初笑い年賀状

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

新年あけましておめでとうございます。

令和7年初ブログになります。毎週日曜日に更新する僕のルーティンだと1週間前の投稿が初ブログになる予定だったのですが、インフルエンザA型ウィルスにボコボコにされ1週間前の今ごろは、うなされておりました。

頭痛がひどい頭の中では、頑張ってブログを書くべきだという小さな中澤とブログは休んで寝た方がいいという小さな中澤の闘いも行われていました。

命の恩人に勧められて初めた『中澤ブログ生活』ですが、4年半ほど続けてまいりました。当初は絶対に続けられないと思っておりましたが、ブログを書くことが日常の振り返りとなり、いつしか書かずには1週間を終えることができないようになっていました。

自分でも驚きますが、コロナに感染した時も、妻とケンカした日曜日も、何をやっても上手くいかない時も、初めてブログを書いた2020年5月から今の今まで1度も休むことがなかったのです。

なので、頭の中で小さな中澤同士が闘っていたことは、僕の中ではとても重要な一戦でした。両者譲らずで勝敗はつかず、半目でうなされている僕を見たレフリーの妻が、

「そんなんでブログ書ける訳ないでしょ。寝な。」

とジャッジをしてくれたことでお休みすることになりました。

少し悔しい気持ちはありましたが、これも良い思い出にして新しい気持ちの新年初ブログにしたいと思います。

まずは毎年恒例になりました、中澤家初笑い年賀状の発表です。僕は自分の年賀状で見てくれた人が初笑いしてくれることを望んでいます。これは、中学生時代から行なっており、当時は隣りに住む幼馴染の下山君とやっていました。

成人になってからは、出来ていない期間がありましたが、妻も年賀状で初笑いを望むタイプだったこともあり今では家族一丸となって初笑い年賀状をつくっています。

ブログで発表するのは昨年の年賀状です。今年の年賀状をその年のブログで発表してしまうと年賀状の意味が無くなってしまうという僕のこだわりからです。「毎年初笑い年賀状を見たい!」って方がいらっしゃいましたら是非とも教えてください。元旦に中澤家の初笑いをお届けさせていただきます。

前触れが長くなりましたが、昨年の年賀状はこちらです。

自分のボケを自分で説明させていただきますが、スポーツ観戦の1年だったので、中澤家のオリジナル実況放送席をつくってみました。お年頃の長男次男から

「やってもいいけど、顔だけは出したくない」

と話がありましたので、名探偵コナンと名探偵コナンの黒ずくめの男、そしてOh my godな瞬間のサッカー解説松木さんをお願いしました。

妻は、おもてなしが過ぎる滝川クリステルさん、

あやしい霊媒師のようなのがモドリッチに似せた僕です。この時、僕達夫婦の仮装を見た瞬間に長男が、

「何なの、この家族〜笑泣」

と頭を抱えていた姿は今でも忘れません。確かに年頃の長男にしてみたら訳の分からない家族に見えるかもしれません。しかし残念なことに長男の反応が喜びと感じてしまうのが僕たち夫婦です。

初笑い年賀状は、人を笑わせることも大切な目的ですが、こうして家族で楽しい時間を過ごして、笑い合っていられることが醍醐味だと思っています。世の中は年賀状離れになっておりますが、中澤家は変わらずに楽しんでいきたいと思っています。

そしてもう一つの新年の初笑いイベントである、友人家族とのお正月旅行にも行ってまいりました。例年ですと、大まかな予定だけ考えておいて行き当たりばったりの旅行にしていたのですが、今回はきちんと予算を決めて、行き場所はもちろんのこと、タイムスケジュールやお土産を買う場所、ご飯を食べる場所なども友人と夜な夜な会議を行い決めていきました。

旅のしおりとまではいきませんが、予定表もつくり事前に妻と子供達に旅の内容を伝えることもできました。中澤ツーリストがお届けする今年の家族旅行は〜忍者&戦国&温泉満喫シーパラダイス〜です。

タイトルだけで、みんなのテンションは爆上がりです。

1月2日の早朝に倉渕を出発して、9時半には子供たちは全員、忍者の修行を開始します。

無事に忍者の免許を得たあとは、名物吉田うどんを夜はスナックをしているお店でいただきました。どこのお店も混雑している中で、タイミングよく10人が入れたのは奇跡です。なぜなら、僕達がお店を出たときは、果てしない長蛇の列ができていたのです。

みんなで「よかったね」とうどんと喜びを噛みしめた後は、信玄餅工場見学です。お正月のお祭りイベントが行われていて大盛りあがりです。詰め放題をやっていて、みんなで大量に信玄餅をゲットし、その日の夢に出るくらいお腹も心も信玄餅でいっぱいになりました。

その後武田神社に初詣に行ったら、僕と三男の大きな目が飛び出るくらいの行列に一時断念して、武田神社からホテルが車で10分だったので、翌朝にリベンジすることにしました。

ホテルに到着して夕食の相談です。ホテルの夕食は無しプランだったので、地元の美味しいご飯をみんなで食べようと思っていました。スマホで何かいい店はないかなと探していると、

「くら寿司もあるんだね」

と誰かが言っています。いやいやいや、ないないない。山梨県まできて、群馬でも食べられるくら寿司を選択するなんて考えられません。無いとは思いましたがそれでもと思いみんなに聞いてみることにしました。

「地元の美味しいご飯を食べたい人〜」

、、、2人(僕と友人)。

「くら寿司がいい人〜」

はーい!!

まったくもー、みんな、お寿司が好きなんだから。山梨の夜にみんなで食べたくら寿司の味は格別なものでした。

夕食後は、部屋に集まってお菓子とジュースで新年会です。年末にドンキホーテで購入しておいた、笑ってはいけないトランプも大活躍です。夜遅くにみんなで笑って、お菓子を食べまくる時間は、最高の贅沢でした。

早朝は、5時に起きて妻と長男と朝風呂に入ってから6時には、みんなで武田神社⛩に初詣です。幻想的な参道を見ることが出来て、やっぱり早起きはするもんだなぁと新年早々に感じることになりました。

2日目は、子供たちが楽しみにしていた八景島シーパラダイスです。遊園地で遊べて、まるで海の中で泳いでいると思うくらい魚を見れて、その名の通りパラダイスのような場所でした。そして、感動したのはイルカのショーです。人と動物、会話は出来ないはずなのに、意思の疎通をどうのように行っているのかと本当に驚きの舞台でした。信頼関係とは、目には見えない、ましてや言葉でも伝えることの出来ない、心で通じ合うものだと2日間の旅の終わりに教えていただきました。

神奈川県から倉渕の自宅に帰ってきた時は夜の10時を過ぎていました。到着の少し前から疲れがでたのか少し怠くなり、そのままインフルエンザの隔離生活に入ることになりました。でも、新年から友人家族とたくさん笑って、思いっきり動いて、本当に充実した旅行に行ってくることができました。

隔離生活中のことですが部屋のドア越しから長男が

「旅行計画してくれてありがとう。

すごく楽しかったよ。また行きたいね。」

と伝えてくれました。

意識はもうろうとしてましたが、嬉しい言葉でした。初笑い年賀状も家族旅行も節目の大切な行事での笑いの1コマですが、家族の笑顔を守っていけるような毎日を過ごしていきたいと思っています。

最後になりましたが、今年も1年中澤ブログ生活をよろしくお願いいたします。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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自作のおもちゃ

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

年の瀬になり中澤家も新しい年を迎える準備が始まり、次男と三男はモミの木に装飾したイルミネーションを片付けてくれました。

子供達にとって中澤家のイルミネーションは、クリスマスと言うイベントに浮かれている理由もありますが、サンクロースがきんちんと来てくれる為の目印にもなっています。

三男はどうしても欲しいおもちゃがあるのですが、両親にお願いしても買ってもらえませんので、サンタさんに手紙を書いてお願いをしていました。

6歳の子供にしては上手に書けていると思われるかもしれませんが、この文字は書道8段の妻が三男に代わって書いたものです。しかも、6歳の書体に合わせている訳ではなく通常仕様です。

達筆とはこのことだと思いながら手紙を読んでみると、三男の想いが書き込まれています。三男は、このおもちゃが欲しくて欲しくてたまりませんでした。段ボールとペットボトルのキャップを使って自分で作っていたくらいです。

自作のおもちゃは、説明しなければこれが何なのかわかりませんし、実際に本物と同じように遊ぶことはできません。でもこのおもちゃは、絶対に欲しいという想いがないと作れませんし、その想いがあるからこそ素敵に見えるのだと思います。

強い想いというものは、きちんと相手に伝わりますので、三男の気持ちもサンタさんに届いたようで、クリスマスには欲しかったおもちゃを貰えて朝から大喜びしていました。

12月の初めに倉渕町でお引き渡しをさせていただきました。こちらのお客様は、農業をされる為に20年前、倉渕に移住をしてきてくださいましたご夫婦で、僕がご主人と出会ったのは地元消防団です。

僕より5つ年上なのですが、いつも優しく笑っていて、目線を合わせて接してくださる先輩でした。数年前に新築を検討されている時に土地探しを一緒にさせていただいていたのですが、なかなか良い土地が見つからずにいました。

それから少ししてご主人が体調を崩されて、消防団も辞めざるを得ない状況になりました。同じ地域に住んでいるので車ですれ違うことはありましたが、少しずつ顔を合わせる機会も減っていきました。

「最近見かけないなぁ」

と思っていたところ、ご主人から久々にご連絡をいただきました。内容は倉渕町で中古の平屋を買ったからリフォームをお願いしたいということでした。

突然のお話に驚きましたが、お伺いすると奥様が対応してくださいました。連絡を下さったのはご主人だったので不思議に思っていると、奥の部屋で呼吸器を付けているご主人がいらっしゃいました。

少し苦しそうでしたが、以前と変わらずに素敵な笑顔で迎えてくださり、奥様と3人でお打ち合わせをさせていただきました。立地と梅雨時期がかさなり当時住んでいた場所がご主人の体調を大きく左右することはよくわかりました。

ご主人は自分で色々なものをつくるのが大好きな方です。木工道具もたくさん持っていて、洗面台やトイレの手洗いカウンターになる板は、途中まで作ってありました。

「後は中澤くん頼むよ。もう道具も使えないから何か使えるものあったらあげるからね」

とおっしゃっていたので、

「何を言ってるんですか。僕は大工工事しかしないですから、早く良くなって家具は自分で作ってくださいね」

とお伝えしました。

状況を考えれば1日でも早く引っ越しをした方が良いと思い、他のお客様の工事予定もありましたが、事情を説明させていただき、社内で情報も共有して、こちらのお客様の工事を急遽させていただくことにしました。

どうにか、お風呂とトイレを直してエアコンを付け生活出来る環境に工事を進めようとしていた時に、ご主人の容態が変わり入院されることになりました。

奥様から2週間くらいが山だと聞かされた時は、頭の中が真っ白になりましたが、早く帰ってきてもらえるように工事を進めることだけを考えていました。すると奥様から、

「山を越えて少しずつ回復してるんですよ。本当にすごく頑張っているんですよ。」

と嬉しい報告をいただいたのですが、それから一月後にご主人は亡くなられてしまいました。

僕がもっと早く判断して工事を進めていたら、引っ越しが出来て状況は変わっていたのではないかと自分の判断と行動を悔やんだのが本音です。細かなことを考えずに進んでいたらお客様は新居で健康的に過ごせたのかもしれません。

奥様はいつでも、どんな時でも僕達に笑顔で接してくださいました。入院中もご主人に

「中澤建設さんが工事を進めてくれているから、早く元気になって素敵なおうちで暮らそうね」

と伝え続けてくれたそうです。2週間の命が1か月半に伸びたのも家づくりが励みになったとお伝えくださいました。

奥様ご自身が、受け入れたくない現実を元気に乗り越えられたのも、中澤建設との家づくりがあったからだということもお伝えいただきました。

工事の途中で、ご主人とのお別れがあり、奥様の心情を考えた時に工事を進めるか止めるべきかの判断を悩みました。中澤建設ができること、中澤やすゆきができることは何かと考えた時に思い浮かんだことは、家づくりしかありませんでした。

お2人が念願だった新居をつくることが中澤建設に唯一できることなのです。本当はご自身でつくろうと思っていた洗面台もトイレの手洗いも奥様に記憶を辿っていただきながらつくらせていただきました。

「ご主人はこういうの好きなはずだよな〜」

と思いながら、想いのままに工事を進めさせていただきました。その度に奥様も喜んでくださっていたことが僕にとっても大きな喜びでした。  

4年前に先輩工務店の方々と一緒に食事をした時に、

「中澤さんはなんで建築をやっているの?」

と聞かれたことがありました。その時に僕は即答できず、少し考えてから

「家づくりが好きだから」

と答えたことがあります。

別にその回答が悪いとは思いませんが、僕はとても恥ずかしい思いでした。なぜならば、本質の無い、中身の無い回答だと自分でわかっていたからです。その日から、「なぜ建築をしているのか」という質問が1日たりとも僕の頭から離れたことはありませんでした。

来る日も来る日も考えて、何度考えてもわからずに、答えが出なかったのですが、お客様との家づくりを振り返ることで気付くことができたのです。

気付かせていだいた自分にとっての建築への想いをしっかりと胸にしまい、これからも自分にとって大切なヒトトキを過ごしていきたいと思っています。

最後になりしたが今年も1年、中澤ブログ生活にお付き合いくださりありがとうございました。

これからも毎週日曜日の投稿を続けていきたいと思いますので、是非ともよろしくお願いいたします!

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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倉渕の未来会議

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

ひと月くらい前に、中澤家の長男がお世話になっている倉渕中学校から1本の電話をいただきました。

普段は真面目風にしている長男が何か学校で問題を起こしたのではないかと、震える手で通話ボタンを押すと電話の向こうからは教頭先生の声がしました。

倉渕中学校には、やるベンチャーウィークという職場体験に中学2年生が来てくれたり、10月に行ったやままつり2024では、吹奏楽部の生徒さんがステージに出てくれたりと、長男の学校生活以外にも大変お世話になっています。

その度に教頭先生がいつも対応してくださり、この日もいつもと変わらない明るい声がしましたので、何か楽しいお話だと予感できました。

教頭先生から、

「12月に倉渕中学校の生徒が、廃校になった小学校の活用方法や倉渕の水を商品化するなど、倉渕町の未来を考えたプレゼンテーションを行うので、ゲストティーチャーとして講評をしてもらえませんか?」

というお話がありました。

倉渕生まれ、倉渕育ち、今も倉渕町で暮らしている中澤やすゆき42歳、あまりの嬉しさに心が踊りました。倉渕町は、高崎市のオアシスと言ってもいいくらい自然が豊かな町です。そして、中澤建設、やままつり実行委員会、商工会青年部、消防団などの活動を通しても地域の方々の優しさに触れており、人の豊かさも大きな魅力だと思っています。

僕の大切で大好きな町を守っていくことは、僕達大人の課題だと思っていましたが、中学生も考えてくれているなんて心が踊らずにはいられません。自分が講評など出来る立場ではないことはわかっておりますので、僕の中では中学生と一緒に倉渕町の未来会議をするつもりで参加させていただきました。

皆さんが発表してくれるテーマは、

“倉渕の自然をいかした観光”

“倉渕の人と産業”

“倉渕のまちづくりと未来”

でした。中学生の皆さんは、劇と写真のスライドを交えたり、僕だって最近になってやっと使えるようになったパワーポイントを使いこなしてわかりやすく発表していました。

どうすれば倉渕町に移住する人が増えるのか?

どうすれば倉渕町を今よりも活性化できるのか?

倉渕町の魅力を発信する方法は何なのか?

と伝えてくれる内容の全てが地域が抱えている課題です。簡単に解決できることではないのですが、大切なのは、その地域で生活している1人1人が向き合うことなのかもしれません。

だからこそ、様々なアイデアを持ち、頭の中が柔軟な中学生がこのように倉渕町の未来を考えてくれているのです。この発表を聞いたゲストティーチャーは、プレゼン内容をどう改善すれば良いかを意見します。その意見を参考にしてブラッシュアップをし、長期間で実現に向けて進めていくことがこの取り組みのようです。

中学校側が用意してくれた僕達の役割は、発表に対して意見することかもしれませんが、中学生の考えを知った僕達大人の役割は違うことろにあるように感じます。聞いて終わりではいけないということです。

中学生1人1人が向き合ってくれている倉渕町の未来に大人1人1人だって向き合わなくてはいけないと思っています。今回知ることが出来た素晴らしい考えをどうしたら倉渕町の皆さんに届けられるかを少し考えてみたいと思います。

倉渕町の新築工事では、屋根の断熱気密工事で新たな試みに挑戦をしています。中澤建設が手刻みをしていることを強みとし、手刻みだからできる加工の工程を1つ増やしました。

建て方をしながらの施工になるので、3月に入社した建て方初体験のともさんにも、8月に入社した建て方に数回手伝いに行ったことはあるてっちゃんにも協力して貰わないといけません。

2人にとって慣れない環境でありながら、中澤建設にとって初めての試みではありましたが、断熱気密という家づくりにとても大事な工事に真剣に向き合ってくれました。

6月まで中澤建設で修行をしていた松島匠建さんの聖士さんも、前日の夜まで栃木県の小山市にいて、夜中に帰宅してから図面業務を終わらせて早朝の7時には倉渕町に手伝いにきてくれました。

1人1人が自分に出来る最良の仕事をしてくれたお陰様で無事に工事を進めることが出来、

「いや〜、丁寧な仕事。いい仕事ですね。」

とてっちゃんの笑顔が印象的でした。本当にその通りで試みに正解や間違いなどは無いと思いますが、納得できる仕事は出来たと思っています。

どんな仕事もどんな取り組みも1人1人が真剣に向き合うことが大事だと感じました。そうすることで、未来は必ず良いものになると信じています。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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伏線回収

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

最近はあまり見られていませんが、僕は根っからのテレビドラマ好きです。そんな僕に似たのか中澤家の次男もテレビドラマは好きで、今は「ライオンの隠れ家」を1週間の楽しみのひとつにしています。

次男につられて、僕も一緒に見るようになり、妻も長男も混ざって見ているので、家族で毎週金曜日を楽しみにしています。

みんなで見ていると、ドラマに感情移入しがちな妻のリアクションが非常に大きく、

「ねぇ、聞こえない。静かにして。」

と次男が呆れています。この気持ちはすごくわかって、僕もドラマの内容は一言一句しっかりと聞きたいタイプです。

ドラマの楽しみは、始まりから終わりまでのストーリーはもちろんですが、「あっ、そう言うことなんだ」と言う様々な伏線回収も面白さです。だからこそ、全ての内容を知っていたいですし、全ての内容がとても重要だと思っています。

伏線を張ることは、ドラマに限らず日常でも行うことがありますが、とても難しいものです。先日も、3人のグループLINEトークの中で予定を合わせており、なかなか決まらずにいる中で僕が、

「ラストチャンスでこの日はどうですか?」

とコメントしたところ見事に予定が合いました。

そこで僕が、

「じゃあ、会場はカラオケボックスで決定ですね」

とコメントしようと思ったのですが、僕の伏線が伝わるか心配になり、

「足並みの揃い方がサムシングエルスですね」

とコメントをしてしまったのです。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、僕達世代では知らない人がいない3人組バンド、サムシングエルスのラストチャンスをトーク内に入れさせていただきました。

サムシングエルスだと2人のどちらかに回収してもらえれば理想的な伏線回収だったのですが、自分で回収してしまった上に1人の方から、

「自分で早めに伏線回収してましたね」

とつっこまれてしまうのですから情けない話です。

ドラマ好きということもあり、物事に対してなんでもストーリーをつけたくなってしまう性格なのですが、家づくりという仕事も伏線回収が集まりのように感じます。

中澤建設のSNS投稿は、妻と僕が行っています。その日その時その瞬間の写真を撮り、メッセージを付けたり、ブログとして投稿しています。

僕はブログを書くことしかできておりませんが、妻は毎週毎週、ある決まり事に添って投稿してくれています。バラバラに見てしまうと何気ない投稿に思えますが、妻の決まり事は伏線回収してみると本当にお見事だと感動し驚きます。

妻と僕のSNS投稿ですが、色々な木が登場したり、職人さんが仕事している様子だったり、時には家族が出て来たりと日常をありのままに出しています。1つの投稿を見ると何気ないものですが、この何気ない日常が家づくりにはとても重要で、全てが家づくりに欠かせないものだと思っています。

中澤建設は、自社で自然乾燥した木材を倉庫から加工場へ持っていき、墨付けと手刻みを行っています。墨付けと手刻みを自社で行うことにより、木材の状態を確認できることで適材適所に使うことができます。

中澤建設の新築では、許容応力度計算による耐震等級3にすることが基本仕様になっています。構造計算は、外部の設計事務所様にお願いしていますが、その基になる桁や梁の木構造は僕が決めています。

木構造は家の間取りであるプランニングと直接的に大きく関係しており、お客様の暮らしやすさと建物に無理がないようにすることがとても重要になります。

自然乾燥した木材の綺麗な木肌を見せることも中澤建設の家づくりには欠かせないものです。その為にも全ての木材と向き合うことができる墨付け手刻みはとても大切な仕事になってくるのです。

そしてもう1つ、墨付け手刻みでしか行えないことが、お客様にご自身の家を加工している様子を見学に来ていただけることだと思っています。倉渕町は高崎市の奥地ではありますが、木々に囲まれた静けさの中で、木材の1本1本を職人が丁寧に加工しています。建築地に行く前に、その木を見て触れていただくことは、僕たちも嬉しいことですし、木も喜んでいることに違いありません。

先日上棟させていただきましたお客様にも見学にお越しいただきました。お客様より、

「この木はどこに使われるのですか?」

とご質問がありましたので、どこで使われるかお伝えするのではなく、印をしていただくことにしました。初めての試みでしたが、アニメのワンピースで海賊王がしていたことに似ていて面白く感じます。

上棟式を執り行った日にお客様と一緒に印を確認することができました。中澤建設の工場でお客様に見ていただいた木材が無事に現場に届き、お客様の家をしっかりと支えています。

お客様がこの木材に書き留めたメッセージは来年行う予定の構造見学会まで残しておきたいと思っています。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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考えて、工夫して、考えて

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

僕の住む倉渕町は、ネオン街もなく街灯も必要最小限に抑えられておりますので、星空がとても綺麗です。先日も帰宅した時の空があまりにも綺麗だったので写真におさめようと試みましたが、僕のカメラテクニックでは黒い背景に白い点が散りばめられたようなものしか撮影できません。

何とか良い写真を残したくて苦戦していた瞬間に流れ星が視界に飛び込んできました。こんなシャッターチャンスはなかなかありませんが、あの突然訪れる一瞬に反応できず、「あっ、流れ星だ」とただの鑑賞になってしまいました。

星空に限らず、景色なども自分が見て素敵だなと感じるものを、見たものと同じように綺麗に撮影することはとても難しく感じます。だからこそ、本物を見ることに価値があるのかもしれませんが、それでも思わず写真を撮りたくなることはあります。

その感覚は人それぞれ違うと思いますが、僕は何かに向き合って考えている人の姿を見ると写真を撮りたくなるんです。

先日、中澤家の三男がブロックを使って何やら立体的なものを作っていました。こういう時に、大好きな戦いごっこをこちらから申し出ても、

「あとでね」

と相手をしてくれません。ご飯を食べる前も食べた後もお風呂に入る前も、入ってから寝る直前まで真剣にブロックを組立ててる様子はまさに熱中少年です。

そんな三男から、

「今日は一緒に、何でもピカピカにする装置を作ろう」

と誘いがありました。使うのは、ブロックと毛糸と割り箸です。この3点セットで、昨晩は妻と一緒にラーメンを作っていたそうです。プラモデルのように用意された部品を組み上げて1つのものを完成させることも楽しいことです。でも僕は、三男がしているような家にある物を使ったものづくりの方が好きなんです。

 

そんなものづくりは、考えて、工夫して、考えてを繰り返すことに本当の楽しさがあると思っているからです。

今、中澤建設には、父親、原田さん、ともさん、てっちゃん、僕と5人の職人がいます。みんな言葉にはしませんが、作られたものを組み立てるのではなく自分の手で自分にしか出来ないものをつくることにやりがいをもって仕事をしているように感じます。

その自分にしか出来ないことを実現することは、簡単なことではありません。お客様に喜んでもらえるように、まず自分が納得したものをつくらなくてはいけないからです。

その為に何時間も何日も考えますし、何度も挑戦してやり直して、、を繰り返します。真剣に悩んでいる訳ですから笑顔はありませんが、そんな時のみんなは本当にいい顔をしています。

中澤建設にはカーテン事業部もあります。妻が担当してくれており、カーテン生地は自然素材である綿と麻のみのご用意です。中澤建設で生地を用意して実際につくってくださるのは、かつて洋裁の仕事をされていた近所の女性なので、地域の方の手で作られる”MADE  IN  CLOVECHI”ブランドです。

そんなカーテン事業部に先日父親のお客様よりレースカーテンのご依頼がありました。お客様は父親の同級生なので81歳になられる方です。

サンプルを見ていただき、生地が決まったまではよかったのですが、実際にお見積りをさせていただくと既製品のレースの何倍もの価格になってしまいました。

「量販店で購入してきて、新しいものを付けさせてもらった方が価格も抑えられていいのではないか」

と父親に相談すると、父も納得しお客様にその旨をお話しさせていただきました。

するとお客様より、

「あの生地がいいのよ。金額じゃなくて、手づくりのものを提案してもらえて嬉しかった」

とお話があったそうです。正直驚きましたし、僕も妻もすごく嬉しかったのですが、何より父親がとても嬉しそうに話していたことが印象的でした。

僕は自分の判断が間違っていたと心の底から反省をしました。この便利な時代にレースカーテンを量販店で買わずに、父親を頼ってくださった本当の意味に気付くべきでした。お客様は、本物を大切にしている父親だったら、いい物を用意してくれると信じて下さったのだと思います。

僕の間違った考えで、お客様を不幸せにしてしまうところでした。木の素材をいかした家づくりだからこそ自然素材にこだわり、綿と麻という素材を手に取った時の優しい肌触りに惚れ込んで妻と生地を決めました。

その生地が、地域の人の手によって唯一無二の手づくりカーテンに変わることが素敵で、その素晴らしさをお客様に届けたいと思ってオリジナルカーテンをつくっているのですから、よそ見をせずにその想いを貫いていくと心に決めました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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言葉以上のチカラ

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

先日、家族でこたつに入っていると小6の次男から

「パパ、どっちが長く息を止めてられるか勝負しよ」

と申し出がありました。次男は勝てると思って勝負を挑んできたのだと思いますが、それは僕のことを大変低く見積っています。

僕は小学生時代に、8つと5つ離れた姉にテレビのリモコン権を奪われ、夜は退屈な日々を過ごしていました。そこで暇つぶしにやっていたことが息をとめる練習です。

日々のトレーニングを行った経験と最高新記録2分という実績がありましたので、次男に負ける気がしませんでした。

家族が見守る中で行われた勝負ですが、開始して30秒程経ったところで勝てないと察した次男が、くすぐり攻撃や変な顔で笑わせる作戦を使ってきました。結果は次男の作戦にはまってしまい引き分けで終わったものの歴史に残る名勝負になったと思います。

ほんの僅かな時間ですが家族でこたつを囲み、みんなの笑顔を見ながら過ごせることは心と身体にとてもよい効果があるように感じます。

ある研究者の方々が2枚の食パンを使って実験をしたそうです。どんな実験かといえば1枚の食パンにはマイナスな言葉をかけ続け、もう1枚の食パンには「ありがとう」と伝え続けたそうです。

すると片方の食パンにだけカビが生え始めたそうです。その食パンはマイナスな言葉をかけた食パンです。

マイナスな言葉がよく無かったのか、「ありがとう」の言葉によって食パンが長持ちしたのかまではわかりませんでしたが、「ありがとう」の言葉からは、その言葉以上のチカラがあることは間違いないのだと思います。

先週のことになりますが、(株)トヨタトーヨー住器さんが開催してくださいました、『”命”の基本仕様とブランディング=完全版=』に参加させていただきました。お話ししてくださったのは、日頃よりお世話になっております(有)オストコーポレーション北関東の吉田登志幸さんです。

僕は今から7年前にYKKさんにお誘いいただきセミナーに参加しました。当時、色々なセミナーのお誘いはあるものの、実際に参加はできていない状況でした。しかし、YKKさんの担当者の方は

「良い話が聞けるから、是非とも参加して下さい」

とわざわざチラシを持ってきてくれたのです。

その強い想いに惹かれて参加させていただいたのが、吉田さんの『”命”の基本仕様とブランディング=初級編=』のセミナーです。そのお話を聞いて、自分は変わらないといけないと思いましたし、中澤建設の家づくりも変わらないといけないと感じました。

それは今までの家づくりを否定する意味ではなく、このままでは中澤建設と関わってくださる協力業者の皆さんの仕事を未来に残せず、皆さんを幸せに出来ないと思ったからです。そして自分達が幸せでなくては家づくりを通してお客様を幸せに出来ないと感じました。

吉田さんが伝えてくださる内容の全てが心の底に沁みるお話でした。その時から吉田さんに色々なご意見をいただきながら、支えてもらうことになりました。お陰様で、今、中澤建設は自社の強みを生かしながら正しい家づくりを学び続けていられるのです。

セミナーには、中澤建設のトモ&テツの2人と一緒に参加させていただきました。ともさんとてっちゃんが中澤建設に入ってくれたのも、自分が変われたことで出会うことが出来たからだと思います。中澤建設の社員である2人には、これから一緒に進んで行く仲間として、吉田さんのお話をどうしても聞いてもらいたかったのです。

2人ともセミナーの序盤で、

「深い内容ですね」

「すごくいい話だね」

と嬉しそうにしていた様子が印象的でした。セミナーを聞いた後に個別では話をしましたが、3人で意見交換などは行ないませんでした。なぜなら吉田さんのお話を聞いてもらうことが目的だったからです。

吉田さんのお話を自分の中に落とし込み、自分がどう感じて、その後にどう生きていくのかと考えてもらいたいと思っています。僕自身がそうだったように、そうすることで、自分自身の幸せ、家族の幸せ、世間の幸せを見つめ直せると思っています。

そして先日は、吉田さんが主催をしてくださった長野県千曲市にある山崎屋木工製作所様の工場見学ツアーに参加してきました。工場で製作されているのは、中澤建設の基本仕様となっている玄関ドアのCURATIONER(キュレイショナー)です。

2011年の震災以後に山崎社長は、木が出来る可能性、余計なCO2を使わずに地域を活用する方法を社員さんと一緒に考え、木製サッシの製作を始めたそうです。気密性と生産性を考慮して高性能な加工機械を使っておられましたが、細かな仕事など機械にできないことは職人さんが丁寧に作業されているところが印象的でした。

社員さんが働いている様子を見させていただいていると山崎社長の想いが働いている皆さんにも伝わっていることを感じましたし、木製サッシそのものにもしっかりと伝わっているように思えます。そんな素晴らしいモノを大切なお客様の玄関に使わせていただけることはとても喜ばしいことです。

倉渕町の新築では、基礎工事が完了しましたので基礎内の清掃と敷地周りの養生シートを敷く作業を行いました。

現場の隣で野菜の出荷作業をされているお客様が手を止めて様子を見に来てくださいました。その時に、

「製法も場所も全く同じに作っていても生産者が違うと何故か味も変わってくるんですよね。不思議なことですよね」

とお話をしてくださいました。

もう何度も作られた野菜をいただいておりますが、白菜をいただいた時にあまりにも新鮮で美味しそうだったので、その場で生白菜を食べさせていただいたことがありました。

みずみずしく驚くほど甘くて、美味しい白菜でした。いつも笑顔で優しい口調でお話してくださるお客様がつくられている野菜ですから、その想いが野菜に伝わったのだと思います。

これは僕達人間でも同じだと思っています。

僕も、ともさんとてっちゃんも、貴重なお話をインプット出来たのですから、心を1つにその想いを家づくりにのせたいと思っています。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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子供達の憧れの存在

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

自分が中澤家の三男と同じ6歳の頃は、スーパー戦隊に物凄い憧れをもっていました。普段は、一般人として生活しているけど、敵が登場するとその場にいる人々を守る為に変身をして戦います。一旦その敵を倒しても、必ず巨大化する敵に対しても臆することなく、スーパーロボの必殺技で敵を倒します。

ストーリーは様々な展開がある中で、毎話この繰り返しになる訳ですが、町を守り人々を守る為に敵と戦う姿がかっこいいから僕だけでなく多くの子供達の憧れの存在だったと思います。

それは、僕たち世代だけのことではなくて、現代の小さな子ども達から大先輩の方々まで、男女問わずに感じられる気持ちだと思います。

スーパー戦隊は敵と戦う正義の味方ですが、町を守り、人々や家族を守る為に日々働いているスーパーヒーローがいます。

昨日は、僕が所属します高崎市倉渕商工会青年部の主催で『はたらくくるま大集合』というイベントを初開催しました。同日、同会場ではくらぶちやまなみ祭というお祭りが僕が生まれる前から行われております。商工会青年部として地域の担い手である僕たちが倉渕町を盛り上げたいという想いで、今年からコラボをさせていただきました。

地域性もあり倉渕商工会青年部の部員は、ほとんどが農業・運送業・建設業のメンバーです。広い畑を駆け回る大きなトラクターや荷物を運ぶ大型トラック、地面を掘るためのショベルカーが集まる中で、強力な助っ人の方々も続々と登場します。

倉渕町をいつでも綺麗な環境にして下さっている業者さん、倉渕町を安全で安心な地域に守ってくれている警察や消防の方々もイベントに賛同してくださりはたらくくるまを持ってきてくれました。

会場を囲うように美味しい匂いを漂わせているのは、キッチンカーの皆さんです。初開催ということで来場者の見込みが未知ではありましたが、来てくださった方が美味しいものを食べて喜んでもらえるようにと出店してくださいました。

イベントの中では、参加型のアトラクションも行いました。1つは、青年部員がショベルカーで砂をすくい、桶の中に入れた砂の量を当てるクイズです。ピッタリ賞は、キッチンカーのどれでも1品無料チケットがもらえることもあり子供たちは大盛り上がりです。

「あ〜、1キロ違った〜」

と残念がる子供の悔しそうな表情が微笑ましく感じます。ピッタリ賞なんてあまり出ないと思いましたが、毎回出ていたことには驚きました。

「お母さん、ピッタリ賞でたー」

と子供も嬉しそうですが、報告を受けたお母さんの方が嬉しそうです。

もう1つの企画が、子供チームと大人チームでトラックに繋がった綱を7m引いてタイムを競うゲームです。登場した大型トラックは、伐採した木の幹や枝葉などを運ぶ車で、トラックから箱を下ろしたり、ダンプが出来る車です。

まずは普段見られないような動く様子を見てみたり、実際に箱の中に入る体験をしてその迫力を感じてもらいます。

そしてその後に総重量15tもあるトラックを綱引きします。まずは大人チーム代表として、力自慢の消防隊チームが参加してくださいました。

「よーい、スタート」

合図で始まった綱引きは、トラックを配置する場所の地面の傾斜などが関係して、最初は上手くいきませんでしたが、場所をずらすことで解決してからは各チーム順調にトラックを引いています。

7mを引くのに1分の壁は中々超えることはできない中で午後に入り、

「私たちもやらせてください」

と3人組の女性が来られました。もちろん喜んでと思い、会場にいる方々から集めさせていただき女性限定テームを結成しました。

ここで歴史がかわり、記録は大きく塗り替えられました。記録は1分を大きく切った22秒です。僕は綱引きは力が全てかと思っていましたが、そうではありません。綱引きは美しさと心で引くものなんです。

もうこの記録は破られないと思っていたところ、その後に子供チームが出した記録が20秒です。もう会場は大盛り上がりです。みんなで力を合わせて心を1つにした時の子供たちの力に心強さを感じます。

クイズや綱引きは参加してくれた方々に楽しんでもらいながら、はたらくくるまを知ってもらうレクレーションでしたが、協力して下さった皆さんも様々な工夫をして子供たちが身近に感じられるような体験させてくれました。

『はたらくくるま大集合』では、誰も特別なことなんてしていません。普段仕事で乗っている車両を見せてくれているだけなんです。動かしているのもパフォーマンスではなく日常的な動作で、町や家族を守る為に日々働いているありのままの姿なのです。

子供たちにその姿を間近に見てもらい、はたらくくるまに乗るスーパーヒーローと交流をしてもらうことも大切な目的でした。

緊急車両に乗って嬉しそうにしている子供を見ていたら消防士の方が

「わたしたちが一般の方々と接する時というのは、救助や緊急事態で相手が1番苦しんでいる時なんです。助けたい一心でそこに笑顔なんてありません。だから、楽しく子供たちと交流できるこのような時間は有難いことなんです。」

と嬉しそうに話しかけてくれました。

お伝えいただくまで気付きませんでしたが、確かにその通りです。はたらく皆さんが仕事をしている時は、真剣な訳ですから姿は一緒でもイベントと同じ表情や様子ではいられません。

だからこそ、このイベントには大きな価値と意義があるように感じます。子供たちの未来を守っている姿が憧れの存在でいられるように、大人たちが力を合わせることが大切です。『はたらくくるま大集合』がその架け橋になると思っています。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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連続テレビ小説

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

初めて倉渕町に来られた人は、周りを見渡せば森林や田んぼばかりで、どこを見ても、どこに行っても同じ場所に感じてしまうかもしれませんが、実際はそんなことありません。

地域ごとに特徴だってありますし、銀座通りだって存在します。僕の住む地域は、繁華街からは車で10分ほど離れていますが、庭には桜の木があって、会社に向かう道中もケヤキやくぬぎなど様々な木が立ち並んでいる素晴らしい場所です。

そして、現在新築工事を進めている地域も倉渕町の一等地だと思えるくらい素敵な場所です。標高は、東京スカイツリーと同じ634メートル、道路も行き止まりで車の通り抜けもありませんので、穏やかに時間が流れる場所です。

お施主ご夫婦は、農業をする為に倉渕町に移住してこられました。この町に来た時は、お互いに単身で倉渕町で農業研修をしている中で、出逢いご結婚をされたということです。

もはや、朝の連続テレビ小説のようなストーリーです。この物語のひと枠に家づくりがあって、中澤建設が出演させていただいております。

今基礎工事を進めさせていただいているのですが、以前お打ち合わせの時に奥様から、

「母の会社でアンカーボルトを製造しているのですが、私たちの家に使ってもらえますか?」

とご相談をいただきました。

お母様の会社でつくられたものが、実際の家づくりに使われるなんて素晴らしいことだとは思いましたが1つ問題がありました。

それは、様々なメーカーのアンカーボルトがある中で、中澤建設が使っているアンカーボルトと合うのかということです。中澤建設では、環境に優しく耐久性に優れたノンクロム防錆処理がしてあるカナイのデュラルコートを使っています。

アンカーボルトは、基礎と躯体を緊結させる重要な金物です。お客様の命を守る家づくりを考えると、アンカーボルトに一切の腐食があってはなりませんので、このデュラルコートを使用しています。

これは中澤建設の家づくりで大切にしていることなので、お客様にこのことをお伝えさせていただきました。すると、

「母の会社で、カナイさんのデュラルコートをつくっているんです^_^」

と、全く想像をしていないお言葉がかえってきました。

本当に驚きました。こんな偶然があるなんて信じられません。家づくりは、木材はもちろんのこと部材1つ1つもこだわりをもって決めています。そのこだわりの逸品をお客様のお母様の会社でつくられているなんて嬉しい出来事です。

そのことを現場で、働いている皆さんに伝えながら先日アンカーボルトの取付けを行いました。2種類のアンカーボルトを鉄筋に固定する作業ではありますが、基礎屋さんにお願いをして、自分たちの手で取付けるようにしています。

中澤建設の渡部てっちゃんもニヤけて仕事をしている訳ではありません。素敵なストーリーに自然と笑みを浮かべているんです。

このアンカーボルトが、許容応力度計算による耐震等級3の基礎と木造躯体を繋げていることで、地震から建物と住まわれているお客様を守ってくれます。

奥様のお母様が、この先何十年と娘さんのご家族を守ってくださっているということです。

アンカーボルトの大切さは、お客様の素敵なお話と一緒にこの先ずっと語り続けていきたいと思っています。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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僕にとって大きな変化

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

本日は日曜日なので、中澤建設で働くみんなも休んでいますし、仕事で使う車両や作業場の中にある木工機械もお休みです。普段の全てがフル稼働で働いている様子も好きなのですが、静かな休日の作業場を眺めることも僕にとっては癒しの時間です。

今日はこの時間を利用して、自分の手道具であるノミやカンナの手入れをすることにしました。仕事で使う電動工具は、壊れたら修理をしたり、新しいものを購入すればよいのですが、大工道具に関してはそう言う訳にいきません。

刃物の切れが悪ければ自分で研ぐ必要がありますし、研がなければ良い仕事など出来る訳がありません。とは言え、様々な業務がある中でどうしても後回しにしてしまっていましたので、ここ最近は仕事終わりの夜や早朝に手入れをしていました。

それでも時間が足らずに、妻に子供たちをお願いして今日は研ぎごとに専念しました。すると妻から、

「やっちゃん、ついでにわたしの包丁もお願い出来る?」

と言われました。ここで困ったのは、お恥ずかしながら僕が今まで包丁を研いだことがないと言うことです。ここで、自分の道具は研げるのに家の道具は研げないなんて言えるはずもなく、包丁を預かり作業場に向かいます。

全くわかりませんので、事務所にいた父親に研ぎ方だけ教わります。いざ始まった包丁研ぎですが、これが結構難しいんです。刃物は切れなくなってから研ぐものなので、研ぐからには切れるようにしなくてはいけません。

包丁研ぎは初めてとはいえ、僕だって大工の端切れとしての小さなプライドを持っています。切れる包丁で料理をしている妻を見ることが自分にとっての合格点です。苦戦しながらも研ぎおわった包丁を妻に届けて大根を試し切りしてもらいました。

まずは輪切りにスパッといった妻の反応は、

「、、、、、(無言)」

その後、ぐるっと一回り皮を剥いた妻から、

「、、でも、切れてるよ。ほら。」

優しい妻の僕に気を使ってくれた一言です。包丁ですから切れるのは当然です。研ぐ前よりも切れていなくては意味がありません。

そのあと、別の部屋に行くと偶然にもテレビショッピングでよく切れる包丁を宣伝していました。

「片手で力を入れなくてもスパッと切れる」

とこの言葉が僕にはチクチクと刺さります。

僕の包丁研ぎはまだまだ経験が足りませんので、研ぐ前後で大きな違いがありませんでしたが、今週過ごしたある2日間は僕にとって大きな変化を得られるものとなりました。

それがお仲間の皆さんと行ったTYS会の福島研修です。この会は、3〜4ヶ月に1回の頻度で仕事終わりの夜に食事をしながら建築従事者のお仲間と意見交換を行う集まりです。今回の福島研修では、高気密高断熱の家づくりで肝となる断熱材の勉強が目的でしたが、それだけではなく、建築人として生きていく上で必要な知識と知性、そして心の在り方を学ぶことになりました。

研修に行ったのはパラマウント硝子工業さんのグラスウール断熱材を製造している工場です。家づくりの仕事に携わってから20年経ちますが、グラスウールは何度となく手にしてきました。

しかし、完成品とカタログだけではその素晴らしさを知ることは出来ないことを感じました。使用されている原材料は全てリサイクルのガラスであること、メーカーさんの想い、品質の高さと製造過程を見ることで、しっかりと理解することができました。

中澤建設の新築住宅では羊毛断熱材を基本仕様としてはいますが、この日は断熱材の勉強会です。TYS会の皆さんが使っている断熱材は様々ではありますが、断熱材が家にとってどれほど大切なものなのかをパラマウントさんに教えていただきながら、高性能な家づくりをより良くする為の意見交換をさせていただきました。グラスウールの素晴らしさはもちろんですが、断熱材の重要性、そして改めて羊毛断熱材の素晴らしさを感じられる結果となりました。

夜は恒例の食事とお酒を交えてのアウトプットです、と振り返ろうと思いましたが、この2日間は最初から最後まで”伝え、伝えられる、伝え合う”時間でした。温泉に入っても裸になると話す内容もより深くなり、のぼせる直前まで語り合うことになりました。美味しい食事とお酒を交わしながらのアウトプットは、歴史の教科書に載っている「鳴かぬなら、、、」の言葉を借りて人との向き合い方を語り合いました。

部屋に戻り、日を跨ぐまで続いた語りは、6人川の字になって眠る直前まで終わりません。

2日目に行ったさざえ堂では、皆さん建築人としての血が騒ぎ、様々な方向から建物を分析していました。さざえ堂は最上階まで行けるのですが、登る人と下る人が会わない構造になっています。設計をされた方そして組み上げた大工さんに感銘してしまいます。

この研修を計画して下さったのは、先輩工務店の田村工業(株)田村さんです。経費の計算から、全日程とその段取りの全てを計画してくださいました。誰かに任せる訳でもなく、言葉だけで伝える訳でもなく、資料作りから段取りまで細かな計画をされる様子は僕が見習うべき姿だと感じました。

1日目の夜に田村さんから、僕達に伝えていただいたお言葉がありました。そのお言葉に胸が熱くなり込み上げてくるものがありました。建築人として、1人の人間として、生きていく上で1番大切なことを教えていただけるようなお言葉でした。

この研修は平日でしたので、仕事を会社のみんなにお願いし、行ってくることができました。

お陰様で自分の気持ちや考えに変化が生まれたように感じます。

昨日、お打ち合わせを進めさせていただいているお客様にプランニングの提出をさせていただきました。間取り計画は研修前に出来ていたものです。プラニングの計画図はどのお客様にも自分で手描きしたものをお渡ししています。いつも通りにプラニング計画図を書いていると、この間取りに込めた想いをもっと伝えなくてはいけないと感じました。どんなに頭や気持ちで想っていてもそれだけではお客様には伝わりません。きちんと伝える為に文字や言葉でアウトプットしなくてはならないのです。

福島研修はその大切さを感じることができた、

かけがえのない時間になりました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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学べる環境

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

中学生の頃は真面目に勉強をしていたと思います。しかしこれは、結果として反映されていたかというのは別の話です。遊ぶ事の方が楽しいのはもちろんですが勉強も嫌いではありませんでした。

これが高校生になった途端に勉強という二文字がどこかに消えてしまいました。確かな記憶ではありませんが入学当初は勉強していたような気がします。しかし、田舎から出てきた15歳には高校生活というものは刺激が多過ぎたのかもしれません。

面白そうな人はいるし、可愛い女の子もたくさんいますので、楽しいことを想像し勉強に身が入らず、いつの間にか授業についていけなくなってしまったのです。とは言え、授業をサボる勇気など持ち合わせていない僕は勉強するフリをして漫画を読んだり起きていることを装って居眠りをする毎日を過ごしていました。

今思えば、これは恥ずかしいことであり、学校に行かせてくれた両親にも、勉強を教えてくださっている先生にも、一生懸命勉強している同級生にも失礼なことをしていたと感じます。そう思えるようになったのは、恩人の方に誘っていただけたことで、僕が参加出来ている勉強会があるからです。

それが、数年前から参加させていただいている自立循環型住宅研究会関東ゼミです。この勉強会は1年に3回開催されており、その3回目の「事例大発表会」が先日行われました。発表を行うのは、勉強会の1回目と2回目で講師をしてくださった、鳳建設㈱の森亨介さん、そして日頃から共に家づくりの学びをしているお仲間工務店の皆さんです。僕も昨年に引き続き、発表をさせていただきました。

僕の発表は、築43年の建物をスケルトンリノベーションさせていただいたお客様の建物です。一緒に発表された皆さんもご自身がお住まいになられているご自宅や新築施工をしたお客様の建物を発表していました。

この発表をさせていただくにあたり、夏の1番暑い時期と冬の1番寒い時期に屋外と室内に温度と湿度を計測する機器をお客様の家に設置します。端的に言えば、過酷な外気に対しての温度と湿度が家の中で変化をしている様子を発表するのですが、発表した各社の家づくりの仕様もそれぞれ違いますし、岐阜県、福島県、栃木県、群馬県と施工地域も様々です。

それに加えて、皆さんの豊富な経験と知識、そしてオリジナル性がありますので、発表をお聞きしているとまさに目からウロコが落ちるような感覚です。それと同時に、知識の乏しさや勉強不足など、一緒に発表をしている自分の未熟さを改めて感じることになりました。

この事例発表ですが、自社の家づくりやお客様が過ごしている住まいの環境を発表するだけではありません。発表させていただいた内容を題材に、高気密高断熱住宅のプロの方々がグループディスカッションして建物の温度や湿度の環境を更に改善する方法を一緒に考えてくださいます。

「そんなこと本当にできるの?」

と数年前の僕は思っていました。しかし驚くことにきちんと施工された高気密高断熱住宅であれば、完成した後に温度と湿度を改善することが出来るのです。

僕は今回で3回目の発表になります。リノベーションのお客様になりますので、まだ改修工事を行う前にデータをとらせていただき、リノベーション後にもデータをとり、改修前後のデータを比較したのが1回目の発表です。その時もグループディスカッションで改善策を考えていただき、教えてもらったことを実行しました。この時は、家の中にある空気を常にキレイに保っている全熱交換の換気システムの換気風量を変えました。

それと、2台あるエアコンの運転方法を変えていただき、1番大きな掃き出し窓の外に日除けを行いました。ここまでで発生した費用は、ネットで購入した3000円の日焼けシェードです。

少し家に手を加えたのが、2階の床に直径10cmの穴を1つ開けさせていただいたことです。1階の天井にあるダウンライトを一時的に外し、そのダウンライトの穴と2階の穴を貫通して空気が流れる仕組みをつくりました。

その結果を昨年発表させていただいたのが2回目の発表です。データの比較はもちろんですが、お客様にも室内環境の変化をお聞きしたところ、皆さんからのアドバイスを実行したことで大きく改善されたことがわかりました。この時もグループディスカッションを行い、更に改善するべき案を皆さんに考えていただき、2つのことを実行しました。

ひとつは、1階と2階を貫通した穴の間に季節に応じて空気を送る向きを変えられる換気扇を取り付けることです。そして、もうひとつは冬の乾燥期に加湿器の利用を止めていただき、加湿は洗濯物の室内干しと入浴後にお風呂のフタと浴室の扉を開けてもらい、浴室内の湿気で家の中に加湿をしてもらうことです。

その結果を発表したのが今回の事例発表になります。昨年と同様にお客様の住環境は前年よりも改善されました。換気扇の設置に関しては少し費用がかかりましたが、それ以外は現在使用している機器の設定を変えただけです。リノベーションをしてから改善をする為に行ったことの多くは、お客様の暮らし方を少し工夫していただいただけなんです。

それだけで、家の中の環境が大きく変化することは、お客様のお話とデータが何よりの証明になっています。実は、今回の発表で良い変化だけではなく、新たに改善すべき点が増えるという結果になりました。難しい内容ではありますが、この課題も皆さんから新たな素晴らしい改善策を教えていただけました。

自分1人ではどんなに考えても浮かぶことの無い発想と方法です。おそらく、どんなに本を読み漁ったとしても知ることができない内容だと思います。

この研究には、お客様にもずっとお付き合いいただいております。今回の発表前に、

「何かの力になれるかと思って、参考にしてもらえれば」

とお客様からいただいたのは、夏にエアコンを使用した時間の記録です。それも6月から9月まで毎日細かな時間をご夫婦で書き留めてくださいました。データとしても大きな価値がありますが、その価値以上の喜びを感じさせていただきました。

僕が家づくりの勉強をしているのは、自社の家づくりが良くなることで、お客様にとってより良い住まい環境をご提案できると思っているからです。そこで忘れてはいけないことは、自分が勉強できる環境にいられることだと思います。

一緒に勉強している皆さんがいて、様々なアドバイスをいただけるから改善することができています。僕が現場を離れても仕事を進めてくれている会社のみんながいるから学ぶことができています。そして、工事をさせていただいてから何年もご協力してくださるお客様がいらっしゃるから挑戦を続けていられるのです。

そのお陰様で、自分が勉強できていることを噛みしめて、中澤建設の家づくりの向上を目指していきたいと思っています。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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