イモムシ

僕は思い出し笑いをするタイプです。昔はよく、「思い出し笑いをする人って変態なんだよ」と言われたことがありました。しかしそんなことを言われても、面白かった出来事を思いだしてその時の感情が込み上げて笑ってしまうので、仕方のないことなんです。

毎日のように思い出し笑いをしている訳ではありませんが、運転中やリラックスをしている時にふっと思い出して「ニヤッ」っとしてしまうことがあります。

先日もスマホでお仲間のSNSの投稿を見ながらニヤけていました。ふと我にかえり、誰かに見られてないかとキョロキョロすると妻に見られており、

「スマホ見ながらニヤニヤしてると怪しいよ」と言われてしまいました。

確かに怪しくみえることもありますが、

昔ある人から、

「思い出し笑いの数が多い分だけ幸せなんだよ」と言われたことがあり、僕にとってはとても良いことだと思っています。

先日の事ですが、一年三ヶ月ぶりに開催された学びの場に参加させていただきました。

同業者のお仲間工務店の皆さんとサポートをしてくださる軍師の吉田登志幸さんが、ひとつの場所に集まって顔を合わせて学ぶ、

“この会”は僕にとって本当にかけがえのないものです。

はじめに塾長である先輩工務店さんから、ブランディングを続けていることでの体験談のお話をお聞きしました。そのお話は、僕がこの先体験出来るかどうかもわからないくらいの夢のようなお話です。言葉のひとつひとつに

“お客様を幸せにする為にブランドを持つ”という想いが伝わってくる、まさに魂のお話の数々でした。

その後に、お仲間の皆さんと僕もブランディングの進捗を発表させていただきました。

一年三ヶ月という期間は長くもあり短くもある時間です。ブランディングをしながら進んでいるこの期間に僕も様々な変化がありました。

しかし、この変化が良い事なのか?そうではなく正すべきことなのかということは、自分自身ではわからないことです。そんな変化や心情をこの場にいる皆さんに聞いていただき、様々な意見をいただけることは本当に有難いことです。

ブランディングは、はじめる時も何から手をつけてよいかわかりませんし、仮に自分で決めて進んでいても情報に惑わされて迷ってしまいます。強がりな気持ちが出てきてしまえば、全てが身勝手なものにもなってしまいます。それではブランディングをしているだけで、ブランドを持つということにはならないと思います。

意見をもらえて、時には叱られて、喜んで、泣いて、笑ってを一緒になって共有出来るお仲間がいるからブランディングを続けることが出来ます。この場所にいる皆さん無くしてブランドを持つことができません。そして、自分がこの環境にいられることへの感謝の気持ちを改めて感じることができました。

ある方が、

「自分はイモムシくらいの速さですが進んでいます」と言ったことに対して塾長が、

「それでいいんだよ!イモムシは、ゆっくりだけど前にしか進まないからね。それでいい!」とおっしゃっていました。

本当に素敵な関係だなと胸が熱くなりました。僕も負けないくらいのイモムシです。また次回皆さんにお会いする時まで、ゆっくりかもしれませんが全力で進んでいこうと心に誓いました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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バトン

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

中澤家は、夜9時頃になると子供たちがコタツで横になり始めます。

「コタツで寝ないで、布団に行きなよ〜」と僕や妻が言うのですが、コタツでゴロゴロするのが好きな僕と妻から言われても説得力がありません。

この後少しコタツで寝てしまうことがあるのですが、寝ぼけてなのか浅い眠りだからなのかわかりませんが、先日長男が寝ながらした動きを見て驚きました。

突然の出来事に実際の写真はとれなかったのですが、

こんな感じで自分の手を優しいタッチで撫でながら往復する動きをしていました。なぜ驚いたかと言いますと、この動作と全く同じような動きを僕も昔からしているからなんです。

眠い時に半分意識がある中で行う時もありますが、完全に眠っている時もしています。初めて妻に見られた時は、とても気持ち悪るがられましたが、無意識でやっていることなので仕方ありません。

そしてこんなことを長男に教える筈ありませんので、僕と同じ動きをしている長男を見た時は驚きました。いつどのタイミングで僕の変な癖がうつってしまったのかはわかりませんが、生まれてから毎日一緒にいるのですから言い方とかリアクション、行動などが自然と似てきても不思議なことではありません。

倉渕の現場では、大工工事が大詰めになってきました。中澤建設の社員大工チームは、伊勢崎の現場で作業しておりますので、こちらの現場は助っ人の大工さん、小池建設の小池さんにお願いしております。

小池さんは、中澤建設に25年間勤めてくださり、一昨年に独立された大工さんです。僕よりも現場経験、中澤建設経験が豊富ですし、大工としての腕前もとても適うものではありません。そんな小池さんが中澤建設の現場に応援に来てくれることは本当に有難いことなんです。

一緒に仕事をしている時はこんな風に素直に感謝することが出来ませんでしたが、助けてもらえる立場になったことで、このことに気付くことができました。

お世辞抜きで、もともとすごく丁寧なことは知っていましたし、13年間一緒に仕事をして苦楽を共にしてきましたので、どういう仕事をされるのかはよくわかっています。重要で細かな納まりもお互いに「これがいい」という感覚が似ているので、どんな仕事も安心しておまかせ出来るとても大切な存在です。そんな小池さんの大工工事ももう少しで完了します。

伊勢崎の現場では、外壁工事が仕上げ間近になっております。外張り断熱材のEPSボードに外壁表面の強度となるベースコートとメッシュシートを使用した下地の施工が松井左官さんの手で進められています。窓や配管周りに関しては左官だけでなくシーリングを使用した防水処理を行います。施工をしてくれるのは、中澤建設の防水工事をしてくださいます、コーエイの須永さんです。

左官屋さんと防水屋さんの連携がまた素晴らしくて、いつも変わらないメンバーで行う工事ですので、打ち合わせをしなくても次に作業する人が作業をしやすいように丁寧に作業を繋げてくださるところも中澤建設の最高チームの強みです。

コーキング工事の前日に松井左官さんから、「明日は須永さんが来るの?」と聞かれましたので、

「明日は須永さんから独立した佐藤さんが来ます」とお伝えしました。すると松井左官さんが、

「コーエイさんは、親方が丁寧で上手だし、熱心に教えていたから、どちらの人が来ても安心だよね」とおっしゃっていました。

本当にその通り、全く同感でこの話をきいた時には嬉しくなってしまいました。シーリング工事をしてくれるコーエイさんの仕事は、仕上がった現場を見ただけでは、どちらの方が作業されたのか分からないくらい惚れ惚れしてしまう綺麗な仕事です。

このシーリング工事もこの後に松井左官さんが作業しやすいように施工されていることろがまた素晴らしいんです。

思いやりをもって作業したこの仕事も、仕上げた後には見えなくなってしまう今しか見ることのできないものです。目に見える家づくりの裏側では、職人さんが丁寧に確実にバトンを繋いで作業が進んでいくことを改めて感じることができました。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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一言

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

普段の生活をしていて『ホッ』とする瞬間てありますよね。先日も家族で出掛けていて、

「あれ?俺携帯どこ置いたっけ?」となりました。

「やっちゃん、やっちゃったね〜!

パパ、やっちゃったね〜」と家族からなぐさめてもらいますが、当の本人は冷静ではいられません。

「あそこまでは使っていて、あの時はどうだったかな〜?💦」と回想して、とりあえずここまで来た道のりを忠実に逆戻りします。

この時は、立ち寄ったスポーツ店のキャンプコーナーのテントの中で、

「家もさぁ、こういうテント買って、キャンプとかしたいよね〜。みんなで一緒にママに買ってもらおうよ〜」と子供とワイワイゴロゴロしている時にポケットから落ちたようで、ゴロゴロした場所にポツンと置いてありした。

この携帯電話を発見した瞬間の

「よかった〜」という安堵感といったらありません。

そのほかにも、仕事や旅行で倉渕を離れた時の帰り道に、ある場所のある風景を見た瞬間にたまらなく心が落ち着くことがあります。

これも家に帰ってきた安堵感と同じで

この場所が自分にとって心落ち着く場所だからこその感情なのだと思います。

先週から伊勢崎市の新築工事が着工になりました。現場では基礎工事をしてくださいますさくらい建築工房さんの『根切り』という作業が進行しています。

それを見学していた妻が

「これは、どんな作業なんですか?」と質問をしていました。さくらいさんも

「ここを掘って、砕石を敷いて、均しコンクリートして、、、、ここは、家と地面を繋げる場所ですよ😊」と、きちんと説明をすると難しくなってしまうと思い、わかりやすく教えてくださいます。

作業中にふと使っている道具が目に入りました。よく見ると1つではなく同じものを何個も使っています。

これは売っているものではなく、ご自分でつくったものだということは一目でわかりますし、端材を利用していることもすぐにわかります。

便利な道具がたくさん普及している今、お金を出せば、万人受けするものはたくさんあると思います。でも、ぼくはこういう自分に合った使いやすいものを手づくりして、大切に使っている人がたまらなく好きですし、売っているものよりも、はるかにかっこいいと感じます。

この場所に10人の人がいて、何人の人がこの道具に気付くのか、そして気付いた中で何人の人が「いいね〜」と感じるのかを考えると本当に小さなことだと思いますが、僕にとっては大きな価値観の共有でした。

用達しがあり少し現場を離れる為、

「現場出るんですけど、また戻ります」と

伝えたところ、

「行ってらっしゃい」とさくらいさんからの一言でした。

「はい」とか「わかりました」と反応してもらえればそれで十分です。

でも、「行ってらっしゃい」たった一言のその言葉は、なんだかすごく『ホッ』とする瞬間でした。

改修工事などでお客様のお宅にお邪魔している時に、

「材料を取りに行ってきます。」と僕からお客様にお伝えする時や、その反対にお客様から

「中澤さん、ちょっと買い物行きたいんですけど、お留守番をお願いできますか?」ということはよくあります。

そんな時に

「行ってきます」「行ってらっしゃい」

「ただいま帰りました」「おかえりなさい」

こんなやりとりをさせていただくことがあります。これは、お客様と決めた訳ではなく、自然と出てくる安心できる言葉のやりとりだと思うんです。

現場でもこんなやりとりが行われるなんて、それを家づくりの基礎工事を施工されている方に言ってもらえるなんて想像もしていませんでした。

とても小さな出来事のたった一言でしたが、

心が躍るような嬉しい時間でした。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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1番目

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

お客様との家づくりのお話です。

出会いは幼稚園の頃、35年の長いお付き合いになる友人に、今から13年前、

「俺の家をやすにつくってほしいんだよね」と声をかけてもらったことが始まりです。

当時の僕は5年間という大工の修行を終えたばかりで、やっと鋸で木を切れるようになったくらいです。家づくりの右も左もわからない今よりもっと半人前でしたので、すべてがはじめてのことばかりでした。

どんな家にしようかと打ち合わせをして、はじめて描いたプランニングを見てくれた時も、

「やす、いいじゃん!」とご夫婦で喜んでもらえたことがすごく嬉しくて、今でもプランニングが好きな理由のひとつです。

お打ち合わせは、お住まいのアパートで行っていました。現在は中学3年生息子さんが、当時は2歳くらいだったでしょうか、僕のことを「やちゅ(やす)」なんて呼んでいて、洗濯カゴに乗っけてした飛行機ごっこ、子供が得意な終わりのない

「もっかい(もう一回)」のエンドレスコールもこの時初めて経験しました。

お打ち合わせは何回、何十回と行いました。

でもその中で、家の話は半分か半分もなかったんじゃないかと思います。家のことを話していても、話はすぐに脱線してしまうのですが、それがまた楽しいんです。

この雑談も楽しいだけではなくて、雑談の中にはお客様の好きなこと、日常生活、僕達がお手伝いできる幸せな暮らしのヒントが隠れているものです。

上棟してから少し経ったころ、ご主人が

「仕事帰りに現場によって、2時間くらいねっ転がって色々想像しちゃったよ!

いい家だね笑」と連絡を下さったことがありました。

周りも囲われていない、骨組みだけの家に寝そべって、自分の家を見上げ、家族の幸せを思うこと、これが家をつくるお施主様の気持ちなんだとしみじみ感じた瞬間でした。

僕にはじめての家づくりをさせてくれた友人ですが、友達だから家づくりを頼んでくれたのだと思います。でも、友達だからと言って簡単に頼めることではなくて、すごく勇気のいることだと思います。 

この一棟のおかげで、家づくりを学ぶことがてきましたし、家づくりを好きになる事ができました。

僕にとってはじめての一棟、この家をつくらせてもらえたことは僕の人生においてものすごく意味のあることなんです。

「俺たちよくわからないからまかせるよ」と

僕のことをなんでも信じてくれたことも、

一緒に積み重ねた時間も、この家づくりがあったから僕は今家づくりを好きでいられるんだと心からそう思います。

これからも末永くよろしくお願い致します。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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花束

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

今朝目覚めますと4歳の三男が、

「クワガタを自然に返そう」

と言い出しました。今までは、クワガタのご飯をあげ忘れた時などに、

「面倒見れないなら自然に返しなよ」

と兄達に散々言われても、

「嫌だ!」の一点張りだったのですが、気持ちが変わったようです。

理由を聞くと、最近クワガタの元気が無いことから心配して思いついたようです。

いざ自然に帰すと言っても、今は早朝です。

どうやって自然にかえそうかと相談してみると、

「クワガタが寝ているから、起きた時に帰りやすいように橋をつくろうよ」と帰り道をつくります。

ここ最近の三男は、

恐竜映画やアニメの影響から、遊びは基本的に戦うこと、口ぐせは

「かかってこいやー」と武闘派なのですが、

生き物の気持ちを考えられる、こういう優しさもきちんと持っていることに驚きました。

この優しさはおそらく、中澤家の女性陣を怒らせないように普段から女性陣になるべく優しく接している親父と兄達、そして僕の姿をよく見ているからだと思います。

相手を想う優しさは生きている上でとても大事なことですので、そんな一面を見られたことは微笑ましく感じます。

今週からお花屋さんの新店舗工事が始まりました。このお花屋さんを知ることが出来たきっかけは忘れもしません今から10年前のことです。プレゼントで渡す為の花束を買いに行った妻が、

「やっちゃん、すごい花屋さん見つけたよ!まさに花のプロ集団って感じ」と興奮冷めない様子で帰ってきたことからです。

最初は妻が感じたプロ集団のことがよくわかりませんでしたが、僕も花のこと、植物のことで様々な相談をさせていただきました。長いお付き合いの中で、こちらのお花屋さんがお花だけを売っている訳では無いことがよくわかりました。

フラワーアレンジをお願いした時は、

「どなたに渡すのですか?」

「何歳くらいの方ですか?」

「どんなことがお好きな方ですか?」

色々と質問をしてくれます。

プロポーズの花束をお願いしたお客さんには

どんなシチュエーションで渡すのか?

付き合ってどのくらいなのか?

など、教えていただけることは全て聞くそうです。

この理由を社長様にお聞きしますと、

「お花を送る時は、お花と一緒に気持ちを送っているんですよ。その気持ちをお客様に代わってわたし達が花束にしているんです。だからこそ、お客様の気持ちを私たちが知らないと気持ちのこもった花束は作れないですよ」と教えてくださいました。

ひとつの花束をつくるのにそこまでするのかと思ってしまいそうですがそんなことありません。ひとつの花束をつくるのにここまでやってくれること、カタチ以上の思いを込めることがプロの仕事なんだと思います。

新店舗は息子さんご夫婦がお店に立たれるそうです。こちらの花屋さんも家族、従業員さんが一丸となって経営されている家族花屋さんです。

限られた広さの中で、身長差の大きなご夫婦が仕事をしますので、作業性や作業動線をしっかり考えることが大きなポイントになります。つくりながらお打ち合わせをして、しっかりとカタチにしていきたいと思います。

この場所で働くお二人が、笑顔で楽しく過ごせるようにすることが僕の大切な仕事だからです。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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7年というトキ

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

最近になり、しばらくお休みしていた体幹トレーニングを再開しました。

お正月休みの暴飲暴食により体重が少し増えたからです。

通常生活になれば戻ると思ったのですが、

一向に改善出来ませんでしたし、運動不足でもありましたので、再開に踏み切りました。

そもそも、僕が痩せようと思ったのは今から7年前のこと。

その時はダイエットなんて考えてもいませんでした。

休日に家族で出かけた時に嫁が子供と僕の写真を撮った時のことです。

写真を見た嫁が、

「やっちゃん、たれパンダみたいでかわいいね」と笑っています。

「そんなにかわいい顔してる?」

と聞きますと、

「顔じゃないよ!おっぱいとお腹!笑」

どういう事かと思い見せてもらうと、なるほど!たれパンダです🐼

中澤やすゆき、当時32歳。これはショックでした。

そして、この瞬間から始まりましたダイエット生活。

急激に減らすとリバウンドする事は知っていましたので、その時良いと聞いていた体感トレーニングをひたすら行いました。

このダイエットは、なかなか結果がでないのですが、時間をかけて少しずつ減らす事が出来ました。

先日、ウッドデッキの修繕にお伺いしました。築7年の建物を購入されたお客様からのご依頼です。

とても素敵な建物で、中2階にリビングがあり、そのリビングからウッドデッキに出入りできるつくりになっています。

その為、ウッドデッキが地上から高い位置にあります。床が腐っていましたので、非常に危険な状態でした。

7年という月日は、木をこのような姿に変えてしまいます。

ウッドデッキはその名の通り木でつくります。

木は雨や風にあたることで変化をする、この変化は仕方のないことです。

僕たち人間だって、いつまでも若い時のように走れませんし、シワだって増えてきます。

木も生き物ですので、日々のメンテナンスが絶対に必要なことです。

それでも、なるべく長持ちをする木材を使う必要があります。

木ならば何でもいい訳じゃないんです。

経年で起こる変化をお客様にきちんと説明する必要があります。

これは、僕たちのつくる責任なんです。

今回のウッドデッキは、高所ということもありセランガンバツとウリンという東南アジアが産地の2種類の木を使うことにしました。

セランガンバツとウリンは非常に耐久性があります。

デメリットもありますが、耐久性を優先し

この2種の木材を使用しました。

細かい説明をさせていただいた時に、

「う〜ん、木にもいろいろあるんですね。

でも、わたしにはよくわからないからおまかせします😊中澤さんのいいようにして下さい!」とのお言葉をいただきました。 

とても嬉しく、身が引き締まる思いです。 

でも、それでいいんだと思います。

僕たちがきちんとした知識を持っていれば

お客様に安心していただけます。

それがプロの仕事なんです。

完璧や絶対なんて約束は出来ませんが、

未来を見据え、責任を持って

日々の仕事に望みたいと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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二人三脚

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

先日、地元消防団の活動で火防回りをしました。

火防回りとは、地域にお住まいの方の家に一軒一軒伺い、火の元注意のお願いをしたり、皆さんがお変わりなく過されているか危ない場所はないかなどの確認を行う消防団の活動のひとつです。

住み慣れた地域とはいえ、知らない場所もたくさんあります。

僕は13軒のお宅にお伺いしたのですが、初めてお会いする方々ばかりでした。

しかし、ほとんどの方から

「中澤さんだね!お父さんにお世話になったんだよ😊息子さんも頑張ってるね!」

と言ってもらえました。

帽子をかぶり、マスクをしていますので、本人を確認出来るのは、薄暗い中に見えるホリの深い目元だけです。

それだけで、中澤の息子だと気付いていただけるなんて驚きます。

こんな風に気さくに話しかけていただけることは嬉しいですね。

父親が若い頃からお世話になってきたように僕も地域の方々と繋がりをもつことができます。

僕の住む倉渕町は、高齢化が進んでいますが、地域の皆さんとお話しているとそんなことは忘れてしまいます。

皆さん元気いっぱいで、

「若いんだから、頑張ってね😊」なんてお尻を叩かれますと僕が励まされます。

地域に根差すということは、そこで生活することはもちろんですが、地域の方々と持ちつ持たれつの関係を築くことで生まれるのだと思います。

毎週日曜日に更新しており、皆様に読んでいただいております『中澤ブログ生活』ですが、普段より様々なことでお世話になっております、吉田登志幸さんに勧めていただきはじめました。

吉田さんは毎回必ずブログを読んでくださり

「ブログいいですね〜」

「こんな内容のブログも書いてみるといいですよ」

「今回のブログの内容は、もっと深掘りしましょう」

と、

読んでいただけるだけでも本当に有難い事です🙏🙇‍♂️が

それだけではなく、始めた時からずっと、僕と同じ目線で見直しをして、いつでも僕に必要なアドバイスをして下さいます。

そのお陰で自分の書いたブログを見直すことが出来て、僕は更なる成長が出来ます。

先日も僕と嫁のような夫婦工務店を支えてくれるサポートteamの篠崎未歩子さん、北岡紀一さんがお越しくださいました。

同世代の夫婦工務店の小林和樹さんご夫婦もお越しくださりディスカッションの時間をつくっていただきました。

前回のミーティングから半年経ったのですが、小林さんご夫婦の家づくりへの想い、お二人のおもいやりの気持ちに圧倒されました。

普段は嫁と2人で話し合いの時間をつくっていますが、その中では気付けないことがたくさんあることを知りました。

僕達夫婦、二人三脚をするために同じ方向は向いているのに足並みが揃っていませんでした。

二人三脚といえば、

「初めの一歩は右?左どっちから?」と

“共有”することが何より大切です。

「相手はこう思っているだろう」

という”思い込み”がとても危険です。

お互いの気持ちや考えをお互いが理解していないと、そもそもスタート出来ません。

なんとかスタートしても、掛け声を出さなければ途中で転んでしまいます。

だったら1人で走ればいいじゃないの?

いえいえ、そんなことないんです。 

2人で走ることに意味があるんです。

1人では出来ないことが出来るし、気付けないことに気付けるんです。

やりがいもありますし、喜びも2倍、とにかく楽しいんです😊

日々僕達は、お仕事のお話をくださるお客様はもちろんのこと、生活の中でこうしてたくさんの方々に支えられて夫婦工務店として仕事をしています。

それも様々なやり方と様々なカタチがあるんです。

支えていただいている皆さんにどういった恩返しが出来るかわかりません。

スピードは少し遅いかも知れませんが、「いいね」って言ってもらえるように走り続けたいと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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四葉のクローバー

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

今工事をしております、

みなかみ町の現場では、玄関の顔でもあります、上がり框の施工が完了しました。

この上がり框の施工ですが、僕は大工工事の花形だと思っています。

納めるのは、僕と一緒に仕事をしている社員大工の原田さん。

仕事に対してめちゃくちゃ頑固で、とにかく腕が良く、どんな木も自在に操る僕が尊敬する人の1人です。この日も原田さんが納めた上がり框を見て思わず、

「綺麗に納めるな〜」と言ってしまいました。それが聞こえると

「次はお前がやれよな笑」と照れながら言うんです。





物心ついた頃から知っていますし、子供の頃作業場で

原田さんが仕事しているとよく遊びにいったもんです😊

本当に父親のような存在です。

穏やかでとても優しい人なのですが

現場に入ると真剣な仕事モードになり、シャイな性格からお客様から難しい人に思われていなければいいなぁと思ってしまいます。そんな思いから、最近では工事が始まり、1番最初にお客様にお会いする時に名刺を渡して挨拶をしてもらうことにしました。中々慣れないことだとは思いますが、お客様との距離を縮めてもらう為に。

お客様の奥様とお子様は、帰宅時間になりますと、アパートにお帰りになる前に現場に遊びにに来てくれます😊

この日の夕方も、原田さんと僕が片付けを終えたところに、現場に来てくださいました。

「あ〜、しなびちゃったな〜笑」

と言いながら、原田さんが車から何かを持ってきました。

手に持つのは、

四葉のクローバー🍀です。

どうやら、奥様とお子様に渡そうと昼休みに見つけたようです。

「これじゃダメだ」と捨てようとしたので、

「いいんです。大丈夫。しなびていてもいいですよ。それは絶対に渡した方がいいです!」と説得してプレゼントしてもらいました。

お客様も、

「えっ!良いんですか笑

どこで見つけたんですか😊」と

とても喜んでくださいました。

そして、みんなで四葉のクローバー🍀探しです。


こういうのがいいですよね。

僕はこういうのが好きです。


“高価なニットをあげるより、下手でも手で編んだほうが美しい”僕の好きな歌がBGMで流れてきます😊

家づくりはお客様と工務店、特に打ち合わせをさせていただく、僕との間で行われていると思われます。

確かにお客様の気持ちを1番感じることが出来て、お客様と1番近い場所にはおりますが、実際につくっているのは様々な職人さんだったり、建材屋さん、メーカーさんと多くの人達です。

そして、お客様は携わる皆さんにとってのお客様なんです。そのことを言葉で上手に伝えることが出来ませんので、僕は中澤建設のホームページに職人さん紹介をつくりました。

どんな人が家づくりに携わっているかも大きな目的ですが、お客様と職人さんの距離が縮まるようにと願いを込めて。


以前、電気屋さんに

「仕事していて、どんな時が1番嬉しいですか?やっぱり、電気が通って、照明器具にあかりが灯った時ですか?」と聞いた事があります。

そしたら、

「いや、それよりも、灯ったあかりを嬉しそうに見ているお客様を見た時が1番嬉しいですね。中澤さんと一緒ですよ笑」とおっしゃていました。

みんな同じ気持ちなんです。この思いこそが、家づくりそのものなんです。

“それが大事”なんです!


だから、

僕は家づくりが好きですし、

一緒に仕事する皆さんが好きです。


これからもお客様と仲間といい家づくりを続けていきたいです。

働く場所

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

今、群馬県の北部にあります、

みなかみ町月夜野で家づくりをしています。

こちらの新築工事ですが、

社員大工の原田さんと僕で、

ただいま、

木工事を進めております。



その新築工事現場のすぐ近くで、

もうひとつの大きな工事を行なっております。

みなかみ町のお施主様は、

今年の3月まで高崎市に住んでいらっしゃいました。

そしてご主人様は、

昨年末まで高崎駅近くで、

素人包丁 居酒屋 炉場(ろば)

さんという、

飲食店を経営されていました。


家づくりのお話をさせていただくまで、僕も存じ上げなかったのですが

予約をしないと入れない、

超人気店です。

僕も、お店に寄らせていただいたのですが、ご主人がカウンターに立ち

お客様の目線で、

お客様の表情を見ながら、

会話をしながら、ご自身でお料理を提供されていました。

何を食べても、本当に美味しくて

ご主人の立ち振る舞い、

お客様とのやりとりや、

お店の雰囲気、店員さんの接客と

何をとっても惚れ惚れしてしまうようなお店です。

家づくりのお打ち合わせの時に、

お店の移転のことを伺いました。

そのなかで、

生まれ育った町への思い、

ご家族への思い、

お客様への思い、

お店への思い、

様々な熱い気持ちを

お聞きしました。

そしてご主人様より、

「店舗の工事ですが、中澤さんに協力してもらって、自分でやってみたいんです」とご相談をいただきました。

そして今、

ご主人様の熱い思いに心を打たれ、

新築工事現場より、100m程離れた

場所で、新築工事と同時進行で、

「月夜野見晴らしcafé炉場様店舗改修工事」を全面的にご協力させていただいております。


こちらは、築80年の古民家である

蚕屋をお店にする工事です。

決して、
簡単な工事ではありません。

僕達のような本業の大工がやっても

難しい作業もありますし、

根の詰まるような作業もあります。

このような工事になりますと、

この人の力が必要です。

本当に頼りになります。

「大人の夏休みリアル工作ですね!めっちゃ楽しいです😊

と少年のような笑顔のご主人様。


お店をご自身でつくりあげらることは

とても意味のあることなのだと思います。

お店でつかう食材も、

ご自身で作られた、

無農薬のお野菜と

お米を使用されるようです。

お店に関連もあるようで、

山林の勉強もなさっています。

ご主人様にとってのお料理は、

僕の知っている「食」の

ずっとずっと

深いところにあるものだと感じました。

そしてそれは、極めるということなのだと思います。

お施主様のお姿を拝見していますと、

自分自身の未熟さを感じます。

僕はまだまだ、建築の深いところに

いけていませんし、

極めるなんて、ほど遠い未来かもしれません。

常に学ぶ姿勢を大切に

どんなことにも日々、挑戦、

向き合うことで、自分にとって

更なる進化をしていきたいと思います。


女神様

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

先週は、みなかみ町で

建て方を行いました。

頼りになる、

仲間の大工さんにも手伝いに来て

いただき、天気も味方になってくれて、怪我なく無事に建て方を終えることができました。

上棟式の当日に、

お客様よりお話がありました。

「実は今日、父の命日なんです。

 上棟式と重なってしまって、

 少し考えましたが、

 きっと、父も喜んでると思います😌」と、

お客様にとって大切なことを教えて頂きました。

式の前に、お墓参りに行かれていた様子で、戻ってきたお客様のお母さんが

四葉のクローバー🍀をたくさん持っていました。


「こんなにとれることないんだけどねぇ、お父さんからのプレゼントかもね」って嬉しそうにおっしゃっていました。そして、嫁に

「あげる、幸せのお裾分け」って

四葉のクローバーを渡してくれました😌

上棟式を終えた後、

お茶をいただきながら、

お客様と中澤建設の出会いの話題になりました。

それは、今から2年前

お施主様の奥様からいただいた

電話でした。

中澤建設は、自宅兼会社になっていますので、登録の電話番号に電話すると

自宅に電話がかかります。

当時は、ホームページもありませんでしたので、お問い合わせの手段は

固定電話のみでした。

弊社の家づくりにご興味を持っていただいた奥様よりいただきましたお電話、

受けたのは、僕の母でした。

会社の電話とはいえ、お問い合わせはほとんど無く、来るのは母の友達からの電話かセールスの電話です。

そして、詐欺の電話にも警戒している母親の電話対応

は、塩対応のさらに上を行く、七味対応です。

奥様からのお問い合わせにも、

「はい?

 どなたですか?

 何の御用件ですか?」と

泣く子も黙るような対応です💦

その時、ちょうど近くに嫁がいて、

何かおかしいと思い、電話を代わり

無事にお話をすることができました。

母親も悪気があった訳ではないんです。こうやって、今まで家と会社を守ってきてくれた、影の立役者ですので

責めることは出来ません💦

このことを笑って話してくださる奥様の心の広さ、優しさとご理解に

感謝しかありません😌

お茶をいただき、帰る際に

こんなプレゼント🎁を

いただきました。

言葉にらならない気持ちです😊

きっかけは、

お客様よりいただいた一本の電話、

母が家に居てくれたこと、

母から嫁に電話を代われたこと、

すべてのバトンが渡せたから、

お客様とこの日を迎えられ、

家づくりをご一緒できているのだと思います。

こんな素敵な運命を繋げてくれた、

女神様たちに心から感謝しております。