夫婦ケンカ

こんばんわ!
中澤やすゆきです!

自称、おしどり夫婦の嫁と僕ですが、

つい先日、久しぶりに大げんかをしました。

中澤家の子供2人が所属している地元のサッカーチームで今年度は嫁が会計を担当しています。

会計の仕事で、
練習試合の時、監督とコーチにおにぎりとお茶をお渡しします。

コンビニで購入するのですが、
嫁が少しでも楽になるかと思い、
「俺、買ってくるよ」と言いますと、

「えっ!めっちゃ優しいじゃん!
ありがとう♪」

と喜んでもらえました。

「お茶は、ホットでいいよね?」と
聞きますと、

「なんで?アイスの方がいいでしょ」
と嫁が言います。

「いやいや、こんな寒くなってきたんだからホットでしょ。
わかってないねぇ」と僕。

「はぁ?やっちゃんは知らないと思うけど、監督とコーチはたくさん声出すから、冷たいお茶が嬉しいに決まってるじゃん。」と嫁。

「そのくらい知ってるし。
ホットだって、十分のど潤うわ。
それに、お茶を手にとって(冷たっ)って思うに決まってるよ。」と僕。

「ホットを買ってもすぐ冷えると思うけどね。まぁ、買う人の判断でいいんじゃない。」と嫁。

(なにそれ)と思いながら、
コンビニに向かおうとする背後から、
「渡すの、あたしなんだからね!」
との嫁の一言です。

このことは、その前の週にも話がでました。こういうことは、お渡しする監督に聞くのが1番いいと思い、嫁がお聞きしたところ、
「気持ちが温かいので、どちらでも大丈夫ですよ😊」と言っていただいたようです。

恥ずかしながら本気のケンカをしました。しかし、お客様やお話をさせていただくお相手の気持ちを考えた言動は、
とても大切なことだと思います。

自分がよいと思っても必ずしも、
お相手がそれをよいと思うとは限りません。

かと言って、万人受けするような行動だけが正しい訳でもありません。

関わらせていただくすべての人との
一対一の関係ですので、様々な向き合い方があって当然だと思います。

そんな人と人との関わりが好きですし

家づくりはそこがとても大事になってきます。

ものづくりだけが、家づくりではありません。
目に見えない、とても大切なものを
少しずつ積み上げていくことも家づくりだと思います。
久しぶりの夫婦ケンカでしたが、

とてもいいディスカッションになりました😊

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

僕が建築の世界に携わり、

大工の修行をはじめてから、

今年で18年、お仕事をさせていただいております。

まだまだ経験年数も少ないので、

自分が作業した建物を改修するような経験は未だありません。

リフォームやリノベーションにお伺いする建物は、以前に中澤建設でつくらせていただいたOB様や改修工事をきっかけにお会いするお客様もいらっしゃいます。

直す為の解体などをしていますと、

昔の大工さんが残した

いろいろな仕事を見ることができます。





「これ、よくつくったな〜」とか、

「粋な木の使い方するな〜」とか、

「これじゃ、木が腐っちゃうな〜」

とか、いろんな観察が出来ますので

とてもいい勉強にもなります。

先日も新築に伴い、この冬に解体を予定しております、お客様のところへお伺いしました。

このお客様は、屋号が蚕屋と呼ばれております。つい20年前までは、この地域で唯一養蚕をされていたお宅です。

1階が住まいになっていて、2階で

お蚕さまを飼っていました。

お蚕さまの住まいだった場所は、

合掌造りになっていて、

それはそれはかっこよく、

美しい木組みです。




合掌造りは、修行時代に行っていた大工の訓練校の授業でつくりましたが、

実戦経験のない僕は、

「どうやって組立るんだろう、

すごいなぁ」と感心ばかりしてしまいます。

建物の中央部には、太い丸太が立っています。これは1階にある大黒柱がそのまま一本で続いて屋根まで伸びている、欅(ケヤキ)の通し柱です。

1階部分は角材になっていますが、

2階部分は、手斧(ちょうな)仕上げの丸太のままです。



これをつくった当時は、今と違い機械もなかったことを聞きますので、眺めていると、職人の技術と魂が伝わってきます。




これだけ見ると解体することが、もったいなく感じてしまいますが、

かっこいいだけではいけません。

建物全体の状態を考えますと、

手を加え、直したとしても、

地震などの災害が発生した時に、お客様の大切な命を守ることが難しいと判断して、建物を解体することになりました。

この家への感謝の気持ちと

建物の解体、家の中を片付けること

周囲の樹木を伐採しますので、

お客様には、神主さんにご祈祷をしていただくことをお願いしました。

ご祈祷していただくのは、

中澤建設でいつもお世話になっております、小祝神社の西園さんです。

「家には、今まで住んでいた方々の想いがたくさんあるから、感謝の気持ちを込めて、

お人形には、人間と同じように魂がありますので、御魂抜(おみたまぬき)


樹木には魂が宿っているから、

ひとつひとつ丁寧にご祈祷することが大切なことなんだよ」

これは、西園さんに教えていただいたことです。

人の手によってつくられ、

生まれてきたもの、育てられたものには、

必ず命が宿ることを感じます。

でもそれが永遠ではないことも

当然のことです。

それならば、教えていただいた通り、丁寧に向き合うことが礼儀なのではないかと思います。

ご祈祷が始まる直前に、この時期には珍しい、

黄色いチョウチョ飛んできました。

「おじいちゃんが見に来たんだね」と

お施主様がおっしゃっていました。

そんな風に思える気持ちが素敵ですね😊

通しの大黒柱は、そのままの状態で

取り外してもらうように、解体屋さんに頼むことにしました。

かつて、この家を建てた時のお施主様と大工さんの想いを受け継ぎ、

中澤建設の魂を込めて、

家づくりをしたいと思います。



やる気

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

少し前、夏くらいからですが、

中澤家の朝が日に日に早くなっていくことを感じます。

今までは母親が毎朝5時に起きるので、早起きダービートップだったのですが、

最近では嫁が4時に起床、

続いて母親と小学4年の長男が5時前後に起床、少し遅れて親父と僕が起きてきます。

僕でも、5時半前には起きますので十分早起きだと思いますが、とても敵いません。

長年トップに君臨してました母親から、王座が嫁に渡ったことを見ましても、中澤家の勢力図が大きく動こうとしていることを感じます笑

早起きをして、朝の静かな時間を

各々で有意義に過ごしているのですが、9月から毎週日曜日の早朝に嫁とヨガのレッスンを受けています。

教えてくれるのは、

友達の綾子ちゃんです。

料理人をしている友人の奥様でもありますので、ご自宅とお店をつくらせていただきましたお客様です。

レッスンのはじまりに、

目を閉じて深呼吸をするのですが、

この時に綾ちゃんが、

「朝目覚めて、ひかりを感じられること、新鮮な空気を吸えることに感謝をしましょう」と言う言葉がとても印象的です。

今まで考えたこともありませんでしたが、とても素晴らしいことだと思います。朝目覚めて、いろんな景色が見られること、呼吸することは当然のことですが、そのことに感謝をしながら、過ごす日曜日の朝はとても気持ちのいい1日のはじまり、1週間の始まりになります。

1週間のうちのたった1時間のヨガですが、時間の使い方、時間の大切さをとても感じることができます。

時間は限りあるものです。

その中で自分はどのように過ごすのかと考えます。

「あれをやらなければいけないけど忙しいから後にしよう」と僕はついつい思ってしまいます。

これでは、いつまで経っても出来ないままですね。

時間がないのじゃなくて、

やる気がないだけなんですね。

気持ちを改めて、やりたいと思うことやるべき事はきちんと時間をつくることにしました。

毎日の出来事や仕事で感じたこと、

こうしていきたい、ここは直そうなど日記に書くこと、

現場から帰ってきてから、30分読書をすること、

1日15分、大工道具の刃物を研いだり、道具の手入れをすること、

子供が寝る前に帰宅すること、

毎日、例え何分でも、

週に一度、しっかり3時間

嫁と2人で家づくりのことを話すこと

今の自分にとって、絶対に必要なことをする時間をつくるようにしました。

不思議なことですが、

以前と同じ毎日

同じ時間を過ごしているのに、

綾ちゃんに教えてもらった

“感謝の気持ち”によって、今まで出来なかったことが、出来るようになりました。

そして綾ちゃんはこう言います。

「今日1日が、実り多い1日でありますように」と。

心身を見つめる為に

新たな気付きを見つける為に、

これからも綾ちゃんの

ヨガを🧘‍♂️続けていきたいと思います。

味わい

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

みなかみ町の現場では、内装屋さんが下地の石膏ボードの溝を平らに処理するパテ下地が終わったところです。



このタイミングで、原田さんと僕の

中澤建設大工チームは吹き抜けの

手摺りを取り付けるのでが、

その前に大切な作業があります。

この家のシンボルでもあります、

梁丸太の掃除です。

上棟してから今まで、

工事のほこりをかぶってきましたので、ここで一度きれいに掃除しておきます。

濡れた雑巾で拭くのですが、



丸太が光る様子を見ていますと、

拭くというよりは、磨くと言った方が合っている気がします。

この丸太は、赤松の木です。

仕上げに柿渋を塗りました。


僕は木になる果物で、

柿が1番好きなんです😊

小学生、中学生の頃は、

秋になると、

学校帰りに道端の柿を頂戴して

かじりながら帰っていたものです。

甘柿はそのままいけますし、

渋柿は干し柿にすると絶品、

材木ですと、木目に黒い模様が出ることが稀にありまして、

「黒柿」なんて言ったら、

高級木材です🪵




母親の話ですと、

「柿は万病に効く」と言っておりますし、柿渋を天然塗料として使えるのですから、

「柿」って最強なんじゃないでしょうか!

柿渋を木材に塗布することで、

時間が経つにつれ深みのある色合いになります。

そこに窓から入る陽射しの照り返しを受け、日焼けをする松丸太。

乾燥により程よく割れも入って、

味わいのある梁丸太になりました。

こうして丸太を見ていますと、

太さも曲がり方も違いますので、

改めて天然素材であることを感じます。

「どうすればこんな曲がり方をするんだろうか?」

「どんな成長の過程で、このコブが

出来たんだろうか?」

なんて考えだしますと、

本当に面白く感じ魅了されます。

この梁丸太ですが、少し曲がっている方が丸太同士を組み合わせるのに都合がいいんです。

ですが、僕が丸太を仕入れる製材屋さんは、

「曲がった丸太は

はじかれてしまうから、

市場に中々出てこないんだよ」

とよく言っています。

曲がった丸太は、角材の製品にすることもできませんし、

出来たとしても

もともとの曲がり成りに、反ってしまいますので、あまり求められるものではないのかもしれません。

ですが、

育ったままの姿で必要とされて、

今この場所で、力いっぱい生きている梁丸太がいます。

この先も、焼けや小さな割れなどの

経年変化をしながら、

この家を支えていく事が

この木の人生なんです。


人と木は本当によく似ています。

そして、僕も曲がった木なんだと思います。

でもこうして、

お客様とお会いすることが出来て、

日々、家づくりをさせていただいてお
ります。

人生もまだまだ、やっと半ば、

本当の渋みも甘みもこれから先に

味わうのだと思います。

色々な経験をさせていただき、

たくさん勉強して、

程よく日焼けしながら、

笑いジワを増やしていきます。

そして、曲がり成りにも

強い信念を持って、

自分にしか出来ない家づくりを

続けていこうと思います。


整理

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

日常生活をしていて、

気にはなるけど、

そのままにしてしまうことって

ありますよね。

子供が遊んで、ぐちゃぐちゃに

してしまった麻の紐、




もらったは、いいけど

なかなか食べることが

出来ない飴玉、



いつでもいいから、

時間ある時にと依頼していただいた

お仕事、

いつか時間がある時にとか、

そのうちになんて思いながら、

いつまで経ってもそのままにしてしまいます💦

こういうひとつひとつが

積み重なって、

頭の中が麻の紐状態になってしまいます。

中澤家の薪ストーブの部屋ですが、

心も身体も休まるくつろぎの空間です。





お客様にお越しいただいた際にも、

この場所で、同じ時間を過ごさせていただきます。

同居することをきっかけに

キッチン、洗濯室、物干しを

つくり、生活する上で、

かかせない場所でもあるのですが、

以前より、

「ここ直したいよね」

「ここどうにかならないかな?」

「片付かないよね」

など、改善したいことが

増えていました。

こういうこともやっぱり、

小さな事が積み重なって、

散らかってしまいますし、

住んでる人が快適に思えなくなって

しまいます。

家族の幸せを考えて、

この空間をリノベーションすることにしました。

自社が工務店ですので、

好きなように、使いやすくって

考えてしまいますが、

それではまた、散らかってしまいます。そこで、日頃よりお世話になっております、

収納のプロにカウンセリングをしてもらうことにしました。




このカウンセリングですが、

収納はもちろんのこと、

自分達の暮らし、考え方を見直す

とても大切な時間になりました。

収納しやすくする為だけの

リノベーションではありません。

幸せな暮らしをする為に、

楽しい日々を過ごす為に、

家族の笑顔を見る為にやるんです。

でもそれは、大々的に何かを変える事だけではありません。

ほんの少しのことだったり、

小さな工夫だったりするんです。

片付けのカウンセリング=思考の整理

本当に貴重な経験で、

めちゃくちゃ勉強になりました。

そして改めて感じます。

家づくりをさせていただくということは、お客様の暮らしを共有させていただくことであり、幸せを一緒に考えることなのです。

家づくりはそのくらい大切なことなんです。

今、仕事の合間に、

自宅リノベーションのプランニングをはじめました。

子供も、一緒に考えたいとのことですので、プロジェクトチームの名の下にです。





プランの完成を待つ嫁は、

実は、根気強いところもありまして

小さなことから、少しずつ、

得意の作業をしてくれています😊

おせっかい

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

今工事をしております、

みなかみ町の現場では、

大工工事が終わり、

塗装屋さんが、

木部の塗装を行いました。

塗装屋さん、通称萩ちゃんは、

僕と同じ歳で、親子でやられている

塗装屋さんです。


共通の友人がおりまして、

高校時代から知っていたのですが、

お互い家づくりに携わる仕事を

していることから、仲良くなり、

今では、中澤建設にとって

唯一無二の存在です。


結婚する前は、

仕事が終わると萩ちゃん家に

よく遊びに行ったり、

急ぎで塗装してもらいたいものが

ありますと、無理言って、

夜に持っていったことも

よくありました。

そんな時は必ず、

お母さんが出てきて、

「やす君、来てたんだ😊

なんていつでも声をかけてくれました。

萩ちゃんは、

「出てこなくていいよ!

早く中に入れよ!」って、

言いますが、お母さんは、

全然気にしません。

僕も塗装を手伝いますと、

「ハケの持ち方が違うよ!」

とか

「ネタ(塗料)を伸ばし過ぎ!」

なんて、厳しく教えてもらえたり、


「あゆみちゃんは元気なの?😊

とか、

「やす君来るから、チーズケーキ焼いたんだよ😊持っていってー」

なんて、

いつでも優しくしてくれました。

萩ちゃんは、

「いいんだよ!

そういうのおせっかいなんだよ」

って、よく呆れていたものです。

先週の月曜日、

そんな萩ちゃんから、

「母ちゃん、亡くなったんだよ」

と連絡をもらいました。

辛いですよね。

萩ちゃんが1番辛いだろうに、

わざわざ連絡をくれました。

ふとした時に、

萩ちゃんのお母さんを

思い出します。

今の時代、

おせっかいが苦手な人は多い

かもしれません。

でも僕は、

萩ちゃんのお母さんのおせっかいに

いつも救ってもらった気がします。

お母さんのおせっかいは、

愛情があるから、

いつまでも心に残るんです。

そして、この時代に、

必要なことだと思います。


萩ちゃんのお母さんのように、

心に寄り添えるような、

そんな人になりたいです。

謹んでご冥福をお祈りします。



リアクション

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

中澤家は、

ひとつ屋根の下で

三世代が過ごしている

拡大家族です。

ひとりひとりが気を使いながらも、

明るく、

仲良く暮らしていると思います。

ある日、

母親に用事があったので、

探していますと、

「お母さん居ないよ。

お髪行ったよ🦱」と

嫁に言われました。

同居して、10年経ちますが、

今となっては、嫁と母親は

その日の予定や出来事などを

お互いに伝え合っています。

それでいて、干渉し過ぎないので、

とても良い関係性で

いるのだと思います。

どこに行ったかわからない?

よりも、

家族の誰かが、

居場所を把握していれば、

安心しますので、とても有り難いですね。

家にいる時間の少ない僕だけ、

知らないことなども、

よくあったりするくらいです😅

夕方に家に戻りますと、

「お母さん、帰って来たよ。

アレ、早く言ったほうがいいよ笑

お父さんは、さっき言ってたよ!」

と、嫁から言われました。

嫁の言うアレとは、

僕の家では、昔から、

母親が美容室に行った後に、

「きれいになってきたんだね。」

と一言、伝える風習があります。

小さな頃から、

父親が言っているのを見てきて、

いつからか、僕も言うようになりました。

嫁が

少し面白がっているようにも

感じますが、

「アレを言うことは、

絶対に良いことだよ!

お母さん、嬉しいよ!」

と、毎回、僕の背中を押します。

わざとらしく聞こえないかなと

思いますが、

母親はニンマリ笑顔で喜ぶので、

今も必ず、伝え続けています。

田舎のお母さんタイプなので、

秋になりますと、

十五夜や十三夜に

おまんじゅうを作ったり、

収穫したこんにゃく芋を使って、

手作りこんにゃくを

作ったりします。

もちろん美味しいので、

食べた時に、

「うまい、うまい。」

と父も僕も普通の反応をすると

嫁が首を傾げます。

少ししてから、

外で作業してますと、

家の中から、

「何これ〜、

めっちゃ美味しい!!

えっ!!

お母さん、こんなに美味しいの

一生食べていられますよ!!」

と三軒先の家まで聞こえるんじゃないかと思うくらいの声で、

嫁の食レポが聞こえてきました。

さすがですね笑

少し大袈裟ですが、

決してお世辞じゃないですし、

これだけ言われたら、

つくり手は嬉しいものです。

僕自身、つくる立場ばかりかと

思っていましたが、

こうして考えてみますと、

色々なことに、反応して、

リアクションすることが

あることに気がつきます。

つくってくれた人の気持ちを考えたり、

教えてくれた人の気持ちを考えて、

素直な気持ちで応えること、

大切なことですね😊



階段

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

今、工事をしております、

みなかみ町の現場では、

大工工事も大詰めに

なってきました。

僕は、

現場と作業場を行き来しながら

階段の製作をしています。





以前、ブログでも書いたのですが、

1階と2階の架け橋となる階段、

これが繋がる瞬間がたまらなく、

気持ちが良くて、

階段づくりは、好きな仕事のひとつなんです。

階段づくりは、

木を削ることから始まり、

作業場で下ごしらえをしてから、

現場で組み立てます。

作業工程が多い上に、僕は

仕事が早い方ではありませんので、

時間がかかってしまいます💦

より多くの経験を積むことが大事かと思いますので、

「丁寧に、そして前回よりも早く」

って、自分に言い聞かせて仕事をしています。

外では、左官屋さんが、 

外壁仕上げの工事をしています。

作業してくれるのは、

大切な仲間であります、

松井左官工業さんです。

こちらの左官工事も、

作業工程がありますので、

すぐに仕上げ塗りという訳には

いきません。

最初は、建物や現場が汚れないように養生をしてから、





ダブル断熱の外断熱である

EPSボードを留めているビスの穴埋めです。




松井左官さんは、

親父さんと2人の息子さん兄弟の

3人で作業されているのですが、

この日は、親父さんの代わりに

若い方がいらっしゃいました。

お聞きしますと、

お兄さんの息子さんです。




おじいちゃんの代わりに

お手伝いに来られたそうです。

お父さんにやり方を教えてもらいながら、作業をしています。

お父さんや叔父さんが、

手際良く、

簡単そうに穴埋めをしている横で、

丁寧に何回も撫でながら、

時間をかけて、

1つの穴を埋める息子さん。




微笑ましくもあり、

感慨深くもありました。

初めての仕事をする時、

見様見真似でやってみて、

何回もやり直して、

時間がかかって、

誰にだってこういう時期が

あるんですよね。

最初から、

上手くできないですし、

効率なんかとても考えられない。

だけど、

それを温かく、時には厳しく、

見守ってくれる人がいるんです。





その人だって、こういう時期を、

しっかりと歩んで、

乗り越えて来たから、

今、こうしてお客様に必要とされて

仕事をしているんです。


僕は、しばらくの間、

じっと見ていて感じました。

これこそが、

『人材育成と技術の継承』

なんです。

中澤建設の協力業者さんは、

30代〜40代の方々が多いです。

業界でいえば、

若いチームだと思いますが、

『人材育成と技術の継承』を

することに、

まだ早いなんてことはありません。

家づくりを続けていく為に、

お客様の大切な家を守り続けていくために、

みんなで、取り組む大切な

共通の目的だと思います。

とは、言いましても、

中澤建設も男女問わずに、

若い大工希望者を募集しておりますが、なかなか見つからないのが、

現状です💦

松井左官さんの息子さんが、

作業されている姿は、

本当に嬉しかったです😊

期待しすぎも、

よくないと思いますし、

左官屋さんを続けていくのか

まだ、わかりませんが、

みんなが見守っています。

焦らずに、一歩一歩、

階段を登っていってほしいです。

好き勝手

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

日常で交わす会話の中で、

「飲み物を何か買ってくるけど、

何がいい?」と聞きますと、

「何でもいいよ。」なんて言う

やりとりって結構ありますよね。

そうすると、

「何でもいいが1番困るんだよ」

なんて反応がよくありますし、

気持ちも、すごくよくわかります。

僕も、

そう感じていたこともありますが、

最近では、全然困りません。

どちらかと言いますと、

嬉しいですね。

『何でもいいよ』ということは、

『まかせるよ』と言われていますので、僕の好きなものでいいということです。

「あの人は、炭酸だな〜

あの人は、微糖コーヒーだな〜

この謎の飲み物はあの人に渡すといい反応してくれそうだな」と

それだけで、

買い物を楽しめてしまいます。

少し前になるのですが、

中澤家に遊びに来てくれた嫁の友人より、

「やっすん、木でお料理プレートをつくって〜」

とご依頼がありました。

「どんなのがいいですか?」

とお聞きしますと、

「う〜ん、お料理をさぁ、のっけたいの笑  どんなんでもいいよ〜」と微笑ましいご要望です😊

それから、

しばらくしたある日の夜。

現場から帰って来て、

次の日の準備をしていた時に、

一枚の板が、目に入ってきました。





「そういえば、

これ、お料理プレートにいいな〜」

と思い、気が付いたら、

つくり始めていました。

ものづくりは、

サイズやカタチがとても大切なのですが、

そのことは、全然頭になくて、

夢中になってつくりました。


と言いましても、

僕がしたことは、少しの作業で、

一枚の板を3枚に切っただけなんです。

とにかく素材が素晴らしいので、

きれいなカタチにする必要もなくて

その素材が100%生きるカタチにしました。

捨てるとこなんてありません。

きれいに聞こえかもしれませんが、

こういう時って、つくりながら、

喜んで使われているところを

本当に想像しちゃうんですよ笑


だかこそ、モノづくりは楽しくて

時間を忘れてしまうんです。

出来上がった、お料理プレートですが、お渡ししたその日に使ってもらえました。




その翌日も、

「自然塗料のリボスを

塗装してから、

盛り付けしましたよ〜」と

写真を送ってもらえました。

こういうモノづくりが、

良いことなのか、

そうではないのか、

わかりません。

ですが、

僕はとても楽しかったです😊

自分が思いを込めて、

自信をもって、つくったモノを

喜んでもらえること、

大事にしてもらえること、

本当に幸せに感じます。

もったいない

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

僕は、

せんべい🍘には目がありません。

大概のせんべいは好きですし、

特にうす塩系、柿ピー系なんて、




永遠に食べていられます。

基本的に中澤家の家族は

みんなせんべいが好きですので、

パントリーには常に、

なんらかのストックがあるんです。

そのストックを食べ過ぎますと

子供達に文句を言われますので、

減りがバレないように

112小袋と決めて

食べています。

たまには、止まらなくなってしまうことがあるのですが、

そんな時に限って嫁から、

「やっちゃん、

おせんべい食べ過ぎでしょ。」

と突っ込まれます。

家族が、寝静まってから

食べていますので、

証拠がありませんから、

「俺じゃないよ、

全然食べてないよ‼️

と言いますと嫁より、

「いやいや、

ゴミ箱見ればわかるから。

ああにするのやっちゃんだけだから」と食べた空袋でバレてしまいます😅

僕は、せんべいでもお菓子でも

食べた小袋をしばる

クセがあるんです。




僕としたことが、証拠をしっかり残してしまいました💦

でも、これにはきちんとした理由がありまして、せんべいを食べた

痕跡をなくす為ではなくて、

手先の訓練✍️と

ゴミを小さくして、

ゴミの量を減らせるっていう

思いからなんです。

僕だけじゃないんですよ。

社員大工の原田さんも

小さくしています。



嫁に言わせると、

「食べる量を減らせばいいんじゃないの?」なんて、まるで正論を言われますが、そういうことじゃないんです。

僕が言いたいのは、

「俺だって、せんべいを漠然と食べているわけではないんだよ!

ゴミを減らす努力もしているんだよ」ってことです。

例えば、現場のことでいいますと、

羊毛断熱材が入っている袋です。

羊毛は、2重の袋に入っていますので、1個使うことで2枚の袋が作れます。




その内の1つは、とてもしっかりしているので、現場で出る可燃の産業廃棄物を入れる袋にしています。




もう1つは、

ダブル断熱の外側に使う

EPSボードの廃材を入れています。

このEPSボードもリサイクル出来ると聞きまして、今回初めて回収をお願いしました。


そもそも、羊毛断熱材がとてもエコロジーなんです。

羊さん🐑から取れる毛の中でも、

衣服の材料として使えない

ゴミになってしまう毛で、

羊毛断熱材は出来ているんです。

工事をしていますと、

羊毛断熱材の端材も出てしまいますが、その端材も

隙間を埋めることに使用できます。




と言うことは、

この羊毛断熱材からは、

ひとつもゴミが出ないんですね。

「これ、何かに使えそうだな〜」と

ついつい考えてしまう、

貧乏性の僕には

丁度いい逸品ですね。

飲食店をやられているお客様に、

少し気になったので、

フードロスのことを

お聞きしました。

そうしましたら、

「食料が、少しずつ残ったら別のメニューを作ればいいんですよ。

お通しにしてもいいし、

賄いにしてもいいし、

食料を捨てるなんてことは、

絶対にしませんよ」

と、清々しい表情で教えていただきました。

モノを大切にする人からは、

ゴミはでないんですね。

ゴミを減らすことを

意識することも大切なことです。

それだけでなく、

必要以上に持たないこと、

あるものを上手に使えることも

大切なことですね😊