こんばんわ!
中澤やすゆきです!
サッカーの練習が終わった子供を迎えに行った時に、
「じゃあ、30分後に集合ね」
「オッケー」
という会話が耳に入りました。今練習が終わったのに、どこに集合するのかというとそれはゲームの世界です。ネット環境が充実している現代では、会わなくても友達とゲームが出来るのですから驚きです。
きちんとやる事はやった上で、夜遅くならないように時間を決めてやっているのでよいとは思いますが、自分が子供の頃には想像出来なかったことです。
自分はゲームが苦手なので、やるはやりましたがそれほど好きにはなれませんでした。どちらかというと、ゲームは友達と遊ぶ手段のひとつだったのだと思います。
なので、テレビゲームよりは外で遊ぶ方が楽しかったですし、人生ゲームやドンジャラなどのボードゲームの方が好きでした。中学高校時代もテレビゲームはやりましたが、どちらかと言うと麻雀や花札でこいこいをする方がたまらなく楽しかったです。
友達とゲームをすることに変わりはありませんが何が違うのかと考えると顔が見えるか見えないかなのかもしれません。テレビゲームは、みんな画面を見ているので同じ方向しか見ませんが、ボートゲームや麻雀、花札などは、一緒に遊んでいる友達の表情が見えます。だからこその駆け引きも面白いですし、そこから生まれるたわいも無い話もまた面白いのだと思います。
中澤家の三男も今すごろくにハマっているようです。絵本のすごろくを図書館で借りてきて楽しかったのか、先日はお手製のすごろくをつくっていました。
4ヶ所あるスタートから、舟に乗ってひとつのゴールに向かって進むコースになっています。サイコロもお手製です。ブロックを四角にして、シールを貼って数字を書いてと、僕なら買ってくることを考えますが、無いのならつくる発想は子供の素晴らしい感性だと感じます。
ゴールに着くまでに様々な障害があるのがすごろくの醍醐味です。もちろんお手製すごろくにも障害があり三男が考えたことを妻が代わりに書いていました。
この妻が書く文字ですが、子供が書いているのに似せて書いている訳ではなく普段からこの字体です。ちなみに妻は先生と名がつく書道8段の腕前です。いまだかつてその実力は見たことがありませんが、このすごろくの文字も達筆の部類なのかもしれません。
三男のすごろくには、
「ふなよいした1回休み」
「サメにおそわれたスタートにもどる」
「にんぎょにプロポーズされた1回休み」
など書いてあります。絵本に書いてあることを参考にしているのだと思いますが、よく考えるなと思います。僕だったらにんぎょにプロポーズされたら、”5こすすむ”くらいでもよいかと思いますが、そこは価値観の違いなのかもしれません。
このすごろくは、スタート地点がバラバラですが、同じ場所から始まるすごろくもあります。しかし、どんなすごろくもゴールはひとつです。前回のブログでも書かせていただきましたが、中澤建設の家づくりをブランドにする為に現在行っているブランディングは、すごろくにとても似ているように感じます。
先日参加させていただきました、田村工業株式会社の田村社長の「田村工業道」のセミナーでは、田村社長が経験されてきたリアルな実体験をお話いただきました。
全てのお話が田村さんご夫妻が歩まれてきたことです。建築に携わられて30年、ご夫妻での家づくりをはじめられて17年、実体験だからこそ、その道のりの厳しさが伝わってきますし、言葉のひとつひとつに重みを感じました。
しかしどんな時でも道からそれることなく、ひたすら進まれてきたお姿、そして田村ご夫妻の家づくりをサポートされてきた吉田登志幸さんとのやりとりのお話には、胸が熱くなりました。そしてその一本道を進まれた先にあるお客様と田村さんご夫妻の幸せは、写真に写る皆さんの笑顔とお客様からのお言葉でしっかりと感じさせていただきました。
田村さんとは、別の勉強会やお酒を交わす意見交換の場でもご一緒させていただいております。田村さんは以前より、ご自身の体験をお伝えくださった後に
「自分はこうしたけど、みんなは俺と同じことをしなくていいんだよ。ただ自分の言葉で伝え続けること、失敗してもいいから、遠回りになってもいいから、一生懸命に進み続けなくてはいけないよ」と言ってくださいます。
厳しくも温かい、温かくも厳しい言葉だと思い受け取らせていただきました。誰も行ったことがないゴールに向かって進んでおられ、ありのままの姿を僕達に見せてくださり、先の見えない道の向こうに希望の光があることを身をもって教えてくださっています。
このセミナーは、主催された結めぐる(株)篠崎未歩子さん、講師の(有)オストコーポレーション北関東 吉田登志幸さん、田村博さんがわたし達の為に時間を割いて企画してくださいました。このような機会にお誘いいただき、伝えてくださっているのですから、自分が何をやるべきかは決まっています。
三男が考えたすごろくが、自分の進むべき道と照らし合うように思います。でも、一回休みやスタートに戻ることはあまりマイナスなイメージではありません。道を間違えないようにやり直すことも大切なことですし、一回休みは教えていただく学びの時間になるのだと思います。与えていただいたそういう時間に感謝をして自分だけの道を歩き続けようと思います。
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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。
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