基本仕様

構造

耐震等級3の家

震度7強の地震が数回きても、建物倒壊はもちろんのこと、そのまま暮らせる家を維持できるように耐震等級3にする必要があります。

住んでる家をどこよりも安全な避難場所にする事で、住む人のこれからを守る家づくりになります。

許容応力度計算による構造計算をしています。

薬剤を加圧注入した緑の柱を使用することで、劣化対策、壁内結露、耐震、シロアリ、腐れの対策が出来ます。

建物の耐震性能は、新築時に一番強度があり、築年数が経過することで性能は低下していきますが、

緑の柱と特殊コーティングされた金物を使用することで、

新築時の強度を長期間維持することができます。

緑の柱で劣化対策、壁内結露、耐震、シロアリ、腐れの対策が可能になります。

断熱

羊毛断熱材(ウールブレス)

  • 優れた断熱性能があります。繊維が縮れているので、内部に空気を蓄える事が出来、外部の空気の侵入を防ぎ、高い断熱効果が得られます。
  • ウールブレスは熱の伝わりにくさを示す「熱抵抗値」が非常に高い為、夏は外の熱気を断つ事で室内は涼しく、冬は冷気を通さないので室内は暖かく年間を通して快適に過ごす事が出来ます。
  • ウールブレスは湿度が高くなると繊維内に湿気を吸収し、湿度が低くなると空気中に放湿することで、周囲の湿度を約55%に保ちます。湿度が60%以下になると身体で水分を取るダニは死滅します。
  • 湿気を抑えられるので、ダニやカビの心配は無用です。
  • 湿度を一定に保つ事が出来るウールの調湿機能により室内で発生した水蒸気が壁内部に侵入し、壁の中で滞留した水蒸気が水滴になる内部結露を防止します。
  • 内部結露が起こると壁の中でカビが発生し、周囲の木材が腐り、ついにはシロアリのすみかになる恐れがあります。
  • 浸水被害の際に、一般的な断熱材は泥水を吸って再利用不可でしたが、ウールブレスは泥が水分と一緒に下に流れるので、上部に泥が残らずキレイな状態に戻りそのまま再利用する事が出来た、との報告があります。
  • 毎日の快適さに加え、災害時のリスクを最小限にとどめる事が出来るのは、自然素材の特性を活かしたウールブレスの強みであるといえます。
  • ウールブレスは接着剤をしていないので、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを一切含んでいません。
  • ウールはホルムアルデヒドなどの化学物質を繊維内に吸着し再放出しません。ウールは化学物質を素早く浄化する能力があります。臭いなどを清浄化する能力もあります。
  • ウールは耐久性が高い繊維で、水中や空気中では腐らずカビが発生しにくいといった特性が断熱材としての特性を高め長きにわたって住まいの安全性と快適さをもたらしてくれます。
  • 防音性に優れているので、室内の反響音や屋外の騒音を抑える働きがあります。
  • 2階や3階の音を抑える為に床にも使用することで、静かで快適な暮らしを提供出来ます。
  • ウールは発火しにくく延焼しにくい繊維です。その性能を評価され、ボーイング社の内装、新幹線のグリーン車のカーペットや座席、一流ホテルのカーテン、消防服にもウールが使用されています。
  • ウールブレスは厚さ9.5ミリ以上の石膏ボードを屋内側に貼り付ける事で防火構造を満たす事が出来ます。
  • 使用されている防虫剤オクトボーは天然の岩塩から抽出されたもので、少量で十分な防虫効果を発揮します。
  • 人にも地球にも優しい防虫、防蟻剤であるオクトボーは、半永久的に虫の侵入とカビの繁殖からウール断熱材を守る事を証明されており、効果は1000年以上といわれています。
  • 一番の利点はリユース可能であるという事で、家を廃棄した場合でも違う家で使用する事が出来ます。環境負荷を与えずにしかも再利用できるので、無理やりリサイクルする必要がありません。
  • 原産地のオーストラリア、ニュージーランドには2億頭いるといわれている羊の羊毛で衣料品のウールは18ミクロンと最高級タイプです。
  • ウールブレスは28ミクロン。つまり、衣類やその他で使用できない部分を大いに利用しているので、ゴミの削減にも貢献しています。
  • お財布と地球に優しいウールブレスは省エネが叫ばれる今の時代に最適な断熱材であるといえます。
  • ホルムアルデヒドは一切含みません。

気密性能

温熱性能に大切な壁内の断熱材の効果を最大限有効なものにするために家の気密が重要です。

当社では基本仕様で定めているのは、C値=0.3㎠/㎡以下。断熱気密工事完了時と建物完成時に気密測定を2回行う事で確実な工事を行っています。

気密の高い家にする事で、換気システムによる換気が計画通りに行えるので、室内にいつでも新鮮できれいな空気を送る事が出来ます。

床板は、自社で自然乾燥したクリやサクラ地産材を使用しています。

丸太を製材して、1年間自然の風により自然乾燥した板を床板に加工する為、時間と場所を必要とします。

手間ひまかけられて出来た床板には、自然乾燥によって残された油分が木目のツヤとなり、そのツヤは時間が経過するごとに味わいとなります。

自然乾燥で作られた床板は、湿度によって動きもありますが、木は生き物ですので裸足で木の動きを楽しむ事が出来ます。

※木の伐採には適切な時期がある為、在庫がなくなる事があります。

ハウスガード

家の構造材である、土台、柱に緑色の木を使います。

これは、白ありと建物内部の湿気から家を守る木材です。

製材された木材に薬剤を注入している為、緑色をしています。

「白アリが近づかない薬剤」なので、人体に及ぼす健康面が心配になりますが、使用している薬剤は2種類で、消毒液や化粧品などに使われている塩化ベンザルコニウムと10円玉や調理器具に使われている銅です。

2つとも毒性は低く、私たちの生活に日常的に使われている物質です。

安全な薬剤に加え、この緑の木は、自然乾燥材です。人工乾燥によって水分と一緒に蒸発する油分は、白アリ予防になるため、失われてはいけないものです。

自然乾燥によって、木が持つ油分をきちんと残して、安全な薬剤を注入した、組み合わせこそ、弊社が緑の木を使っている理由です。

木が白アリに食べられず、腐らないことで、耐震等級を10年、20年と維持することが、住む人のこれからを守る家づくりになります。

材に注入された薬剤は、マイトレックACQで、塩化ベンザルコニウムと銅が原料。

塩化ベンザルコニウムは、目薬やウエットティッシュや消毒などに使用される薬品。これと銅を合わせた

薬剤なので健康面でもとても安全。