記念日

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

生まれた日や始まりの日、何か大きな出来事があった日など、世の中にはたくさんの特別な日があると思います。

そして大切な日を忘れないようにその日を記念日にするんだと思います。

中澤家では、1126日になると母親が騒ぎだします。母にとって忘れられないこの日は今から35年前、僕が5歳の時に起こった出来事だそうです。

朝起きようとしたら、不意に立ち上がった僕の頭が母親の歯にぶつかったそうです。ただそれだけなのですが、毎年時期になると

1987年の1126日にお前の頭が、わたしの歯に物凄い勢いでぶつかって、今でもほらっこんなにグラグラしてるだからね!」と歯をグラグラしてみせます。見たところグラつきは確認出来ないのですが、あまりにも大袈裟に、この出来事を話し、35年前の事をめちゃくちゃ根にもっているところをみますと、我が母ながら恐怖を感じてしまいますが、母親には、きっとこの日は忘れられない記念日なんだと思います。

そんな記念日ですが、今週は中澤建設にとって大切な日がまた1日増えることになります。

夏から始まりました、花処 彩季舎様の新店舗工事も完了して、いよいよオープンを迎えることになりました。

こちらのお客様との出会いは今から10年以上前のことです。お世話になった方へのお礼にお花を送ろうと考えていた妻がお花屋さんを探していました。当時の僕は、

「どこの花屋さんでも、素敵なものをつくってもらえるだろうから、そんなに悩まなくていいんじゃないの?」と妻に言いましたが彼女の中では、そういう訳にはいかないようでした。

ある日仕事から帰ると、

「やっちゃん、あったあったいいお花屋さん! 

『どんなお花がいいですか?』

ではなくて、

『それなら、これとこれがいいですね。』

って言ってくれるお花屋さん。お店の中の空気感。まさにプロ集団って感じがいいんだよ」と妻が喜んで話してくれたことを今でも忘れません。

自分は花のことは全然わからないから、自分の好みではなくて全てをおまかせ出来る花屋さんを妻は探していたようです。

そんな出会いから、お祝いことやお礼など、お花に関する色々なことをお願いするようになり、僕達夫婦にとって頼りになるお花屋さんです。

そんな彩季舎さんから今年の初めに新店舗のご相談をいただきました。お話をお聞きする中で僕が知ったことは、流行病の影響で結婚式が出来なくなってしまい、お花屋さんの業界にも大きなダメージも受けたということでした。そして、本物とつくり物の区別がつかないくらい造花の技術も上がってきたこと、ドライフラワーの流行りなどもあり、生花の需要が減ってきているという現状でした。

そんな背景がある中で、お客様がお話をしてくださいました。

「時代の流れを考えたら、花屋が新店舗出すなんてただのギャンブルに思われるかもしれない。でもね、中澤さん。わたし達は生花が好きなんです。お花をご提供するのがわたし達のやるべき事なんですよ。

大好きな人に一輪の花をプレゼントしたいと子供が1人で来られるような、そんな町の花屋さんであり続けることが私たちのやりたいことなんです。」

お客様からお聞きした花への想い、地域への想いに心の底から感動しました。

この想いをお聞きしてからの新店舗工事、

「お花のことはまかせてほしいけど、内装のことはよくわからないから、中澤さんにまかせますね😊」と責任重大ではありますが、中澤建設の強みでもありますので、ありがたくお受けさせていただきました。

工事が進む中で、天井に飾り板を張りました。これはこれですごくよかったのですが、施工を終えてからも、「何か物足りない」と感じていました。

悩んでいても仕方ないと思い、今まで工事のことでは、一度も相談したことは無かったのですが、初めて妻に相談して現場に来てもらうことにしました。

現場に入ってすぐに、

「これ、こうした方がいいんじゃない?」と

妻が言い出しました。

「そうかなぁ」と思いながらも妻からのアドバイスをやってみようと、妻に少し手伝ってもらいすぐに直してみました。

出来上がった天井を見て、何か詰まっていたものがスーッと抜けるような感覚になりました。僕には気がつかないことを見つけてくれて、仕上がりがすごく良くなり、妻の感性にまたもや助けてもらう出来事がありました。

内装工事も大詰めの頃、お客様と僕と妻との会話の中で、僕たちの結婚記念日の話になりました。1212日が結婚記念日で、12年前に結婚しましたので、

「今年は、12が並ぶんだ〜笑」なんて笑い話をしながら、お店の飾り付けをしたり、棚の取り付けをしたりなどお客様と一緒に行う開店準備は本当に幸せな時間です。

嬉しそうに準備をしている奥様の横顔をみて、

「お花を探しにくるお客様は、プレゼントだったり、プロポーズだったり色々な物語をもっているんですよ。私たちは、どなたに渡すのかだけではなく、渡すシュチュエーションや、お相手のことなど教えてもらえることは色々とお聞きするようにしてるんですよ。花言葉があるように、お花から言葉も気持ちも伝えることができますからね。」とお花屋さんの社長から以前お聞したお話を思い出しました。お花もカタチのあるものですが、その中にある気持ちを大切にされているお客様が僕はすごく好きです。

翌日にお客様から

「オープン予定日は1212日に決めました。

おめでたい日なので😉」とメールが届きました。

嬉しいですね。

新店舗の記念日すべき日を、僕達の結婚記念日にしてくださったのです。

僕達夫婦の人生に忘れられない大切な日がまたひとつ増えました。