こんばんわ!
中澤やすゆきです!
中澤家の主食はご飯🍚です。
家族全員ご飯が大好きです。
まだ20代前半、妻とお付き合いしている頃ですが、2人で焼肉を食べに行った時のことです。
最初の注文で2人ともライスを大盛りにして、それを完食し、2人で
「もう少し食べたいよね笑」となり、
僕「ライス」
妻「半ライス」
店員さん「今、お持ちしますね」
妻「・・・やっぱり、ライス普通で!」
と、いうくらいご飯は2人とも大好きでしたし、本当によく食べていました。
毎日食べるご飯、親戚と分け合いながら1年間で食べ終わるくらいの量ですが、自家製でお米作りをしています。
田植えに備えて、ゴールデンウィークのこの時期に毎年恒例で作業をします。僕の家では“田んぼっくろ“と言っておりますが、田んぼの土手をつくる作業です。
父親とクワを持ち、“少し進んでは、休む“の繰り返し作業を行います。この作業の目的は、モグラが穴を空けても田んぼから水が抜けないよう、田んぼの水持ちをよくする為です。最近では機械を使い作業をされる方も多くなってきました。
「今年もこの時期が来たか〜🥵」と重い腰を上げて作業を開始したのですが、
夢中になって土とひたすら向き合い、ふと手を止めて景色を見ると目の前には新緑が広がり、清々しい気持ちに😊
普段は仕事の話ばかりしている父親と世間話をしてみたり、モグラの穴を発見してみたり、いつもと違った時間の流れが楽しく、心地よく感じました。
機械を持っている農家さんにお願いすれば、効率もよく、体力的にも負担がありませんし、何か別の事に時間を使うこともできるのですが、少し気持ちが変わりました。
作業に費やす時間は、1年365日ある中のわずか半日という時間です。気持ちいい青空の下、普段なかなか触れる事の無い土に触れ、モグラの穴が本当にあることを知ります。父親との世間話も結構盛り上がったりして、
見る人が見れば、
「無駄なこと」なんて言われてしまいそうですが、
「こんな時間悪くないな〜、プライスレスだわ〜」と感じました。
ちょうど同じ時期ですが、毎年恒例の倉庫で保管している木材の在庫の確認
“棚卸し“を行いました。
棚卸しをしていますと、
「このケヤキの木目、面白いな〜」に始まり
「この板はだいぶ乾燥してきたからいつでも使えるぞ」ですとか、
「この柱は、あのお客様の家に使わせてもらおう」など、ついつい脱線してしまいます。
でも、これもまた大事な時間です。
年に一度木材のことで語り合い、太い柱から細い棒一本一本、薄い板から厚い板一枚一枚の在庫を確認すること、在庫を抱える上では必要なことなのですが、僕達にとってはそれだけではありません。
この倉庫にある木材は自然乾燥木材です。倉庫の中で自然の風に当たりながら、ゆっくりと時間をかけて木材の乾燥を行っています。自分の出番を待ちながら長いものでは、10年以上倉庫の中で眠っている木もあるんです。
自然乾燥は時間と場所が必要になりますが、燃料というものを使用しません。放っておけばいいんです。長い時間をかけて、倉渕の心地良い風に当たりながら、木に昼寝をしてもらえばいいんです。木は人間が生きるのに必要不可欠な酸素をつくってくれるんです。
そんな木を家づくりで使う為の乾燥に燃料を使用し、二酸化炭素を排出してしまっては意味がありません。もちろん、中澤建設も家づくりに使う木材のすべてを自然乾燥材にする事は出来ません。燃料を使用した木材も使いますが、出来る限り自然乾燥材を使っています。
これは大自然の恵みである木材を使う責任として、中澤建設が大切にしていることです。
効率を考えることは、仕事をする上でとても重要です。
他人からしてみれば、
無駄なこと、
無駄な時間と思われるかもしれません。
そんな無駄な時間も意味と意義があれば、お金に変えることの出来ない大切なものになるんだと思います。
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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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