ミエナイチカラ

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

 

家族でBBQをしていますと焼けるのを待ちながら、ゆっくり会話もできますので食べて美味しい、話して楽しいという充実した時間を過ごすことができます。

 

こういう時は不思議と普段なかなか話さない内容の会話も生まれるもので、先日長男が

「ママ、合コンしたことある?」と聞いていました。

 

それに対して妻は、

「そりゃ、合コンくらい行ったことあるよ〜😊」と長男が合コンをどのように理解して質問しているのかは分かりませんが、正直に答えていました。

 

続けて長男が、

「じゃあ、パパは行ったことあるの?」と聞いてきましたので、妻と同様に

「あるよ」と答えました。そしたら妻が、僕が「あるよ」とわずか3文字言い終わる前に、「あるの?」と被せてきました。

 

これはどういう流れなのか一瞬混乱しました。ですが、別に僕も悪いことをしている訳ではありません。息子の質問にしっかり答えただけですし、その時代の文化といっても過言ではありませんので、合コンくらい行くのが普通です。

 

そもそも僕の直前に妻は「行った」と言っているんです。ですので僕も、

「そりゃ〜行ったことあるでしょ。行かない方が不良だよ」と言いましたが、

「へ〜、女の子好きなんだね〜、へ〜」となんだか少し気まずい空気が漂いましたので、

長男に

「他にまともな質問ないの笑?」と聞きますと

「じゃあさ、スナックって行ったことある?」と重ねてきます。

何なのでしょうその偏った疑問。どこで教わってきたのかわかりませんが

「もういいわ!」となりました。

しかしながら、妻がもっている摩訶不思議な感性には改めて面白さと凄さを感じました。

 

現在安中市で改修工事を行なっています。

こちらのお客様は、母校の高崎北高校に通っていた妻の友人のご実家です。

 

「お母さんが家のことを心配しているから話を聞いてほしい」と連絡をいただいたことがきっかけで改修工事をさせていただくことになりました。

 

現在の現場の状況は萩原塗装さんによる外壁塗装工事が進行しているところです。工事の様子を見にいきますと、外壁面の塗装がちょうど終わったところでした。

 

外壁の色を決めるときには、

「中澤さんはどの色がいいと思います?」

「この色いいわよね〜」

と白色の外壁がどんな風に変わるのをお話しする時間は本当に楽しく幸せな時間です。

お客様と僕の意見も合致して外壁はサーモンピンク色に決まりました。

 

 

 

実際に塗られた色も見た瞬間に

「やっぱりいい色だなぁ」と思える素敵な仕上がりで、いい感じと思っていたところ萩原塗装さんから、

「ここまでよくなると、破風板(はふいた)の色が悩むよね」と言われました。

 

 

 

 

打ち合わせの時は、外壁と同じ色にすると決めていたのですが、実際に塗られた外壁を見ると萩原さんがそう言ってくれる気持ちがよくわかります。

 

本来は打ち合わせで決まっていることですし、材料も用意してありますので予定通りに工事を進めるものだと思います。

ですが、中澤建設自慢のスペシャルチームは一味違います。

 

 

違和感を感じたらすぐに相談してくれます。このプロが感じる違和感はすごく大事な意見です。様々な経験があるからこそ感じるものだと思いますし、簡単に真似出来るものではないとても価値のあるものだと思います。

 

萩原さんにアドバイスをいただきましたので、早速お客様と改めて色決めをしました。

「そう言われるとそうですよね。う〜ん、

難しくてわからないからおまかせしますよ」とお客様からお聞きしましたので、萩原さんと僕で相談してピンクから白に変更しました。

 

「これでよし」といきたいところですが、僕の中でなんだかしっくりこない気がしました。そこで妻に相談し、色はまだ決定せずに妻に現場に行ってもらいもう一度お客様とお話をしてもらうことにしました。

 

翌日、僕が伊勢崎の現場で作業をしていますと妻から

「今ね、相談させてもらって外壁よりも少し薄い軒裏と同じ色になったよ。 

『白は素敵だけど、自分の年齢にはちょっと可愛くなりすぎちゃうから、少し落ち着かせた色がいいと思うのよね』ってお客様がお話してくれたよ😊」と連絡がありました。

 

僕が決めた色は建物に1番合った色にしたいという気持ちが先走ってしまいお客様の気持ちを引き出すことが出来ていませんでした。

 

この時、妻がどのような会話をしてお客様のお気持ちをお聞き出来たのかは分かりません。でも間違いないのは、僕がどんなに練習しても勉強しても得ることの出来ないチカラを妻がもっていたということです。

 

 

 

それは、建築を知っているとか男女とかそういうことではなく彼女が持っている見えない力だと思うんです。

こうしてお客様の中にある本当の気持ちを知ることが幸せを思う家づくりには本当に大切なことだと思うんです。

 

お客様の思い、萩原塗装さんの思いやりのある仕事、妻のサポート、1つの工事を進める中でも人と人の関わりがとても大事になることを感じます。

 

外壁塗装工事もあと少し。

完成した建物を見ている皆さんの笑顔が楽しみです^_^

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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