命を守る為にやるべきこと

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

先月の末、5月28日に中澤康之生誕42年のアニバーサリー、つまり誕生日を迎えることができました。こうして無事に年齢を重ねることが出来ているのも、周りの方々や家族に支えていただいているお陰様だということは間違いありません。たくさんの方々から温かいメッセージをいただけたこと、とても嬉しく感じております。

少し前から気にはなっていたのですが、この歳になると平な場所を歩きながらつまずいてバランスを崩してしまうことがあります。あわてて振り返るといたって平な場所なのですが、よ~く見ると地面の補装が割れていて、1センチ有るか無いかくらいの段差があるだけです。

「えっ、俺はこの段差につまずいたの?」

と驚いてしまいますがこれが現実です。かつては意識せずに乗り越えられた段差につまずくのですから、老化現象は確実です。しかし実際は、そればかりではないと思います。きちんとした姿勢で、周りの状況をしっかり把握していればつまずくことなんてないのですから、僕に歩く時の意識が足りていないのだと思います。

しかしこうなると少し焦りを感じてしまいます。そこで、自分に今こそ必要なのはこれしかないと思い、最近では夜な夜な体幹トレーニングを行っております。

「やっちゃんまじめだね。」と、おっさんがはぁはぁ言っている姿を見た妻の心の無いコメントと、子供の視線が冷たくはありますが、必ず効果があると信じて続けています。お仲間大工工務店さんにもお客様のことを想い、自分の信じた道をまっすぐに進む方がいらっしゃいます。

先日は大竹工務店(株)大竹俊光さんによる”ウォールスタットをじっくり学ぼう講座”に参加させていただきました。ウォールスタットは、大地震が発生した際に木造住宅のどの部分が損傷し、倒壊をしていくかの過程をシミュレーションできるシステムです。

と言うことは、ウォールスタットによって大地震の時に建物の損傷を防ぐための対策を検討できるということになります。建物の損傷がなければ、家が倒壊することもありませんので、住まわれる方の命を守ることが出来るということです。

大竹さんは、お客様を”死なせたくない”という想いからウォールスタットの使い方をご自身の力で習得されました。そして、リノベーションのお客様の家を実際にシミュレーションし、建物が損傷しないような補強工事をされているとのことでした。

これは並大抵のことではありません。工事前に天井裏に入り、梁や桁と言った使われている構造材を一本一本チェックしなければいけませんし、壁の中は実際に解体してみないと確認ができません。ということは、工事進行の過程で一度作業を止めて、ウォールスタットを使いシミュレーションをするということになります。この作業はお客様のご理解が必要になりますし、お客様との信頼関係がなければ絶対に出来ないことだと思います。

大竹さんはなぜここまで出来るのか?それは、

「死なせたくないから」と講座の中で何度もおっしゃっていました。大竹さんはお客様の命を守りたい想い一心で誰に教えてもらう訳でもなく、自分の力でウォールスタットを習得し活用されていました。

そんな貴重な実務経験と大切な情報を惜しみなく教えてくださったのが今回の講座でした。その場で感じたことは、大竹さんが家づくりに向き合う真剣さと大竹さんが歩いている道が真っ直ぐに伸びた一本道であるということです。

何度も言ってしまいますが、これは並大抵のことではないんです。そして「大竹さん、すごいな」で終わってはいけないことなのです。1人でも多くの命を守るために大竹さんが話をしてくれたのですから、教えていただいたことを自分の行動に落とし込み、状況をしっかりと判断しながら、実行に移していきたいと思います。

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中澤建設は群馬県高崎市で高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3を基本に、新築、リフォーム、リノベーション、店舗等をトータルで設計施工しています。山に囲まれた倉渕町で自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしている創業50年の大工工務店です。

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