職人であることの喜び

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

1日のはじめに口にするもの

朝起きて動き始めても頭や身体は寝ぼけています。そこで、水道から出てくる倉渕町の冷水を顔にかけます。すると、ホリの深い僕のまあるいお目々がパチクリとなり、目が覚めるのです。

その後、歯磨きをして、髪の寝ぐせを整えてから作業場にある事務所に行きます。事務所にはすでに父親がいて朝の時間を過ごしています。

そこで僕は、1日のはじまりとして白湯を飲んでいます。3年くらい続けているのですが、きっかけはラジオのパーソナリティさんの話からです。

その方は、頭や身体を少しずつ目覚めさせるのと同じように内臓も優しく起こした方が良いと言っていたのです。生物は食べることで生きていられるのだから消化をしてくれる内臓をいたわる必要があるということです。

おっしゃる通りだと思いました。人間も動物も食べることで栄養を摂って、身体や頭を働かせることができるのです。その為に見えない内臓の働きがあるのですから、優しく目覚めさせることの重要さを感じます。

朝のルーティン

カップに一杯の白湯を口にしたあとは、妻に勧めてもらった玄米酵素を飲んでいます。妻が勧めるのにも何か理由があるのだと思い聞いてみますが、僕に話しても仕方ないのか、

「大丈夫だから、飲んでおきな。」

の一点張りです。

その後に、同じく妻が淹れてくれたモーニングコーヒーを飲む。ここまでが中澤やすゆき、朝のルーティンなのです。

これは研修や旅行などで家をあけた時も出来る限り行うようにしています。なぜならば、朝にこのルーティンを行うことで毎日絶好調だからです。

妻の発見

先日もいつものように朝の時間を過ごしてから、妻の淹れてくれたコーヒーをカップにいれました。

すると妻が、

「なんと、コーヒーを温められることを発見しました」

と言っています。

中澤家のコーヒーメーカーは、ステンレスのポットにコーヒーが入るタイプです。そのポットも保温性は少しありますが、時間が経てば冷めてしまいます。

目を疑う妻の行動

この冷めたコーヒーをそのまま温め直すとはどんな方法かと思い見ていると、妻が、そのポットをやかんでお湯を沸かすように、クッキングヒーターの上にのせたのです。

そしてしばらく温めた後に、コーヒーを注ぐと

「あれ?温まらない。あれ?」

と言っています。

そして、温めたポットの裏を触って、

「熱っつ!!」

と1人でやっているのです。

保温ポットとは、外気の温度に影響を受けないように、断熱構造になっているから、内側にあるコーヒーが冷めないのです。

断熱構造のしくみ

これは、断熱材をしっかり入れることによって、外が寒くても、家の中の温かい室温を維持できる中澤建設の家づくりと同じことです。

つまり、妻が外からポットを温めてもコーヒーを温め直すことは難しいという結果になります。思わず「本気?」と2人で笑ってしまいましたが、こういう時間は微笑ましく、幸せを感じられます。

そして、妻にしてみたら、発見の喜びからはじまり、実際に研究をして、検証まで行えたのです。少し熱い思いはしたかもしれませんが、断熱の構造をより深めることが出来たと思うのです。

梁の仕上げ作業

中澤建設の作業場では、墨付け、刻みが完了した木材の仕上げ作業にはいりました。この仕上げ作業では、ここまで行ってきた加工の最終チェックしながら、化粧材として見える構造材のカンナ仕上げを行います。

ある程度の厚みまでは、超仕上げカンナ盤という木工機械を使うことができるのですが、それ以外は手道具のカンナで仕上げることになります。

僕自身、今までもやってきた仕事ではありますが、この作業のほとんどを、昨年末に退社したベテラン大工の原田さんにお願いしてきました。

しかし、頼りにしてきた原田さんはもうここにはいないのです。なので、渡部てっちゃんと僕で仕上げるしか道がありません。

自分にできること

SNSの投稿や動画などを見ていると、素晴らしいカンナ掛けを行う方々がいらっしゃいますが、僕にはあのような技術はありません。

自分にできることは、目の前にある木材を出来るだけ綺麗に仕上げることです。実際に木と向き合って思うことは、原田さんも木工機械も本当に凄いということです。

構造材に使用している木材は杉です。赤身や木目の詰まった柾目を仕上げのも難しいのですが、白太の板目になると、逆目が止めて光沢をだすのがとても難しいのです。

刃が切れることは大前提で、カンナ台の調整や裏金の調整、刃の出し方など全ての条件が揃わないと上手くいかないのです。

カンナ掛け

実力などありませんが、自分にある少しの経験と持てる力を最大限発揮して、カンナ掛けを行います。4mの梁が一本仕上がる時には、刃は切れなくなってしまいますので、研ぎ直さなくてはいけません。

梁を削ったら、刃を研ぐ、削っては研ぐの繰り返しですが、時間を掛ければ済む仕事では無いのです。梁が綺麗に仕上がった時が完成なのです。

実際にやってみれば、決して簡単な作業ではありません。しかし、仕上がった梁を見た時に強いやりがいを感じるのです。なぜならば、この梁はお客様の家でこれから先ずっと生き続けるからです。

実践

てっちゃんにとっては、実践でこれだけのカンナ掛けを行うのは初めてのことです。刃を研ぎ直して、台を直したりしていれば半日なんてあっという間に過ぎてしまいます。

最初から上手くいく訳ありませんし、苦戦することも当然のことです。なんの励ましにもなりませんが、僕だってとても苦戦しているのです。

それでも、やればやっただけ技術はあがりますし、最初は立っていた逆目だって少しづつとまってくるのです。

職人であることの喜び

2人の様子を見ていた、ともさんもカンナを持って参戦します。大工と建具職人で普段行う作業は違いますが、木と向き合うこと、そして使う道具は全く同じなのです。

3人で木を削り、道具の直し方を語り合う時間が過ごせたことで職人であることの喜びを感じることができました。そして、この場所は職人が集まることで活きるのだと感じるのです。

大自然の恵みである木は、伐採され、製材をしてからも生き続けます。その生かし方は、人の手に託されているのだと思うのです。そのことに自覚を持ち、これからも木を生かした家づくりに向き合っていきたいと思っています。

カンナで木を削っていると刃物はたちまち切れなくなっていきます。そしたら、刃物を研ぎ直して、また木を削ります。これを繰り返すことで、手刻みによる化粧材の加工が完了します。

削り作業が終わるころには、袋一杯にカンナ屑がでます。このカンナ屑はゴミになってしまいますが、削った分だけ大切な経験ができたと喜びを感じることができました。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設株式会社

山に囲まれた群馬県高崎市倉渕町にあります。
創業50年の大工工務店です。
高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本にしています。
新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。
自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしています。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・