こんばんわ!
中澤やすゆきです!
子供の頃、地域の育成会などで色々なイベントがありました。
僕の地元では、夏休みに一泊二日でキャンプをしたり、花火、肝試しなんかもやったことがありました。
そんな中で、お楽しみのひとつにあった「宝探し」、
僕は大好きでした。
どこかに隠してあるお菓子を探したり、暗号やヒントを解いて、宝物を見つけるなんてたまらなく楽しかったです😊
先日、自社の倉庫で、半日ほど探しものをしていました。みなかみ町の新築現場で使用する玄関の「上り框(あがりかまち)」です。お客様にお好みをお聞きして、僕と同じくらい木が好きな人と材料調達です😊
積んである材木の中から、お客様に合った逸品を探すのは、中々難しいのですが、目利きのベテランと一緒に探します。
ようやく見つかった、良さそうなものは、1番奥の下の方です。フォークリフトで手前から出していると時間がかかり過ぎますので、人力で上の材木をどかしていくことにします💦
そして、出てきたこの一枚。
多くの人が、
「こんな木をどうするの?ゴミでしょ?」と思うかもしれませんが、
僕達2人は、
「こりゃ、かなりいいな〜」と思わず笑いました。
かなりの重さですので、この場で切断します。
そして、これをいつもの製材屋さんに持っていき、
挽き直し(乾燥して曲がった木を平らにしてもらうこと)をしてもらいます。
製材屋さんに持っていく前ですと、埃を被っていて
よくわかりませんが、挽き直してもらうと木目がよくわかるようになります。
この挽き直して帰ってくる材木を見ることはめちゃくちゃ楽しみなんです。
そして、帰ってきた姿がこれです。
いや〜、美しいですね笑
横を見ると👀僕と同じ顔の人も同じように笑っています。
どんな風に成長すれば、こんな木目とこんな木肌になるのか、本当に不思議です。
この材木も切って、すぐに使えるわけではありません。
この倉庫の中で、10年20年と時間をかけて、ゆっくり自然乾燥してきたものです。
立木を切った人がいて、その木を使わないかと父に話をいただき、
いつ、どんなお客様のお家で使うかもわからない、倉庫の中でただただ置いてあったもの、それがこの目の前にある材木なんです。
植樹した時から、今日この日まで、誰一人として、この木を粗末にした人がいないんです。皆さんがこの木を「宝物」だと思っていたんだと思います。倉渕で育ったこの木は、これから、
少し離れたみなかみ町で生きていくんです。
こんな風に木を見ていますと、木が生きているってこと、木に宿る命を感じます。だからこそ、木は面白いですし、大好きです😊
この木が玄関に納まったところを、お客様がご覧になられる時が本当に楽しみです。
そして、これから先何十年とお客様の大切な宝物になることは、僕の喜びです。