90点と100点

こんばんわ!
中澤やすゆきです!

朝起きて、
「おはよう」と言う
家族とのあいさつにも
色々なタイプがありますよね。
「今日の嫁は、上機嫌だな〜」

ですとか、
なんだか低いトーンの時なんかは、
僕も子供も、自然と嫁の機嫌をとるように、
「これ持っていくね」

なんて、いつもしないような片付けをしたり、
「ママ、ありがとうね」

なんて、意味不明なお礼を言ってることもあります。

毎日のあいさつでも、
ほんのわずかな違いで、
「あれ?」

って感じます。

先日、美容室をやられているお客様より

ご依頼をいただき、
建具屋さんと2人で、
エントランスドア🚪の修理に伺いました。

木製断熱ドアなのですが、
年数も経ちますし、
美容室のエントランスドアですので、
毎日たくさんの方がお使いになられます。

その為、閉まりが悪くなってしまいました。

お客様は、つくり直しも考えておられましたが、

建具屋さんが直せると判断しましたので、

修理をさせていただくことになりました。

屋外に面している為、

削り過ぎると隙間風が入って来てしまいますので
わずかな調整を要します。
取り外す→切る・削る→取り付け
の作業を何度も繰り返します。

ようやくスムーズに閉まるようになり、
「直ったな。いい感じ!」

と思い、お客様に確認して頂こうとしたのですが、
建具屋さんが、
「なんか違うな」

と何度もドアを開け閉めしています。
そして、一度片付けた道具を出して、
再び作業をはじめました。

しばらくして、
「よくなりました。」

と建具屋さんからの一言。
開け閉めしてみると、 

思わず笑顔になってしまうくらい
スムーズに閉まるようになりました。

先程の状態でも、
直ったことになると思います。
でも、もしかしたら90点の仕事

だったのかもしれません。
毎日毎日、

しっかり建具と向き合っているからこそ、
わずかな違和感に気付くことが
出来るんだと思います。

直し終わった今の状態なら
お客様に胸を張って、
「直りました。」

と言えるプロの仕事って、
こういうことなんだと思います。

これでよし!と思う前に、
もう一度確かめること。
少なくとも、

自分の中では100点と思えるような仕事をすることを

心がけていきたいです😊