目利き

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

「昔これ絶対に無かったよね」ってものが最近増えてきたように感じます。例えばハロウィンです。カボチャの顔みたいなのはなんとなく小さい頃に見たような記憶がありますが、仮装パーティーなんて見たこともやったこともありませんでした。

十五夜や十三夜に近所におまんじゅうをもらいに行くことはありましたが、

「お菓子をくれないといたずらしちゃうよ」なんて歩き回ったら当時なら怒られてしまいます。

パンケーキも耳にするようになったのはごくごく最近のことです。ホットケーキと何が違うのか詳しくわかりませんが、ミーハーな僕も右に習えでいつからかパンケーキと言うようになりました。

そして極め付けはアボカドです。スーパーフードとまで呼ばれておりますが、いつの日からか突如食卓に並ぶようになった気がします。そのまま食べたり、サラダに入っていたり、ディップになっていたりと様々な方法で妻が調理をしてくれますので僕も大好物です。

先日も出先の帰り道に

「アボカド買って来て」と妻から頼まれましたので、スーパーに立ち寄りました。

「美味しそうなの選んでね」とも言われいたのですが、アボカド売り場に立ち困惑しました。売り場に並ぶアボカドのどれが美味しそうなのか僕には全くもってわかりません。

妻からの司令もありましたし、僕にもアボカド好きのプライドがありますので、わからないなりに皮の色艶などを見ながら選んでいると一緒にいた次男が、

「これとこれが美味しいと思うよ」と教えてくれました。

「何が違うの?よくわかるね〜」と思わず言いましたが、妻と一緒に買い物に行く中で、母親の様子を見ながら選ぶポイントをしっかり押さえて、中身の見えない皮の状態からでも目利き出来ることに関心しました。

伊勢崎市の新築現場では、内装工事も大詰めになり中澤建設の家具工事が進められています。家具はお客様の暮らしにおいて、床板の次に触れることが多い場所になります。だからこそ、中澤建設のオリジナル家具は家づくりにおいて、欠かせない存在です。

数年前から既製品の集成材や新建材を家具には一切使用しない取り組みにも挑戦しています。これは集成材や新建材を否定している訳ではありません。この試みは、中澤建設が倉渕で自然乾燥している木材の素晴らしさをお客様に触れていただき、感じていただきたいと思ったことからはじまりました。

手間はかかりますが、その分お客様に倉渕産木材の魅力もお届けできますし、職人の手が触れる時間が多いということはその分の想いも込める事
が出来ます。

倉庫の中で眠らせてある木材の中からお客様の暮らしに合う木材を選ぶことも僕達の仕事です。僕の目利きはまだまだですが、父親と原田さんに教わりながらこれだという逸品を選びます。

この状態ではどんな肌がでてくるのかわかりませんし、曲がったり反ったりと生き物ですので動きがあります。木材を扱う上で難しい部分ではありますが、それこそが自然素材の醍醐味であり面白さだと思います。一皮剥くように一面を削りますと綺麗な木肌が出てくるのですが、それが僕にとって何より楽しみな瞬間です。目の前にあるこの木をお客様にお届け出来ることを思うと興奮せずにはいられません。

木も同じものが二つと無いように、家づくりも同じものはありません。お客様が笑顔で木に触れていることを想像しながら、残りの工事もチーム一丸となって進めてまいりたいと思います。


焼きそばパン

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

僕は今年で41歳になりますので厄年(本厄)です。厄祓いをお願いするのは、新築工事の地鎮祭、改修工事や樹木伐採の御祈祷、お宮参り、七五三と仕事から私生活までの様々なことでお世話になっている小祝神社の西園さんです。

昨年、前厄のお祓いをしてくださったのは前宮司の西園さんでしたが、前厄のお祓いをしていただいた1ヶ月後に亡くなられてしまいました。

西園さんは、

「中澤さん、厄年のやくはね、躍進のやくなんだよ。だからチャンスの年なんだよ」と、厄年までもプラスに考えるような、とてもポジティブでユーモアたっぷりの方で、僕にとって心のよりどころになる存在でした。

お亡くなりになった後は、息子さんご夫婦が神社をお守りしています。年が明けて少し時間が経ってしまいましたが、先日三男と一緒に本厄のお祓いをしていただく為に神社に行ってきました。

僕はこの場所に来ると心が洗われて、すごく穏やかな気持ちになれます。そして、西園さんと出会うことが出来た場所ということもあって小祝神社は特別な場所になっています。お伺いしたこの日は、僕と同世代の奥様がお祓いをしてくださいました。

もうすぐ5歳の三男が静かにしていられるか心配でしたが、さすがは西園さんです。お義父様の意思をしっかりと受け継いでおられて、

「太鼓叩いてみよっか😊」や

「飽きちゃったら途中で立って遊んでいていいからね。神様はおこらないよ〜」など、僕の心配をよそに子供が楽しめるようなオリジナルの厄祓いをしてくださいます。

不思議なもので、そう言ってもらえて三男も安心した様子でお祓いの間も静かに座り、頭を下げるなどの動作も僕に習ってしっかりとやっています。5歳の子供と言えば色々な事に興味津々で動きたい盛りです。それを西園さんは子供が何を考え、何が見えて、何をしたいのかを理解されていて、同じ目線に立ち、向き合ってくださいます。

厄祓いをしていただいた後は、2人で公園に行くことにしました。天気も良くて公園中を2人で走り回りたくさんエネルギーを消費しましたので、お楽しみのランチタイムです。

三男のリクエストでしたので、公園に向かう道中で美味しそうなパン屋さんに寄り、三男は焼きそばパン、僕はコロッケパンと2人の大好物を選びました。

このタイプのパンは、上品に千切って食べるのではなく、丸かじりするのが格別に美味しいです。ふと三男を見ると、真剣な表情で焼きそばパンとにらめっこをしています。

自分の顔よりも大きなパンをじーっと見つめてから、大きな口を開けてかじっている姿を見て、三男にはこのパンがどんな風に見えて、どんなことを思いながら食べているのかなと思いました。

焼きそばをこぼさないように

パパの真似して丸かじりしよう

ただただ、がむしゃらに食べているだけなど、その人が何を思っているのかを想像し、感じることは、それを見て感じる人それぞれの捉え方で違ってくるのだと思います。

伊勢崎市の新築現場では、ある重要な仕事を中澤建設で修行中の松島くんにお願いしました。修行中ですので、技術面はベテラン大工の原田さんと僕がしっかりとサポートしながらこの仕事の肝である見え方を松島君に託しました。

どんな風に見えるのか、見せるのかは、それをつくる人の判断になります。じっくり考えながら下地を組み上げたところで、予定していた高さを変更した事、そしてその理由を松島くんから告げられました。

その考えは、僕が見落としていたことでしたがとても大切な内容です。それが松島くんの目にはきちんと見えていたんです。

松島くんも毎週金曜日の夜にブログを更新しています。そのブログを読んでくれた、伊香保町のお仲間工務店の社長様が現場の顔になってきたと松島君にコメントをくださいました。仲間の事を思い、時には厳しく時には温かく見守ってくださることを本当に有り難く感じます。

松島くんが”現場の顔“になってきたこと、最近になって僕も同じことを感じました。

同じものを見ているつもりでも、見え方は人それぞれで、その人の感性が生きてきます。

お客様と心を通わせながら家づくりをさせていただく僕達には、その見え方と感じ方がとても大事なんだと改めて感じる出来事になりました。

特殊なチカラ

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

中澤家では謎解きバライティーのテレビ番組が人気です。わかりやすく面白い内容になっていて、尚且つ視聴者が謎解きを出来るようになっていますので、考えながら楽しみながらワイワイと家族みんなで見ています。謎解きは、「あっ、そういうことなんだ〜」とわかった時にスッキリするから面白いのだと思います。こんな謎解きですが、僕の私生活にも未だに解くことが出来ないものがあります。

先日のことですが、家に帰るとドラマを見ている妻が感動して泣いていました。一応確認と思いまして、

「このドラマ見てたの?」と聞きますと、

「今最終回を初めてみてるところ」と妻が言います。僕には不可解過ぎて理解出来ないのですが、妻はドラマを最終回だけ見て楽しめるタイプなんです。

僕からしてみたら、いや、一般的に考えても1話から見始めて、山あり谷ありのストーリーがあって感動のフィナーレがドラマの醍醐味だと思います。最終回だけ見ても訳がわかりませんし、ましてや涙を流すなんて僕には考えられません。

「よく泣けるな〜」といつも関心しますが、25年間一緒にいる僕の見解としましては、おそらく妻の中で、登場人物に感情移入する事で、ドラマを楽しんでいるのだと思います。ドラマの作り手サイドからすれば迷惑な話だと思いますが、良く言えばこれは妻の特殊能力かもしれません。

伊勢崎市の現場では、大工工事が大詰めになってきました。こちらの建物には、お風呂場が2つあります。ひとつはユニットバスなのですが、もう一つは中澤建設のオリジナルです。

僕にとっては初めての挑戦でもありましたし、実際につくってみますと図面では見えなかった細かな納まりや、お風呂場というところから防水に関することなど様々な難問にぶつかります。自分で考えていても前に進めませんし、頭を抱えてしまいますが、そんな時に助けてくださるのが、協力業者の皆さんの存在です。

知識と技術はもちろんのこと、お風呂場では、滑らない床が必ずしもお客様の安全に繋がる訳ではないことなど、僕の知識を覆すようなことまで教えていただけます。

これも、お客様の立場になるという気持ちだからこその素晴らしい発想だと感じます。

先日は、お風呂場への出入り口になるアルミ製品の引戸を窓建材でお世話になっているトヨタトーヨー住器の星野さんが取り付けにきてくださいました。

お打ち合わせは、北岡さんとさせていただいたのですが、この納まりも中々難しく、実際に引戸が現場にある状態で納まりを決めた方が良いと言っていただけましたので、現場加工で納めることになりました。

この作業は専門家にしかわからない応用編で、納まりの為に防水には差し支えない箇所を切断する作業です。はじめから全てをカットすれば簡単に終わる作業なのですが、現場で作業する僕達大工のことを考えて星野さんは、あえて手間のかかる方法で少しずつ加工してくれます。カットしては入れてみるの何度も繰り返し作業していますと、

「結果的に全部カットしても同じでしたね

時間をかけてしまいすみません」とお話をしてくださいました。

「こちらこそ、最初から全部カットをきちんとお願いすればよかったんですよ」と僕がいいますと、

「いやいや、僕が初めからきちんと確認すればよかったんですよ」とおっしゃってくれました。

この時間もこの会話も、聞く人が聞けば

無駄何やってるのと感じてしまうかもしれません。しかしそうではありません。お客様の為、次に作業する人の為の行動に無駄なことなんてありません。気持ちで動いている現場にはこういうやりとりがとても大事なことなんです。

星野さんは、現場に来て挨拶をしてくれた時も作業している時も見ているこちらが嬉しくなってしまうくらい清々しく仕事をされています。まだお会いしたのも数回目ですし少しお話したくらいですが、星野さんが素敵な人で、働いている会社様が素晴らしいところだということはよくわかります。

周りの人をそんな気持ちにさせてしまうところは星野さんの特殊能力なのだと思います。

ハッピーバースデー

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

長年お世話になったうーたんが引退しました。

そんな話をしていると親戚の子供から、

「やっちゃん、うーたんて何歳なの?」と質問されました。これはテレビ業界のタブーになります。うーたんは20年間テレビで活躍していましたので、通常であれば20歳は超えています。しかし、それを言ってしまえばドラえもんだって、サザエさんだっておかしなことになってしまいます。

回答に困っていると今度は中澤家の子供から

「ところで世界で一番歳上の人って誰なの?」と聞かれました。僕の知っている限り世界で一番のセンパイは、デーモン木暮閣下だと思います。ここは自信がありますが、その次のセンパイというと答えられませんでした。いつもならGoogle先生に聞いてしまいますが、楽しそうなので子供と予想をしてみることにしました。最初は200歳とかふざけていましたが、恐らく120歳くらいの方はいるんじゃないかとこういう会話は話してみると意外に盛り上がります。

今日は身近な最高年齢である父親の誕生日です。そこで昨日は、数日前に誕生日を迎えた中澤家の次男との合同お誕生日会を行いました。嫁がケーキを注文したのですが、ケーキ屋さんが思わず笑ってしまったというメッセージと溶けてホラー感のあるロウソクによって何ともシュールなバースデーケーキになりましたが、80歳と10歳がこうして並んで誕生日を迎えられることは幸せなことだと思います。

先週から、この時期恒例の棚卸しと倉庫の整理を行っています。

木は伐採し、製材してもすぐに家づくりや家具として使える訳ではありません。倉庫の中で何年、何十年と自然乾燥する必要があります。なので、材木を在庫することは中澤建設の家づくりにおいて絶対に必要なことになります。

木を使うことは楽しいのですが、倉庫にある材木の11本、11枚の材種寸法を管理することは簡単なことではありません。ましてや2人とも木が好きなので、

「この板いいな〜、これはあのお客様の家に使えるんじゃないか。こんなの最高だよね」と話がはずんでしまい、棚卸し作業がはかどりません。

先日在庫に追加されたこのエンジュの木は、昨年秋に伐採したものを譲っていただきました。それほど太くなく曲がっていますので、普通であれば薪か木質資源として活用され、だれの目にも止まらないようなものです。しかしこの木が中澤建設にとっては宝物になるんです。

皮を剥いて、洗浄をする作業は父親がやってくれるのですが、地味な上に結構大変な仕事です。しかし、この作業をする事で乾燥のスピードも上がりますし、虫が入ることを防ぐことも出来ます。

木そのものにも、もちろん価値はありますが、木を活かす為のこういう時間に大切な価値があることを感じます。父親はよく、

「俺が生きてる内には倉庫の材木は使い切れないな」と笑って話をします。確かにそうだと思いますし、本人もそれを望んでいる訳ではないと思います。ただ、木の素晴らしさと木を使うことの楽しさを1人でも多くの人に伝えたいのだと思うんです。

目先の事を考えていたら木は扱えません。未来を見据えるから宝物になるということを感じます。

こんな文章になると父親の体調が悪いのかと勘違いされてしまいそうですが、とんでもありません。今日で80歳になりますが、4歳の孫と腹筋対決をするほど元気です。

大した親孝行も出来ていませんが、今まで大切に倉庫で保管していた木が家づくりで活躍するところを見てもらいながら、これから先も楽しんでもらいたいと思っています。

親父、ハッピーバースデー🎈

スマイル

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

桜が咲き始めるこの季節は別れと出会いの季節でもあると思います。

先日、修了式を終えて帰って来た次男が、

「担任の先生が異動になるんだって。悲しくて俺泣いちゃった。クラス全員泣いてたよ。」と言っていました。お世話になった先生との別れが寂しくて泣いてしまうのは当然のことですが、それを聞いた妻が、

「今まで言いたいことを言って、散々迷惑をかけてきた先生に最後だけ泣くなんてひどいよ。先生はどんな気持ちで1年を過ごしてきたと思っているの?」と怒っていました。 

次男のクラスは、他の学年に比べて人数も多く、個性豊かな子供が揃っていますので、若い女性の先生には本当に大変だったと思います。中澤家の次男も波があり先生を大好きという時期があれば、

「なんなん先生、俺たちのこと全然わかってくれない!」と言ったり、先生に注意されて反抗してしまったこともあるようでした。

ぼくの昭和な考えでいうと、学校では先生から勉強や生活など様々なことを教えてもらっているし、そもそもの礼儀として理由はともかく文句は言うべきではないと思います。

先生に文句を言った次男にも言い分があったようですし、その時の状況を見ていた訳ではありませんので、一方的に次男を責めることもしませんでしたが、こんなことは日常的だったと思います。

でも、お別れの瞬間に涙を流せるということは、色々あった1年の中で、先生と子供たちの間にお互いにしかわからないができた証じゃないかと思うんです。普段は当たり前に近くにいるから強がったり、思ってもいないことを言ってしまいますが、それはきっと好きの裏返しなんです。だから、涙を流してお別れができることはとても素敵なことだと思います。そしてそんな経験は人を必ず優しくしますので、微笑ましく嬉しいことだと感じました。

少し前の1月後半の事ですが、協力業者さんであるsow smithの斉藤さんが工場を新築されました。工場の工事をされたのは、斉藤さんのご近所で、僕も勉強会など様々なところでご一緒させていただき、お世話になっておりますお仲間の工務店さんです。

斉藤さんと話をしていると、新工場への引越しがまだ終わってない様子でした。いつもお世話になっている仲間が新工場を建てるのに何の協力も出来ていませんでしたので、協力業者さんと話し合い、おせっかいは承知で工場の引越しを手伝うことにしました。

機械などの大きな物は、お仲間工務店さんが既にお引越しをしてくれたとのことでしたので、僕達は人力で運べるものを担当させていただきました。

斉藤さんは鐵職人さんですので、運ぶ物も金属中心で重たい物ばかりです。そして旧工場は、斉藤さんが独立してから様々な時間を過ごしてきた場所です。斉藤さんのこだわりや丁寧な仕事が工場のいたるところに見てとれます。

「新しいものの良さもいいけど、このように歴史を
感じられる雰囲気も好きだなぁ」と思いながら、引越し作業を進めます。

お手伝いしたメンバーのチームワークは問題なかったのですが、鐵屋さんだけあってちょっとしたモノがとにかく重たいんです。力自慢の皆さんも、何度も心が折れそうになりましたが、

「引越しは俺たちにまかせろ」と言った手前、吐きたくても弱音が吐けません。しかし、こんな場面でも現場のように全てを楽しさに変えるのが僕達の強みです。

実はこのメンバーで、年末に忘年会を行いました。この中の1人がよく言うのですが、

「職人同士で集まると仕事の愚痴とか人の文句ばかり話しちゃうけど、ここにいるみんなは違うよね。愚痴なんて出てこないし、夢のある話とか現場の話、そして何よりお互いを尊敬してるから楽しくて仕方がないよ」

と言います。本当にその通りで、仕事をしている時とお酒の場、話す内容は一切変わりません。家づくりや家庭のこと、笑い話もたくさんしますが、中身はみんな芯の通った内容です。

この時にメンバーの1人が、

「やっちゃんのブログいつも読んでいるよ。色々と勉強会とか参加しててすごいと思うけど、無理してない?基本仕様はわかるけど、無理して仕様を決めなくても、お客様の為ならば、自分達に出来る協力はするからさ」と心配していることを伝えてくれました。

ブログを読んでくれていることも嬉しかったですし、中澤建設を見守ってくれていて、心配をしてくれていたことが何よりすごく嬉しかったです。

中澤建設は父親が始めた工務店で、僕は二代目です。父も僕も木を見ることも触れることも好きですので、木を大切に使う家づくりはずっと変わりません。

これに加えて、数年前に恩人の吉田さんにご指導いただき、中澤建設の家づくりの憲法である基本仕様を決めました。

これは、お客様の幸せ”   を考えた時に絶対に必要なことでした。そして、一緒に家づくりをする仲間の皆さんとその家族の幸せの為でもあります。僕が大事だと思うのはみんなが毎日笑顔で仕事をすることです。その笑顔は、家族とお客様を幸せにするチカラを持っているからです。

今はまだ僕がやっている事や思いを理解してもらえないかもしれません。それでもいいと思います。10年後も20年後も今と変わらない家づくりを皆さんと続けるために今を生きたいと思います。

いつもブログを読んでいただきありがとうございます😊

皆さんからいただけるいいねブログ読んでますよのお言葉に励まされながら今回で150回目の投稿になりました。

続けていられるのも、読んでくださる皆様のおかげです。

これからも、仕事や私生活のことをナチュラルに書いていきたいと思いますので、読んでいただけると嬉しいです。

時間

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

仕事をしている時に、

「あっ、もうこんな時間か〜」と思うことがあります。仕事以外でも買い物をしている時や本を見つけている時など、子供がゲームに没頭して時間を忘れてしまうのと一緒で、好きなことをしている時はあっという間に時間が過ぎてしまうのだと思います。

僕には茅ヶ崎に住んでる高校からの親友がいます。2ヶ月に一度くらいのペースで群馬に帰ってきてくれるので、そんな時は高崎で飲食店を経営してる同じく親友と3人で夜な夜な語り合います。

ほとんどの時間は、くだらないことを言って、腹を抱えるほど笑っているのですが、仕事のことや私生活、未来のことなど話始めればネタは尽きません。

先日もこの2人と合う約束をしており、今中澤建設に修行に来ている松島くんも「よかったら」と誘ってみることにしました。

それも、ただ楽しい友人だから紹介したい訳ではありません。この2人がもっている物事や人に対する感性と姿勢がとても素晴らしくて尊敬できますし、とても刺激になると思い会うことをすすめてみました。

仕事終わりの夜から過ごした楽しい時間、翌日が休日だったこともあり、帰宅した時には早朝6時になっていました。帰って早々妻から、

「何歳だと思ってるの?

信じられない!!バカじゃないの?」

と2人して散々叱られました。

しかし、笑い疲れるほど笑って、2人の生き方に刺激されるこの時間は僕にとってとても大切なものなんです。

今週は高崎市の美容室、fam hairさんの改装工事を行いました。こちらのオーナー原田くんも幼稚園からの親友であり、ご自宅もお店も事あるごとにお話をいただけるお客様です。

ご夫婦で美容室をやられているのですが、いつも仲が良くてお店に行くと温かく迎えてくれます。famさんのホームページにもある通りの、

どんなお店より温かい家族のような美容室そのままです。

ご相談内容は、店内に奥様がまつ毛エクステを施術するスペースをつくりたいということでした。

まつ毛エクステの施術は、お客様が横になって行う為広いスペースが必要になります。個室が理想的なのですが、圧迫感や美容室としての作業動線も今まで通り確保することを考えると個室をつくることは簡単な計画ではありません。

お店としての空間デザインも重要になってきますので、今回は太田市の鐵職人sow smithさんの力を借りることにしました。2人で現地調査に伺い、お客様ご夫婦の気持ちと店内の寸法をメモして、そのまま喫茶店で計画を練りました。

「こうしたらいいと思う!ならばこうしよう!」とその時は図面も何もない状況でしたが、メモ書きを見ながら2人とも同じ完成図を想い描いていることを感じました。

そしてこの工事には、もう1人重要な職人さんがいます。どんなにいいものが出来たとしても仕上げが綺麗でなければ全てが台無しになってしまいます。このアイアンにただ色を付けるのは簡単ですが、誰が見ても綺麗に仕上げることはとても難しい作業です。

その仕上げをしてくれるのは、絶対の信頼をおける方、萩原塗装さんがいますので心配いりません。

工事は4日間の日程で行いました。無理のない施工や塗装の養生期間を考えると、この日数はとても有難いことです。お店の営業を考えれば、少しでも工事期間が短い方が良いはずですが、作業する人が無理をしないようにと余裕をもって計画してくださいました。

工事も順調に進み、3日目は塗装養生として丸1日現場をお休みして、最終日に仕上げのカーテンを取り付けていると、famさんご夫婦が現場に来てくれました。 

仕上がった様子を見てとても喜んでくれました。その姿を見られることは、つくり手にとって最高のご褒美です。

ふと原田くんが、いままで店内にあった時計を外しながら、

「もう時計はいらないね。この場所に来てくれている時くらい、時間を忘れてほしいよね😊」と言いました。

こういう気持ちってすごく大切だなと感じます。この場所に来てお客様が時間を忘れられるのは、famさんのそういう温かい気持ちがあるからこそだからなんですね。

時間を忘れるくらいの素晴らしい時は、

その場所にいる人が同じ気持ちであることが大事なんだと思います。

時間は誰にでも124時間と決まっています。無限にある訳ではなく、限られた時だからこそ、誰と何をして、どんな風に過ごすかということがとても大切だと思います。

いつも自分の周りにあるたくさんの笑顔を見てそう感じることが出来ました。

中澤建設は群馬県高崎市の山に囲まれた倉渕町にある創業50年の大工工務店です。新築、リフォーム、リノベーション、店舗等の設計施工をトータルで行っています。高気密高断熱、許容応力度計算による耐震等級3はもちろん、自然乾燥木材を使った地球環境に優しい安心安全な家づくりをしています。

守るもの

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

はじめにご報告になります。

本日開催予定をしておりました構造見学会ですが、身内の不幸により中止とさせていただきました。

延期も考えたのですが、工事の進行もあり、このような判断をいたしました。

しかし、せっかくの機会ですので、お施主様とご予約いただきましたお客様にご相談させていただき、ご理解とご協力により急遽昨日開催することができました。

亡くなったのは、とてもお世話になっていた叔母です。同じ高崎市に住んでいたこともあり田植えや稲刈りなど、田んぼ仕事になると必ず一緒に作業をして楽しい時間をすごしました。同じ歳の従兄弟のお母さんでもあるので、昔から母親のような存在です。

中澤家の子供たちも孫のように可愛がってくれたので、子供にとってもおばあちゃんのような存在です。

最後のお別れに行きたかった中澤家の次男ですが、サッカーの大会と重なってしまったので終わり次第向かうことになりました。

状況次第では会えないことも考えられたので、昨日の夜に手紙を書くことにしたようです。どんな内容なのかはわかりませんが、次男の胸の中にある思いを綴ったのだと思います。

そんな次男から、

「やっぱり、最後に会いたい。」と昨晩言われました。サッカーの試合時間も決まっていますので、親戚にお願いをして早朝に2人で会いに行ってきました。

眠っているおばちゃんを見て、堪えていたものがくずれたのか、次男は泣いていました。

身近な人とのお別れが初めてだからなのか、何か別の感情があったのか、次男にはとても辛く悲しい出来事だったのだと思います。

命ということを語れるほど、僕は出来た人間ではありませんが、身近な人をなくすということはつらいことですし、命の尊さを感じます。だからこそ、命を守る為に自分に出来ることは必ずやろうと改めて感じる機会になりました。

自分に出来ること、それは僕にとって家づくりだと思います。

ヒートショックからお客様を守るために何が必要なのか、地震が発生した時に自分の家がどこよりも安全な避難場所ならば、お客様はどれだけ安心して生活することが出来るのか、考えれば考える程これは全て僕達建築従事者が出来ることであり、やらなければいけない事だと思います。

昨日行いました構造見学会では、3組のお客様にご来場いただき、お客様の命を守る建物内部のお話をさせていただきました。

建物内部のどこを見ても、柱や梁などの木が入り組んでいますし、壁のどこを見てもアルファベットや線や印のあるシートが全面に貼ってあるだけの見た目の楽しさがない見学会です。

とても地味ですが、その状態だからこそ、僕のわかりづらい説明でもリアルにお伝えすることができるのだと思います。この状態で見えている全ての材料に働きがありますし、使っている根拠があるんです。

難しく堅い内容である内部構造を楽しくわかりやすく伝える方法も少し掴むことができました。

それをお伝え出来たことで、完成した華やかな見学会ももちろん大事ですが、構造見学会も同じくらい大事なことだと改めて感じることができました。

必ず次回も開催したいと思っております。

最後になりましたが、会場提供してくださったお施主様、ご来場してくださったお客様、

大変ありがとうございました。

好きなタイプ

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

お店で買い物などしている時に、隣を一緒に歩いている妻から、

「今すれ違った人めっちゃ可愛いくない?」

「やっちゃん、今の人タイプでしょ?」と似たようなことを聞かれることがあります。文字にしても少しわかりますが、この2つの質問にはとんでもない温度差があるんです。

こんな時に僕は、

「よく見てなかったからわからない」や

「服装は好きだけど、顔はよく見なかった」と回答することがあります。

もちろん本当によく見てなかった場合もありますが、しっかりチラ見を🫣していることもあります。正直者じゃないと思われるかもしれませんが、この妻の質問に対する模範回答が難し過ぎるんです。

妻が言うすれ違う女性のタイプは、僕のストライクゾーンをしっかりとらえていますが、どんなにタイプだとしても、

「そうだね。めっちゃ可愛いかったよね」なんて、どんなテンションで言えばいいかわかりませんし、

「よくわかるね〜!めっちゃタイプだよ」なんて言った日には、質問に答えただけなのにその後にとんでもない空気感を体験しなくてはなりません。

妻がどんな回答を僕に求めていたのかはわかりませんが、同じ意味合いを持つことでも、空気感だったり、状況など見た目ではわからない大きな違いがあることを感じます。

先日、1年半前にお引き渡しをさせていただいたOBお施主様のところへお伺いさせていただきました。この日は、温度と湿度を計測する為のデータロガーという機器を設置するためにお時間をいただきました。

この機器ですが、過去に3回設置させていただきました。当時のデータは、自立循環型住宅研究会関東ゼミという勉強会で発表させていただき、その中で、データを元にお客様の住環境を改善する方法をたくさんの方々からご提案していただきました。その方法を実行する為に今回の計測に至ります。

お客様にはいつも快く承諾していただき、

「いつものようにやっておきますね😊」と設置も写真撮影もすべてお客様がしてくださいます。今回の計測中に少し工事をさせていただく必要がありますので、その事をお伝えすると、

「全然大丈夫ですよ。自分の家が今より快適になる為に専門家の人達が考えてくれてるのだから、むしろありがたいですよね」とおっしゃってくださいました。

本来であれば、現状で十分快適な生活をお過ごしとのことですので、わざわざ手を加えることに抵抗があるかと思いますが、こんな風に一緒になって住環境の改善を研究してくださることは本当に嬉しいことです。

ましてや、それをお客様の立場でやってもらえることは、工務店としてはこれ以上のない実績になります。それだけに責任も重大ですし、必ず改善できるよう全力で取り組む必要があります。

そんなことを思っていますとお客様より、

「時間が経てば経つほど、この家がよくなっていくんです。床も色が変わってきてすごくいいし、寝っ転がって、味がでてきた板張りの天井見ているとあっと言うまに時間が過ぎていく、この家がどんどん好きになっていくんです」とお聞きしました。

経年変化はまだまだこれからですし、現時点では、わずかなものだと思いますが、毎日見ているお客様にとって、愛情をもって見ることでその変化に気付くことが出来るのだと思います。そして、

「中途半端な改修工事をしなくて本当によかったです。中澤さんが言ってた、断熱材・気密工事・窓・玄関ドアのどれか1つでもやらないのならば、全部やらないのと同じになってしまうという言葉の意味が今になってよーくわかりました。この家は、新築よりも良い建物ですよ😊」とおっしゃってくださいました。

新築よりも良いリノベーション、こんな言葉を聞けるとは思っておりませんでしたが、お客様にこれほどまでに喜んでいただけることはとても嬉しいものです。

お打ち合わせの当時は、改修工事だとしてもお客様の生活を考えたら新築の基本仕様にして、快適に過ごしてもらいたいと無我夢中でご提案させていただきましたが、その思いが伝わった瞬間は喜びのヒトトキです。

勉強会の時に皆さんにいただいたご意見を参考にさせていただき、今よりもっとお客様に喜んでもらえるように住環境の改善を実行したいと思います。

構造見学会のご案内です。

中澤建設の骨組み、耐震構造、断熱気密工事状況をご覧いただくための見学会を工事途中のお客様の建物をお借りして開催したいと思います。

ブログでも書いた通り、新築ご検討の方に限らず改修工事でも新築同様の基本仕様を致しますので、新築・改修に限らずにご覧いただきたいと思います。

写真や文章ではわからないその空間で感じていただくことが、構造見学会でしか出来ないことになります。

下記日時にて、完全予約制での開催になりますので、お問い合わせをお待ちしております!

開催日時

219()   9時〜17

1組様1時間のご案内になります。

開催場所

伊勢崎市

詳細住所はお問い合わせ時にお伝えさせていただきます。


お問い合わせ

こちらのお問い合わせフォームに入っていただき、その他お問い合わせを選択してから基本情報のご入力をよろしくお願い致します。

相性

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

現場で使用したブルーシートを丸めて持って帰ることがあります。本当ならばきちんとたたんで片付けたいのですが、強風で出来なかったりする場合は、丸めて車に積み込みます。

このブルーシートですが、1人でたたもうと

すると「こっちをやって、あっちに行って、またこっちに来て」とやたらと手間がかかってしまい、頑張った割にシワができたりして綺麗にたたむことが出来ません。

しかし、これが2人になると比べ物にならないくらい早くそして綺麗にたたむことができます。

先日も丸めて持って帰るということがありました。その時は、庭にちょうど母親がいましたので、

「ちょっと手をかして」とお願いすると、「はいはい」と言って手伝ってくれました。

このブルーシートをたたむ作業ですが、もっと言うと2人でやる場合は呼吸と相性がとても重要になってきます。息が合わないと上手くたためなくて、なんとなく気まずい雰囲気になったり、2人でやってもシートがシワになってしまうこともありますので、たたむ相手との相性もかなり重要になります。

母親とブルーシートをたたむことは、初めてだったので、「まず、真ん中をもって・・・」と母親に言おうとすると、既にそのカタチになっています。次の動作も僕の動作に連動するような動きで、結果的にほとんど声を掛け合う必要もなく綺麗にたたむことができました。とても驚きましたので思わず「慣れたもんだね」

と声を掛けますと、

「何年大工と一緒にいると思ってるんだい笑」とものすごいドヤ顔で言われました。

大工の妻として50年選手のプレイヤーになりますと、ブルーシートをたたむ合いの手もここまでの実力になるのかと、その経験値の高さ、そしてその時に見せたドヤ顔に驚く結果になりました。

伊勢崎市の新築現場では、羊毛断熱材の施工も一部を残し終わりましたので、気密シート貼りが進行しています。

この工事も家が完成してからでは、手を入れることが出来ませんし、経年変化を前提に考えると新築時にしっかりと施工を行い、中澤建設の基本性能でもあるC値を0.3/㎡以下にする必要があります。

気密シート施工は、シートと断熱材の間に隙間がないように接触することが理想的ですので、シワやたるみがなるべく出来ないようにきれいに貼ることがポイントです。

現場で、原田さん、松島くんと3人で、黙々と作業をしていますと、地元伊勢崎市のスーパー大工さんである剛工務店の生形さんが遊びに来てくださいました。

生形さんは、凄すぎる大工技術と経歴をお持ちの方で、とある資格を取得する為の講習でご一緒してから「剛さん」「やっちゃん」と仲良くさせていただいております。

大工技術も教えてもらいたいのですが、この日は気密シートの貼り方のコツを教えてくれる為にわざわざお越しくださいました。

生形さんも中澤建設と同じ材料を使用していて、習得した施工技術を実演しながら丁寧に教えてくださいます。その説明が本当に穏やかで、わかりやすくて、終始にこやかで、生形さんのお人柄のお陰でとてもよく理解することができました。

中澤建設で使用している気密シートですが、湿度に応じて、余分な湿気を屋外に出しながら室内の気密性を確保するといった優れものです。

つまり調湿する、呼吸する気密シートということになりますので、羊毛や木材の自然素材と同じ性質を持っているんです。見えない壁の中で、気密シート、羊毛断熱材、木材が同じ特徴であることで、相性もよいと感じております。この3つが三位一体となって協力しあい、壁体内部の環境を良くする働きをすることは、家にとってとても重要なことになります。

人も材料も相性というものは、非常に大事なことだと思います。たくさんの方々に教えていただいた知識を生かして、残りの断熱気密工事をしっかりと進めて行きたいと思います。

ご案内になります。

中澤建設の骨組み、耐震構造、断熱気密工事状況をご覧いただくための見学会を工事途中のお客様の建物をお借りして開催したいと思います。

下記日時にて、完全予約制での開催になりますので、お問い合わせをお待ちしております!

開催日時

219()   9時〜17

1組様1時間のご案内になります。

開催場所

伊勢崎市

詳細住所はお問い合わせ時にお伝えさせていただきます。


お問い合わせ

こちらのお問い合わせフォームに入っていただき、その他お問い合わせを選択してから基本情報のご入力をよろしくお願い致します。

完成してからでは、見ることが出来ない中澤建設の建物内部の家づくりを是非ご覧ください!

捨てられないもの

こんばんわ!

中澤やすゆきです!

中澤家の一角に妻と僕の事務スペースがあります。6畳の部屋なのですが、長男と次男も学校で使う教科書や習字道具、着替えなどを置いていますので、家族の共有スペースになっています。


以前より妻から、

「この部屋をもっと整理して、使いやすくしたい」と言われていたのですが中々重い腰が上がらずにいました。その理由は、この部屋に置いてある僕の勉強机の存在でした。小学一年生から使っているもので、僕の思い出の私物がたっぷり収められています。


子供の荷物も増えてきたこともあり、僕と妻の片付けスイッチが入った為、思い切った片付けが始まりました。

机の引き出しに入っている物はすべてゴミ箱に入れる覚悟でいましたので、

「これどうする?」

と妻が手にとった小学校時代の作文集に対し

「捨てよ」と答え、

「これどうする?」

と妻が手にとった青春時代を共にしたJUDY AND MARYのアルバムも

「、、、捨てよう」と答えました。

「今日のやっちゃん違うね〜笑」と妻に煽られながの片付けですが、僕が手にしたのは妻からもらった手紙でした。

「これ、どう思う?」と妻に聞くと、

「いいよ〜、捨てようよ!もう結婚したんだからさ!あたしだって手紙とか全部捨てたよ」と言われましたので、ゴミ袋にいれました。「よし、次は〜」と片付けを続けようとしたら、何かただならぬ気配を感じました。

そ〜っと妻の方を見るとこちらをじーっと見ながら、

「本当に捨てたんだ、、、、、なんてね!冗談だよ笑、冗談!!」と緊張感のある時間を過ごしました。

思い出の詰まった物は懐かしく、その物を見ながら様々な思い出が蘇ってきます。しかし、物はどんどん追加され増えていくばかり、どこかで片付けなくてはいけない時が来るものです。

今回は思い出の品を見ながら、懐かしさに浸り、しっかり記憶に残して手から離すことにしました。


それでも、どうしても捨てられないものもあるもので、長男がつくってくれた中澤建設のパンフレットや遅くに帰ってきたら食卓に置いてあった次男の手づくり弁当にそえてあった手紙、これだけはどうしても捨てることが出来ません。しかし、これがあるから楽しく生きていられる訳ですからこれは捨てる選択肢ではなく、大切に保管することにしました。

こうして片付けてみると、物の価値というものはその人にしかわからないものだなと感じます。自分が大切にしているものをいいねと言ってもらえると本当に嬉しく感じます。

先日、伊勢崎の現場に太陽光パネルの屋内配線工事にメーカーさんと電気屋さんが入ってくれました。初めてお会いする電気屋さんでしたが、年頃も僕より少し若いくらいで、話やすくてとても雰囲気が良い印象の職人さんでした。

作業がひと段落して10時のお茶を飲んでいる時に、みんなで食べ物の話で盛り上がりました。電気屋さんが群馬のことに詳しかったので、

「電気屋さんはどちらにお住まいなんですか?」とお聞きしますと、

「高崎の山の方なんですよ」とおっしゃいます。

「ん?高崎の山の方?それって榛名ですか?」と聞くと、

「いや、倉渕ってところなんです」と。

「えっ、僕も倉渕ですよ!倉渕のどちらですか?」と聞くと、

「川浦です」と。

「えっーーー!僕と住んでる地域同じじゃないですか!えっ、もしかしてお父さんの名前は、◯◯さん?」

「はい、僕の父です」

「もしかして、◯◯君?」

「はい、僕です」


これは本当に驚きました。なんと、僕が6年生の時に3年生にいた3つ下の男の子でした。彼は僕のことをよく覚えていませんでしたが、僕はよく覚えています。あまりの懐かしさと28年ぶりの再会に話も弾みました。


実は昨年の秋に彼のお父さんから

「家の畑にある、桧の木が大きくなり過ぎたので、伐採しようと思っているんです。家にずっとあった木だからただ薪にするのもなんだか勿体なくて。もし、家づくりに使ってもらえるならもらってもらえませんか?」とお話がありました。

買ってくれませんか?ではなくて、

もらってくれませんか?という言葉がすごく印象的でした。普通に考えれば、売るという選択肢もあったと思いますし、そうすれば伐採費用の足しになったはずです。でもそうはしないで、もらってほしいという言葉に愛情とこの木に対しての思いやりを感じます。持ち主さんのお気持ちに感謝をしてありがたく頂戴することにしました。

お父さんからもらった木は皮を剥いて今中澤建設の置き場にあることを電気屋さんに伝えると

「父は木を大切にしていますからね。使ってもらえて嬉しいんだと思います」と嬉しそうに話してくれました。

いただいた木は大切に保管し、乾燥してから、この先の未来、いつになるかわかりませんが必ずお客様の家で生きる日がきます。

木を育てた持ち主さんにも喜んでもらえると思いますし、それをやることが僕自身の役割でもあると思います。