職人であることの喜び

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

1日のはじめに口にするもの

朝起きて動き始めても頭や身体は寝ぼけています。そこで、水道から出てくる倉渕町の冷水を顔にかけます。すると、ホリの深い僕のまあるいお目々かパチクリとなり、目が覚めるのです。

その後、歯磨きをして、髪の寝ぐせを整えてから作業場にある事務所に行きます。事務所にはすでに父親がいて朝の時間を過ごしています。

そこで僕は、1日のはじまりとして白湯を飲んでいます。3年くらい続けているのですが、きっかけはラジオのパーソナリティさんの話からです。

その方は、頭や身体を少しずつ目覚めさせるのと同じように内臓も優しく起こした方が良いと言っていたのです。生物は食べることで生きていられるのだから消化をしてくれる内臓をいたわる必要があるということです。その為、1日のはじまりに口にするのは白湯にしているというのです。

おっしゃる通りだと思いました。人間も動物も食べることで栄養を摂って、身体や頭を働かせることができるのです。その為に見えない内臓の働きがあるのですから、優しく目覚めさせることの重要さを感じます。

朝のルーティン

カップに一杯の白湯を口にしたあとは、妻に進めてもらった玄米酵素を飲んでいます。妻が進めるのにも何か理由があるのだと思い聞いてみますが、僕に話しても仕方ないのか、

「大丈夫だから、飲んでおきな。」

の一点張りです。

その後に、同じく妻が淹れてくれたモーニングコーヒーを飲む、ここまでが中澤やすゆき、朝のルーティンなのです。

これは研修や旅行などで家をあけた時も出来る限り行うようにしています。なぜならば、朝にこのルーティンを行うことで毎日絶好調だからです。

妻の発見

先日もいつものように朝の時間を過ごしてから、妻の淹れてくれたコーヒーをカップにいれました。

すると妻が、

「なんと、コーヒーを温められることを発見しました」

と言っています。

中澤家のコーヒーメーカーは、ステンレスのポットにコーヒーが入るタイプです。そのポットも保温性は少しありますが、時間が経てば冷めてしまいます。

目を疑う妻の行動

この冷めたコーヒーをそのまま温め直すとはどんな方法かと思い見ていると、妻が、そのポットをやかんでお湯を沸かすように、クッキングヒーターの上にのせたのです。

そしてしばらく温めた後に、コーヒーを注ぐと

「あれ?温まらない。あれ?」

と言っています。

そして、温めたポットの裏を触って、

「熱っつ!!」

と1人でやっているのです。

保温ポットとは、外気の温度に影響を受けないように、断熱構造になっているから、内側にあるコーヒーが冷めないのです。

断熱構造のしくみ

これは、断熱材をしっかり入れることによって、外が寒くても、家の中の温かい室温を維持できる中澤建設の家づくりと同じことです。

つまり、妻が外からポットを温めてもコーヒーを温め直すことは難しいのです。この瞬間に思わず顔を合わせて笑ってしまいましたが、こういう時間は微笑ましく、幸せを感じられます。

妻にしてみたら、発見の喜びからはじまり、実際に研究をして、検証まで行えたのです。少し熱い思いはしたかもしれませんが、断熱の構造をより深めることが出来たと思うのです。

梁の仕上げ作業

中澤建設の作業場では、墨付け、刻みが完了した木材の仕上げ作業にはいりました。この仕上げ作業では、ここまで行ってきた加工の最終チェックしながら、化粧材として見える構造材のカンナ仕上げを行います。

ある程度の厚みまでは、超仕上げカンナ盤という木工機械を使うことができるのですが、それ以外は手道具のカンナで仕上げることになります。

僕自身、今までもやってきた仕事ではありますが、この作業のほとんどを、昨年末に退社したベテラン大工の原田さんにお願いしてきました。

しかし、頼りにしてきた原田さんはもうここにはいないのです。なので、渡部てっちゃんと僕で仕上げるしか道がありません。

自分にできること

SNSの投稿や動画などを見ていると、素晴らしいカンナ掛けを行う方々がいらっしゃいますが、僕にはあのような技術はありません。

自分にできることは、目の前にある木材を出来るだけ綺麗に仕上げることです。実際に木と向き合って思うことは、原田さんも木工機械も本当に凄いということです。

構造材に使用している木材は杉です。赤身や木目の詰まった柾目を仕上げのも難しいのですが、白太の板目になると、逆目が止めて光沢をだすのがとても難しいのです。

刃が切れることは大前提で、カンナ台の調整や裏金の調整、刃の出し方など全ての条件が揃わないと上手くいかないのです。

カンナ掛け

実力などありませんが、自分にある少しの経験と持てる力を最大限発揮して、カンナ掛けを行います。4mの梁が一本仕上がる時には、刃は切れなくなってしまいますので、研ぎ直さなくてはいけません。

梁を削ったら、刃を研ぐ、削っては研ぐの繰り返しですが、時間を掛ければ済む仕事では無いのです。梁が綺麗に仕上がった時が完成なのです。

実際にやってみれば、決して簡単な作業ではありません。しかし、仕上がった梁を見た時に強いやりがいを感じるのです。なぜならば、この梁はお客様の家でこれから先ずっと生き続けるからです。

実践

てっちゃんにとっては、実践でこれだけのカンナ掛けを行うのは初めてのことです。刃を研ぎ直して、台を直したりしていれば半日なんてあっという間に過ぎてしまいます。

最初から上手くいく訳ありませんし、苦戦することも当然のことです。なんの励ましにもなりませんが、僕だってとても苦戦しているのです。

それでも、やればやっただけ技術はあがりますし、最初は立っていた逆目だって少しづつとまってくるのです。

職人であることの喜び

2人の様子を見ていた、ともさんもカンナを持って参戦します。大工と建具職人で普段行う作業は違いますが、木と向き合うこと、そして使う道具は全く同じなのです。

3人で木を削り、道具の直し方を語り合う時間が過ごせたことで職人であることの喜びを感じることができました。そして、この場所は職人が集まることで活きるのだと感じるのです。

大自然の恵みである木は、伐採され、製材をしてからも生き続けます。その生かし方は、人の手に託されているのだと思うのです。そのことに自覚を持ち、これからも木を生かした家づくりに向き合っていきたいと思っています。

カンナで木を削っていると刃物はたちまち切れなくなっていきます。そしたら、刃物を研ぎ直して、また木を削ります。これを繰り返すことで、手刻みによる化粧材の加工が完了します。

削り作業が終わるころには、袋一杯にカンナ屑がでます。このカンナ屑はゴミになってしまいますが、削った分だけ大切な経験ができたと喜びを感じることができました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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120%の気持ち

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

お菓子のチョイス

中澤建設の事務所には菓子器が置いてあります。並べるお菓子の買出しは僕が担当しており、たまに父親も補充してくれます。

お菓子のチョイスは、買出し担当の好みになりますので、偏った内容になってしまいがちです。ここで、お菓子好き歴40年の腕が鳴るのです。

働くみんなの好み、栄養バランスをしっかりと考え、市場の調査を行い、ベリーベストなライナップを目指しています。

お煎餅の割合

そんな意識で買出しを行う訳ですが、実際のところ僕が大好きなお煎餅の割合が高くなってしまいます。しかし、これではイカンと思い、普段は出向かない飴のコーナーに行ってみたのです。

全く興味を持てなかった場所でしたが、飴と言ってもたくさんの種類があるのです。どれも美味しいのだと思いますが、せっかくなら働くみんなに、

「お菓子選びのセンスあるな〜」

と思われたいのです。

お菓子オールスターズ

渾身の一品を選択し、翌日、事務所ではお菓子オールスターズが菓子器に並びます。お菓子が減っていくことが、僕の喜びに繋がるのですが、飴の入った袋が軽くなる様子がありません。

もしかしたら、突然の飴に、ある訳のない僕の思惑を怪しみ、ともさんとてっちゃんも警戒しているのかもしれません。

そこで、1日の仕事もあと少しの15時過ぎに、飴タイムをとることにしました。僕自身、いままで休憩中に自分から飴を食べるようなことは無かったのですが、口にしてみて驚きました。

飴の甘味

美味しいのは当然かもしれませんが、飴の甘味が身体に染み渡る感じで、頭の中もリフレッシュ出来るのです。

ふと作業場の中で仕事をしている、ともさんとてっちゃんに見入ってしまいました。今までもそうだったのですが、目の前にある仕事に真剣に向き合って2人から、熱量と頼もしさを感じたのです。

言葉では上手く表現できませんが、その様子は見ていれば伝わってきますし、背中が物語っているのです。改めて、この場所で働いている全員が真剣に仕事をしていて、同じ方向を見ているから、お客様の家づくりに向き合えていることに気付けたのです。

長男のサッカー

中澤家の長男は、小1からサッカーを始めて、中学2年になった今も続けられています。富岡市のチームにお世話になっており、4月になれば中学生でのサッカーはラストイヤーになります。

サッカーを始めたきっかけは、僕達夫婦が進めたからですが、親の顔色を見ながらも、自分の意思で今まで続けてきたのだと思います。

学校生活とは違う、別の社会で様々なことを教えてもらい、学べる環境はとても有難いことでしかありません。本人の中では、良い思いも辛い思いもしていることと思います。

様子の違う長男

先日のことですが、練習を終えて帰宅した時の様子が少し違いました。練習が上手くいかなかった時など落ち込んでいたりしますが、それとも少し違います。

気になりましたので、何かあったのかとと聞いてみると、

「今日の練習は120%の気持ちで出来た。だから、早く明日の試合をしたいんだよ。」

と言うのです。ちなみに中澤家の長男はこのようなことを言うタイプではありません。だからこそ、その言葉に耳を疑いました。

120%

翌日の試合は僕も見に行くことができました。今までも、真面目にサッカーをやっていたと思いますし、全力でプレーしていたのは間違いありません。

でもこの日は全く違うものでした。今までには感じたことのない熱量を感じたのです。長男は決してサッカーが上手だったり、テクニックがあるタイプではありません。

こう言うところは僕に似てしまい本当に不器用なのです。でも、不器用なりに、本人が言うように必死(120%)にサッカーをしていました。それがプレーから伝わってきましたし、その姿は1人の男として尊敬できるものでした。

インタビュー動画

昨日は、今年の1月にお引渡しをさせていただきました、お客様のインタビュー動画の撮影日でした。

撮影をしてくださるのは、結めぐる(株)の篠崎さんと小島さんです。お客様とお2人を繋げさせていただく為、外構工事を行いながらお待ちしていると庭先の桜の木が目にとまりました。

桜の木は枝が折れしまったようですが、その切り口から水分がしみ出してポタポタと流れているのです。

桜の木

このような様子は初めて目にしましたが、4月を目前にして、桜の木が地面から水をすいあげているのです。今年は雪も少なかったですし、地面が湿っているようには見えません。

けれど、花を咲かせようと、葉を茂らせようと、桜の木も力一杯に生きているのです。こんな様子に僕も負けている訳にはいきません。そして確信しました。本気で生きているからこそ、人や木が僕は大好きなのです。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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男子三兄弟の笑い

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

日々の意識

僕は日々の生活に笑いを意識するようにしています。四六時中のことではなく、メリハリを付けてのことではありますが、それは仕事時間でも私生活でも同様です。

とは言え、相手を笑顔にするような能力はありませんので、日々の鍛錬は怠らないようにしています。子供とのコミュニケーションも良き修行の場になっています。

そんな毎日を過ごしていますと、中澤家の男子三兄弟からも面白さを感じるようになってきました。その様子も性格と同じで三者三様なのです。

男子三兄弟の笑い

例えば三男ですが、廊下をすれ違う時に

「普通にすれ違うと見せかけて、カンチョウ!」

と言ってしかけてくるのです。

そうなると今度はこちらもカンチョウ対策を考えるようになります。そしてそれは、次に廊下ですれ違う楽しみになる、これが面白いのです。

長男とは、シュールな内容での笑いが合います。文章でお伝えすることが難しいのですが、笑いのツボも似ていて、サッカーの送迎をしている時の車内では、会話が盛り上がったりするのです。

次男は、自分から笑いを狙ってくるパフォーマンスタイプです。学校やTikTokなどでネタを仕入れ、それを真似して家族を笑わせてきます。

お風呂

そんな次男が、少し前にチョコレートプラネットさんのお風呂に入ろうかやめようかという内容の歌ネタを教えてくれました。

お風呂に入らなければいけない状況で、誰もが経験したことのある心境をリアルに、そして面白く表現されている歌です。

チョコレートプラネットさんは、お風呂を題材にしていますが、僕がアイスを買う時も同じような心境になるのです。

気になるアイスコーナー

仕事の休憩に使用するお茶やお菓子の仕入れは、ドラッグストアに行っています。その時に、足は自然とアイスコーナーに向いてしまいます。

種類が豊富なアイスを目の前に、買おうか、それともやめておこうかと悩みます。我慢しないで買えばいいのにと思われてしまいますが、僕の心情はそうもいかないのです。

暑い夏に食べるアイスも最高ですが、こたつで食べるアイスもまた格別です。そう言って、前日の夜も1日お疲れアイスを食べているのです。

その前の日は、事務仕事をしていたら目と頭の中が疲れてしまいました。そこで、こんな時は甘いものでも食べて脳の疲労回復をしようとアイスを食べているのです。

何かしら理由をつけて、連日アイスを食べているので、「食べようか、それとも、やめようか」と悩む訳です。結果的には食べる割合が高いように思えますが、年齢と健康を考えて判断する必要があると思っています。

気になる展覧会

先日のことですがアイスと同じように悩むような状況になりました。建築の歴史がそれほど詳しい訳ではありませんが、僕には好きな建築家が3人います。

その中の1人の展覧会が東京で開催されていました。このことを知ったのはお正月です。3月15日まで行われているので、まだまだ期間があると安心していました。しかし、気付いたら3月に入ってしまい、休日に行けるタイミングが無くなってしまったのです。

この後は大阪で開催予定でしたが、大阪だと行くためのハードルは更に上がってしまいます。この建築家の展覧会に行ったとしても、中澤建設の家づくりに、どれほどプラスの力が働くのかわかりません。

それでも、どうしても見てみたい気持ちを抑えることが出来ません。行こうか、それともやめておこうか悩んだ末に、ともさんとてっちゃんに仕事をお願いして、半日休暇をもらい、展覧会に行かせていただきました。

ガウディ展

ガウディ先輩

僕がガウディの建築に憧れたのは、学生時代にヨーロッパ研修でバルセロナに行ってからです。建物だけでなく、その町で暮らす人にとって馴染みのある公園をつくられていたのです。

建築家が公園を計画する背景と地域貢献にどのような関係があるのか、ガウディが建築人として地域への貢献をどのように考えていたのか、そのことを学べると思ったことが展覧会を見たかった1番大きな理由です。

時間の許される閉館ギリギリまで、展示資料をしっかり拝見させていただきました。僕にとって印象的だった言葉は、

“いつも開かれていて、私たちが丁寧に読み取るべき偉大な書物-それば”自然”です”

という言葉でした。

大切にしていること

ガウディは建築において、ありのままの自然を大切にし、その姿形が原理原則であり、自然から多くのことを学んだということでした。そして、技術の進化による生産性ではなく、職人の手でつくることの価値を重要視していたようです。

ガウディが亡くなって今年で100年なので、100年以上昔の言葉ですし、時代背景も全く違います。しかし、このような想いで建築をされていたことを嬉しく感じますし、中澤建設にとって何よりの励みになります。

僕が知りたかった地域貢献については、どのような考えだったのかはわかりませんでした。でも、おそらくですが、地域貢献を意識したのではなく、行ったひとつひとつが自然への感謝と地域への貢献に繋がっていたのだと思うのです。

中澤建設では、太陽の光や倉渕の風を利用した自然乾燥木材を使っています。現在作業場で手刻みしている木材は、産地も倉渕町です。

家づくりにおける自然乾燥木材の割合も80〜90%ほどと、100%には届きません。現場によって産地も他の地域に頼っているのが現状です。

森林資源の豊かな場所で工務店を行っているのですから、地の利を生かして、人も自然に力をお借りしてまだまだやれることがあるのだと思います。

これから行動に移したとしても、結果がすぐにでる訳ではありません。良い変化が現れるのが100年先の未来かもしれません。

でも、やらなければ始まらないと強く思いました。

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中澤建設株式会社

山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。
創業50年の大工工務店です。
高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本にしています。
新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。
自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしています。
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実話

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

中澤家のヘアースタイル

僕のビジネスカットや子供たちのスクールカットは、幼馴染の原田くんが経営しているfam hair(ファムヘアー)さんにお願いしています。

美容室famの外観

倉渕町も高崎市ですが、famさんがあるのは市街地なので、自宅からですと車で50分ほど離れた場所になります。その為、子供のカットをお願いする時は、なるべく一度で済むように予約をとってもらっています。

familyの”fam”が名前になっているように、奥様と2人で経営しているお店は、家にいるようなアットホームで温かい雰囲気です。

美容室famのご夫婦

なので、子供のカット中も子供も交えた楽しい会話がとても盛り上がるのです。先日お伺いした時の話題は、どんなテレビや映画を観たときに感動して泣くかということです。

緩くなった涙腺

原田くんは歳のせいか以前よりも涙もろくなったと言っていたのですが、これには僕も同感です。もともと緩めの涙腺ではありましたが、最近ではすぐに眼頭が熱くなってしまいます。

でもこれは、一概に歳のせいだけではないのかもしれません。周りにいる方や出会う方が素敵な方ばかりで、みなさんからお伝えいただく言葉や想いに胸が熱くなり感動するからだと思うのです。

そして、自分の身の周りでも、素晴らしい出来事が起こっており、その様子にも感動するのです。その何がすごいかと言えば、その全てが実話だということです。つくられたものではない、たった1つの物語に勝るものはないと感じるのです。

お仲間工務店さんの見学会

先日の日曜日ですが、お仲間工務店として共に家づくりの勉強をしている(株)丸山工務店の丸山拓也さんにお誘いいただき、丸山工務店さんが新築された建物を見学させていただきました。

丸山さんと出会ったのは今から4年前のことです。お会いした際に共通の協力業者さんがいることがきっかけで、丸山さんが話しかけてくださいました。

大工工務店の大工としての立場や、同じ2代目としての悩みなど、環境に違いはありましたが、境遇は似ているように感じました。

本当に物腰の柔らかい方で、ユーモアもたっぷりお持ちなため、お会いしても電話でお話しても、楽しいあまりに、ついつい長話になってしまいます。

大工の仕事としても、中澤建設の建て方を手伝っていただいたり、僕も微力ながら丸山工務店さんのお手伝いにお邪魔させていただいております。

そんな丸山工務店さんがつくられた、完成物件ですが、写真では拝見したことはありましたが、実際に見させていただくことは、今回が初めてでした。

唯一無二の家づくり

まずは外観を見させていただき圧巻でした。軒裏が板張りなのですが、軒裏が持つ働きと意匠とのバランスが抜群で、今までに見た事がない素敵さでした。

僕には浮かばない発想でしたし、このアイデアこそ、正に丸山工務店オリジナルなのだと感じます。そしてそれは、室内の様々な場所からも感じることができました。

玄関に入って、すぐに広がる開放感のある空間と、隣接する趣きのある和室は、その場所にいるだけで心が落ち着きます。そして、空間に加えて、室内に漂う檜の香りがまた最高なのです。

家づくりのコンセプト

丸山工務店さんのコンセプトは、「MARUな暮らし」です。コンセプトには、様々な家づくりの想いがあるのですが、そんな想いは優しさに変わり、家の中の至る場所にカタチとしても表現されていました。

そのひとつひとつがとても印象的で、丸山工務店さんにしか出来ない唯一無二な家づくりなのだと感じます。

この日、僕は妻とお伺いしたのですが丸山工務店さんとお施主様から、もう1組のご夫婦もお誘いいただきました。そのご夫婦は、中澤建設が3年前に新築させていただきましたお客様のご夫婦です。

数年前の出来事

話は少しさかのぼりますが、お客様の建物をお引渡してから少しして、丸山さんからご連絡をいただきました。その内容は、「新築の計画をしているお客様と一緒に、建物を見学させてほしい」ということです。

お引渡しをしたお客様も見学に来ていただけることを歓迎してくださり、お仲間工務店同士とそのお客様方が同じ場所でお会いすることが実現することになりました。

その時に話題になったのは、外壁の色です。お客様の外壁の色はミントグリーンでした。外壁の色は、一緒に暮らしている息子さんが決めてくださったのですが、息子さんの好きな色では無かったのです。

ミントグリーン

当時ブログでも書かせていただきましたが、ミントグリーンは、いつも1番近くで自分のことを支えてくれている、お母さんが1番好きな色なのです。

そのお話を聞いて、感動してくださった丸山工務店さんのお客様が、自分の家の外壁も同じミントグリーンにして欲しいとお話してくださいました。

そして完成したのが、この日に見学会させていただきました、丸山工務店さんのお客様の建物なのです。

信じられない出来事

3年前と同じように、お仲間工務店同士とそのお客様方が同じ場所でお会いすることが実現することになりました。当時と違うのは、その建物に住まわれているお客様とつくられた工務店さんです。

このような出来事が実際に起こるなんて、信じられないくらい素晴らしいことで夢のような話です。しかし、正真正銘の実話なのです。

素敵過ぎる時間を過ごすことが出来たのも、心の豊かなお客様に出会えたからですし、心の豊かな工務店さんとお仲間でいられるからだと思っております。

この実話ドラマは、どのシーンを見ても自然と笑顔が溢れる温かな内容ばかりです。ご厚意でとっていただいた集合写真など、実話を物語るショットはたくさんありますが、僕にとってこれ以上は見つかりませんでした。

見学させていただいた終わりに、玄関の前で撮影したツーショットです。大切な人に向けたミントグリーンの贈り物によって、家族が増えたように思えるのです。

笑顔のツーショット

このような繋がりの中に自分もいられることを、心から嬉しく感じております。

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中澤建設株式会社

山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。
創業50年の大工工務店です。
高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本にしています。
新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。
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三方よしの精神

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

濃いめの倉渕っ子

今まで、多数の方々から

「どちらの国の出身ですか?」や

「ご両親は外国の方なの?」と

お聞きいただいたことはあります。しかし、父親も母親も、祖父も祖母も倉渕の人間なので、僕は生粋の倉渕っ子なのです。

偶然にも、父親と母親の2人とも目の上のホリが深かったので、血だけでなく、顔も濃いめになったということです。

様々な誤解

以前もブログでお伝えしたことがありましたが、この濃いめの顔立ちは、様々な誤解も生んでしまいます。

飛行機に乗った時は、CAさんに「ハロー」と挨拶されますし、車を走らせていれば、積載車を運転している中東の方に手を挙げてもらうこともあります。

立ち寄ったコンビニで、待ち合わせをしている誰かと間違われて話かけられたこともありました。あまりに自然に話かけられましたので、僕がその方を忘れてしまっているのかと勘違いしてしまう程でした。

中澤の語学力

しかしながら、話しかけていただいたとしても僕は、外国語を話すことが全くできません。学生時代に、もっとしっかり学んでいれば良かったのですが、勉強を疎かにしていた結果が今なのです。

かと言って、日本語が上手なのかと言えばそれも違う訳です。小学1年生の時から先生に国語を教えていただいたのに、きちんと学べておらず、言葉を知らな過ぎるのです。なので、ブログを書くにも時間がかかりますし、言葉で話しても上手に伝えることが出来ないのです。

こんな僕ですが、お世話になっているお仲間工務店さんに本をプレゼントしていただいたことがきっかけで、毎日読書をするようになりました。その習慣も、もう少しで2年になります。

最初は、1日1ページを読むことを心掛けていましたが、今では1日1時間の読書が毎日の楽しみな習慣になりました。理解力が弱いので、読める量は少ないのですが、僕にとって読書は国語だけでなく、たくさんのことが学べる学校のような存在です。

三方よしの精神

先週、25日の水曜日ですが、読書と同じように僕にとって大切な学びの場所であるセミナーに参加させていただきました。

講師は、(有)オストコーポレーション北関東の吉田登志幸さんです。この日は、マーケティング3.0 ブランディングセミナー上級編という内容のお話しを聞かせていただきました。

以前より吉田さんがお伝えくださるのは、近江商人の経営理念「三方よし」の精神です。この三方よしとは、売り手よし、買い手よし、世間よしのことです。

世間よしの在り方

セミナーでは、ブランディングにおいての”世間よし”の在り方をお話ししてくださいました。世間とは、環境や地域への配慮のことです。つまり、自分たちの家づくりは、環境のことを考えられているのか、地域への貢献にきちんと繋がっているのかを考える内容なのです。

家づくりは、買い手であるお客様とつくり手であるわたしたち売り手の双方にとって幸せなものでなければいけません。その家づくりには、地球環境や地域を良くするチカラがあるのだと吉田さんはおっしゃいます。

中澤建設の活動

中澤建設では、建物に使われる木材の80〜90%は、自然乾燥木材を使用しています。伐採した木を製材した後に、乾燥機にはいれずに倉渕の風に当てながらゆっくり乾燥させる方法です。

自然乾燥木材

実際に家づくりで利用するまでに長時間かかってしまいますが、重油を使用しませんので乾燥によるCO2の排出は抑えることができています。

そのことだけを切り取れば、環境への配慮ができているかもしれませんが、そのことに満足してはいけないのです。

考えるべきことは、

「この木材の産地はどこなのか?」

「この木材の活用は地域や人に対しての貢献に繋がっているのか?」ということです。

つまり、つくり手であるわたしたちが、使用する材料や日々の行動を見つめ直し、物事への理解を深める必要があるのです。

全員の使命

今回のセミナーは、中澤建設から僕だけではなく、ともさんとてっちゃんにも参加してもらいました。案内をいただいた時は、僕がセミナーでお聞きしたことを会社に戻ってみんなに共有しようと思っていました。

しかし、この4時間の内容を実際に伝えることは、僕には出来ないことですし、吉田さんの想いは伝わりません。

会社を支えているのは、僕も含めた社員全員であって、”三方よし”を心掛けることも全員の使命だと思うのです。

この1日によって、今進めているお客様の家づくりが1日足踏みをしてしまいました。その分は、しっかりと進めるつもりです。

しかし、この1日に学ばせていただいたことは、中澤建設のこれからにとって、大きな財産になることは間違いありません。そう心から思える時間になりました。

大変貴重なお話をきかせていただきありがとうございました。

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中澤建設株式会社

山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。
創業50年の大工工務店です。
高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本にしています。
新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。
自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしています。
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おにぎり弁当

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

子供のお弁当

長男と次男がクラブ活動のサッカーに持っていくお弁当は、妻がつくってくれています。遠征や練習など家を出発する時間は様々ですが、その1時間前には起床してキッチンに立ってくれています。

ここで僕に何が出来るかと言えば送迎くらいです。それも仕事の都合で、出来る時は限られてしまうのですが、先日はタイミングが合い行くことができたのです。

倉渕町からは、他にも次男の同級生が2人参加しており、送迎も交代で行っています。この日はチーム全体での練習だったので、4人を迎えに行きました。

コンビニショッピング

練習場所にもよりますが、帰りの移動時間が1時間ほどかかる時は、コンビニに寄って各自買い物をする流れがあります。

コンビニには、魅力的な品物がおいてありますし、帰るまでにお腹も減ってしまうので、寄りたいという子供達の気持ちはわかります。

1回の買い物は、数百円程度かもしれませんが、回数を重ねれば大きな金額になってしまいます。自分のお小遣いで買っているので、使い方は自由かもしれませんが、少しもったいない気持ちになってしまいます。

それもあって、帰り道にお腹が空かないように妻もお弁当の量を増やしてつくっています。僕が迎えに行ったこの日も、とりあえずコンビニには寄りました。そしてコンビニの誘惑と空腹から、おにぎりを買って食べているようでした。

夕食での出来事

その日の夕食の時です。子供がお弁当で持っていったはずの塩むすびをレンジでチンしているのです。この塩むすびは、お世話になっているサッカークラブの方針で、身体づくりの為に練習終わりに食べる塩むすびです。

これは、僕の母親、つまり子供達のばーちゃんがつくってくれているものです。そして、本来なら、もうとっくに消化されているはずのものです。

それを食べずにコンビニのおにぎりを食べていたということです。そのことを”母親が知ったらどう思うのか?妻が知ったらどう思うのか?”と考えてしまいます。

その場では何も言いませんでしたが、やはり少し気になりましたので、後で本人と話をすることにしました。

つくり手の気持ち

「あれはよくない、これもよくない」と伝えても仕方ないので、「お弁当やおにぎりを食べないで帰ってきたら、お母さんやばあちゃんは寂しいよ」と伝えました。

そして、

「たまには良いと思うけど、毎回コンビニで買い物したら、お小遣いがもったいないよ。俺がツナマヨおにぎりつくったら、それでもいいの?」

と聞くと、

「うん」

と言ったあとに、

「ウインナーおにぎりも食べたい」

とリクエストまでもらうことになりました。

おにぎり弁当

そんなことがあり、昨日からになりますが、僕がおにぎり弁当をつくることになったのです。初日は、リクエストにあったツナマヨとウインナーおにぎりです。

自分で食べる為におにぎりをつくったことはありましたが、誰かの為につくったのは初めてです。

ツナマヨもツナとマヨネーズを混ぜればよいかと思いましたが、そんな単純ではありません。鰹節をいれると水っぽさがなくなるなど、妻から適切なアドバイスをもらいます。

ウインナーおにぎりなんて、見たこともありませんが、焼いて、刻んで、真ん中に入れただけの至ってシンプルなおにぎりです。

やってみて気付くこと

自分でつくってみてよくわかりました。おにぎり1つをつくるのにも時間がかかります。お釜のフタを開ければご飯が炊けているのも、母親が前日から準備してくれているからです。

ツナマヨをつくって、ウインナーを焼くだけで、僕には大変ですが、妻はもう何年も前からお弁当をつくってくれているのです。

全てが、実際にやって見なければ気付けないことでした。だからこそ、今このタイミングでやれることができて良かったと思えるのです。

ブランディング道場

少し前の僕だったら、子供におにぎりをつくる選択をしなかったかもしれません。でも、そんな風に寄り添ってみようと思えたのは、ある方々と同じ時間を過ごせたからなのです。

それが、先週の火曜日に参加させていただきました、ブランディング道場での時間です。今回で、6期目になるブランディング道場ですが、企画や運営をされているは、建材や木材の流通店の皆さんです。

地場工務店が自社の家づくりをブランド化する為の道のりを、日頃からお付き合いのある流通店さんが伴走者としてサポートしてくれるのがブランディング道場なのです。

6期では、埼玉県、茨城県、群馬県から6社の工務店さんが参加されております。中澤建設は、ブランディング道場が始まる前に、同じ志しを持つ工務店の方々とブランディングをスタートしました。

目指すべき場所

今も尚、目指すべき場所に向かって進んでいる道中ですが、中澤建設をサポートしてくださっている軍師がブランディング道場を運営されている(有)オストコーポレーション北関東の吉田登志幸さんなのです。

吉田さんは、中澤建設に羊毛断熱材や木製窓、気密部材を納めてくれている建材屋さんです。吉田さんに出会うことができたのは、今から9年前のことです。

当時、僕は34〜35歳でした。家づくりの勉強をしなくてはいけないと思いながらも、毎日の業務に追われながら、自分の家づくり、中澤建設の家づくりがこのままで良いのかと、疑問と不安を抱える毎日を過ごしていました。

その時に窓メーカーのYKKの営業さんが、セミナーのチラシを持ってきてくれました。初めてのことでしたし、今まで僕はセミナーなんて行ったことがありませんでした。しかし、営業さんが熱心に誘ってくれましたので、行ってみることができたのです。

そのセミナーで講師をされていたのが吉田さんです。セミナーが終わった後に、中澤建設のことを気にかけてくれた吉田さんから連絡をいただきました。

それから吉田さんは、中澤建設が良くなるようにと、ずっと寄り添ってくださっているのです。これは、お金がかかるコンサルタントではありません。あくまで、建材屋さんと工務店という関係性です。

出会ってから数年間は、吉田さんが扱っている商材など使うことができませんでした。なので、吉田さんにしてみたら、中澤建設をサポートしても何にもならないのです。

中澤建設があるべき姿

しかし吉田さんは、地場工務店があるべき姿を提唱し、その為に支え続けてくださったのです。今回、お誘いいただきましたブランディング道場では、僕が大工になってから今に至るまでの自分自身と中澤建設の変化と道のりをお伝えさせていただきました。

あの日あの時にブランディングの道をスタートできたことで、

木材を自然乾燥し、自社で墨付け刻みを行う中澤建設の伝統を守ることを決断することができました。

地域貢献も、盛り上げるというカタチだけを考えるのではなく、子供の未来や地域の未来を意識することができました。 

同業者の繋がりなどありませんでしたが、学び、悩み、苦しみ、喜びを分かち合い、一緒に涙を流せる、お仲間ができました。

変化

家族の支えの大きさに気付くことが出来、感謝の気持ちをもち、「ありがとう」を伝えられるようになりました。そして、子供におにぎりをつくれる時間を大切だと思えるようになったのです。

この変化によって、僕は自分の在り方を見つめ直すことができ、”自分がなぜ建築をしているのか”という自分の役割と向き合うことができたのです。

自分にとっても、中澤建設にとっても、未来に進む為の大きな変化ですが、1人では間違いなくできなかったことです。どんなことがあっても、寄り添ってくださる伴走者の方がいたから、そして、その道のりで出会えたお仲間の存在があったことで、進むことができているのです。

発表という機会をいただけたことで、大切なことをあらためて感じることができました。貴重な経験と新しい出会いをいただけたことに感謝しております。ありがとうございました。

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中澤建設株式会社

山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。
創業50年の大工工務店です。
高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本にしています。
新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。
自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしています。
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大工になる為の修行

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

21歳がスタート

僕が大工になる為の修行を始めたのは21歳の時です。群馬県安中市にある大山建築工業さんに受け入れていただき修行をスタートすることができました。

当時の大山建築さんには、親方、奥さん、兄弟子がおり、そこに僕もお世話になることになりました。まず初めに、面接で親方にお会いしました。

お会いする前の情報としては、親方は海上自衛隊あがりで大工になったということです。人一倍、小心者の僕は、これを聞いただけでビビってしまいます。

僕の親方

そして、実際にお会いした親方ですが、僕が想像していた通り、いやそれ以上だったことを覚えています。多くは言えませんが、いたるところから愛国心を感じられました。

親方から伝えられたのは、

「作業着は用意するから、とりあえず頭をボーズにしてくること。あと、通勤以外に車に乗る必要がないから今乗っている車を出して、道具を積める軽トラックに変える」

と言った内容でした。

出会った時の親方は、口数も少なく、笑顔など全くありません。とんでもなく重たい空気の中で、この話を受けた時に、僕が想像していた華やかな社会人ライフは崩れ落ちました。

素晴らしい環境

逃げ出したい気持ちはありましたが、僕にはその逃げ出す勇気など持ち合わせておりません。そして何より、生温い学生気分で、人生を甘く考えていた僕にとっては、この上ない素晴らしい環境だったと思えるのです。

親方からは語り尽くせないほど、多くのことを教えていただきました。しかし、技術や手法などを言葉で伝えてもらったことは少なかったように思えます。

そこはやはり”見て覚えろ”の職人精神です。兄弟子は、僕の2歳上で若い世代でしたが、親方の方針を守り、あえて細かい説明はしないように心がけていたのだと思います。

カカシと言われる日々

親方に聞いてみたことはありませんが、この見て覚えることの醍醐味は、聞いて教わるような受け身ではなく、自分で知ろうとする積極性にあるのだと思います。

学びとして、インプットする意味では同じことですが、この2つが持つ意識は大きく異なるものです。当時、見て覚えろを勘違いして、親方や兄弟子の仕事をただ見ていた僕は、

「何、ボーッと見てるんだ!

現場にカカシはいらねんだよ!」

と本当によく怒られました。

その時に、

「見て覚えろと言われたから、見ているのに何で怒られるんだよ」

と思っている程度の僕には仕事を覚えることなんて出来る訳がありません。なぜならば、僕に積極性が全くないからです。そして、この積極性こそが仕事に本気で向き合う為に1番大切なことだからです。

墨付けと刻み

今、中澤建設の作業場では、これから新築させていただく高崎市浜尻町のお客様の墨付け刻みを行っています。昨年末に退職されたベテラン大工の原田さんがいる時は、原田さんにお願いしていた仕事です。

しかし、もう原田さんに甘える訳にはいきません。責任を持って僕がやるべき仕事ですし、未来に残していくべき仕事でもあるのです。

一緒に作業を進めてくれるのが、入社して1年半になる渡部てっちゃんです。以前ブログで書きましたが、てっちゃんは実家の水道設備屋さんに勤めていました。僕がてっちゃんと出会ったのも、みなかみ町の新築工事でお仲間の方に紹介していただけたことがきっかけです。

実家の設備屋さんは、現在も地域に根差してやられている素晴らしい会社さんです。てっちゃんにとっては、家業の3代目という選択肢もあったのですが、ご縁があって中澤建設で大工としての道を選んでくれました。

家づくりの現場経験としては、15年ほどありますし、似たような作業もありますが、水道設備業と大工では仕事内容が大きく異なります。

渡部てっちゃんの選択

年齢も35歳を少し過ぎており、家族もいる中での大工をスタートすることは言葉以上に大変なことです。そのことを踏まえた上で、何度となく話し合いを重ねました。

しかし、こういう事は頭で考えてみても、やって見なければわからないことです。何より、みなかみ町の新築工事で見た仕事への向き合い方と人間性が素晴らしかったことから、一緒に仕事をしたいと思ったのです。

中澤建設に入社するという選択はてっちゃんにとって、大工として一からやっていくという覚悟です。今までも、一緒に作業している時に、その意気込みを感じる機会はありました。

でも、新しい年を迎えて、今まで以上に同じ時間を過ごせたことで、てっちゃんの気持ちの強さを感じることになりました。それは、僕が過ごしてきた修行時代とは比べものにならないものです。

向上心

一年半の期間に、現場で改善したいと感じたことで、今行っている墨付け刻みの段階で解決したいこと、その対策をしっかりと相談してくれるのです。

実際に大工の手も減りましたので、丁寧な仕事を継続しながら効率を上げる必要もあります。それを意識して、無駄なく考えながら動いている、止まらないてっちゃんの様子が伺えます。

決め手になったのが、自分の手道具である鑿(のみ)を昼休みと仕事終わりに研いでいる姿です。僕達世代より前の大工さんは当然と思う方はいらっしゃるかと思いますが、それはそのように教わったからだと思います。しかし、てっちゃんは自主的にその判断しているのです。

褒め過ぎていると思われるかもしれません。しかし、てっちゃんの様子を見ていたら、素直に「偉いな〜」としみじみ思ったのです。

実際のところ、作業に時間は費やしてしまいます。でも、初めてのことをしているのですからそれは当然のことです。スピードは経験を重ねることで改善できるのです。

それよりもまず、僕が持っていなかった、てっちゃんの積極性を大事にしたいのです。その積極性は、間違いなく、技術として返ってきて、この先の家づくりに生きてくるのです。

みんなで

そんな気持ちを持っている人と一緒にお客様の家づくりをできていることに、僕は大きな喜びを感じています。墨付け、刻みの作業はまだまだ続きます。同じ場所で、建具を通して家づくりに向き合っているともさんとも一緒に、確実な一歩を歩み続けたいと思っています。

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中澤建設株式会社

山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。
創業50年の大工工務店です。
高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本にしています。
新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。
自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしています。
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分け合うこと

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

中澤家の食卓

中澤家の食卓では、

「これ何個食べていい?」

と子供たちが言うことがあります。好きな食べ物はそれぞれ違ったりしますが、この言葉が聞こえてくる時は、みんなが大好物なおかずの時です。

それを聞いた妻は、

「家族のことを考えて食べて」

と返します。中澤家はひとつ屋根の下で家族7人が暮らしています。単純に考えれば、人数だけを考慮し、7で割れる数が食べられる個数です。

しかし妻の言う”家族のこと”とは、人によって食べられないものもあるということです。

食べ物の好き嫌い

例えば、僕の母親は肉を全く食べません。特に鶏肉に関しては、食物成分の中に鶏肉エキスが入っているだけで口には入れません。

その他にも、父親はクリームコロッケを食べなかったり、長男はエビフライを食べなかったり、僕はグリンピースが少し苦手です。

そう考えると割り算の答えも変わってきます。そしてもっと大切なのは、相手のことを考えて分け合うことだと思います。

妻とのデートで

昔、妻とお付き合いしている頃にコンビニでマンゴーパフェを買ったことがありました。言い出したのは僕でしたし、「私は1個は食べられないから、少しちょうだい」とのことでしたので、2人で1個を分けることにしました。

「やっちゃんが食べたかったんだから先に食べていいよ」

と言ってもらいましたので、まず僕が一口二口食べてから妻に渡しました。

僕が運転をしている横で、会話をしながら妻も食べていたのですが、2ターン目のマンゴーパフェが中々こないのです。しびれを切らした僕が、

「ちょうだい」と言って返ってきたのは、マンゴーの跡形がない、1番下のコーンフレークが少し見え始めたマンゴーシロップパフェでした。

「全部食べちゃったの?」

と聞くと、

「やっちゃん、マンゴー好きだったの!?」

と世にも恐ろしいことを言うのです。

世にも恐ろしい出来事

そもそも、僕が食べたいから買ってきた訳です。なんなら、一個食べられないから少しちょうだいと妻は言っていました。それなのに、ちょっとどころか

1番美味しいところを美味しく召し上がっているではないですか。

ちなみに僕は、怒っている訳ではありません。ただただ、信じられない気持ちだったのです。妻からも、「もう一個買ってくればいいじゃん」と言われましたが、もうコンビニから離れてしまいました。

仮にもう一度戻ったとしても、「マンゴーパフェください」と言う気持ちにもなれないのです。その時から、妻と一緒に何か食べる時には半分個するようになりました。僕達夫婦の中で、分かち合うことが大切なことだと気付くことができたのです。

そして、この分け合うのは食べ物だけに限ることではありません。先日は、お仲間工務店さんの新築されたご自宅を見学させていただく機会があり、家づくりの様々な情報を共有していただきました。

お仲間工務店さんの見学会

お伺いしたのは東京都あきる野市にある、つくり家工務店さんの代表である河辺さんのご自宅です。見学会として、木製サッシを取扱われている(有)オストコーポレーション北関東の吉田さんとの共同イベントとして開催されました。

建物を目の前にしてまず圧巻だったのが外壁です。ファサードラタンと木製サッシ組み合わせがなんとも言えないかっこよさなのです

ファサードラタンとは、木製の板を1枚1枚透かせて、すのこ状に施工する外壁です。実際に施工された河辺さんは大工さんです。写真では伝えることが難しいのですが、雨仕舞いやデザインなど、細部に気を遣われた仕事です。

技術も知識もないと出来ないこちらの施工ですが、その納め方や施工上で注意しなくてはいけないことを河辺さんは惜しみなく伝えてくださったのです。

その様子は、室内に入ってからも同様でした。

家づくりの疑問

河辺さんも中澤建設と同じで高気密高断熱の高性能住宅をつくられています。しかし、断熱材の種類や断熱気密の施工方法は違います。そして、室内の温度と湿度を快適にする換気の方法も違うのです。

そうなると、見学者の僕達にとっては見慣れない施工方法なので、様々な疑問が生まれるのです。そんな疑問にも河辺さんはしっかりと耳を傾けてくださり、関連するご自身の考える家づくりを細かく教えてくださいました。

河辺さんは、造作家具も全てつくられています。これも相当な技術がないとつくることが出来ません。そして、使われている金物もデザイン性が上がるセンスを感じられるものばかりでした。

このような金物も、必要になってから見つけても簡単に見つけることができません。技術と同じように普段から磨きをかける、勉強する必要があるのです。それが出来ていない僕は、河辺さんのお仕事に感動しっぱなしです。

技術と情報の共有

本当ならば、そのような情報は自分で苦労して見つけなければいけないのですが、河辺さんは迷いなく僕に情報共有をしてくださいました。そして、余ったからと言って実際に使われた金物もプレゼントしてくださったのです。

見学会は実際にお客様になる方に見ていただくことが目的です。なので、こうして同業者である僕達に見せてもらえるだけでも大変ありがたいことなのです。河辺さんは見学だけでなく、情報までも惜しみなく伝えてくださるのですからすごいことです。

つくり家工務店さんの家づくり、そして河辺さんの技術とお人柄を是非ご覧になっていただきたいので、この場で伝えさせていただきます。東京都あきる野市のお近くで、ご興味のある方がいらっしゃいましたらお問い合わせしてみてください。

https://www.tukuriyasan.com/

分け合うことの大切さ

河辺さんから貴重な情報とその情報を伝えることの大切さも教えていただきました。なので、翌日の朝に、ともさんとてっちゃんが入社してから、自分が学んできたことを2人に伝えることにしました。写真を見ながら、僕が感じたことを話ながら、3人で中澤建設の家づくりに向き合いました。

作業として仕事を進めていくことも大切な業務です。でもそれだけでなく、情報を分かち合うミーティングも家づくりを進めていく中で大切な時間だとつくり家工務店さんの家づくりから教えていただきました。

この度は、貴重な見学の時間と大切な情報、そして共有することの大切さを教えていただき、ありがとうございました。

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中澤建設株式会社

山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。
創業50年の大工工務店です。
高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本にしています。
新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。
自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしています。
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帰る場所でもあり働く場所

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

働いている場所

僕の職場は高崎市倉渕町ですが、どこで働いているかと聞かれれば様々です。訳のわからないことを言っているようですが、会社は倉渕町ですが、現場はお客様の家になりますので、働いている場所は変わっていくのです。

倉渕町の風景

会社は倉渕町と一言で言っても全てが同じ場所にある訳でもありません。加工を行う作業場、木材を置いてある倉庫、そして地上2階建の本社ビルは、それぞれ離れた場所にあります。

地上2階建、本社ビルの中

この本社ビル内には、住居、お客様との打ち合わせスペース、妻と僕が事務仕事を行っている場所があります。その為、会社で仕事をしている時は、日中の自宅への出入りは日常的です。

なので僕にとって家とは、帰る場所でもあり働く場所でもあるのです。それは妻も同様、、いや妻にしてみたら、僕が全く出来ていない家事や子育てをしてくれていますので、僕以上に働く場所なのだと思います。

職場は、働く人が楽しく最良なパフォーマンスを出来る場所でなくてはいけません。その一方で、家は住む人にとって心が安らぐ場所でなくてはいけません。僕達の暮らしも、その両方としっかりと向き合う必要がありますし、店舗併用住宅でもそれがとても重要になってくると思っています。

店舗併用住宅の見学会

先週25日(日)、昨日30日(土)は、高崎市下佐野町のお客様の家をお借りして、店舗併用住宅の新築見学会を開催させていただきました。

お客様の奥様はfanten manten(ファンテンマンテン)さんと言う飲食店を経営されております。僕も今までたくさんのお料理をいただいておりますが、食材、つくられている様子、盛り付け、そして美味しさ、全てが言葉では表現できないくらい素晴らしいものなのです。

お客様の家は、お料理に対して真っ直ぐ、真剣に向き合われている奥様の職場であり、ご夫婦と可愛いまるちゃんと暮らす家になります。

薪ストーブとご主人
まるちゃん

お客様からのご提案

見学会では、住居をお施主様のご主人様と僕達夫婦でご案内させていただき、店舗のご案内は奥様に全てお願いすることになりました。そのような流れになったのは、

「中澤さんには家の事をしっかり説明していただくことが必要ですが、家づくりの心配事はお客同士の方が相談しやすいと思います」

と奥様からのご提案をいただけたからなのです。

2日間の見学会では、中澤建設でこれから家づくりを予定させていただいている方、新規の方、OB施主様、建材流通店様、お仲間工務店様の合計8組13名の方にご来場いただきました。

中澤建設と協力業者の皆さんが一丸となってつくらせていただいたお客様の家を、これほどたくさんの方々にご覧いただける機会はとてもありがたいことです。

室名案内係 中澤

その為、僕の説明にも気合いが入りますが、案の定いつも通りに力んでしまう訳です。そんな僕の説明よりも実際に暮らしているお施主様のご主人が話される内容の方がリアルでわかりやすいのです。

その傍らで、ひな壇芸人並みの妻のリアクションも会場を盛り上げてくれます。こうなりますと、僕の仕事は室名案内係になるのです。

「ここが玄関です。」

「ここがトイレです。」

と噛まないように、わかりやすく、全身全霊でお客様に室名をご案内させていただきました。

住宅の見学が終わった後は、一度外に出てからお店のエントランスに案内させていただきます。こちらのドアを開けることもドアマン中澤としての大切な仕事です。

扉の先にあるお店

扉の先からは、fanten mantenさんにお願いすることになります。隣接するリビングで次にお越しくださるお客様の準備を行っていると、お店から聞こえてくるのは、お客様と奥様の話し声です。

羊毛断熱材の吸音効果なのか内容は全くわかりません。唯一わかるのは楽しそうに笑っている様子だけです。今までの見学会では、つくり手の僕達が来場された方をご案内することがあたりまえでした。

しかし、このようにお客様同士が同じ時間を過ごされることもかけがえのないヒトトキであり、家づくりにかかせない1ページなのだと感じます。

このような家づくりをさせていただくこと、そして続けていくことが僕の使命です。けれど、時には自分の進む道がわからなくなることもあるのです。

利根ヨットスクール

その時に相談できる場所が僕には、利根ヨットスクールなのです。昨日は、そんな利根ヨットスクールの令和8年第1回になる新年会が開催されました。

新年会と聞けば、美味しいお酒と美味しい料理を囲って談笑するようなイメージかもしれません。しかし、利根ヨットスクールは少し違います。

こだわりを持たれたお店に行き、美味しいお酒と美味しい料理をいただくことは絶対条件です。しかし、談笑は会話全体の1割くらいかもしれません。

会の在り方

この会では、参加されているみなさんが、仕事を通じての生き方について深く言葉を交わしています。その為、厳しい内容になるのですが、それは当然のことかもしれません。

なぜならば、僕達は会社の経営者であり、家づくりを行っている工務店だからです。家族、働く人、その家族、お客様、協力業者さんの幸せを想い、命を守る為に命をかける必要があるからです。

利根ヨットスクールの皆さんは、それぞれが持つ課題も違うので、いただくアドバイスも様々です。しかし、全てが自分にも当てはまることで、自分の事として受け止める必要があると思っています。

会社の課題、自分の課題

昨日皆さんとご一緒させていただき、僕がこれからやるべきことがはっきりとわかりました。年頭に自分自身でも課題を決めましたが、アドバイスいただいたことは、自分ではわからないこと、教えてもらわなければ気付けないことでした。

先週のブログと同じようなまとめになりますが、僕にとってはお客様から学ばせていただけることも、お仲間から教えていただける、このような環境があることも、とてもありがたいことなのです。

そのことへの感謝を忘れずに自分が進むべき道を進み続けたいと思っています。

   

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中澤建設株式会社

山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。
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