こんばんわ!
中澤やすゆきです!
先週の日曜日は、久しぶりに次男のサッカーをゆっくり観戦することができました。小学1年生の時からお世話になっているサッカーも今年が小学生のラストイヤーになります。6年生となって仲間とプレーしている姿にたくましさを感じながら観ていますと相手チームの選手と接触して倒れている選手がいます。
ピッチに立っている選手を確認すると倒れているのは中澤家の次男です。なかなか立ち上がれない様子でしたが、しばらくして監督におんぶをしてもらってベンチに戻りました。心配な気持ちはありましたが、ここで気になるのは中澤家の次男は子供の頃の僕によく似て、とても大袈裟だということてす。
ユーモアも半分くらいはあると思いますが、擦り傷だって足を引きずる仕草をしますし、傷に少しでも触れようなものなら、
「痛い、痛い、たい、たい!」
とここは妻に似て俳優さんの演技を見せる時もあります。
試合が終わりベンチから待機場所であるテントまで戻ってくる時も次男は監督におんぶをしてもらっています。保護者の方々も
「たいらくん泣いてましたよ、大丈夫ですか?」
ととても心配してくださいます。
実は泣き虫まで僕に似てしまいました。昔から、
「やっちゃんすぐ泣くから、本当にムカつく」
と姉に何度となく言われてきましたし、
近所で築43年のスケルトンリノベーションをお世話になったひとつ歳上の先輩であるお客様からも、
「あの泣き虫だったやっちゃんがね~よくね~笑」
なんて言葉をいただいたこともあります。
恥ずかしい過去ではありますが、これは事実ですし、今でも涙もろい性格は変わりません。そんな自分自身を棚に上げることにはなりますが、次男を心配してくださる保護者の方に
「泣き虫なだけだから大丈夫ですよ。」
とお伝えすると、
「中澤さん、子供に厳しすぎですよ笑
あんなに痛がっているんだから、もっと心配してあげて下さいよ」
としっかり叱られてしまいました。
確かに、これは僕の悪いところです。次男の性格を理由に見た状況だけで物事を判断してしまいました。その日は様子を見て、翌日に病院で診ていただき、大事には至らずに1週間安静にすれば大丈夫だということで一安心です。今は復活してサッカーができているので結果的には良かったのですが、痛みと言うものはその人しかわからない感覚なので、様々な判断がとても難しいことを感じます。
今年から中澤建設では、大工に加えて家具建具事業を自社で行っています。家具建具事業をやりたいと思った理由は幾つかありますが、理由のひとつが家づくりで唯一木を使う者同士だということです。
今までは、家具建具は外注の業者さんにお願いをして、自社では大工工務店としてやってきました。けれど家具建具屋さんと大工、木を扱う者同士が同じ場所で業務を行うことで、木材を有効的に活用でき、仕事の効率と品質が上がると感じました。
その為に、家具建具職人として中澤知彦さんに入社していただきました。親戚などではなく、偶然にも同じ苗字なので”ともさん”とお呼びしております。
今まで、中澤建設の建具を外注さんとしてつくっていただいていましたので、何年もお付き合いしておりますが、一緒に働くとなると気を使うことだって出てきます。
ましてや、家具建具に関して自分よりはるかに知識と技術もセンスもお持ちなので、全てをおまかせする気持ちでいました。そして僕の中では、それがともさんにとって良いことだと思っていたんです。
そんな中、ともさんより
「もっと家具建具づくりに関わって欲しいし、手伝って欲しい。そうじゃないと一緒にやってる意味を感じられないよ」
とお話がありました。
驚きはしましたが、素直に嬉しかったです。
僕だって、もっと関わりたかったし、手伝って良いのならば手伝いたかったんです。でも、自分の意見を伝えると言わたことをやってもらうような仕事になりそうで抵抗があり、自分のやりたい気持ちを抑えていました。
ともさんの気持ちと自分のやりたかったことが同じだとわかった時は心が晴れるような瞬間でした。これも、一緒に仕事をしてみることでわかったことですし、お互いに言葉にして伝えることで知ることができたことです。気持ちも痛みもその人にしかわからないことですが、それならばお互いが分かり合えるように方法を考え伝えることが大切なのだと気付くことができました。
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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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