高崎市S様邸

築43年 中澤建設主軸である社員大工の原田さんが下積み時代に、弊社創業者の中澤宣夫(父)と施工しました。このお宅は元々は、父の親方の家です。

リノベーション前まで、親方のお孫さんご家族が住まわれていました。建て替えるか直すか、と悩まれていましたが、

「おじいちゃんが大切にしてきた家、もし、新築と同じくらい快適な家になって、この家を作ってくれた大工さんに工事をしてもられるならば残したい!」

とお話を頂き、建物と骨組だけを残したリノベーションを行う事になりました。

この先、何十年と住まわれるお客様の命を守る家ですので、耐震改修も行い、建物の性能も新築と同じ基本仕様にする事は、弊社にとって大きな挑戦でした。

建てさせていただいたのは43年前の中澤建設で、その時の大工が今も2人いて、その建物を大切の思っておられるお施主様がいらっしゃるという事が嬉しくて、

この大きな挑戦をお受けさせて頂きました。

このお宅は、ご夫婦とお子様2人の4人家族です。

 ピアノ教室をしている奥様。放課後になると、たくさんの子ども達がこの場所に集います。

 ピアノ教室は、普段の生活の場と共有しています。

 家族4人で食事をする事は少ないから、、とダイニングテーブルではなく小さなカウンターをご希望でしたが、

「このテーブルがあるから、家族4人で食事をするようになりました。そうしたら、子どもが洗い物を手伝ってくれるようになって、この場所で過ごす時間がとても多くなりました☺」

とお客様より言っていただきました。

 大工工事が終わるころ、

「工事が始まる前は木に対してあまり興味がなかったけど、見ているうちにどんどん好きになりました!木ってとても良いですね!」

とお施主様に言って頂きました。

木は、見て触って感じる事で惹かれて行くんです♩

良い事ばかりではありません。

割れたり、曲がったり、痩せたり、膨らんだり、日々動く事もありますが、生き物ですから当然です。人と同じなんです。

それを全部ひっくるめて僕は木が好きですし、木と共に過ごす生活をお客様にご提供しています。

親方の思い

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

僕は中澤建設に入社する前に安中市の工務店さんで大工の修行をさせていただきました。

入りたての頃、親方と兄弟子の会話を聞いていると、”寸”やら”尺”やらのワードが飛び交っていて、まるで日本語の会話とは思えずに

「この人たちは何を話しているんだろう?」

と唖然となっていると親方から

「ボケっとしてんじゃねぇ」と怒られます。

ならば怒られないように、何しようか考えていると、

「突っ立ってんじゃねぇ、現場にカカシはいらねんだよ」と毎日のように怒られていました。

今まで生きて、立っているだけで怒られた経験がありませんでしたので、自分が置かれている状況は全く把握できませんでした。何をすれば良いのかわかりませんが、とにかく怒られたくもありませんので、自分に出来ることを探します。

どう考えても僕ができることは現場の掃除だけです。実際に掃除をしていれば怒られることはありませんでしたので、黙って掃除をする毎日を過ごします。

2ヶ月ほど経つと兄弟子は、

「ヤス、アレやってみろ。コレやってみろ」と作業をさせてくれるのですが、親方が現場に来た瞬間に、

「ヤス、何やってだ?

オイ、ヤスにやらせるな!」と僕も怒られるし兄弟子も怒られます。

しばらくすると掃除のかたわらで親方や兄弟子の手子、つまり作業の手伝いをさせてもらえるようになります。一般的に手子ですと、誰でも出来るというイメージかもしれませんが、掃除しか出来なかった僕には大出世になります。

手子は、一緒に作業している人のサポートですから、相手が作業をし易いように動く必要があります。仕事をしながら次の作業を予測して、次に必要な道具や材料を用意しなくてはいけませんので、仕事が理解できていなければ出来ない大切な役割になります。

手子を出来るようになったといっても怒られることに変わりはありません。

次に使う道具を用意しようと動き始めると、

「早くアレ持ってこい。」

と言われます。『今持ってこようと思ったんですよ!』と言える訳がありませんので、心の中でブツブツ言いながら動きます。今考えれば、僕がもっと早く考えて動けば言われなかったのですから、親方と兄弟子に口ごたえできる訳がありません。

僕は工務店で大工の修行をさせていただきましたが、初めて社会に出て仕事をするということはこういうことなんだと思います。怒られるかは別としても、最初から出来る人なんていませんので、様々な方に仕事を教えてもらわなければいけません。

そして仕事には必ず相手がいて、仕事をすることでその報酬をいただく訳ですから、仕事とはとても責任のあることになります。僕は親方に怒られてばかりでしたが、それは当然だということがよく分かります。

26歳の時に5年間の修行を終えましたので、今年で15年が経つのですが、先月の日曜日に親方がカレンダーと子供にお土産をもって倉渕に遊びに来てくれました。

中々お会いする機会もなく、久々だったのですが、早々に親方から

「ヤス、頼みたいことがある」とお話をいただきました。それほど口数の多い人ではありませんし、”頼む”なんて言われたのは初めてかもしれません。

弟子の僕には「仕事を手伝ってくれ」と電話一本で済むことなのに、わざわざ足を運んでくれて、お土産をもってお願いに来てくれたんです。親方の気持ちに応えるべく、先日のことですが、3日間ほどお手伝いに行かせていただきました。

会社に行くと、親方も奥さんもあの頃と全く変わらずに僕を迎えてくれます。現場を見ると高所作業がありましたので、ご自身では危ないと判断されて僕に声をかけてくれたのだと思います。

作業中に

「ここどうします?」と僕が聞いても、

「ヤスにまかせるよ」と昔からは想像出来ない言葉からも15年という年月が経過したことと、僕を1人の社会人として見てくれていることを感じます。

足場を組む作業があり、クランプという部材を電動工具で締め付けしたのですが、修行時代初期は電動工具の使用を禁じられたことを思い出しました。その理由は、”次に使う人が使いやすいように”する為です。

次に使う人と言っても会社のモノなので、使うのは自分達です。自分達で使うんだから別にいいのでは?と思いますが、親方が言いたいのはそういうことではありません。今はそれでいいかもしれないけれど、修行中に教えてもらうことが活きてくるのはその後に社会に出てからだということです。効率が悪いことは、親方だってわかっていますが、基本を知らなぬ先に応用など無いことを伝えてくれていたのです。

親方の家の玄関に額に入った言葉が目に入りました。修行とは、仕事を覚えることはもちろんですが、社会で生きていく為に必要なことを教えていただく為に行うことなのだと今更になって気付かせていただきました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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残るもの

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

僕が小学校の低学年の時だったと思いますが、母親と姉の3人で高崎駅の周辺に買い物に行きました。今あるのは、高島屋と数年前にできたOPAですが、当時はまだダイエーやサティといったデパートがありました。

歳が離れていた姉は、自分の買い物をするので集合時間と場所を決めて別行動をすることになりました。僕は母親と行動をすることになりましたが、小学生の時に婦人服売り場ほど退屈な場所はありません。

そこで母親から

「やっちゃんはおもちゃ売り場で欲しいの選んでいていいよ。30分後にエスカレーターのところで集合しようね。」と素晴らしい提案がありました。

優しい素敵なお母さんみたいに書きましたが、こんな事はとても稀な出来事です。おもちゃなんて滅多に買ってもらえませんでしたので、おそらくここぞとばかりに着て行く服を集中して選びたかったのだと思います。

母親の理由はどうあれ僕にとっては願ってもないご褒美です。こどものパラダイスであるおもちゃ売り場で、当時大好きだったプラモデルを眺めながら至福の時を過ごしていました。

おもちゃも選べて時間になりましたので、母親との待ち合わせ場所であるエスカレーターのところへ行ったのですが、母親が見当たりません。小心者は昔から変わりせんので、とても焦ります。母親が買い物をしていた辺りを探しにいきましたが全く見当たりません。

つまり迷子になりました。田舎の小学生が街中のデパートで迷子になりますとこの世の終わりくらいの気持ちになります。パニック状態なので、店員さんに助けてもらう余裕もなくそのデパートを出て人混みの中を泣きながら姉との待ち合わせ場所に向かいました。

サティの入り口で姉と会うことができ、

「どうしたんやっちゃん、すごい恥ずかしいんだけど」と言われたことを覚えています。姉とデパートに戻ると母親が僕を探していました。集合時間になっても僕が来ない為おもちゃ売り場に探しに行ったようで、どうやら入れ違いになっていたようです。

小さな頃の出来事はポイントポイントではなんとなく覚えていることもありますが、頭の中に鮮明に残っているのは、こんな苦い記憶です。

先週から安中市松井田町で改修工事に入らせていただいております。築40年を過ぎた和風住宅で、外壁の塗替え、雨樋の交換、軒裏の張替え工事をさせていただきます。

中澤建設の木工事である軒裏の張替えが最初の工事になりますので、まずは既存で張ってある軒裏の撤去です。しかし状態も良く、この後に板張りを施工する時に下地として利用出来ると思いましたので、撤去せずに工事を進めることを考えました。

そうすれば、ひとつ工事が減り、お見積りよりも費用を軽減でき、お客様にも喜んでいたたけると思いました。しかし、雨による影響で少し心配なことがありましたので、そこだけは確認しないといけないと思い、中澤建設のスペシャルチームの1人である、雨から家を守る勝見板金さんに相談してみることにしました。

写真で状況を確認した勝見さんが、

「この場合は、雨水で軒裏を濡らす可能性がありますね。”水が走る”現象が起こるかもしれないから、そのことを考えると今ある軒裏は剥がしたほうがいいですね。」と教えてくださいました。

まさか屋根の裏側が濡れるなんてと思いますが”そのまさか”が起こるんです。勝見板金さんも想像でお話をしている訳ではありません。あくまで可能性の話ではありますが、このようなケースでお困りのお客様を何人も見てきた経験からお話をしてくださいました。

僕も雨による劣化で傷んだ場所を直す工事は何度もしてきましたが、屋根の専門業者である勝見さんとは場数が違います。僕1人では判断出来ないことでも、様々な状況を知るプロにこのように適切なアドバイスをいただけることは本当に有難いことです。

そうと決まれば、軒裏の撤去作業が始まります。剥がしやすいように施工されておりませんので、釘も細かく留めてあり、この家をつくられた工務店さんの丁寧さは解体からも伝わります。解体も残り半分くらいになった時に、屋根の裏側である小屋組の様子が目に入りました。

墨付けの真っ直ぐに引かれた線の美しさ、印の通りに加工された納まりの綺麗さに思わず見惚れてしまいました。そして、さらに驚いたのは使っている材木です。割れの入らない芯さり材が使用されており、その材木の木目の細かさには圧倒されました。

これは目には見えない屋根裏なので、僕が軒裏を剥がさなければ見られることが出来なかった場所です。その他にも仕事の内容や材料から、この家をつくられた工務店さんが丁寧に大切に家づくりをされた様子を見られることができました。

今工事をさせていただいているお客様の家も40年以上前からカタチとして今に残ったものです。そしてこの工事で、何十年も先の未来に残るものになります。

時間はとても貴重で仕事に効率を求めることは大切なことだと思いますが、お客様と先人の方々、いつの日か中澤建設を受け継ぐ人に恥じないような仕事をしたいと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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記念写真

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

最近の中澤家ではニンテンドースイッチのスイカゲームが流行っています。僕はスマートフォンのゲームも全然やりませんし、そもそもゲームがあまり得意ではありません。

同じく普段ゲームなどやらない妻ですが子供と一緒になって珍しくゲームを楽しんでいます。

「騙されたと思ってやっちゃんもやってみなよ。」と言われ、やらず嫌いは良くないと思いましたので挑戦してみることにしました。

簡単に説明すると様々なフルーツを揃えながらスイカを作るパズルゲームです。やり方は簡単なのですが、なかなかスイカを作れません。と言いますか、僕はスイカの手前のメロンまでしか作れたことがありません。

上手くフルーツを揃えればいいのですが、欲しい時にお望みのフルーツが落ちて来ないのがこのゲームの難しく面白いところです。子供と過ごすこんな時間を楽しみながら、いつの日かスイカを作りたいと思います。

先日、23日の祝日に中澤家三男の七五三のお祝いをしました。インフルエンザの流行により体調不良の家族もいて心配されましたが、何とか無事に行うことができました。

兄達がサッカーをしているので、最近では家族全員が時間をとれる休日が中々ありません。この日もサッカーは休みでしたが、三男が地域のお祭りで太鼓を叩く予定がありましたので、太鼓を終えた午後から七五三を行いました。

七五三でやることは長男の時から変わりません。袴をネットでレンタルして、母親がマダムカットでお世話になっている美容室で着付をしてもらいます。その後はご夫婦でやられている写真館さんで記念写真を撮っていただきます。

こちらの写真館さんには友人との思い出があります。アルバイトの履歴書に使う写真は普通だれでも、ボックス型のスピード写真を利用すると思います。しかし学生時代に友人と2人で

「あれ恥ずかしいから」

とこちらの写真館さんに転がりこんで証明写真を撮ってもらいました。

そんなお世話になったことがあり、家族の記念写真はこちらでお願いしています。いつでも変わらないご夫婦の温かいお人柄と最高の一枚を撮ってくださろうとする姿勢にはプロの仕事を毎回感じさせていただいております。

写真撮影の後は家づくりの地鎮祭や樹木伐採のお祓いでお世話になっている小祝神社様で、七五三の御祈祷をしていただきました。昨年、長くお世話になった前宮司さんがお亡くなりになったのですが、その後を息子さんご夫婦が受け継がれている素晴らしい神社様です。ここに来ると、前宮司さんにもお会いできて、心が洗われるような気持ちになりますので僕にとって特別な場所です。

その後に夕食まで時間がありましたので、高崎市役所の展望台にいきました。夕陽が綺麗な高崎の町を子供たちと眺めていたら、修行時代にお客様から聞いた話を思い出しました。

それは旧高崎駅があった頃の話です。とある親子が倉渕から高崎駅までバイクに乗って行ったそうです。駅の高台から初めて見る高崎の町を眺めて、

「とうちゃん、日本て広いんだね」

と子供が言ったことに対して、

「馬鹿ヤロウ、この倍だ!!」

と父が言ったというなんとも愉快な倉渕の親子がいたという話です。

修行時代にお話を聞かせてくれた方は、1つの笑い話として話をしてくれましたが、決して馬鹿にしていた訳ではなく、”知らないということは、こういう事”だということを教えてくれました。

倉渕での生活ではこんな高い場所にエレベーターで行くことはありませんし、倉渕の景色にはこんなに家やお店が密集している場所はありません。僕もそうですが、中澤家の子供達だってまだまだ知らないことだらけです。

これから成長する過程で、出会う人にお世話になりながら、自分の目で見て肌で感じて様々な経験をしながら多くのことを知っていくのだと思います。

展望台から見える景色に何を思ったのかはわかりませんが、今は倉渕だからこそ感じられるものを名一杯吸い込んで、素直さと笑顔を大切に毎日を過ごして欲しいと願います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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被写体

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

カメラを向けられて「はい、チーズ」と言われれば、僕は自然にピースサインが出てしまいます。いつ、だれに教えてもらったことなのかは分かりませんが、余程落ち込んでいなければどんな状況でもピースサインをすると思います。

これはきっと僕だけに言えることではないと思います。「はい、チーズ」とカメラのレンズが向けば、個性を活かした様々なポーズで被写体になると思います。

そして大事になってくるのが写り方です。ずっと残るものなので、写真写りが少しでも良くなるように、瞬きの瞬間になることを避け少しくらい目が乾いてもしっかりとまぶたを開かなければいけません。

僕の母親世代の集合写真を見ると皆さん軒並み斜め45°、顎はしっかりと引いて、笑顔というよりは真顔で被写体になられています。

僕がまだ若かった頃に、なぜこのようにポーズをするのかと母に聞いたことがあるのですが、なにも応えてもらえなかったことを覚えています。

今になって自分がなんて野暮なことを聞いてしまったのかと思います。美しい姿を写真に残したいという気持ちは、いつの時代でも変わらないことを感じます。

先日も倉渕の山道を車で移動していると、まさに今見頃を迎えた紅葉の景色が目に入りました。思わず車を停めて、写真を撮ったのですが本物の素晴らしさを写真におさめることが本当に難しいことを感じました。

もちろん写真だって綺麗な景色が撮れているのですが、リアルでしか感じられないその場の空気、360°の臨場感に勝るものは無いように感じます。

先日、お仲間工務店さんが新築されたご自宅を見学させていただきました。太陽と上手に暮らすことを大切にされている工務店さんの家は、外観からもその様子か伝わってきます。「道草の家」と名付けられたように、玄関ドアを開けた瞬間についついフラッと寄っていきたくなるよう空間はお仲間工務店さんしかつくり出せない特別な場所だと感じることができました。

見学させていただくにあたり、もう一つ大きな目的がありました。それは、一緒に見学
に伺ったお仲間工務店さんと建材流通業者さんとご新築のお祝いの品をお届けしようということでした。

お相手に必要なモノを聞いてお渡しするのもひとつの方法ですが、それではサプライズプレゼントになりませんので、何をお渡しすることがよいのかをみんなで話し合いました。

「何をプレゼントしたら喜んでもらえるのか?」と悩みましたが、相手の喜んでいる様子を想像することは、お客様の家づくりをしている時と同じものだと感じます。そして、想いを込めた手づくりがわたし達らしいとなり、製作がスタートしました。

材料の準備が完了し組み立てる時は、お渡しする工務店さん以外の5人で集まり、夜な夜な作業を行いました。一点もので他に変えがない緊張感の中、組み立ての最終段階で僕の目の前に素晴らし過ぎる景色が映りましたので、作業中でしたが思わず写真をとってしまいました。

これは緊張からの表情ではありません。家づくりと一緒で、大切な人に想いを込めたものづくりをしている時の表情です。皆さんとお話をする中で、ということが家づくりに最も重要なキーワードであるという会話になりました。もちろん僕もそう思います。は大切で、僕にとっても家づくりでも生きる上でも最重要事項であると思います。

しかし、”笑”が重要であるということの大前提に、ものづくりに対してどんな時でも真剣に向き合えているかが大切なんです。プレゼントを手づくりに決めたこと、製作する現場での皆さんが取り組む姿勢からそのことを教えていただきました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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家づくりはお客様と家族になること

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

早朝に会社の事務所で、父親と会話をしながら行うトマトの丸かじり品評会もこの時期になるといよいよ終盤に差し掛かります。と言いますのも、地元の生産者さんが収穫されるトマトが終わりになるからです。

スーパーに行けば、一年中トマトは売り場に並んでいますが、地元の直売所に並んだ旬なトマトを丸かじりすることが品評会の醍醐味なので、この時期までとしています。

秋も終わりに近づき、大好きなトマトも食べられなくなってしまうなんて、なんだか寂しい雰囲気に感じますが、決してそんなことはありません。この時期からトマトとライバル関係になるくらい大好きな柿が食べ頃を迎えます。

トマトと同様に僕は柿にも目がありません。食べ始めると止まりませんので、制限が無ければ何個でも食べられます。この柿ですが、渋柿も天日干しによって干し柿として生まれ変わる優れ物なところも好きな理由です。

先日も数年前に新築をさせていただきましたお客様より、

「今年も柿が豊作だからいつでも取りに来てね」と連絡をいただきました。こちらのお客様は僕の高校からの友人のご両親です。お仕事柄、たくさんのお付き合いがある中で、

「息子の友人だからじゃなくて、家づくりの事は、中澤君を信用してるから」と、どんな事でもお声掛けいただいております。

僕が大の柿好きだということもご存じなので、毎年この時期に連絡をくださり、遠慮なくいただきに伺います。今年は連絡をいただいてから中々伺えずにいたところ、

「中澤君、忙しくて来れないけど、柿が食べたいだろうから今から倉渕に持っていくよ」と連絡をいただきました。

仕事や様々な活動の会議などが重なり、時間の使い方が上手く出来ない為にお客様に気を使わせてしまう自分自身に反省をしました。

車で1時間ほどかけて、ご夫婦でお越しくださったお客様に、

「上がってお茶でも飲んでいってください」

と言うと、

「お茶なんていいよ。中澤君の元気な顔見れただけで十分だよ。忙しいのは良い事だけどさ、自分のことも大切にしてやれよな。家の近くに来たら、珈琲だけでも飲みによりなよ」と温かいお言葉を残して早々に帰られていきました。

お客様からいただいたお言葉と立ち振る舞いからとても大きな愛情を感じました。僕は数年前にお客様の家づくりをさせていただいただけなのです。それ以外特別なことはさせていただいてないのですが、息子でもない僕の顔を見に来てくださり、身体の心配までしていただけることが嬉しくてたまりません。

家づくりは、お客様と家族になることだと中澤建設に入社した時に父親から伝えられました。この言葉は、作り手である僕達がお客様を想う気持ちかと思っていましたが、それだけではないことに気付かせていただきました。お客様にも、僕達つくり手を家族だと想っていただける、お互いの想いがあって初めて家族になれるのだと思います。

そして、僕にとって現場で同じ時間を過ごす中澤建設の従業員さんも協力業者さんの皆さんも大切な家族だと感じます。このことに気が付けたのは、協力業者さんからいただいている日常の思いやりです。

先日妻が、

「皆さんが、中澤建設のことを自分のことのように考えてくれていて、色々な面で助けてくれていて本当に有難いよね。」と何気ない会話の中で言っていました。

本当にその通りなんです。協力業者の皆さんは、中澤建設のこと、中澤建設のお客様のことをとても大切に思ってくださいます。そんな皆さんの姿を妻からの言葉が無ければ気付くことができませんでした。

想いだけで家づくりが出来る訳ではありませんが、想いがなければ中澤建設の家づくりは完成することはありません。どんなに忙しく過ごしていてもその事だけは忘れずにいたいと気付かせていただきました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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小さくて大きなこと

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

昨日は、中澤家の三男がお世話になっているこども園の運動会でした。少し寒さは感じられましたが清々しい秋晴れのもと行われた運動会でした。こうして子供たちのかけっこやお遊戯を安心して楽しむことが出来るのも、先生方やPTAの役員の方々が準備をしてくださったお陰ですので、感謝の気持ちでいっぱいです。

兄2人も通わせていただきましたので、かれこれ10年目の運動会です。倉渕町では、子育て世代の人口が減っている為に園児の人数が今では50人に満たなくなっています。それでも、よちよち歩きの子供から、来年には小学1年生になる子供まで、あんなに小さな体でも走ったり踊ったりして、大きな声で精一杯頑張っているのですからとてもたくましく感じます。

先生方が色々なアイデアを出してくださり、観覧している会場のお客さんを巻き込んだ借り物競争や園児全員と保護者と先生がみんなで輪になって踊る最後のプログラムは圧巻でした。

子供の人数が少なくても会場にいる人みんなが参加できるような運動会は、くらぶちこども園だからできることなのだと思います。先生方とPTA役員さんが大変な思いをされてつくりあげてくれた、このオリジナルな運動会はとても魅力的なものだと感じました。

運動会の後は、先月稲刈りを終えて自然乾燥していた稲を脱穀する作業をしました。倉渕町でも燃料を使用した米の機械乾燥が増えてきましたが、中澤家は天日干しをする自然乾燥を継続しています。

刈り取った稲を逆さまにすることで、稲にある栄養素が稲穂に下がってきます。その間に天日と秋の風によって、数週間乾燥するというのが、天日干し米の醍醐味です。人手と労力を使い大変な作業ではありますが、父親と母親が米作りをしてくれますので、中澤家は天日干しの米づくりを続けていられます。

乾燥した稲をお米になる前の籾(もみ)と藁(わら)に分ける作業が脱穀ですが、学級閉鎖中でサッカーに行けない長男が今年は手伝ってくれました。久々の田んぼ仕事でしたが、小学6年になれば機械の動かし方もわかりますので、僕の代わりに脱穀作業をしてくれます。

その分僕は手が空きましたので、片付けをしようと別の田んぼに向かうと藁を妻がまとめていました。

妻がまとめたこの藁は、酪農家さんが取りにきて牧場で使います。そしてその藁と引き換えに田んぼの肥やしになる牛糞を貰うという流れになるのですが、この循環の仕組みは本当に素晴らしいことだと思います。天日干しの米作りは確かに大変な作業ですが、やっていることの全てに無駄がなく、米づくりによって助け合いができることが素晴らしいことだと感じます。

みんなが頑張っていますので、僕と三男は稲が掛けてあった”はんで”という器具を片付けることにしました。三男は5歳なのでその辺で遊んでいるだけかと思いましたがとんでもありません。

「俺がこれ運ぶから、パパはあれを運んでくれ!」とせっせと働いているんです。しかも途中で投げ出すこともなく、文句も言わずにやっている姿に思わず感心してしまいます。

周りで見守ってくれている人がいて、足元をしっかり見ることが出来ていれば、小さな体でも、重たいパイプを持てますし、高い場所にも登ることができます。小さいから出来ないなんてことはないと思うんです。

中澤建設も群馬県高崎市の端にある小さな小さな工務店です。この小さな工務店にも、大きな夢はあるものです。僕は男女共学に憧れていましたので普通高校に行きました。その為建築の勉強を始めたのは専門学校に行ってからです。

建築の勉強をする中で、建築の面白さを知り「いつかこんなことが出来たらいいな」と夢のまた夢のようなものを思い描きました。

それから大工の修行を終えて中澤建設に入社し今に至ります。

学生の頃に夢に描いていたことが、とある出会いにより3年前に「どうしてもやりたいこと」になりました。中澤建設の恩人、大切なお仲間工務店さん、妻、父親にその事を話ました。大袈裟ではなく、小さな工務店には本当に大きなプロジェクトなんです。

寝ても覚めても、運転している時もその事ばかりを考えますし、どのように転がったとしても良いイメージしか浮かびません。そんな夢物語ですが、お話させていただいた皆さんが僕の話に真剣に耳を傾けてくださり、

「絶対出来るからやろう」と言っていただけたことに心が熱くなったことは今でも忘れません。そして、皆さんに見守っていただき、協力してもらえるからこそ実現できることだと思います。

まだまだクリアしなければいけない課題が残っていますので、実行に至るまでには少し時間が必要です。それでも絶対に実現するために全身全霊全速力で挑んで行こうと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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時間の使い方が苦手

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

 

とても不思議な感覚ですが、年齢を増す毎に時間の流れが速く感じます。何も考えずに毎日を過ごしていた10代の頃もその時はその時で時間に対して感じることはあったと思いますが、今感じる時間の流れる速さには驚きます。

 

1週間を過ごしていて毎週木曜日になると

「やべっ!もう木曜か〜」と毎度感じてしまいます。週末に何かヤバイことがある訳ではありませんが、思っていたより早く訪れた週末への驚きから、ついつい「やべっ!」と感じてしまいます。

 

この週末ですが、妻、長男、次男が流行病に感染したことにより、出かけることもなく三男と家でゆっくり過ごすことになりました。夏はプールに顔をつけられませんでしたが、今はお風呂で潜り続けてみたり、

薪ストーブの囲いの上をスタスタと歩いてみたり、

あれほど補助輪を取ることを反対していたのに、自転車にスイスイ乗れるようになっていたりと僅かな期間で出来ることが多くなっていることに驚きました。この週末は、外出できませんでしたので、子供とゆっくり休日を過ごせましたが、なかなかこんな時間をとることが出来ないのが現実です。

まだまだ時間の使い方が上手くありませんが、これでも昔よりはよくなったと思います。能力がないのに出来もしない予定を詰め込んで、結局終わらないのでその後の予定に影響してしまうことはよくありました。そうすることでお約束した方に迷惑をかけてしまいますのでこれはあってはならないことです。能力がないことは今でも変わりませんが今はひとつひとつの予定に対して余裕を持つようにしました。

 

年齢を重ねますと地域の活動も増えてきます。現場作業とは別に家づくりに大切な勉強や企業理念に繋がる活動であれば参加させていただくように意識しています。こうなってきますと、日常でやることが増えてきますので、時間の使い方が苦手な僕の頭の中はアップアップになってしまいます。

 

ここで大事なことは、会社がやるべきことの選択と人を頼ること、人のチカラを借りることなんだと思います。自分1人では当然やりきれませんし、ひとつの小さな工務店には出来る業務は限られています。仮にやったとしても全てに100%の気持ちをいれられないのでしたら、家づくりを通してお客様を幸せに出来るはずがありません。

 

やると判断したことに対しては、どんなことでも魂を込めてやらなくてはいけません。そこで頼るべきは人のチカラだと思うんです。

自分に出来ることも、自分が与えられた時間にも限りがあるものです。自分自身が何事にも甘えずにやってみて、どうしても出来ない時には人に助けてもらうことが必要になります。

 

先日、修行中の松島くんに翌日に工事後のクリーニングが控えている現場の養生剥しをお願いしました。午前中までは業者さんが作業をしていますので、午後からの作業になります。

 

ちょうどこの日が、僕にとっても大切なお仲間ですが、松島君にとって心のより所とも言える唯一無二の工務店さんが数日後に完成見学会を迎える日でした。松島くんが

「是非とも会いに行きたい」と言っていましたので、休憩時間を割いて行くように伝えました。今の時代には少し厳しい言い方かも知れませんがこれは大切なことなんです。

 

結果的にお仲間工務店さんの現場から、作業する現場に戻る際に渋滞にはまり、現場に着いたのは17時くらいです。業務を早く終えて10日後に控えた試験の勉強もしなくてはいけません。現場の作業を早く進めたいところですが、業者さんも遅くまで作業をしているので、養生をはがすことが出来ない箇所があります。

 

松島君が帰宅した時は20時を過ぎていました。まだ現場作業を残してきたとのことでしたが、翌日の朝には清掃業者さんが入りますので、それまでに養生を剥がさなければいけません。その為、業者さんが作業する前の朝早くに行って残り作業をしてもらうことになりました。

 

もちろん松島君が悪いわけではありません。自分に出来ることを精一杯やったと思います。でもこれが、これから生きて行くべき現場なんです。自分の思った通りに現場が進むとは限りません。言葉にしなければ誰も助けてはくれません。松島君のお父さんも、共に学ばせていただいているお仲間工務店のみなさんも同じ思いを、もっともっと大変な体験をされています。

 

では、どうすればいいのか?

 

自分が効率良く動くしかありません。それでも出来なければ、言葉にして助けてもらうしかありません。協力業者さんに相談して作業に協力してもらうことも方法のひとつです。簡単に出来ることではありませんが、その為に経験を積む必要があると思います。

 

僕自身、まだまだその辺が上手く出来ないのですが、人に厳しく自分に甘いタイプの人間ですので、松島君に厳しく言いながら、自分に向けての活力にしたいと思っています。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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目的

こんばんわ!

中澤やすゆきです! 

 

中澤家の子供達がお世話になっている小学校では、先週の土曜日に運動会が行われました。去年までは、競技を減らした時間短縮の体育発表会として行いましたが、今年は数年ぶりに万国旗が風になびく運動会が行われました。

 

 

 

授業参観などで学校の様子を見ることはできますが運動会はまたひとつ違うものがあります。1年に1度、様々な競技やダンス、鼓笛隊をしながら子供たちが仲間と一致団結する姿は、手に汗を握りますし、とても素晴らしいことだと思います。

 

運動会は学校によって色が異なると思いますが、倉渕小学校はラジオ体操から楽しませてくれます。倉渕には、くらぶち英語村という山村留学の宿舎がありますので、倉渕小学校にも英語村のこどもたちが通っています。

 

そのこともあり、ラジオ体操の発声が

「ワンツー、スリーフォー・・・

ライトアンドレフト・・・」と全て英語です。日本人ならば耳にも体にも染み付いているラジオ体操なので、流れをわかっていれば英語が苦手な僕でもリズムでなんとなく出来ます。

 

これをラジオ体操を覚えたばかりの小学1年生もやるのですから大したものです。倉渕の大自然の中で、風に揺られる万国旗の下で、英語のラジオ体操を子供たちと先生、来賓の方々が行っている様子はとても微笑ましいものです。

 

 

 

とても盛り上がった運動会も閉会式を終えると赤城、榛名、妙義に分かれて解団式を行います。その様子を見ると、優勝出来なかった団の団長が悔しくて団の仲間の前で泣いていました。勝ち負けが全てではありませんが、仲間と力を合わせて競うからこそ運動会は楽しいですし熱くなれます。涙はその分の悔しさと仲間とひとつになって頑張ってきた日々を思い出し込み上げてくるのだと思います。

 

中澤家の長男は6年生で最後の運動会です。そんな6年生に担任の先生が運動会の目的として素敵なメッセージを伝えてくれていました。子供にとって先生の存在は特別ですし、こんな風に向き合ってくれていることに親として感謝の気持ちしかありません。

 

 

今週は2つの集まりに参加させていただきました。ひとつは、お世話になっているトヨタトーヨー住器さんが主催してくださり、オストコーポレーション北関東の吉田さんに講師をしていただいたエネルギーパスという住宅の燃費を計算するソフトの入力勉強会です。

 

僕はこのエネルギーパスを使い住宅の性能を評価する“BELLS(ベルス)の申請を行なっています。このエネルギーパスは、新築に限らず断熱性能を向上する工事でも活用できる優れものです。この入力は簡単ではなく、詳細情報を的確に入力しなくてはいけませんし、根気のいる作業にもなりますので、疑問点もたくさん出てきます。

 

 

 

このように改めて教えていただけることで、理解に深みが増しますし、参加されている工務店の皆さんからの質問も自分では気付けないことが多くとても充実した学びの大きな時間になります。

 

もう一つの集まりは、お隣栃木県小山市で行われました、for worad to 1985 energy life

北関東ネットワークで3ヶ月に1度行われる定期ミーティングです。

 

中澤建設も拠点登録させていただきましたので、全国の拠点登録をされている工務店、設計事務所さんと一緒に家庭で出来る省エネの啓発活動を行っています。

 

この日のミーティングでは、北関東の工務店さんが集まり、会社毎の活動報告や行政への取り組みなどを報告します。1985の団体が行っている省エネに関わる活動は、何の為、誰の為と思われるかもしれません。

 

これは、地球を守る為で、地球で生きる命の為だと僕は思っています。そしてわたし達も地球で生きる命なので、省エネな暮らしは、自分達を守る為に自分達でやらなければいけない事なんです。

 

地球単位で話をすると壮大に聞こえるかもしれませんが、11人の小さな行動と意識が大きなチカラに変わります。家づくりを通して出来ることや家庭で出来る省エネの効果が大きいことから、僕達、建築従事者に何が出来るのかを話し合います。そんな活動内容について、北関東の仲間の皆さんと意見交換をすることでより質の高い活動をすることが出来ますので、この定例会はとても大切な時間になります。

 

 

 

今週は祝日が重なりましたので、1週間で会社が動いたのは4日間でした。その内の2日、両日とも半日ですが、現場を離れて勉強会と会議に参加させていただきました。

 

ここで忘れてはいけないのが、自分が現場を離れても、作業を進めてくれている方々がいるということです。僕にとったら、ベテラン大工の原田さん、修行中の松島くん、現場に入ってくれている協力業者さんです。

 

自分が今必要な勉強や活動に専念出来ているのも、安心して皆さんに現場をお願い出来るからです。とは言え全てのベースにならなくてはいけないのが家づくりの仕事です。その最前線である現場での時間は大切にしなくてはいけません。

 

まだまだ時間の使い方が下手なのですが、一分一秒でも現場に居られるようにしたいと思いますし、現場でのコミュニケーションは家づくりにとって大切なことです。現場で作業してくれている皆さんに対する感謝の気持ちを忘れないように日々の生活に向き合っていきたいと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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