共同作業

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

中澤家にはトヨタのライトエースがあります。こどもたちの成長に合わせて、自転車を積むこともありますし、サッカーの送迎のことなども考えて、荷物がたくさん積めることを優先し、数年前にお手頃な中古車を購入しました。もともと作業車に使われていた為、少し傷が目立ちましたので、オリジナルカラーに塗装してもらい、妻が乗用車として乗っています。

今まではトランクを開けて平面上に荷物を置いていたのですが、昨年末に長男が

「ちゃんと棚をつくって、綺麗なものと汚れたものを分けて置けるようにしようよ」

と言い出しました。

確かにサッカーをした後の荷物は、砂が付いていたり、芝生が付いていたりして決して綺麗だとは言えません。それに加えてサッカーをした直後のシューズの香りは、まともに嗅いだら気を失ってしまうようなものです。

そんなサッカー終わりの帰り道に買い物をした際に食材などを同じ場所に置くのもいかがなものかと思います。妻にも以前から頼まれていたのですが、「いつかやろう、いつかやろう」と思うだけで、出来ていなかったことでした。

何を思ってなのか、長男から一緒に棚をつくろうと誘いがありましたので、休日に中澤建設の作業場にこもって2人で棚づくりを行いました。

どんな棚が良いか長男に相談したところ、

「置くものによって、場所を分けたほうがいいよね」と提案がありました。買い物の荷物やサッカーの荷物は、その度に積み下ろししますが、傘や椅子、妻の現場掃除グッズは常時車に積んでおく必要があります。

僕もお客様に暮らしの提案をさせていただく時に納戸のような部屋ではなく、洗面、脱衣、衣服、キッチン、トイレのようにその部屋のために必要な収納を部屋毎に計画しております。なので、長男の提案には大賛成なので、

「下の段は部屋を分ける収納にして

上の段は、自由に荷物が置けるようにつくろうか」となり作業をはじめました。

材料はどうしようかと考えていると、作業場においてある箱収納が目に入りました。この箱収納は、10年以上前に中澤建設でつくらせていただいたものです。そのお客様の家を昨年リフォーム工事させていただきました。

今までは、箱収納がリビングとキッチンを仕切る役割をしていたのですが、今回のリフォーム工事は、対面キッチンになる為この箱収納の置き場所がなくなることになります。

お客様は、「せっかくつくってもらったから」とおっしゃってくださったのですが、リフォーム工事によって暮らし方が変わるのですから、その部屋に置くものが変わることも仕方のないことです。

そもそも、10年前にこの箱収納をつくらせていただいた理由も、

「本当は対面型キッチンにしたいけど、今はまだ出来ないから」ということで、この箱収納をご提案させていただきました。

その経緯もありますし、このリフォーム工事でお客様の夢が叶った訳ですから、箱収納が必要なくなったことも喜ばしいことになります。なので、こちらは中澤建設が責任をもって引き取りさせていただきました。

そんなストーリーがある箱収納が、ちょうど目に入り、長男と僕の目的にマッチしましたので、車にこの箱を活用することにしました。

まずは後部座席を倒した時に、全体がフラットになったら少し大きな荷物も積めますので、その高さに合わせる為に箱収納の高さを変える作業をします。

僕が箱を1つ解体して、その次の作業の準備を進めていると、長男がなにやら作業をしています。様子を見に行くと、別の箱の解体作業を始めていました。この作業は、決して簡単な作業ではないので、長男にはできないと思い、頼むこともしませんでした。

思わず、

「えっ?よく出来るね。」と言いますと、

「パパの真似してるだけだから、誰でもできるでしょ。」と応えます。

「そりゃそうだけど、それがよく出来るね。って聞いてるのに、何このクールな感じ、、、これがZ世代かよ」と心でつぶやきます。

「じゃあ、これは出来る?」とその次の工程をお願いするとそれも淡々と作業してくれます。小6になるとなんか、急にたくましくなることに正直、驚きました。

その後も僕が変なこだわりを出してしまうことにも、

「そこまで、やるの〜。まぁ、わからなくもないけど。」と方向性も意外に合います。こうなってくると、作業は捗りますし、何より楽しくて仕方ありません。

午後から始めたので、この日に終わらないと思いましたし、長男は飽きると思っていましたが、全ての予想を裏切り2時間ほどで棚は形になりました。完成した棚に寝そべって、

「結構いいね〜♪」と長男も嬉しそうな顔をしています。

車の収納棚を一緒につくるわずかな時間を長男はどのように感じたのかわかりません。楽しく感じたのは僕のだけだったかもしれませんが、それはそれでいいと思います。

仕事は”何を”やるかも大切ですが、”誰と”やるのかが同じくらい、いや、それ以上に大事なことだと僕は思っています。だからこそ、長男と過ごした2時間は、僕にとって忘れられないヒトトキになりました。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

高崎市K様邸

「緑と木に囲われた暮らし」

小さくて大きなこと

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

昨日は、中澤家の三男がお世話になっているこども園の運動会でした。少し寒さは感じられましたが清々しい秋晴れのもと行われた運動会でした。こうして子供たちのかけっこやお遊戯を安心して楽しむことが出来るのも、先生方やPTAの役員の方々が準備をしてくださったお陰ですので、感謝の気持ちでいっぱいです。

兄2人も通わせていただきましたので、かれこれ10年目の運動会です。倉渕町では、子育て世代の人口が減っている為に園児の人数が今では50人に満たなくなっています。それでも、よちよち歩きの子供から、来年には小学1年生になる子供まで、あんなに小さな体でも走ったり踊ったりして、大きな声で精一杯頑張っているのですからとてもたくましく感じます。

先生方が色々なアイデアを出してくださり、観覧している会場のお客さんを巻き込んだ借り物競争や園児全員と保護者と先生がみんなで輪になって踊る最後のプログラムは圧巻でした。

子供の人数が少なくても会場にいる人みんなが参加できるような運動会は、くらぶちこども園だからできることなのだと思います。先生方とPTA役員さんが大変な思いをされてつくりあげてくれた、このオリジナルな運動会はとても魅力的なものだと感じました。

運動会の後は、先月稲刈りを終えて自然乾燥していた稲を脱穀する作業をしました。倉渕町でも燃料を使用した米の機械乾燥が増えてきましたが、中澤家は天日干しをする自然乾燥を継続しています。

刈り取った稲を逆さまにすることで、稲にある栄養素が稲穂に下がってきます。その間に天日と秋の風によって、数週間乾燥するというのが、天日干し米の醍醐味です。人手と労力を使い大変な作業ではありますが、父親と母親が米作りをしてくれますので、中澤家は天日干しの米づくりを続けていられます。

乾燥した稲をお米になる前の籾(もみ)と藁(わら)に分ける作業が脱穀ですが、学級閉鎖中でサッカーに行けない長男が今年は手伝ってくれました。久々の田んぼ仕事でしたが、小学6年になれば機械の動かし方もわかりますので、僕の代わりに脱穀作業をしてくれます。

その分僕は手が空きましたので、片付けをしようと別の田んぼに向かうと藁を妻がまとめていました。

妻がまとめたこの藁は、酪農家さんが取りにきて牧場で使います。そしてその藁と引き換えに田んぼの肥やしになる牛糞を貰うという流れになるのですが、この循環の仕組みは本当に素晴らしいことだと思います。天日干しの米作りは確かに大変な作業ですが、やっていることの全てに無駄がなく、米づくりによって助け合いができることが素晴らしいことだと感じます。

みんなが頑張っていますので、僕と三男は稲が掛けてあった”はんで”という器具を片付けることにしました。三男は5歳なのでその辺で遊んでいるだけかと思いましたがとんでもありません。

「俺がこれ運ぶから、パパはあれを運んでくれ!」とせっせと働いているんです。しかも途中で投げ出すこともなく、文句も言わずにやっている姿に思わず感心してしまいます。

周りで見守ってくれている人がいて、足元をしっかり見ることが出来ていれば、小さな体でも、重たいパイプを持てますし、高い場所にも登ることができます。小さいから出来ないなんてことはないと思うんです。

中澤建設も群馬県高崎市の端にある小さな小さな工務店です。この小さな工務店にも、大きな夢はあるものです。僕は男女共学に憧れていましたので普通高校に行きました。その為建築の勉強を始めたのは専門学校に行ってからです。

建築の勉強をする中で、建築の面白さを知り「いつかこんなことが出来たらいいな」と夢のまた夢のようなものを思い描きました。

それから大工の修行を終えて中澤建設に入社し今に至ります。

学生の頃に夢に描いていたことが、とある出会いにより3年前に「どうしてもやりたいこと」になりました。中澤建設の恩人、大切なお仲間工務店さん、妻、父親にその事を話ました。大袈裟ではなく、小さな工務店には本当に大きなプロジェクトなんです。

寝ても覚めても、運転している時もその事ばかりを考えますし、どのように転がったとしても良いイメージしか浮かびません。そんな夢物語ですが、お話させていただいた皆さんが僕の話に真剣に耳を傾けてくださり、

「絶対出来るからやろう」と言っていただけたことに心が熱くなったことは今でも忘れません。そして、皆さんに見守っていただき、協力してもらえるからこそ実現できることだと思います。

まだまだクリアしなければいけない課題が残っていますので、実行に至るまでには少し時間が必要です。それでも絶対に実現するために全身全霊全速力で挑んで行こうと思います。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

エール

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

ジャンルを問わずスポーツを見ることは好きです。例えそれが、馴染みのないスポーツでもテレビで流れていれば、細かなルールはわからなくてもついつい見入ってしまいます。

自分でも体を動かすことは、好きなので子供の頃から部活や娯楽として運動はしてきました。ここで功績を発表したいところですが、特別に才能が開花したことはありません。これは、スポーツに限らず文化的なことでも、優秀な成績をおさめたことや上の大会などに出場したことも僕自身はありませんでした。

開花する才能がないのですから仕方ありませんし、それだけの努力もしてこなかったことを感じます。こうして振り返ってみると過去に一度だけ県大会というものに選ばれたことがありました。それは小学校6年生の時の水泳の100m背泳ぎです。

泳ぎは好きでしたが、スイミングに行っていた訳でもなく、特別な練習をしたこともないのですが、倉渕村の大会で基準記録を1秒だけ超えたことで、選手に選んでいただきました。

本来ならば喜ばしいことでよい思い出になってもよさそうなことですが、当日のことはあまり覚えておりません。そんな中で、2つだけ鮮明に覚えていることがあります。

1つは、予選のレースでゴールした時には、僕1人しかプールに入っていなかったことです。僕の前にゴールした人とどれほどの差があったのかは、会場の静けさをみれば小6の僕でもわかります。

そしてもう1つが、応援に来てくれていた担任の先生からのエールです。初めて出場した水泳の県大会です。知り合いなど1人もいませんし、学校で使用する水着を着用しているのは僕くらいで、周りの皆さんはブーメランタイプの速そうな水着です。

そんな心細い中で、行われた予選なのですが、競泳前に1人1人アナウンスをしてくれます。僕の番になり、

「第◯のコース、中澤やすゆき君」とアナウンスをしてもらった時に、

「おい、ヤス、いいぞ!行ったれー!」と

会場中に響くような大きな声で、担任の岩崎先生が応援してくれました。

この岩崎先生は僕の恩師です。この人に出会えたことで、僕の人生は大きく変わったと思えるくらいかっこいい生き方の大人でした。水泳大会の時に恥ずかしいとか、周りの人からどう思われるとか関係なく、人目憚らず僕にエールを送ってくれたことも素敵です。

まさか応援に来てくれているとは知りませんでしたが、先生の声を聞いて、心細さも緊張も何処かに消えてしまい、右手を高く上げて、左手で脇を隠して先生の応援に応えました。水泳のことは全く覚えておりませんが、このことは僕の人生で大切な思い出になりました。

今中澤家には、大きな目標を目指す受験生がいます。小学校6年の長男ではありません。長男は僕の母校である倉渕中学校を目指すそうなので、残りの小学校生活を問題なく過ごせれば、おそらく倉渕中学校の内定はもらえると思います。

受験生というのは、今年から中澤建設に住込みで修行に来ている松島さとし君です。

10月の資格試験に向けて勉強をしています。平日は朝早くから夜まで、僕から

「これやって、あれやって」と材料の運搬、大工作業、図面、解体作業と何ということはなく色々なことを要求されながら動いています。

言われたことが終わってひと息ついていようものならば、

「突っ立ってないで、掃除だー!」と言われるのですから、たまったものではありません。ヘトヘトになって帰ってきてから、9時頃まで勉強して、夕食を食べてから休むことなく12時頃まで勉強をし、風呂に入って寝る毎日を過ごしています。

日曜日は朝7時頃には出発して、学校に行き、終わってからファミレスで復習をして、帰って来るのは夜中の12時です。

自分で選んだ道ですし、資格試験を受けるということはこういうことで、松島君だけが大変な訳ではありませんが、苦しい毎日を過ごしていると思います。

先日も工務店さんと建材流通業者さんといった建築従事者のお仲間の皆さんと食事をしながら情報交換をする場に参加させていただきました。その場では、僕達の前方を走る大先輩の工務店さんが、僕達に様々なことを教えてくださいます。

そのお話の中には僕がまだ経験したことのないような内容もありますし、そんな大先輩も悩みや失敗があることを聞き、自分が目指すところがどれほど遠いのかと痛感することになりました。

大先輩工務店さんから松島君にも、

「こうした方がいいよ。これはやめた方が良い。」と厳しくも優しいアドバイスがありました。でもこれは、本当におっしゃる通りなんです。普段一緒に仕事をしている僕からは伝えることが出来ない数々の言葉からは、改めて僕自身も学ばせていただくことばかりです。

アドバイスや厳しい言葉は耳の痛い話ではなく、とてもありがたいことなんです。厳しいお話ほど伝える人が本気で相手を思ってくれているからこそのお言葉な訳ですから、これほどまでにありがたいことはありません。僕自身、その事にもやっと気がつくことができました。

僕も修行をさせていただきましたが住込みの経験はありません。ひとつ屋根の下で生活してますので、部屋は違えど同じ家で寝ています。同じ風呂に入って、3食同じ飯を食べます。毎日妻がつくってくれるお弁当も空箱を自分の分だけでなく、僕の分も洗ってくれます。僕だって時々2人分洗います。

中澤家の子供が騒ぎ出せば、落ち着いて勉強も出来ないと思います。松島君にとって今は、辛く厳しい毎日だと思います。でもこれが、自分で選んだ道だからいいんです。自分で選んだ道の出来事や感じたこと、全てをプラスの力に変えて突っ走ってほしいです。

試験日まで、残り1ヶ月。

みんな応援してるから、

さとちゃん!行ったれー!

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

かけがえのないヒトトキ

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

 

ブログでも何回か書いているのですが、僕には歳の離れた姉が2人います。僕が小学6年生の時には長女が20歳で次女が17歳でしたので、夏休みに家族で旅行に行くことは、ほとんどありませんでした。

 

姉のアルバムを見ると小さい頃に色々と旅行にいった写真がありますので、両親は旅行嫌いではなかったと思います。僕のアルバムは姉に比べて一冊少ない現実はありますが、僕は僕で夏休みを楽しく過ごしていました。

 

毎日のように友達と遊び、川に行ったり、泊まりにいったり記憶に残る楽しかった思い出から充実した夏を過ごしていたことがわかります。

 

僕の数少ない家族旅行の中で、東武動物公園に行って物凄く楽しかった記憶があります。細かなことは覚えていないのですが、とにかくすごく楽しったことから、数年前より僕は東武動物公園の大ファンです。

 

プールあり、動物園あり、そしてレトロな遊園地は見て、乗って五感で楽しめます。コロナ禍でしばらく行けなかったのですが、先日友人家族と一緒に数年ぶりに遊びに行ってきました。

 

この日はお盆休みの台風の最中です。天気予報と睨めっこをして、行くかやめるか悩みましたが、一か八かにかけた結果が大当たりです。向かう道中は雨に降られましたが、着いたら気持ちいい晴れ模様です。

 

プールで楽しみ、程よく身体を冷やしたら一旦プールから出て、動物園と遊園地に移動します。施設全体を端から端まで楽しめる、これが東武動物公園の魅力のひとつです。気温も上がり身体が熱くなってきたら、またプールに戻りクールダウンです。夜の遊園地もレトロな雰囲気がまた最高で、朝から晩まで家族みんなで全身全力で遊びました。

 

 

 

 

 

 

その翌日、半日仕事をして午後は中澤の三男と家の近くの広場で遊んでいました。三男が「川を見に行こう」と言いすぐ横の田んぼの畦道に流れている水路を見にいきます。そこで水路に葉っぱを流して2人でレースをすることにしました。

 

「タキがこの舟で、パパはこの舟ね。」と葉っぱを舟にみたてたレースが始まります。自分も子供の頃の学校帰りにこういうレースをやりました。何か特別なものを用意する訳ではなく、目の前に流れている水路に葉っぱを流すだけの遊びです。でも、こういうのがたまらなく楽しいんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉っぱも大きいから強い訳ではないし、小さいから速い訳でもありません。全てが自然の中にあるものですから何が起こるかわかりません。だからこそ面白いのだと思います。

 

葉っぱのレースは、子供と向かい合い、お互いの笑顔を見ながら楽しめる良さがあるように感じます。遊園地の乗り物は同じ進行方向を見て、同じ事を体感する楽しさです。楽しむ方法は様々ありますが、大切にしたいのは同じ時間を過ごすことなのだと思います。

 

 

僕は中澤建設のロゴにヒトトキの言葉をいれました。家づくりはもちろんですが、私生活も含めた、生きることの全てにおいて大切にしている言葉です。

 

 

このヒトトキですが、数年前には胸の内にしまっておいた言葉です。中澤建設の恩人である方から背中を押していただき、今では自分の分身となる言葉になりました。

 

僕の仕事は家づくりなので、お客様の家をつくることが仕事です。家とは目に見えるカタチのあるものですが、目には見えないたくさんの想いによってつくられているものなんです。

 

お客様がご家族の幸せを考え、家をつくりたいという想いを僕や妻にお話してくださいます。僕と妻も中澤建設が大切にしている家づくりの想いをお話させていただきます。

 

僕達にとって家づくりのお話をお客様とさせていただく時間は幸せを感じる時間です。そんな時間の中で、家づくりの話から脱線して、ご家族のことや趣味のことなど、お客様のことをたくさんお聞きしながら、楽しく過ごさせていただく時間があります。

 

家をつくらせていただくことは、お客様と家族になることと同じことです。ならば僕達つくり手は、お客様のことを知ることが大切ですし

お客様にも僕達を知っていただき、お互いに理解しあい、好き同士になることが家づくりには大切なことなんです。その為に、お客様と過ごさせていただく、この時間がとても大事なことなんです。

 

僕の役割は、そんなお客様の想いを現場の職人さんや家づくりに携わる方々にお伝えすることです。そして、お客様にも出来る限り現場に来ていただき、現場で作業をする方々に会っていただき、お話しをしてもらうように心がけています。

 

お客様の家づくりをさせていただく中で何よりも大切なのが人と人が関わり合うこの時間です。この時間が、かけがえのないヒトトキなんです。ヒトトキとはわずかな時間ではなく尊い時間です。家づくりとは、この尊い時間がつみかさなって、出来上がるものです。

 

ひとときをつなぎ

かけがえのない

ひとときを

つみかさねる

家づくり

 

これが中澤建設の大切な想いです。

 

 

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

簡単な仕事

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

8月の上旬ですが、妻と3人の子供たちは妻のお父さんお母さんと一緒に二泊三日で旅行に行きました。実家のご両親は、

「やっちゃんもお休みとって何とか行けないの?」と言って下さるのですが、業務上平日の3日間を空けることは大変難しく、僕は留守番をすることにしました。

僕の気持ちをよそに出発前の荷物を準備している子供たちはテンションが高めです。ふとその荷物に目を向けると

必要の無さそうなものでバックがいっぱいになっています。

「もっと考えて荷物を入れた方がいいんじゃないの?」と言ってはみますが、

「全部大事なんだよ笑」の一点張りです。

たしかに旅行に出発する前に気持ちが高揚し色々と持って行きたくなります。考えてみれば、こんな準備も含めて旅行の楽しさなのかもしれません。

お留守番をするにあたり、妻から僕に重大なミッションがありました。それは最近妻が我が子のように大切にしている植物の水やりです。植物によって水のやり方が違うようで事前に妻からレクチャーを受けました。なかなか細かな内容でしたが、何とかなるだろうと思い

OKOK、まかせてよ」と軽い気持ちで任務を受けました。

家族が旅行に行った翌日の朝から水やりを始めました。早速ここでピンチをむかえます。教えてもらった作業は出来るのですが、どのくらいの量をあげれば良いのかわからなくなってしまいました。妻は僕に伝えてくれていた気がしますが、僕が妻の話をなんとなく聞いていたので、全然頭に入っていませんでした。

この時は早朝だったので、ゆっくり休んでいるところに電話をしてもわるいという思いと、電話して聞いたら、

「あたしの話をきいてなかったでしょ?ちゃんと言ったのに〜」と怒られると察しましたので、Google先生にお聞きしてなんとかその場をクリアしました。

当然ですが、これは僕に大きな問題があります。妻が毎朝していることを僕の中で、

植物に水をあげるだけの簡単な作業だと決めつけていました。妻の話も半分くらいの何となく聞いていましたので、頭の中にも入っていません。その為、誰にでも出来る簡単な作業だと思っていたことを僕は1人でやることが出来なかったということです。

妻が「絶対忘れないで水をあげてね」と何度も言っていた様子から、下手をしたら枯らしてしまう恐れだってありました。植物が今も元気でいることが救いなのですが、自分のだらしなさに深く反省をしました。

倉渕の現場では、車椅子用の出入り口を新設する工事を行っています。この日の作業は、雨が降っていてもお客様がゆっくり家の中に入れるように、車椅子用の昇降機が雨に当たらないようにする為、玄関引戸前に屋根をつくらせていただく内容です。

ポリカーボネートの波板を使用した屋根になるのですが、もともと既存である屋根との取り合いがあり施工するスペースにも限りがあります。なんとか作業を進めていたのですが、様々な道具を使用してもどうしてもビスが止められない場所が出てきてしまいました。どうにもならずに悩んでいると、ベテラン大工の原田さんから、ひとつの提案がありました。

早速その方法で準備をして作業をしてみますと、見事にビスをとめることができたんです。

「原田さん、すげぇなぁ〜」と心底感じました。道具を使ってなんとか解決しようとしていた僕に対して、原田さんはちょっとした工夫で解決をしました。これは、僕が何時間考えても思いつかない方法ですし、原田さんが長い年月をかけて経験したことで生また発想です。

原田さんが居てくれたから工事を終わらせることができましたが僕1人では、たった一本のビスをとめることができませんでした。波板はりと僕は少し簡単に考えていたのかもしれません。その気持ちの甘さは、どんな仕事に対しても真剣に向き合っていたら現れない感情です。

 

簡単そうに見える作業や短い時間で終わる作業はありますが、実際に簡単な仕事なんてたった1つもないことを感じることができました。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・