芸術

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

春が近づいてきますと中澤家では

「お母さ〜ん、出ました〜」という、

隣の家にも聞こえるんじゃないかというような妻の声が響きます。

中澤家随一の昆虫女子の妻ですが、好きな昆虫はカタツムリやナメクジの様な湿った系のものです。いも虫系やカメ虫は苦手なようで、写真を見ることも嫌がります。


自然に囲まれた中で生活していますので、家の中に虫が入ってくることはよくある事です。

カメ虫を妻が発見しますと、

母親の出番です。母は蛾以外の虫でしたらなんでも対応可能です。僕も昆虫は得意な方ではありませんが、僕や父が家に居ても母親を呼ぶところは、

同居生活を上手にこなすテクニックかと思いますので流石です。

僕は大工ですし木が好きということもあり木に触れない日はありません。

自然乾燥をしている倉庫から、

「この板をカウンターに使おう」と思いいざ削ってみますと、虫が食べた跡が出てくることがあります。

家づくりに使用する木は基本的に秋〜冬に伐採します。寒い時期になりますと、木が水を吸い上げませんので、樹液も少なく、木が乾燥しているからです。

それとよく言われていますのが、温かい時期に伐採した木には虫が入るということです。木は水を吸い上げ、新しい年輪と新しい皮膚をつくります。そんな柔らかくて美味しいところに虫が入ります。

とは言え、冬に伐採した木に虫が絶対入らない訳ではありません。いずれにしても僕と一緒で虫も木が好きなんですね😊


伐採して製材した後に虫食いが発見されますと、虫食いが無くなるまで加工したり、パテで埋めたりすることがあります。

酷いときには、製品にならないこともあるんです。

僕も木を扱う時に、

あまりにも多くの虫食いの跡があったり、

強度に影響するような時は、

使えるところだけを短く切って使い、

残りは中澤家の燃料にします。

ですが、1箇所2箇所の虫食いの跡でしたらなるべく活かす方法を考えるようにしています。

数ある木材の中で、偶然この木を選んで

木を食べながら生活をしていたんだと思います。

その木を偶然にも僕が手に取り、家づくりに使おうとしています。

そう考えて見ると運命にも感じてきます。

虫食いの跡だってその木の特徴ですし、

虫が作り出した芸術です。

このまま虫食いだと言って使わないなんて

木がもったいないですよね。

木は地球の豊富な資源ですが、無限にある訳ではありません。

森林のことをきちんと考えれば、間伐を行うことも必要なことです。

木を活用することは、素晴らしいことですが、木が生き物であることを忘れてはいけません。

命あるものを大切に使うことも、

家づくりをしている僕にとっての

使う責任なんだと思っています。