積み重ね

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

 

昼間は暖かい日がまだありますが、夜は少しずつ寒さを感じるようになってきました。この時期から、空気の乾燥によって唇や肌がカサカサになり、リップクリームが手放せなくなります。

 

先日も風呂上がりに顔が乾燥しており、保湿するようなものをまだ買っていませんでしたので、嫁が使っているクリームを少し借りることにしました。

 

翌朝、

「昨日、保湿クリームみたいの少しもらったよ」と伝えると、

「どれ使ったの?」と聞かれました。

僕はてっきり、「全然いいよ」の反応を予想していたのですが、妻の反応は違いました。

妻の反応に少し違和感を感じましたので、

「ほんの少しだよ。一滴か二滴くらいかな〜」と実際に使ったより少ない量で報告しました。化粧品のことはよくわかりませんが、どうやら僕はやらかしてしまったようです。

 

ここで思い出したのが僕が高校生の頃のことです。自分の洗顔フォームが無くなってしまい、8個歳上の姉が使っているものをこっそり使っていました。今は姉と仲良くしておりますが、当時は僕に対してとても厳しかったことを覚えています。

 

日常の会話で

「やっちゃん、絶対にあたしより先にお風呂にはいらないでね」と言われていたことを覚えています。このような関係性の中、姉の洗顔フォームを堂々と使うことはできませんので、こっそりそして少しずつ使っていました。

 

すると、ある時姉が、

「最近、洗顔の減りが早いんだよね〜」とぼやいていました。背筋が凍るような瞬間でした。1回に使う量はほんのわずかでしたが、回数を重ねれば当然大きなものになります。この真実を姉に話すことは出来ませんでしたが、その日から使用をやめたことは言うまでもありません。

 

まさか、この歳になって同じような境遇になるとは思いませんでしたが、夫婦とは言え私物を無断で使うことはよく無いと気付くことができました。

 

先日は自立循環型住宅研究会関東ゼミに参加し、昨年に引き続き事例発表をさせていただきました。

 

 

発表のモデルになるのは、2年前にお引渡しをさせていただいた住宅リノベーションのお客様です。倉渕のお客様で、建物の基礎と骨組みだけを残し、断熱や耐震性能は中澤建設の新築での基本仕様で施工をさせていただきました。

 

 

昨年は、改修工事前と工事後にとった室内の温度と湿度データを元にお客様の住まいで起こっている様々な状況を発表させていただきました。実際に工事をしてみますと、リノベーションということもあり予定通りという訳にはいきません。その為、データをとった室内の環境も予想していないような状況になってしまいます。

 

ここで基本仕様であるHEAT20G2の断熱性能と0.5/㎡以下の気密性能の住宅は力を発揮するように感じます。外皮性能がよいので、換気や冷暖房の設定に少し手を加えることで室内の環境が改善されます。そのことを昨年の発表後に行われたディスカッションでグループの皆さんからアドバイスをしていただきました。

 

事例発表やディスカッションは自分にとって工事後の様々な状況に対しての改善策を学べる場として大変貴重なものです。いくら性能の良い家ができたとしても、使い方に間違えがあれば家の能力を100%発揮することができません。

 

僕が必死で考えても1人分の考えしか浮かびませんが、様々な専門家の皆さんが集まるこの勉強会では、10人いれば10通りの意見を出していただけます。そしてその意見全てが、お客様の生活をより良くする為の貴重なものなんです。

 

お客様の承諾をいただき、昨年の冬に1階の天井とその真上の2階の床に穴を開けさせていただきました。わずか10センチの穴ですが、その効果として冬、夏共に室内の環境は改善されました。この天井と壁に穴をあける大胆な策もディスカッションでいただいた意見です。その他にもエアコンの運転方法など、お客様の生活に取り入れていただきました。

 

 

 

 

お客様も

「小さな穴ひとつで、今までより過ごしやすくなるとは思わなかったですし、エアコンの運転方法を変えただけで、前より過ごしやすくなって、電気代が減るなんて驚きました。ありがとうございます。」と喜んでいただけました。

 

今年の発表後も、ディスカッションを行い新たな課題に対して様々な意見をいただきました。1年目よりも2年目、2年目よりも3年目と住みながら快適な暮らしに変わってゆくことが本当に素晴らしいことだと思います。

 

 

 

このような素晴らしい勉強会に誘ってくださり、データを取ることから、資料づくりまでアドバイスをいただいたのは、中澤建設の恩人である吉田登志幸さんです。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

そして、様々な改善策にご協力してくださったお客様には心から感謝しております。

ありがとうございました。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

目的

こんばんわ!

中澤やすゆきです! 

 

中澤家の子供達がお世話になっている小学校では、先週の土曜日に運動会が行われました。去年までは、競技を減らした時間短縮の体育発表会として行いましたが、今年は数年ぶりに万国旗が風になびく運動会が行われました。

 

 

 

授業参観などで学校の様子を見ることはできますが運動会はまたひとつ違うものがあります。1年に1度、様々な競技やダンス、鼓笛隊をしながら子供たちが仲間と一致団結する姿は、手に汗を握りますし、とても素晴らしいことだと思います。

 

運動会は学校によって色が異なると思いますが、倉渕小学校はラジオ体操から楽しませてくれます。倉渕には、くらぶち英語村という山村留学の宿舎がありますので、倉渕小学校にも英語村のこどもたちが通っています。

 

そのこともあり、ラジオ体操の発声が

「ワンツー、スリーフォー・・・

ライトアンドレフト・・・」と全て英語です。日本人ならば耳にも体にも染み付いているラジオ体操なので、流れをわかっていれば英語が苦手な僕でもリズムでなんとなく出来ます。

 

これをラジオ体操を覚えたばかりの小学1年生もやるのですから大したものです。倉渕の大自然の中で、風に揺られる万国旗の下で、英語のラジオ体操を子供たちと先生、来賓の方々が行っている様子はとても微笑ましいものです。

 

 

 

とても盛り上がった運動会も閉会式を終えると赤城、榛名、妙義に分かれて解団式を行います。その様子を見ると、優勝出来なかった団の団長が悔しくて団の仲間の前で泣いていました。勝ち負けが全てではありませんが、仲間と力を合わせて競うからこそ運動会は楽しいですし熱くなれます。涙はその分の悔しさと仲間とひとつになって頑張ってきた日々を思い出し込み上げてくるのだと思います。

 

中澤家の長男は6年生で最後の運動会です。そんな6年生に担任の先生が運動会の目的として素敵なメッセージを伝えてくれていました。子供にとって先生の存在は特別ですし、こんな風に向き合ってくれていることに親として感謝の気持ちしかありません。

 

 

今週は2つの集まりに参加させていただきました。ひとつは、お世話になっているトヨタトーヨー住器さんが主催してくださり、オストコーポレーション北関東の吉田さんに講師をしていただいたエネルギーパスという住宅の燃費を計算するソフトの入力勉強会です。

 

僕はこのエネルギーパスを使い住宅の性能を評価する“BELLS(ベルス)の申請を行なっています。このエネルギーパスは、新築に限らず断熱性能を向上する工事でも活用できる優れものです。この入力は簡単ではなく、詳細情報を的確に入力しなくてはいけませんし、根気のいる作業にもなりますので、疑問点もたくさん出てきます。

 

 

 

このように改めて教えていただけることで、理解に深みが増しますし、参加されている工務店の皆さんからの質問も自分では気付けないことが多くとても充実した学びの大きな時間になります。

 

もう一つの集まりは、お隣栃木県小山市で行われました、for worad to 1985 energy life

北関東ネットワークで3ヶ月に1度行われる定期ミーティングです。

 

中澤建設も拠点登録させていただきましたので、全国の拠点登録をされている工務店、設計事務所さんと一緒に家庭で出来る省エネの啓発活動を行っています。

 

この日のミーティングでは、北関東の工務店さんが集まり、会社毎の活動報告や行政への取り組みなどを報告します。1985の団体が行っている省エネに関わる活動は、何の為、誰の為と思われるかもしれません。

 

これは、地球を守る為で、地球で生きる命の為だと僕は思っています。そしてわたし達も地球で生きる命なので、省エネな暮らしは、自分達を守る為に自分達でやらなければいけない事なんです。

 

地球単位で話をすると壮大に聞こえるかもしれませんが、11人の小さな行動と意識が大きなチカラに変わります。家づくりを通して出来ることや家庭で出来る省エネの効果が大きいことから、僕達、建築従事者に何が出来るのかを話し合います。そんな活動内容について、北関東の仲間の皆さんと意見交換をすることでより質の高い活動をすることが出来ますので、この定例会はとても大切な時間になります。

 

 

 

今週は祝日が重なりましたので、1週間で会社が動いたのは4日間でした。その内の2日、両日とも半日ですが、現場を離れて勉強会と会議に参加させていただきました。

 

ここで忘れてはいけないのが、自分が現場を離れても、作業を進めてくれている方々がいるということです。僕にとったら、ベテラン大工の原田さん、修行中の松島くん、現場に入ってくれている協力業者さんです。

 

自分が今必要な勉強や活動に専念出来ているのも、安心して皆さんに現場をお願い出来るからです。とは言え全てのベースにならなくてはいけないのが家づくりの仕事です。その最前線である現場での時間は大切にしなくてはいけません。

 

まだまだ時間の使い方が下手なのですが、一分一秒でも現場に居られるようにしたいと思いますし、現場でのコミュニケーションは家づくりにとって大切なことです。現場で作業してくれている皆さんに対する感謝の気持ちを忘れないように日々の生活に向き合っていきたいと思います。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・