見えない幸せ

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

 

僕は何でも新しいものに変えられません。

経済的な部分も理由のひとつですが、それを抜きにしたとしても難しいかもしれません。

壊れてしまったものや、使用することが出来ないものは潔く処分できますが、

「少し古くなってきたから」という理由で変えることはしません。

 

中澤建設の作業車がひとつの例です。

 

 

 

中澤建設は大工工務店ですので、作業車にたくさんの道具を積み込みます。以前はこのボンゴに積んでいたのですが、年式も古く毎日フルに走らせない方が良いと判断し数年前に新しい車両を入れました。長年お世話になったボンゴに愛着もあり、まだ動くこと、広い車内は天候を気にせずに資材を運搬できますので、白かった車体をきれいに塗り直してもらい今でも現役で働いています。

 

先日のことですが、安中市の改修工事が完成しました。こちらのお客様は12年前に新築工事をさせていただいたお客様の奥様のご実家です。

玄関に隣接したLDKがあるのですが、

実際は料理を作るだけの場所になっていました。

 

 

 

 

 

作られた料理を別の部屋に運んで食べる毎日、この場所を家族で過ごせる場所にしたいというご依頼です。

昨年、亡くなられたおじいちゃんがつくった家をおばあちゃんが大切にしているということもお聞きしていましたし、無垢材をたくさん使われたお家でしたので、あるものを最大限活かしての工事を計画しました。

 

 

 

工事が始まる際に、

「お父さんがうるさいから、やっちゃんに迷惑をかけてしまったらごめんなさい」と娘さんが心配されていましたが、とんでもありません😊

「キッチンをここにしたいと思うんだけど、やすくんどう思う?」

「壁の珪藻土はやすくんがいいと思う色を教えてもらえれば、それでいいよ!」と僕の意見を第一に考えてくださいます。

 

 

 

 

床と天井に張る板のサンプルをお持ちした時も、

「やすくんいいね〜」とご家族皆さんで喜んでくださいました。

現場に入る職人さんにも、ひとりひとりにきちんと向き合い敬意をを表してくださいます。

工事も終盤になり、お父様が得意の珈琲を淹れて下さった時にこんなお話をしてくださいました。

「世の中にはね、絶対的幸せと相対的幸せがあるんだよね。いい車に乗ったり、お金がたくさんあることが相対的な幸せ。もちろん、この相対的な幸せも大事かも知れないけど、大切なのは絶対的幸せだと思うんだよね。

絶対的な幸せはね、気持ちの幸せ。

やすくんがしている仕事も携わっている職人さんひとりひとりも気持ちで動いていることが伝わってくるんだよね。だから中澤建設の仕事は絶対的な幸せの家づくりだと思う。

これから先も変わらずに続けてほしいな!」

と話してくださいました。

 

初めて聞いたお話、

お客様の思い、

喜びが込み上げてきます。

 

 

床に張った板も、天井に張った板も、

壁に塗った珪藻土も引き残しのある引戸も

キッチンも照明器具もいつもと変わらない

決められたモノです。

 

 

現場で作業してくれた職人さんも、

いつもと変わらない、いつも通りの仕事をしてくれました。

 

いつも、いつでも丁寧に気持ちを込めて仕事をしているからこんな風にお客様に気付いてもらえたんだと思います。

お客様に教えていただいた

絶対的な幸せは、目に見えないものだと思います。だからこそ、無くしてしまわないように大切にしたいと思います。

 

 

 

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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学ぶこと

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

小学生の頃、

大人は勉強しなくていいから、

羨ましいなぁって、

よく思っていました。

実験とか工作とかやってる時は、

楽しくて、そんなこと思わないのですが、

苦手な読書感想文なんて書いているときなんて、何分も何時間も白紙に向き合いながら、よく思ってました。

そして今、

大人になって、

やすゆき少年に言ってあげたいです。

「大人も勉強するのだよ」と。

先週末に、資格の講習を一緒に受講した同期のお仲間が、僕の住む倉渕町に

時間をつくって、

遊びにきてくれました。

3年前に同じ場所で学んだお仲間です。

学びの場では、みんな難しい顔で

勉強してましたが、

今回は、ゆったりとした時間の中で、

今まで知らなかった仲間の顔を見ることができました。

仕事のことで、共感したり、

冗談言って笑い合ったり、

今、苦悩していることを相談したり、

同期だからこそ語れる内容、

お仲間との素敵な時間を過ごしました。

今週末には、一緒に勉強会をさせていただいているお仲間でもある、

先輩工務店さんの現場見学にお邪魔しました。

しかも、施工途中の現場です。

企業秘密でもあると思いますし、

言うならば、自分の裸を見せるようなものです。

それを、タオル等でどこも隠さずに

「好きなだけみてくれ!」と

言わんばかりです。

それを、同業者の僕達に見せてくれるのですから、懐の深さが計り知れません💦

普段見ることの出来ない、

同業者さんのオリジナル施工は、

学ぶ事、習う事ばかりでした。

好きなことの勉強ですので、

何分でも何時間でも見ていられますし、話をしていられるんです😊

挙句の果てには、

「あの〜、もう帰ってもらっていいですか〜笑」なんて言われてしまいました。

大人になって、好きなことを勉強することは、本当に楽しく感じます。

ですが、それではいけません。

「学ぶことで終わっていない?」

「学んだことに満足していない?」

「釘を打って満足していない?」

先輩工務店の社長様から、

問われました。

「そんなことないです!」

と心から胸を張って言うことは出来ません。

お会いしたわずかな時間の中での

僕の行動や、発する言葉によって

感じとられたのだと思います。

そして、

「学ぶだけでは、いけないよ。

 勉強したことに満足したら

 もったいないよ!

 学んだことをやってみよう。

 少しずつでいいんだから」と

愛のある言葉をいただきました。

楽しいから勉強するのでは

ありません。

自分自身を成長させて、

お客様の幸せな暮らしをつくること、

そして、

自分と家族と共に家づくりをする仲間の幸せの為に勉強をしています。

もう一度、ふんどしを締め直して

確かな前進をしようと思います。