こういう経験ができること

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

会社よりも現場にいる

中澤建設は、高崎市の最北端に位置する倉渕町にあります。会社の登録は自宅になっており、そこから100m先に作業場と事務所があり、300mほど離れたところに木材置き場があります。

会社にいるときは、この3か所を行ったり来たりしていますが、お客様の家づくりをさせていただく大工工務店なので、日中は現場に出ている時間がほとんどです。

その為、営業にきてくれた方や僕に用事があって来社してくれた方にお会いすることができないでいます。

職場体験の中学生

今年の春先に倉渕中学校の生徒さんが職場体験のやるベンチャーに来てくれました。その生徒さんがやるベンチャーを終えてからも学校終わりに会社に寄っていってくれているのです。

「職場体験をしたら中澤建設の一員だから、いつでも遊びに来てね」

と伝えているので、実際に来てくれるなんて嬉しいことなんです。それもただ遊びに来てくれる訳ではありません。

カンナ屑の活用

やるベンチャーの際に僕が

「カンナ屑の活用方法を考えてほしい」と

お願いしたことを覚えてくれており、

「夏休みの自由研究で題材にしたい」

とカンナ屑を取りにくるなど、しっかりと目的を持って来てくれているのです。

そんな素晴らしい意思を持って来てくれているにも関わらず、現場に出ていることの多い僕は、生徒さんに会えずにいました。ところが先日、2人のタイミングがマッチすることで数ヶ月ぶりに対面で会うことができました。

中澤建設の家具

先週のブログでもお伝えしましたが、ここ数日は、建具職人のともさんと一緒に高崎市下佐野町のお客様の家具製作をしております。家具をつくって、現場に納めての動きにはなりますが、この時はちょうど作業場で仕事を行なっていました。

「こんにちわ」

と気持ちよく、大きな声で登場してくれた生徒さんは今回もしっかりとした目的を持ってきてくれました。その内容は、

「神楽を舞う練習をしているのですが、木でお面をつくりたいので、お面に適した木を教えてください」ということでした。

イチョウの木

やるベンチャーの時に、「木で困ったことがあったらいつでも言って」とは伝えましたがまさかの展開です。ともさんと知恵をしぼり、僕達がお面に適した木だと判断したのがイチョウです。

しっかり乾燥しているので重さも無く、動きか少ないおとなしい木です。その上加工しやすいので手づくりには適していると思いました。

1つ問題があるとすれば香りです。木によっては、少しだけ銀杏を思わせる香りがするのです。そのことを伝えると生徒さんは、すぐに嗅いでいましたが、心配は無用なようでした。

「完成したら持ってきます」

と言って帰っていきましたが、こう言う関わりは本当に貴重であることを感じます。それは地元の中学生との交流ということだけではありません。大切なのは、交流を通じ一緒になって、1つ課題に向き合えることなのだと思います。

貴重な経験

イチョウの木が適していると判断したのは、中澤建設です。考えて出した答えですが上手くいく保証はありません。実行してくれるのは中学生なので、僕達はその成功を祈るのみですが、それはすごく楽しみなことなんです。

こう言う経験が出来ることを、僕はすごく幸せに感じています。なぜなら、この時間は中澤建設にとってプラスの力に変わると思うからです。

建て方のお手伝い

先日のことですが、現場と作業場のことを社員の皆さんにお願いして、僕は2日間ほどお仲間工務店さんである田村工業さんの建て方のお手伝いにお伺いしました。

田村工業さんは、お仲間でもありますが、先輩工務店さんです。中澤建設の家づくりがよい良いものになるようにと、語り尽くせないほど多くのことを教えていただきました。受け取るばかりで、何のお返しも出来ていなかった僕は、今回のお手伝いを恩返しの気持ちで臨ませていただきました。

しかし、恩返しどころの話ではなく、僕はまた沢山の気付きと僕自身の反省を得られることになりました。

仲間と一緒に

当日は、同じ志しを持つ2社のお仲間工務店さんも応援にかけてつけていました。お2人の動きは、1つ先、2つ先を見ており、作業の効率だけではなく周りで作業されている人への配慮もしっかりされていました。

一緒に作業している僕が次のことを考えれば、お2人はもう行動に移しています。その繰り返しをされていることで、建て方がとてもスムーズに進行していることを感じました。

働くということ

暑い中での作業でしたので、田村さんと棟梁のお声かけでこまめに休憩をとってくださいました。職人さん達が休んでいる時に、田村さんの奥様が木材の端で何か作業をしているように見えました。

少し気になり近づいてみると、奥様は梱包時に養生を押さえる為に止めたタッカーの針を1本1本抜いていたのです。この作業ですが、気にはなっても、実際には中々できることではないと思っています。だからこそ、奥様の姿は”働く”ということがどういうことなのかを物語っていたように感じます。

そして、田村さんのお施主様や職人さんに対するお声かけや配慮の姿勢は、僕が学び、そして変わらなくてはいけないことだと感じました。

一大行事の建て方

工務店にとって建て方は一大行事になります。その分、材料の段取りや安全面など、考えることはたくさんあります。この時期だと天候のことで頭を悩ませることになり、僕は何とか目標まで終わりにしたくて作業に集中してしまいます。

もちろんそれも大切なことではありますが、田村さんの姿から僕はもっと視野を広げて、現場にいる皆さんとコミュニケーションを図らなければいけないと思いました。そうすることで、現場で働く方の意見をしっかりと聞くことができ、その意見を尊重した上で、管理者としての確実な判断ができるのです。

今回お手伝いさせていただけたことで、自分の至らない部分に気付くことができました。お声かけいただいたことで実現できた訳ですが、自分自身、そして自社の在り方と向き合う為には他社の仕事を知ることが大切だと感じることになりました。

素晴らしい経験をさせていただきありがとうございました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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