自然体

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

人によく見られようと思うことって

ありますよね。

僕も面白いと思われたくて、

狙ってみたり、

オシャレに思われたくて、

コーディネートしてみたり、

そりゃ誰だって考えると思いますし

決して悪いことでもありません。

ですが、

僕がPRADAって書いてある

Tシャツを着ていたら、

「合ってないな〜」って思われてしまうと思います。

実際、とてもとても買えませんが、

その人に合ったものってあると思います。


家づくりも同じで、

僕は数年前に

流行りのもの使って、時代に遅れをとらないようにと、

もがいていた時期がありました。

そんな時に僕にとって運命的な出会いがありました。


先日、嫁と2人でその方にお会いしてきました。



日頃より、とてもお世話になっております、

(有)オストコーポレーション北関東の吉田登志幸さん。

吉田さんのご自宅兼モデルハウスにお邪魔させていただきました。

中澤建設の基本仕様でもある、

木製玄関ドア、羊毛断熱材、珪藻土などの自然素材をご用意していただいている建材屋さんでもあり、

地場工務店を支えていただきながら

環境問題を通して、

様々な活動をされておられます。

倉渕にお越しいただいた時に、

「ここ、高崎市じゃないでしょ笑」

とよくおっしゃっておりますが、

そんな倉渕によく似ている、

自然に囲まれた、栃木県佐野市にあるとても素敵な場所でした。

この日は、同じく栃木県の材木屋さんで営業をされている関口さんとご一緒させていただきました。

関口さんは、

北関東の建材業界を担う

三銃士の1人と呼ばれ、

お話していると、

温かくて優しい眼差しの奥に

熱い志しを感じる、とっても誠実な方です。

この日は、朝からなんだか緊張して

いたのですが、伺った瞬間に

緊張から、高揚する気持ちに変わりました。

大自然の中に違和感なく存在していて、家の中でもまるで森の中にいるような心地良さ、そして築15年の歴史は

経年変化の美しさが味わい深くなってします。

中澤がきれいに表現しているように思えますが、本当に言葉では表すことが出来ない空間でした‼️

そして、尊敬する大先輩もかつて

座ったという椅子に

座らせていただきながら、

ここに至るまでのお話や

かつての様々な体験談を

お聞きしました。


そして、お話のひとつひとつに

繋がることが、

「自然体」であるってことでした。

取り扱われている自然素材は、

素材そのものが素晴らしいもので、

それぞれにきちんとした理由があるから、何も着飾る必要がないんです。

そのものに対して、

「20年間、自分が信じて、

自分がよいと思ったものしか

お客様にご提案しませんよ」と

おっしゃる吉田さん、

それは、自然そのものの中で、

生活されているからこそ、

その言葉に重みがあります。

数年前に、悩みもがいていた僕に、

「何も飾らなくいいですよ。

 ナチュラルでいい、

 今までやってきたことを

 大切にしながら、どんどんよくなって行けばいいんですよ」と、

おっしゃっていただき、

立ち止まりそうな僕の背中を押していただきました。

そして今回、ご自宅にお伺いして、

とてつもなく大きなパワーを、

いただきました。 

このパワーを自分に落とし込み、

自分のつくる家に愛情を持ち、

その愛情をきちんとした言葉にして、

お客様に伝えていきたいと思います。

らしさ

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

数回前のブログにも書かせていただいたのですが、

5月で、39歳になりました。

その僕が生まれる数年前に

この建物は完成しました。


僕の父の親方のご自宅です。

施工したのはこの2人、

中澤建設でつくらせていただきました。

親方は大工なのに、

なぜ自分でつくらなかったのか?

と思いましたが、

当時はもう引退していたようです。

今は大ベテランで、

中澤建設の主軸の原田さんが、

まだ下積み時代に父と一緒に

つくった建物なのですから、

歴史を感じます。

それから43年の年月が経ち、

今住んでいるのは、

父の親方のお孫さんご家族です。

数年前に、家のご相談をいただきました。

建て替えるか直すか。

と、悩まれておりましたが、

「おじいちゃんが大切にしてきた家、もし、新築と同じくらい快適な家に

なって、この家をつくってくれた大工さんに工事してもらえるのならば、

残したい!」

とお話をいただきました。

建物を骨組みだけを残しての

リノベーションです。

この先、何十年と住われるお客様の命を守る家ですので、

耐震改修も行い、

建物の性能も新築と同じ

基本仕様にすることは、

中澤建設にとって大きな挑戦でした。

当時、

建てさせていただいたのは中澤建設で

その時の大工が今も2人いて、

その建物を大切に思っておられるお施主様がいらっしゃる

という事が嬉しくて、

この大きな挑戦をお受けさせていただきました。

工事の序盤から中盤は、

耐震補強工事と断熱・気密に力を

注ぎました。

これは、お客様に安全安心で

快適な生活を過ごしていただく為の

大切な工事です。不安でたまらなくなった時には、スーパーヒーローの大工さんに助けていただきました。


大工工事も終盤のころです。

「何か足りないな」と

少し違和感を感じました。

そして、あることに気付き、

居ても立っても居られずに、

お客様に身勝手なお願いをさせていただきました。

お客様より、

「よくわからないけど😅

そんなにオススメするのなら

良いですよ👍」と許可をいただきましたので、すぐさま作業に移りました。

「何か足りないもの」

それは、「どうしても必要なもの」

中澤建設らしさです。

それがつくり手の思いでもあり、

楽しみでもあり、僕が大工をやっている理由なんです。

お客様が喜んでくれることを想像しながら、どこにもないようなただひとつのものをつくることです。

大工工事が終わるころ、

「工事が始まる前は、木に対して

あまり興味がなかったけど、

見ている内にどんどん好きになったよ!

木って、めっちゃいいね!」と

お客様より、お話がありました。

嬉しいですね😊 

そうなんです。

木は、

見て、

触って、

感じることで

どんどん惹かれていくんです♪

良いことばかりではありません。

割れたり、曲がったり、痩せたり、

膨らんだり、日々うごくこともありますが、いきものですから当然です。

人と同じなんです。

それを全部ひっくるめて

僕は木が好きですし、

木と共に過ごす生活を、

お客様にご提供しています。

そんな人と木の思いがこもった家の

完成見学会のご案内です!

高崎市倉渕町S様邸で、

完成見学会を開催させて頂けることになりました。

引越し前の大切な建物を貸していただき大変感謝致します!

感染症対策をしっかり行い、

完全予約制で行ないたいと思います。

46年の建物を、骨組み残しの

スケルトンにしたリノベーション。

中澤建設らしさ。

是非、ご覧になってください!

詳細は、下記の内容になります!

お問い合わせをお待ちしておりますので、お気軽にご連絡ください!

日時 731()10時〜16

場所 ご予約時にお伝え致します!

見学時間 1時間程度

お問い合わせ先メールアドレス

nkz@hitoto-ki.com

日曜日

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

先週の日曜日のことです。

嫁が予定がありましたので、

子供3人と自分と、

4人で休日を過ごしました。

まだやり終えていない宿題を終わらせて、ゲームやりたい長男。

カブト虫とりたい、魚つかまえたい、

なんか作りたいと、やりたいことだらけの次男。

ママに止められている、水遊びを

したくてしたくてたまらない三男。

みんなやりたいことはそれぞれ、

これも個性ですね😊

とりあえず、4人で話し合って

「何かつくろう」ということになりましたので、いざ作業へ。


「パパのつくりたいものつくろうよ!」とのリクエストでしたので、

幾つかのパーツをつくってもらいました。


いつもは、ケンカをたくさんしますが、3人で協力して、

自分に出来ることをしています。




あれ?

もう、休憩?笑

これも大切な仕事です!


印を付けたり、切ったり、

真剣にやっている姿、

去年の夏にも宿題の工作をつくりましたが、その時よりも上達していてびっくりです😊

骨組みを組んだら、お昼の時間です🍙

たくさん働いてくれたので、

賄いは、僕と三男でつくる

特製チャーハンです♪


午後は本日のメインイベント。

約束のあの場所へ😆

嫁からも反対されていましたが、

行くしかありません!

次男は、

「混んでいたらどうしよう」と

言っていましたが、

心配いりませんね。

水はめちゃくちゃ冷たいですし、

曇っていましたので、

心配なのは、唇が紫色になることくらいです。




4人、やりたいことを全部やった

日曜日でした。

あたりまえのことかもしれませんが、

やりたいことをやることって、

すごく大事だなぁって思いました。

まだ、自分達でできないことは、

大人がサポートして、

色々な体験をしてほしいです。

学校での勉強も

とても大事なことですが、

好奇心のままに

たくさんの経験をして、

友達とたくさん遊んで、

楽しい時間を過ごすことは、

「考える力」になると思うんです。

大人の僕達も、同じですよね!

思いままに、日々を過ごしたいと思います😊


子供達がつくってくれた

僕の欲しいものです。

これでまた、日曜日に

思いっきりサッカー⚽️ができます。

学ぶこと

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

小学生の頃、

大人は勉強しなくていいから、

羨ましいなぁって、

よく思っていました。

実験とか工作とかやってる時は、

楽しくて、そんなこと思わないのですが、

苦手な読書感想文なんて書いているときなんて、何分も何時間も白紙に向き合いながら、よく思ってました。

そして今、

大人になって、

やすゆき少年に言ってあげたいです。

「大人も勉強するのだよ」と。

先週末に、資格の講習を一緒に受講した同期のお仲間が、僕の住む倉渕町に

時間をつくって、

遊びにきてくれました。

3年前に同じ場所で学んだお仲間です。

学びの場では、みんな難しい顔で

勉強してましたが、

今回は、ゆったりとした時間の中で、

今まで知らなかった仲間の顔を見ることができました。

仕事のことで、共感したり、

冗談言って笑い合ったり、

今、苦悩していることを相談したり、

同期だからこそ語れる内容、

お仲間との素敵な時間を過ごしました。

今週末には、一緒に勉強会をさせていただいているお仲間でもある、

先輩工務店さんの現場見学にお邪魔しました。

しかも、施工途中の現場です。

企業秘密でもあると思いますし、

言うならば、自分の裸を見せるようなものです。

それを、タオル等でどこも隠さずに

「好きなだけみてくれ!」と

言わんばかりです。

それを、同業者の僕達に見せてくれるのですから、懐の深さが計り知れません💦

普段見ることの出来ない、

同業者さんのオリジナル施工は、

学ぶ事、習う事ばかりでした。

好きなことの勉強ですので、

何分でも何時間でも見ていられますし、話をしていられるんです😊

挙句の果てには、

「あの〜、もう帰ってもらっていいですか〜笑」なんて言われてしまいました。

大人になって、好きなことを勉強することは、本当に楽しく感じます。

ですが、それではいけません。

「学ぶことで終わっていない?」

「学んだことに満足していない?」

「釘を打って満足していない?」

先輩工務店の社長様から、

問われました。

「そんなことないです!」

と心から胸を張って言うことは出来ません。

お会いしたわずかな時間の中での

僕の行動や、発する言葉によって

感じとられたのだと思います。

そして、

「学ぶだけでは、いけないよ。

 勉強したことに満足したら

 もったいないよ!

 学んだことをやってみよう。

 少しずつでいいんだから」と

愛のある言葉をいただきました。

楽しいから勉強するのでは

ありません。

自分自身を成長させて、

お客様の幸せな暮らしをつくること、

そして、

自分と家族と共に家づくりをする仲間の幸せの為に勉強をしています。

もう一度、ふんどしを締め直して

確かな前進をしようと思います。

自己紹介

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

僕は決して強い方ではありませんが、

夕食の時にお酒を飲むことがあります。

お酒といいますか、

自分でつくる、

薄い薄いハイボールです。

少量で🤏、気持ちよく酔えますので、

家計には、迷惑をかけていないと

思っております。

先日のこと、ほろ酔いで、

目も半分くらいしか開いてない、

すでにOFFモードで

テレビを見ていましたら、

中澤家で1番早寝の嫁が

珍しく起きてきました。

「一緒に飲む?」と聞きますと、

「少し飲もうかな🤏」と、

2人で薄い薄いお酒を飲みながら

話をしていました。

テレビのチャンネルをまわすと、

僕の1番好きな有名人、木村文乃さんが

ドラマに出ているじゃないですか。

嫁も何か話していますが、

ほろ酔い+木村文乃ですと、

ほとんど嫁の話が入ってきません笑

ですが、「うん、うん」と聞いているフリを続けます。

そしたら、今度は同じドラマに

2番目に好きな芸能人、蒼井優がでていました。

中澤2トップの登場に少し動揺しましたが、ここは冷静に

「このドラマ豪華だね。

 木村文乃と蒼井優がでてるんだ〜」

なんて言いますと、

「やっちゃん、蒼井優ちゃんじゃないよ」と、話を聞いてないのがバレてたようで、呆れていました😅

この好きな芸能人ですが、

実は中澤建設のホームページでも

載せています。

会社案内 | 中澤建設株式会社|ヒトトキ|新築リフォームのことならお任せ!中澤建設株式会社は、木の住まいにこだわり、ぬくもりのある家づくりにこだわりを持っています。 木が持っている本来の温かさ、優しさ、力強さを十分に引き出した木造住宅のことならお任せください。 戸建ての新築、リフォーム、店舗改装などお気軽にご相談ください。リンクwww.hitoto-ki.com

僕だけではなくて、

父も嫁も社員大工の原田さんも、

そして、家づくりに携わる全ての職人さんの情報も掲載しています。

お客様の大切な家は、

様々な職人さんの手によって

想いを込めてつくられていきます。

真剣に作業している職人さんは、

パッと見ると、近寄りづらく

気難しく感じられるように思います。

ですが、お話してみると

優しくて、本当に人間味のある人ばかりです。

技術も人柄も中澤建設に欠かせない、まさに家づくりそのものなんです。



お客様の家に携わる職人さんのことを

もっと知っていただきたくて、

もっと関わりをもっていただきたくて、

ホームページには、

職人さん紹介と社員紹介に

名前以外の3つの質問をしました。

職人紹介 | 中澤建設株式会社|ヒトトキ|新築リフォームのことならお任せ!中澤建設株式会社は、木の住まいにこだわり、ぬくもりのある家づくりにこだわりを持っています。 木が持っている本来の温かさ、優しさ、力強さを十分に引き出した木造住宅のことならお任せください。 戸建ての新築、リフォーム、店舗改装などお気軽にご相談ください。リンクwww.hitoto-ki.com

ぼくの無茶ブリにも、

快く答えてくれた皆さん、

感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、心から誇りに思います😊

「ブログ読みましたよ!

 『家をつくらせていただくことは、

 家族になることと同じこと』って

 言葉に感動しました。

 僕たちにとっては、

 仕事の中のひとつかもしれない。

 ですが、お客様にとっては

 一生に一度の大切な家です。

 だから、しっかりと向き合い

 しっかり作業します!」

 共に家づくりをする職人さんから

 言われました。 

 この想いを、お客様にお届けすることも僕の大切な仕事です

女神様

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

先週は、みなかみ町で

建て方を行いました。

頼りになる、

仲間の大工さんにも手伝いに来て

いただき、天気も味方になってくれて、怪我なく無事に建て方を終えることができました。

上棟式の当日に、

お客様よりお話がありました。

「実は今日、父の命日なんです。

 上棟式と重なってしまって、

 少し考えましたが、

 きっと、父も喜んでると思います😌」と、

お客様にとって大切なことを教えて頂きました。

式の前に、お墓参りに行かれていた様子で、戻ってきたお客様のお母さんが

四葉のクローバー🍀をたくさん持っていました。


「こんなにとれることないんだけどねぇ、お父さんからのプレゼントかもね」って嬉しそうにおっしゃっていました。そして、嫁に

「あげる、幸せのお裾分け」って

四葉のクローバーを渡してくれました😌

上棟式を終えた後、

お茶をいただきながら、

お客様と中澤建設の出会いの話題になりました。

それは、今から2年前

お施主様の奥様からいただいた

電話でした。

中澤建設は、自宅兼会社になっていますので、登録の電話番号に電話すると

自宅に電話がかかります。

当時は、ホームページもありませんでしたので、お問い合わせの手段は

固定電話のみでした。

弊社の家づくりにご興味を持っていただいた奥様よりいただきましたお電話、

受けたのは、僕の母でした。

会社の電話とはいえ、お問い合わせはほとんど無く、来るのは母の友達からの電話かセールスの電話です。

そして、詐欺の電話にも警戒している母親の電話対応

は、塩対応のさらに上を行く、七味対応です。

奥様からのお問い合わせにも、

「はい?

 どなたですか?

 何の御用件ですか?」と

泣く子も黙るような対応です💦

その時、ちょうど近くに嫁がいて、

何かおかしいと思い、電話を代わり

無事にお話をすることができました。

母親も悪気があった訳ではないんです。こうやって、今まで家と会社を守ってきてくれた、影の立役者ですので

責めることは出来ません💦

このことを笑って話してくださる奥様の心の広さ、優しさとご理解に

感謝しかありません😌

お茶をいただき、帰る際に

こんなプレゼント🎁を

いただきました。

言葉にらならない気持ちです😊

きっかけは、

お客様よりいただいた一本の電話、

母が家に居てくれたこと、

母から嫁に電話を代われたこと、

すべてのバトンが渡せたから、

お客様とこの日を迎えられ、

家づくりをご一緒できているのだと思います。

こんな素敵な運命を繋げてくれた、

女神様たちに心から感謝しております。

丸太

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

ここ一週間、

僕は、ある4本の木と向き合っていました。

現在、着工しているお客様の家、

その家の吹き抜け部分で使う、

松丸太です。

1Fのリビングから吹き抜けを見上げると見える、化粧の松丸太です。

交差する丸太の曲線美は、

僕の大好きな家づくりのひとつです。

まずは、丸太を見て、

どうに使うかよーく考えます。

木の根本をどの方角にもっていくかなど、決まり事はもちろんありますが、

基本的には、使う人の自由ですので、

ここは、センスが問われますね。

使う場所が決まったら、

地元の製材屋さんに持っていき、

太さのバランスを考えて、

挽き直してもらいます。



この人は、僕に

木のこと、

木の使い方、

自然乾燥の素晴らしさ

教えてくれた木材の師匠です。

僕の知る中で、誰よりも木と向き合っている人で、

めっちゃかっこいいんです!

挽き直しが終わると

いよいよ、

墨付けのはじまりです。



見方によれば、丸太に落書きをしているようなものですね。

丸太に墨()をつけて、

その通りに加工するのですが、

丸太はそれが難しいんです💦

集中していると、

嫁から

「ピンするとき呼んで!

 絶対呼んでよね」って念を押されました。

この「ピン」とは、

丸太に直線の墨を出すことです。

嫁が好きなんて、

初めてしりましたが、

嫁はこの「ピン」がたまらなく好きとのことでした。


これは、まるで嫁の為のパフォーマンスですね笑

この丸太の加工は、一本終わらせて、

次の丸太をはじめることが、

出来ないんです。


丸太と丸太が交差する場所は、

お互いの曲がりをみて、

加工しなければなりません。

丸太の加工が終わると、

ひかり台という名の板をつくります。

僕がつくった丸太のカタチを、

板に写したものです。


その板を別の場所で、

丸太以外の墨付け・刻みをしている、社員大工の原田さんに渡します。

原田さんは、その板を見て、

僕がつくった丸太の情報を知ります。

文通みたいなものですね。

別々の場所で、作られたものが、

たった一枚の板だけで、

実際に現場で組み合わさるんです。

この言葉の要らない連携プレーが、

僕はたまらなく好きなんです😊

丸太を使わないで、

まっすぐな角材を使った方が、

作業効率がよいことはわかっています。

ですが、

自然の中で、自由に成長した丸太を

育ったままの姿で使うことで、

木が最大限の力を発揮できると思うんですよね。

まっすぐではなく、曲がっていて、

2つとして同じものがないところ、

本当に人と同じに感じます。

でもこれが、木が生きてるってこと

なんだと思います。

丸太のそんなところが、

面白くて、美しくて、

僕は大好きなんです😊

こんな風に木と向き合えることは、

大工の特権だと思います。

そして、僕が大工をやっている理由のひとつです。 


成長期

こんばんわ!
中澤やすゆきです!

わたくし事ながら、
先日の5月28日に誕生日を
迎えることができました。
たくさんのお祝いのメッセージや
お言葉をいただきました。
ありがとうございます😊

数日前ですが、
朝食を食べようと思い、
食卓に行くと、母親から
「身長が伸びたんじゃない!?」
と言われました。
少し心辺りがありました。
僕は毎朝目覚めた時に、
手と足を、もうこれ以上伸びませんっていうくらい伸ばすストレッチを1分間しています。
これは、誰から教わった訳でもなく、
独自に考えたストレッチです。
といいますか、ただ伸びるだけですね。
当初は、目覚めて伸びると気持ちいいので数秒やっていただけですが、
「これ、毎日1分やれば、身長が伸びるんじゃないか」と思い、
人知れずやっていました。
まさか、その効果がでたのかと思い
ましたが、ここは浮かれずに
「そんな訳ないじゃん」と
慣れないクール対応をして、
すぐ様、鏡で確認しましたが、
実際伸びた感じはありません😅

身長は変わりませんが、
ブログをはじめて、
自分の生活を見つめることが
出来るようになり、
考え方、物事の見え方が
ここ最近で大きく変わったことを
感じます。
大工として、作業をしていても
今まで、当たり前のようにしていた
作業のひとつひとつが
大事な仕事なんだと思い、
まだまだ学ぶことがたくさんあること、

そして楽しさと同じくらいの
難しさを感じます。
日々の生活の出会いの中には、

自分の知らない世界があり、
学ぶ事がたくさんあることを
知りました。
同じ生活のように思えても、
以前は感じなかったことや
見えなかったことに気付くことが
できるようになりました。
そう思えるようになったのも、
人と人との繋がりのおかげだと思います。
繋がりなくして、こんな心の変化は
考えられなかったと思います。
39歳になりました。
サンキューの歳ですね。
自分を成長させていただき、
これからもお世話になる方々に
感謝を込めた一年を

過ごしたいと思います。

嫁がボソっと言いました。
「別に洗濯すればよかったか〜」

母から告げられた、
僕の身長が伸びた説。
僕の愛用している
仕事着のお気に入りニットベストが
縮んだことから、身長が伸びたように見えてたんですね笑

いやいや、仮に身長が伸びていても、
これじゃ、胴だけが伸びたことになるじゃないですか笑

中澤やすゆき。
まだまだ伸び代があることに期待をして、人としても身長も
日々、成長していきたいと思います😊

一週間

こんばんわ!
中澤やすゆきです!

僕は、大工の修行を5年間、
親方の下でお世話になりました。
今思い出すと、

厳しい修行に逃げ出したいと思ったことは

何度もありましたが、

本当に貴重な経験させたもらったと感じています。
親方からは色々な事を教わりました。

親方
「やすなぁ、大工の世界じゃ
 七・五・三は、めでたい数学なんだ。
 それでなあ、理由もあるから、
 しっかり覚えてとけ」

と教えてもらったことがあります。
親方
「まずは三だ。
 天と地、そして、
 てめえ(自分)自身だ。」

(なんだかカッコいいなぁ)

親方
「次に五だ。
 東西南北とてめえ(自分)自身だ。」

(おおぉ)

親方
「そして七だ。
 七はなぁ、一週間だ!!!」

到底予想していなかった
オチに対して、

言葉の出ない僕。
余計なことを言えば、

とんでくるのはゲンコツ。
どうしていいかわからない僕に
親方が、
「なんか言いたそうだな笑。
 だけどなぁ、

 それくらい大事ってことなんだ」

と、話してくれました。

親方に教えてもらった

「一週間」

最近になって、 

過ぎていくのがとても早く感じます。
先日長男から
「ずっと帰り遅いよね。
 なんかさぁ、

 たまには早く帰ってきて欲しいな」

って言われちゃいました。

そういえばここのところ、
仕事ばかりやっていたように感じます。
時間と心に余裕がないことが
子供に伝わったんだと思います。
なので、仕事を定時で終わりにして、
家族で散歩にいきました。

ただの散歩でしたが、
学校であった話を聞いたり、
歌ったり、久しぶりに会った
近所のおばあちゃんと話したり、
最近感じていない気持ちに、
心がリフレッシュできるようでした。

家に帰ってからも、
ゲームしたり、

プラモデルを作ったり、

もっとも苦手な足の裏くすぐり我慢大会したり、
普段出来なかった時間の中には
普段見られないような
嫁と子供たちの笑顔がありました。

仕事をしっかりする為に、
しっかりと休息をとること、

とても大切に感じます。

「忙しくするのも自分、

 暇にするのも自分。」
こんなことを聞いたことがあります。

もう一週間が終わりと思わず、
いい一週間だったなぁって
時間を大切に思えるように過ごしたいと思います。

家づくりの思い

こんばんわ!
中澤やすゆきです!

朝、ご飯を食べていると母親が、
「今日はお友達来てるかな〜♪」
と、外を見ていました。
母親の言う「お友達」は、

夏の夜に、窓に張り付いているカエルだったり、

家の中に入ってきた昆虫だったり、
子供の友達だったり、
つまりは、

中澤家に来てくれた

生き物全般のことなんですね。

この日のお友達はと言いますと、
数日前より、中澤家のお隣りで
今は空き家のお宅に遊びに来ている
日本カモシカです。
来ない日もありますが、
どうやらこの日は来ていたようで、
「あゆみちゃん(嫁)、来てるよー!」
と、2人仲良く動物観察をしていました。

この光景は、微笑ましいを通り越して
なんだか笑えます😆

思い出すのは、今から12年前のことです。
大工の修行を終えて、

父の営む中澤建設に入ってから1年程経った頃、
幼稚園からの親友に
「家をつくりたい」と
はじめて家づくりの相談を受けました。

今も未熟者ですが、
当時も修行を終えただけの超未熟者です。
それまで大工として家づくりをしてきましたが、
友人夫婦と行った打ち合わせの日々は、
経験したことのないことばかりでした。
不慣れな打ち合わせに、
友人に迷惑をかけながら、
父親に教えてもらいながら、
何とか着工出来るようになりました。
工事がはじまり、
お客様と考えた図面の中に書かれた家が

ホンモノの家になることを

率直に

「すごいなぁ」

って感じました。

友人も楽しみ過ぎて、
「昨日の夜、誰もいない現場で、
 寝っ転がってきたよ」

なんて、連絡をくれたこともありました😊

工事も終わり、お引渡しの時です。
友人に玄関の鍵を渡して、
「お世話になりました。」

って言った瞬間に涙が出てきました。
そしたら、友人も泣いていました。

はじめての家づくりでした。
お客様の思いを知りました。
多くの人が工事に携わることを知りました。
お客様の命を守る住まいをつくること、

責任のある仕事だと知りました。
そして、つくらせていただいた家が
自分にとって

こんなにも大切なものになる

ということを知りました。
幼稚園からの付き合いと、

家づくりは別の話ですので
僕じゃなくて、他にも頼みたい工務店は

たくさんあったと思います。

それでも、僕に話してくれたこと、
本当に感謝しています。
初めての家づくりが彼と出来たから、
今、家づくりを好きでいられるんだと思います😊
この家があったから、
今も色々なことに挑戦出来ているんだと思います。

彼も美容室「fam」を営んでいます。
familyのfam。
行くと、家に帰ったような
温かい気持ちになれるお店です。
もちろん、

僕もオリジナルカットをお願いしています。

父親がよく言うことがあります。
「家をつくらせてもらうことは、
 家族になることと同じことなんだよ」
その気持ちを大切に、
これからも家づくりを続けていきたいと思います。