こんばんわ!
中澤やすゆきです!
朝、ご飯を食べていると母親が、
「今日はお友達来てるかな〜♪」
と、外を見ていました。
母親の言う「お友達」は、
夏の夜に、窓に張り付いているカエルだったり、
家の中に入ってきた昆虫だったり、
子供の友達だったり、
つまりは、
中澤家に来てくれた
生き物全般のことなんですね。
この日のお友達はと言いますと、
数日前より、中澤家のお隣りで
今は空き家のお宅に遊びに来ている
日本カモシカです。
来ない日もありますが、
どうやらこの日は来ていたようで、
「あゆみちゃん(嫁)、来てるよー!」
と、2人仲良く動物観察をしていました。
この光景は、微笑ましいを通り越して
なんだか笑えます😆
思い出すのは、今から12年前のことです。
大工の修行を終えて、
父の営む中澤建設に入ってから1年程経った頃、
幼稚園からの親友に
「家をつくりたい」と
はじめて家づくりの相談を受けました。
今も未熟者ですが、
当時も修行を終えただけの超未熟者です。
それまで大工として家づくりをしてきましたが、
友人夫婦と行った打ち合わせの日々は、
経験したことのないことばかりでした。
不慣れな打ち合わせに、
友人に迷惑をかけながら、
父親に教えてもらいながら、
何とか着工出来るようになりました。
工事がはじまり、
お客様と考えた図面の中に書かれた家が
ホンモノの家になることを
率直に
「すごいなぁ」
って感じました。
友人も楽しみ過ぎて、
「昨日の夜、誰もいない現場で、
寝っ転がってきたよ」
なんて、連絡をくれたこともありました😊
工事も終わり、お引渡しの時です。
友人に玄関の鍵を渡して、
「お世話になりました。」
って言った瞬間に涙が出てきました。
そしたら、友人も泣いていました。
はじめての家づくりでした。
お客様の思いを知りました。
多くの人が工事に携わることを知りました。
お客様の命を守る住まいをつくること、
責任のある仕事だと知りました。
そして、つくらせていただいた家が
自分にとって
こんなにも大切なものになる
ということを知りました。
幼稚園からの付き合いと、
家づくりは別の話ですので
僕じゃなくて、他にも頼みたい工務店は
たくさんあったと思います。
それでも、僕に話してくれたこと、
本当に感謝しています。
初めての家づくりが彼と出来たから、
今、家づくりを好きでいられるんだと思います😊
この家があったから、
今も色々なことに挑戦出来ているんだと思います。
彼も美容室「fam」を営んでいます。
familyのfam。
行くと、家に帰ったような
温かい気持ちになれるお店です。
もちろん、
僕もオリジナルカットをお願いしています。
父親がよく言うことがあります。
「家をつくらせてもらうことは、
家族になることと同じことなんだよ」
その気持ちを大切に、
これからも家づくりを続けていきたいと思います。