素晴らしい若者

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

能登半島地震で被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

今こうしている中でも、心が落ち着くことがなく、寒さも厳しい中で眠れない夜を過ごされていることと思います。

被災された皆様が、1日でも早く平穏な日々を過ごせるようお祈り申し上げます。

そして、自分に出来ること、やるべき事を見誤らないよう行動したいと思っています。

中澤家の新年は、家族みんなで寝室の窓から初日の出を拝むことで始まりました。

新しい年を迎えて、最初に顔を合わせるのはひとつ屋根の下で暮らす両親です。

最初の挨拶はパジャマではなく、出掛けられるくらいの服装にきちんと着替えて行います。全く目覚めない三男は寝かしておいて、妻と長男、次男と一緒に居間に行き、正座をして手を床に付き、頭を下げて挨拶を行います。

新年初めての食事の用意は男が行います。お餅を焼きお雑煮にすることも、年末に母親と義母が作ってくれたおせち料理を盛り付け、配膳することもすべて男が行います。詳しく調べたことはありませんが、「年男」という僕が物心ついた時から行っている中澤家の習わしのようなものです。

このようにお伝えしますと、

「中澤さんの家、ガチガチで窮屈そうな家族だな〜」と思われるかもしれませんが、このような事は元旦だけなんです。居場所さえ伝えてあれば、人様に迷惑をかけたり、人の道を外れるような行動をしなければ、どこで何をしようと自由でした。

結婚するまでは年末年始だって、基本的に家にいる事なんてありませんでしたし、家に居ても友達と過ごしていました。けれども、元旦のこの習わしはいつでも頭の片隅にあって、いつからか

「元旦の朝は家族と過ごそう」という気持ちになっていました。たとえ2日には遊びに出かけてしまうとしても元旦だけはこの気持ちになるんです。とても不思議に感じますが、自由だと感じる暮らしの中で両親から受けた教育なのかもしれません。

最近、服装や髪型に興味が出てきた長男が、服が欲しいと言ってきましたので、家族で買い物に出かけました。欲しい服を親に伝えればよいのですが、年頃ということもあり上手く話してくれません。

僕もちょうど長男と同じ頃に姉から強制的に買わされたファション雑誌を見てファッションに興味が湧き始めましたので、気持ちがわからなくはないのですが、色々なお店をフラフラしているだけで、何が欲しいのかわかりません。

長男が言うわずかな好みから良さそうなものが見つかり、やっと本人からも笑顔が出ましたので、購入するためにレジに並ぶことにしました。僕達の前に若い男女と母と男子(20歳くらい)の2組が並んでいます。

見た目は少し話かけずらそうな今時の若者で2組とも男性は少し強がっているようなイメージです。少し後ろから、今年42歳になるおっさんがじーっと観察してる中で先にレジに並んでいる若い男女に店員さんが品物を渡します。すると、

「すいません!ありがとうございます!」

と、それはそれは丁寧にしっかりとした声で品物を受け取ります。

あっけに取られているとそのあとに親子でレジに並んでいる男性も、

「はい!ありがとうございます!」と同様に丁寧にしっかりとした声で品物を受け取っていました。

予想外の展開に正直驚きましたし、何より人を見た目で判断してしまった自分自身に呆れました。僕は見た目も中身も未熟者ですが、見た目だけは立派で、礼儀を知らない大人達はたくさんいます。この2人の若者と話をした訳ではありませんし、挨拶を聞いただけで、どんな性格かはわかりませんが、とても素直で素晴らしい存在だと感じました。

僕のように色メガネで世の中を見てしまっていたら、本当に大切な人の心を見誤ってしまうと思います。人と人は向き合って心を通わす必要がありますし、それは人と人しか出来ない事だと思います。

それは見た目でわかるものではなく、時間を積み重ねてこそ感じられるものだと思います。繋がりの中で、年齢性別などは関係なく、出会った方々と過ごすヒトトキを大切にしたいと、2人の若者をみて感じる新年の出来事になりました。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

大胡町Y様邸

目的の先

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

毎年恒例で、人気沸騰がすぐそこまで来ている中澤家初笑い年賀状も無事に完成し、郵便局に投函することができました。例年は、お客様や恩人の方、お仲間の皆さんには、書店で購入した本からデザインを選んで、年賀状をつくらせていただいておりました。

しかしこの初笑い年賀状に使う写真は、家族一同で相談して撮影した魂の一枚であり、ありのままの中澤家の姿になりますので、今年からは全ての年賀状に写真を使わせていただきました。

年頃の長男と次男は、

「またやるの〜。もういいよ〜。

こんなことする家族、他にいないよ〜」と言っています。子供達が言っていることは僕と妻にとって、もはや褒め言葉にしか聞こえない為、全く響きません。とは言え、気持ちがわからない訳ではないので、なるべく顔を出さない配慮をしての参加で撮影の許可をもらいました。

この年賀状写真は、1年を振り返りその歳に中澤家や世間で流行したものや、その歳を思わせるような内容の仮装をします。そしてルールは、お金を掛けず、作り込み過ぎず、家にあるものを使い30分程度で完成できるような内容にします。

持ち時間を一杯まで使い、かなり高いクオリティで仕上がった僕と妻を見た長男が、

「この家族なんなの〜笑」と笑いながら頭を抱えました。来年から中学生になる長男には変わった親に思えるかもしれませんが、これが父親と母親であり、飾らない家族の姿なんです。

自分が大人になった時に真似をする必要はありませんし、尊敬などしてくれなくてもいいです。今はまだ理解できないかも知れませんが、僕と妻は人生を楽しんでいるだけですし、そんな姿を見せることができれば十分なんです。

    ※2023年の初笑年賀状です。

先日、長男と次男がお世話になっている地元サッカークラブの監督とプチ忘年会をさせていただきました。監督は、倉渕で子供にサッカーを教えることなってから今年で30年になるそうです。という事は、20歳の頃から地域に根差しスポーツ少年団を通して地域貢献をされていることになります。

指導してくださる様子を見てもわかりますし、ご本人も日頃からおっしゃっているのですが、子どもを1番に考えた指導をしてくださいます。それは、サッカーに限らずサッカー以外での子ども達との関わり方で、僕達保護者にも伝わってきます。そして何より子ども達に愛されていることがその答えだと思います。

そんな監督が先日おっしゃっていた言葉が印象的でした。

「サッカーは勝敗を決めるものだから、勝つ事が目的でそれは大切な事なんだけど、俺は勝ちよりも楽しいと思う気持ちを大事にしたいんだよね。小学生の時に勝つ事だけを考えちゃうとサッカーがつまらなくなっちゃうよ。サッカーが楽しいと思ってもらえれば、中学、高校と好きなサッカーを続けられて、その中に勝負の楽しみがあればいいと思う」とおっしゃっていました。

もちろん監督も試合では、勝つことを目的としています。けれど、サッカー全体で考えた時に勝ちにだけこだわる訳ではなく、子どもたちがスポーツ少年団を終えた後のその先を常に考えてくれているのです。子ども達の未来を思うことが監督の言う「子どもファースト」なのだと思います。本当に素晴らしい想いですし、倉渕の子ども達がこんな素敵な監督にサッカーを教えていただけていることを幸せに感じます。

僕も大工工務店として、お客様の家づくりをさせていただいております。工事の規模に大きさなど存在せず、お客様と過ごさせていただく時間の大切さを強く感じています。この時間の先にはお客様の暮らしと幸せがあることに責任と喜びを感じ、家づくりが地域貢献、社会貢献になるように未来をしっかりと見据えていきたいと監督からのお話から気付かせていただきました。

今年もブログを読んでいただきありがとうございました。これからも、日常で感じたことをありのままの気持ちでブログに書きたいと思いますので、中澤ブログ生活をよろしくお願いいたします🤲

良いお年をお迎えください😊

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・


ひとの価値観

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

現在中澤家は、父親、母親、妻、長男、次男、三男、さとちゃん(修行中の松島君)と僕のひとつ屋根の下、8人で暮らしています。

食事は、母親と妻が別々に作ってくれますので、様々な料理が食卓に並びます。それは、カレーとおでんの時もありますし、天ぷらとシチューの時もあります。組み合わせは様々ですが、2人がつくってくれた料理を家族みんなで食べられているということは、中澤家が平和である証拠なので、いつも有り難く美味しくいただいています。

食卓に並んだおかずの中には数に限りがあるものも出てきます。こんな時に子供達は食べる前に1人何個まで食べて良いかを計算するのですが、これはとても大切なことです。

僕も子供の頃は姉たちとおかずの取り合いをしていました。当時は、数が割り切れなく1つだけ残る時には、そのひとつをカットしてまで分けたことを覚えています。

その時は何も思いませんでしたが、今考えれば8つと5つ離れた姉なので、少し大人になって可愛い弟に譲ってくれてもよかったのではないかと思いますが、好きなおかずを目の前にすればこうなるのも当然かもしれません。

先日、家で食事した時のことですが、みんなが食べおわり修行中の松島くんと僕だけがまだ食べているタイミングがありました。あと少し残っているおかずがありましたので、

「さとちゃん、食べちゃっていいよ」と伝えました。それを聞いていた妻から

「やっちゃん、さとちゃんに強引に食べさせるのはパワハラだよ」

と言われました。しかし、これは誤解です。

僕だってまだまだ食べらますが、「自分はいいからその分食べていいよ」というむしろ優しさを出しているつもりです。

しかし言われてみれば、それはただの自分の価値観であって、松島君にとって嬉しいとは限りません。

僕が松島くんと同じ年齢の時には言われて嬉しかったことですが、世代が変わればそれが逆の意味合いになってしまうこともあるということです。年齢による価値観の違いは本当に難しく感じます。

先週の火曜日は、前橋市が主催で行われた異業種の交流会に前橋市SDGsパートナー企業として、Forward to 1985 energy lifeの一員として参加させていただきました。会場である臨江閣には、普段は接点がない様々な業種の方々が集まっていました。

交流会では、現在の自分が働いている職場環境や働く人の様子を振り返りながら、これから先の働き方と会社の在り方について5〜6人のグループに分かれてディスカッションをするという内容です。

“働き方改革から5年が経つ”という内容から交流会は始まりました。中澤建設ではどんな風に変われたのかと振り返えると、大きな改革は出来ておりませんが、残業はせず、年間の最低法定休日の105日をクリアする為に隔週で土曜日を休んでいることくらいです。

しかしこれでは、まだ不足していることを感じます。職人の世界では難しいと思ってしまいますが、完全週休2日制はなるべく早く実現しなければいけない課題です。そして休日だけでなく、仕事のやり方、社員同士が接する方法、関わり方がこれからの社会で重要になってくると交流会の中で議題になりました。

僕たち世代は、建築業界で言えば若手の方だと思いますが、これからの時代を担う若手を育てる立場でもあります。自分達が経験したことをそのまま伝えたいところですが、僕達が社会人になりたての頃から、時間は15年以上経過しています。あの頃とは、考え方や価値観も変化しています。ならば、伝える言葉も向き合い方も時代に併せて変えなければいけないことを感じます。

交流会ではライフ(生活)とワーク(仕事)が今の自分の中でどんなバランスなのかを円で描くグループワークがありました。そこで僕はこんな円を描きました。

この円を描いた理由をグループ内で発表するのですが、「家族で過ごしている時を除いては、仕事の事、仕事に関係することばかりを考えている」ことを伝えさせていただきました。

そして、「それが自分にとってストレスなど全くなくて、仕事が楽しくて仕方がないです。僕にとって仕事は生活と一緒なんです」と続けさせていただきました。

しかし、これは会社を経営している人にとって当たり前のことかも知れません。自分だけではなく、一緒に働く皆さんにも、

「仕事が楽しい」と思ってもらえるような会社にしていかなければ、会社を次世代に繋げることは出来ないと気付かせていただきました。

前橋市とご縁が繋がるのですが、お知り合いの方からお話をいただき、市の施設内にあるレストランの床修繕にお伺いさせていただきました。

床に貼ってあるフローリングが、冷蔵庫の漏水により剥がれしまったことにお困りとのことでした。平でなければいけない床がこのような状態では大変危険です。

このフローリングを隠すように、この上からクッションフロアを貼る計画があったそうですが、わずか2mmクッションフロアの厚みが弊害になってしまうということで、フローリングの貼り替えになったようです。

わずか2mmと思いますが、ここは福祉に関係する施設です。たくさんの方々が利用されますし、2mmの段差に対する価値観だって一つや二つではありません。床を剥して見なければ分からない不安はありましたが、お話をいただいたご縁と自分に与えられた使命だと思いお受けさせていただきました。

修繕箇所の床ですが、いままでと同じものを貼ってしまうと今後また同じことになる恐れがありますので、無垢板で施工させていただくことにしました。

着色しないで、既存の床となるべく色を合わせる為に自然乾燥倉庫の中から、ラオス檜の板をご用意させていただきました。外出から戻られたお客様が、貼られた床をじーっとご覧になられながら、

「素敵な木ですね」としみじみとおっしゃっていたことが印象的でした。

木は経年で表面が変化をしますので、今はまだ床の色が違いますが、そのことは全く気になさる様子は無く、使われている木の価値をわかっていただけることを嬉しく感じます。

職場環境、人と人の接し方、仕事への向き合い方など、時代に合わせた意識をすることも絶対に必要なことですが、自分が好きなものを同じように好きと言ってもらえる人と一緒に生きていくことが、中澤建設を未来に繋げる為に大切なことだと気付かせていただきました。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

愚痴を意見に変えるひと

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

現在中澤家では、インフルエンザが大流行しています。こちらのウィルスも全員が一度にかからないように気を遣ってくれる優しい一面をもっています。今は子供達が時間差で発症していますので、僕たち大人も時間の問題かもしれません。

インフルエンザから復活し、翌日から学校に行ける次男が、お昼ご飯を食べた後に自分の食器を洗っていました。僕も愛妻弁当を食べ終わり、弁当箱を洗い場に出すタイミングでしたので、

「パパのもお願いできますか?笑」

と次男に伝えてみました。

「え〜〜〜、、、、、」と最初は少し嫌そうでしたが、

「冗談、冗談🤭いいよ!」と言って一緒に洗ってくれました。

“ついでにお願い”という気持ちで次男に頼んだのですが、それは僕の考えであって次男の都合を何も考えていないことになります。

洗い物をしたあとに何かやろうとしていたとすれば、わずかな時間かも知れませんが予定が変わってしまいます。

次男は普段からよくお手伝いをしてくれます。なので僕が言わなくても

「パパ、俺が洗うから置いておいて」と言ってくれたと思うのですが、

“言われてからすること、自分からすること”

“伝える人と受け取る人”では、考えていることや感じていることが180°変わってしまうことがあると思うんです。

先日ラジオを聴いていると、社会人が居酒屋で会話する内容のほとんどが、上司から部下、部下から上司への愚痴だということでした。仕事を伝える上司と受け取る部下では感じ方が全く違う為にそれが愚痴になってしまうということです。

もちろん気持ちはわかりますし、これは永遠のテーマなのですが、これにはお互いに問題があり、お互いに考え方を変えていく必要があると思います。

伝える方は、相手が自分と同じ考えを持っているとは限りませんので、相手がどのように感じるかを考えた上で、理解できるように話をする必要があります。

受け取る方は、言われたことをそのままやるような受け身にならず、与えられた情報を具体化して、自分にしかできない仕事だと認識する必要があると思います。

そしてこれは、大人子供関係なく、会社でも学校でも家族でも同じで誰でも双方の立場になるということです。これは、伝えることが下手で、理解力も欠けている僕が常に自分に言い聞かせていることです。

僕は家づくりで、お客様からの想いを受け取りその想いを家づくりを共にする仲間と共有し、一緒にカタチにする立場です。その中では、受け取ることも伝えることもたくさんあります。

身の周りのどこかで愚痴がこぼれそうになったら、それを意見に変えられるような強い人になりたいと思います。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

高崎市K様邸

「緑と木に囲われた暮らし」