みんなのスマイル

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

桜が咲き始めるこの季節は別れと出会いの季節でもあると思います。

先日、修了式を終えて帰って来た次男が、

「担任の先生が異動になるんだって。悲しくて俺泣いちゃった。クラス全員泣いてたよ。」と言っていました。お世話になった先生との別れが寂しくて泣いてしまうのは当然のことですが、それを聞いた妻が、

「今まで言いたいことを言って、散々迷惑をかけてきた先生に最後だけ泣くなんてひどいよ。先生はどんな気持ちで1年を過ごしてきたと思っているの?」と怒っていました。 

次男のクラスは、他の学年に比べて人数も多く、個性豊かな子供が揃っていますので、若い女性の先生には本当に大変だったと思います。中澤家の次男も波があり先生を大好きという時期があれば、

「なんなん先生、俺たちのこと全然わかってくれない!」と言ったり、先生に注意されて反抗してしまったこともあるようでした。

ぼくの昭和な考えでいうと、学校では先生から勉強や生活など様々なことを教えてもらっているし、そもそもの礼儀として理由はともかく文句は言うべきではないと思います。

先生に文句を言った次男にも言い分があったようですし、その時の状況を見ていた訳ではありませんので、一方的に次男を責めることもしませんでしたが、こんなことは日常的だったと思います。

でも、お別れの瞬間に涙を流せるということは、色々あった1年の中で、先生と子供たちの間にお互いにしかわからないができた証じゃないかと思うんです。普段は当たり前に近くにいるから強がったり、思ってもいないことを言ってしまいますが、それはきっと好きの裏返しなんです。だから、涙を流してお別れができることはとても素敵なことだと思います。そしてそんな経験は人を必ず優しくしますので、微笑ましく嬉しいことだと感じました。

少し前の1月後半の事ですが、協力業者さんであるsow smithの斉藤さんが工場を新築されました。工場の工事をされたのは、斉藤さんのご近所で、僕も勉強会など様々なところでご一緒させていただき、お世話になっておりますお仲間の工務店さんです。

斉藤さんと話をしていると、新工場への引越しがまだ終わってない様子でした。いつもお世話になっている仲間が新工場を建てるのに何の協力も出来ていませんでしたので、協力業者さんと話し合い、おせっかいは承知で工場の引越しを手伝うことにしました。

機械などの大きな物は、お仲間工務店さんが既にお引越しをしてくれたとのことでしたので、僕達は人力で運べるものを担当させていただきました。

斉藤さんは鐵職人さんですので、運ぶ物も金属中心で重たい物ばかりです。そして旧工場は、斉藤さんが独立してから様々な時間を過ごしてきた場所です。斉藤さんのこだわりや丁寧な仕事が工場のいたるところに見てとれます。

「新しいものの良さもいいけど、このように歴史を
感じられる雰囲気も好きだなぁ」と思いながら、引越し作業を進めます。

お手伝いしたメンバーのチームワークは問題なかったのですが、鐵屋さんだけあってちょっとしたモノがとにかく重たいんです。力自慢の皆さんも、何度も心が折れそうになりましたが、

「引越しは俺たちにまかせろ」と言った手前、吐きたくても弱音が吐けません。しかし、こんな場面でも現場のように全てを楽しさに変えるのが僕達の強みです。

実はこのメンバーで、年末に忘年会を行いました。この中の1人がよく言うのですが、

「職人同士で集まると仕事の愚痴とか人の文句ばかり話しちゃうけど、ここにいるみんなは違うよね。愚痴なんて出てこないし、夢のある話とか現場の話、そして何よりお互いを尊敬してるから楽しくて仕方がないよ」

と言います。本当にその通りで、仕事をしている時とお酒の場、話す内容は一切変わりません。家づくりや家庭のこと、笑い話もたくさんしますが、中身はみんな芯の通った内容です。

この時にメンバーの1人が、

「やっちゃんのブログいつも読んでいるよ。色々と勉強会とか参加しててすごいと思うけど、無理してない?基本仕様はわかるけど、無理して仕様を決めなくても、お客様の為ならば、自分達に出来る協力はするからさ」と心配していることを伝えてくれました。

ブログを読んでくれていることも嬉しかったですし、中澤建設を見守ってくれていて、心配をしてくれていたことが何よりすごく嬉しかったです。

中澤建設は父親が始めた工務店で、僕は二代目です。父も僕も木を見ることも触れることも好きですので、木を大切に使う家づくりはずっと変わりません。

これに加えて、数年前に恩人の吉田さんにご指導いただき、中澤建設の家づくりの憲法である基本仕様を決めました。

これは、お客様の幸せ”   を考えた時に絶対に必要なことでした。そして、一緒に家づくりをする仲間の皆さんとその家族の幸せの為でもあります。僕が大事だと思うのはみんなが毎日笑顔で仕事をすることです。その笑顔は、家族とお客様を幸せにするチカラを持っているからです。

今はまだ僕がやっている事や思いを理解してもらえないかもしれません。それでもいいと思います。10年後も20年後も今と変わらない家づくりを皆さんと続けるために今を生きたいと思います。

いつもブログを読んでいただきありがとうございます😊

皆さんからいただけるいいねブログ読んでますよのお言葉に励まされながら今回で150回目の投稿になりました。

続けていられるのも、読んでくださる皆様のおかげです。

これからも、仕事や私生活のことをナチュラルに書いていきたいと思いますので、読んでいただけると嬉しいです。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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