも、電気炊飯器を使うことを考えましたが、キャンプ経験者のてっちゃんが、

「半合と似てるから何とかできますよ」

と言ってくれたことで、予定通り進めることができました。

後で話を聞くと、家具づくりにはともさんも原田さんのフォローに入ってくれて、そのお陰でY君が思い描くものをつくることができたそうです。

僕がお昼過ぎに帰った時には、みんなご飯を食べ終わっており、食後のデザートを食べるところでした。僕も戻れましたので妻のつくってくれたケーキを食べながらY君の作品発表会がはじまります。

実はY君、将来は大工になるのが夢だという理由で中澤建設を選んでくれました。ものづくりが大好きで自分が思い描いたものをつくれることに憧れの気持ちがあることを聞かせてくれました。

Y君の作品は世界にたった1つの素敵なものでした。自分のつくったものを発表する姿も自信に満ち溢れて、Y君の姿からものづくりに1番大切なものを感じさせてもらいました。

そんな流れのまま、Y君が中澤建設で過ごした3日間の感想を話してくれる感動的なシーンになったのですが、

「いやいや、まだ半日残ってるから!」

と、もはや中澤建設のムードメーカーになったY君のお陰でその場所にいる全員から笑顔が溢れます。

僕は素直にこう言う時間の使い方が好きですし、この先もずっと大切にしたいと思っています。どんなにAIが進化したとしても、これだけは人にしか出来ないことだと思っています。だから、

「中澤建設の未来は大丈夫だよ」

と長男に胸をはって伝えたいと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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表情からわかること

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

先日のことですが、ご自宅の新築工事から店舗の工事と様々なことでお世話になっている友人のお店の工事にお伺いさせていただきました。工事内容は、お店が大繁盛している中で、お客様にとって心地よく、より安心して食事をしてもらえるようにする為のメンテナンスです。

お店がお休みの日に行ったこともあり、工事が終わった後にオーナーと少し話をする時間がありました。普段から真面目な仕事の話をしたり、手が付けられないくらいくだらない話をして盛り上がっているのですが、この日はオーナーが僕のことを褒めてくれるのです。

良いこと、そうではないことに対してハッキリしている友人から、今まさに僕が選択して進んでいる道の事について、

「今のやっちゃん、すごくいいよ」

と言ってくれるのです。それが、心の底から伝えてくれている言葉だということは十分わかるので、僕にとってこれはとても嬉しいことです。

そのオーナーと僕、そして妻は同じ高校の同級生です。なので妻にこの喜びを伝えたくて、帰宅して早々にこの話をすると、

「褒めるなんてめずらしいね〜、でも絶対本音だよね。やっちゃんよかったね。」

と真剣に話を聞いてくれた後に応えてくれました。

友人から褒められたことはもちろん嬉しいのですが、そのあとに話をしっかりと聞いてくれた妻の様子も僕にとってはすごく嬉しいことだと感じました。

中澤家の子供たちも、こども園から帰ってきた時に

「今日ね、〇〇ちゃんとね、、、」

だったり、学校から帰ってきて、

「今日テストで90点とったよー」

と玄関の扉を開けてすぐに話をしてくれます。

その内容は、その日の出来事、楽しかったこと、時には悲しかったことなど様々ではありますが、心の内側にある気持ちを素直に吐き出しているのだと思います。この時に、その話を受け取る家族の存在がとても大切なことだと思います。

先日行われた、移動型子育てセミナー住育キャラバンでは、そんな家族で交わす言葉と心のやり取りの大切さをあらためて確認する時間になりました。僕が妻に嬉しかった出来事を伝えたのと同じように大人でも子供でも想いを大切な人に話せる環境があることは大事なことだと思います。

例えば、話をした相手が、

“とても忙しそうで目を見てくれていなかったら”

“テレビを見ながら聞いていたら”

“機嫌がよくなさそうな様子だったら”

そこには、伝えられない環境が生まれてしまいます。

実際に僕自身も家族に対してこのような態度をとってしまうことがあります。先日も妻が話をしてくれた時にパソコンを見ながら応えてしまいました。そんな僕に呆れた妻の様子から初めて自分の間違いに気がついたのですが、そうなってからではもう遅いのです。

その他にも自分の気持ちに余裕がない時に、母親から話があると、なんとなく聞き流してしまうことがよくあります。これも母親だからしていいことではなくすごく失礼な態度です。妻にも母親に対しても間違っていることは当然で、これでは相手が本当に伝えたいことを聞けていないことになります。

聞く心もなく、耳にだけ入ってくる情報だけでは、相手が嬉しいのか、悲しいのか、喜んでいるのか、怒っているのかという気持ちを理解することは絶対に出来ません。言葉だけではわからないことなんです。

相手の気持ちを知る為には、目と目を合わせて話を聞き表情から感じとらなければいけないんです。そんな大切なことを教えていただきました。この住育キャラバンは、お仲間工務店さんと一緒に中澤建設として協賛させていただいております。

講師の田村美奈子さんが伝えてくださる内容を、聞いたことがあるか無いかで、人に対しての向き合い方が大きく変わると感じております。子育て世代の方々に限らず1人でも多くの方に聞いてもらいたいお話だと思っています。

そして、今週は所属しております住まいるlab.群馬支部の主催で、「構造から直す本気の住宅再生」と題して、曳家岡本さんの岡本親方から普段聞くことができない貴重なお話を聞かせていただきました。

講演の内容は、いつどこで起こるかわからない地盤沈下の状況と地盤沈下してしまった時に家はどうなっているのか、そして建築従事者である私たちはプロとして何をすればよいのかと言うことです。

僕が印象的だったのは、岡本親方の優しい表情と想いが込められた厳しい口調でのお話でした。きっとそれはリアルな現場を実際に見て、被害に遭われお困りのお客様と接して来られた岡本親方が伝えられることなのだと感じます。

このお話をお聞き出来たことで、すぐに自分が何か出来る訳ではありません。そのくらいレベルの高い技術と知識が必要な仕事です。けれど、岡本親方がこれほどまでに伝えてくださるのですから、今からでも自分に出来ることを見つめなおして、お客様にとっての、自分にとっての家づくりに向き合っていこうと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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信じられない出来事

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

今日から9月になりましたので、中澤家の子供たちの夏休みもいよいよ終わりを迎えることになりました。僕にとって夏休み後半の定番と言えば、昨日今日でやっていた24時間テレビです。

「武道館に募金に行けないけど、俺たちも24時間寝ないで応援しよう」

と、中澤家で友人たちと過ごしていたのが、小学生の高学年から中学3年の頃だったと思います。この時の意気込みは、徳光さんに引けをとらなかったと思います。夜通しで応援するとなれば、自分達もお腹が減りますので、夜食やお菓子を持ち寄って気合い十分で望んだのですが、予定通りにことが進まないのが年頃男子です。

マラソンがスタートしてしまえば、気持ちは別のことろにいってしまいます。くだらない会話で盛り上がり、そうこうしているうちにゲームが始まり、そのうちお腹が減ってきます。夜中に腹ごしらえをすれば、今も変わらず情けないほど夜が弱い僕は早々に夢の国へ行ってしまいました。

いつまでも寝ていられないと、目を覚ますと友人達は寝ずにゲームをしていて、寝不足で血走っているみんなの目は今でもよく覚えています。

そのままダラダラと一日を過ごして、残すところ2時間くらいになると再びテレビを見て、会場と心をひとつにサライを熱唱してフィナーレというのが、夏の終わりの思い出でした。

そんなことを懐かしく思いながら、日中にテレビを見ていると、流れていたのは、八代亜紀さんが生前に行っていた様々な活動のことでした。

僕の中で八代亜紀さんは1人の歌手としての認識しかありませんでしたが、実際はそれだけではなく、歌声や様々な活動を通して、多くの方々を幸せにする為の行動をされていました。

もしかしたら、

「だから何?そういう活動をされている方々はたくさんいる。芸能人だから注目をされているだけでしょ」と思う方がいらっしゃるかもしれません。

そして、このテレビ企画に賛否の意見があることをお聞きしたこともあります。番組で取り上げられている内容は、この24時間の間だけ注目すればよいことではなく、365日一分一秒どんな時でも考え続けなければいけないことです。

それは十分承知してますが、自分にとっては、テレビの画面越しに、知らなかったことを知れるこのような機会がとても大切だと思うんです。気付けることでそこから意識を深めることが出来る、これは人が前進することで大事なことだと感じています。

昨日は、いつもお世話になっております、結めぐるの篠崎未歩子さんに繋いでいただき、素敵なご家族様とお会いさせていただきました。こちらのお客様は、新築住宅を検討されている方ではなく、今住まわれている家のお悩みがあって中澤建設にお越しくださった訳ではありません。

今住んでおられる家は、高気密高断熱で高耐久な家づくりを一緒に勉強させていただいている太田市のお仲間工務店さんで新築されました。なので、住んでいる家は快適で不満など全くない様子です。建てられた家にも素敵な名前がつけられており、お話をお聞きしているとお客様は、お仲間工務店さんの大ファンとのことで、相思相愛の惚れ惚れしてしまう程の関係性でした。

じゃあ、なぜ中澤建設にお越しくださったのかということになります。それは今から一年二ヶ月ほど前、まだ新築工事中の時に先輩工務店さん方と一緒に僕と当時中澤建設で修行をしていた松島くんで、断熱気密工事のお手伝いに行かせていただきました。お手伝いと言っても、僕自身も学びに行かせていただいたようなものなのですが、昨日お越し下さった理由は、その時のお礼を直接僕達夫婦に会って伝えたいということでした。

僕にとってみたら、そのように思ってもらえるお気持ちだけでも十分過ぎるのですが、車で2時間ほどかかる中をご家族でお越しくださったのです。数時間という限られた時間ではありましたが、同じ場所、同じ空間で同じ時間を過ごさせていただいたことで、直接お会いしないと伝わらない気持ちがあることをあらためて感じました。

その気持ちは、どんな上手な文章でも、どんなに丁寧な言葉にしても会うことでしか伝わらない気持ちなのかもしれません。

そして、そんな素敵なご家族だからこそ、僕達夫婦からも様々なお話をさせていただきました。自分達の話にも真剣に耳を傾けてくださり、アドバイスまでいただけること、これもまた信じられないことだと感じます。

この出会いは、自分の意志では叶うことが出来なかったことだと思います。お客様の強い想いとお仲間工務店さん、篠崎さんに繋いでいただいたご縁によって生まれた出会いです。

これは、本当に素敵な出来事だと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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止まらずに動くこと

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

最近、お会いする方から

「やっちゃん、お父さんによ〜く似てきたね」

と言われることが増えてきたように感じます。以前も、いや昔からよく言われてはいましたが、

『よ〜く』という言葉からも伝わってくるように、お伝えくださる方の心からの思いを感じます。

顔が似ているのに加えて、夏場の日焼けで2人とも黒光りをしており、薄暗くなれば歯しか見えません。ますます見分けるのが難しいですね💦

先日も、父親が昔からお世話になっているお客様のお宅で2人で作業をすることがありました。その様子を見ていたお客様からも、

「どっちがお父さんで、どっちが息子さんかわからないわね笑」とお伝えいただきましたので、いよいよ何か見分ける方法を考えなくてはいけません。

父親も今年81歳になりましたので、現場仕事や高所作業などは控えながら、木材の加工や作業場周りの草刈りや片付けなど会社の為に働いてくれています。

雑用のように思われるかも知れませんが、父親がやっている作業も誰かがやらなくてはいけない大切な仕事ですし、本人が率先してやってくれているので本当に助かっています。

たまには母親と2人で旅行でも行ってくればいいと思いますがそれが出来ない父親です。何十年とフル稼働で働いてきたタイプなので、ゆっくり毎日を過ごすなんて出来ないのだと思います。

先日参加させていただきました、自立循環型住宅研究会の関東ゼミで、講師の森こうすけさんがエアコンもフル稼働での運転をすることが望ましいとおっしゃっており、父親が動き続けていることも良いことなんだと感じた場面がありました。

今回の関東ゼミも空気線図と計算式を交互に、にらめっこしながら過ごす時間になりました。自分が設計させていただくお客様の家には、何畳用のエアコンが何台必要なのか、今まで何度となく考えてきたことです。関東ゼミでは、そのエアコンを選定する為の根拠を学んでいる訳ですが、僕にとっては果てしなく奥の深い内容です。

エアコンを選定するのに大切なのは家の大きさではなくて、家の中にある空気です。その空気の温度は何℃で、湿度は何%で、実際に何gの水分が含まれているのかをまず知る事が必要です。じゃあ、その空気は一体どのくらいの値だと快適だと感じられるのか?を理解しなくてはいけません。

それから、換気方法は熱交換できるのかできないのかで、温度と湿度の環境は大きく変わることも計算をするとよくわかります。換気を24時間することで家の中にいつでも新鮮な空気を入れることができます。その時に室内で快適と感じる空気をそのまま外に排出してしまうのはもったいないので、新鮮な外気と混ぜ合わせればいいのです。そんなことができるのが、熱交換換気システムであり、どれだけお客様の生活に大きな効果を生んでいるのかを知れることができます。

当然のことながら、窓の計画もしっかりと反映されます。冬の日射は太陽の恵ですので、ありがたいことに無料の暖房です。しかし、夏場に関しては家の中には取り入れたくはありません。日差しは遮断して、明るさはほしいのですから都合の良いことを言ってしまいますが、太陽に感謝する気持ちを持ちながら窓の計画をしないといけません。

そして、根拠を持たせる為に行う計算式で、何より効果が大きいのが外皮性能です。それも数値だけではなく、きちんと施工されている高気密高断熱でなければ意味がありません。せっかくこのように様々なことを教えていただき、学べる環境にいれるのですから、計算通りピッタリなんて難しいかもしれませんがより計算結果に近い環境にしなくてはいけません。その為に断熱気密の現場施工が数値通りでなくてはいけないのです。

実際には、熱源になるような家電製品も家族の人数が多いことや、家の中で子供が走り回ることも、夏場の計算式では負荷になってしまいます。でも、それが悪いことなんて一切ありません。

大切なのは、全てを理解した上でエアコンの計画をすることです。目に見えない空気の世界は、まだまだ学ぶことが山ほどあるように感じます。父親やエアコンのように、僕自身も止まらずにフル稼働で進んでいきたいと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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